<その6からのつづき>
【ひだ高山号は名古屋へ】
岐阜から乗ったバスと同様に、先の韓国人カップルを含むアジア系のインバウンド客で車内を占めていた。
まあ開放休憩場所である「ひるがの高原SA」では、やはり残雪があり一部の観光客はキャッキャしていたが、皆さんお疲れだったのか、着席すればすぐ皆さん就寝モードになり静かな移動となった。
(唯一の解放休憩場所、ひるがの高原SAにて。さすが日本一標高が高いSA、暖冬だというのに残雪量がすごかった。)
(先:ひるがの高原SAから大日岳方面をパチリ。次:名古屋駅新幹線口に到着した当バス。)
【名古屋にて】
高速バスの最大のリスクは、渋滞だ。
原則として、特に高山から名古屋行のバスは定刻通りとなることのほうが稀で、自分も過去には30分超の遅延を経験したことがある。
だから、名古屋からの新幹線は、バス定刻着の時間よりも70分遅い便を手配していたのだけど、この時ばかりはそれが杞憂となり、まさかの早着。
仕方がないのでお茶でもしようかと駅構内周辺をうろつくのだけど、座れるどころかどこも大行列。
じゃあ、何か食べようと考えて「味仙」へ向かうと、構内一番の大行列となっていた。
これでは、並んでいる間に新幹線が来てしまいそうだったので、その対面にある「おらが蕎麦」というお店に飛び込んだ。
(高山でラーメン2杯食べていたので食欲もイマイチだったが、このカレーそばに温玉トッピングして食べたら、結構おいしくてスープまで完食してしまった。きっとあの店よりおいしんじゃないのだろうか、そう思ったほど。)
申し訳ないけれど、各所が行列ばかりだった構内のレストランにおいて数少ないガラガラ店でして。
ゆっくり頼んでゆっくり食べたが、全く時間がつぶれなかったということから、どれだけの混雑具合だったか想像できるだろう。
もう諸々諦めて、新幹線口へ戻りホームにある休憩所で列車をただひたすら待っていたという。
(タイムスケジュールがうまくいかない時ほど、待ち時間って変に長く感じるもの。めちゃくちゃこのホームで待っていた気がする。)
【品川にて】
元テッチャンの割には、乗り継ぎ下手な計画を立ててしまったなぁと当日になって後悔するのだけど、品川でも1時間の乗継時間を作ってしまうルートを用意してしまった自分。
そこで、軽~く時間つぶしがてら、また何か食べようと思いながらどうしようかと考えていると「あ、そうだ!有名な立ち食い寿司店が駅構内にあったよね?」と気が付いた。
場所はなんとなく記憶があるので真っすぐ向かってみると、例によって外には行列が。
ちょっと摘まんで立ち去ればちょうど良かったという見立てだったのだけど、見事に目論見が外れてしまった。
でも軽く食べる口になっていたので、やむなく、その近くにあった立ち食い蕎麦のお店で、ゆっくり食べていたらいつの間にか案外いい時間になっていたので、横須賀線のホームへ向かったという。
(かき揚げそばを食べたかったのだけど、期間限定の文字に負けて”にしんそば”をセレクトした。鰊、美味しかったですよ~。)
【結局食べてばっかり】
この第三日目は、本当に「食べて食べて食べて」しまったのだけど、品川から一本で最寄り駅まで帰ってこられる列車の中でも最後、旅の締めくくりとして刺身料理が食べたくなってしまった。
駅に着いたら直行でよく顔を出すお店へ向かってみると、運よくカウンター席が空いていたので、シメのシメを行うことに。
沖縄でも高山でも刺身は結局食べてしまったのだけど、やっぱり千葉で食べる刺身のほうが、数段美味しいことを確認したような気がする。
沖縄での苦い体験やラスト高山での各店舗での思い出を思い返しながら、まさにしみじみ飲んで味わって帰宅の途に。
振り返れば不完全燃焼なことも多かったし、当初計画よりだいぶお金もかかってしまったから、今回の旅も反省点は多いのよ。
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