Naked a STYLE (サブログ)

映画レビュー、ニュースネタを中心に、自身のメンタルチックな話題を絡めて、ノージャンルで書き綴るぜぃ~

映画 「君の名は。」 レビュー

2018年04月14日 23時59分59秒 | Weblog

この記事の一部には、投稿当時の誤った解釈が書き込まれています。
記事巻末に、お詫びをこめてコメントしていますことを申し添えます。



映画 「君の名は。」(TV版) レビュー





【おことわり-その1】


あらかじめ断っておくが、当作品は、なぜかTV版を自動録画していたものについて、つい最近になって気が向いたので鑑賞したものである。
決して、アラフィフのオヤジが、映画館へ行ったり、DVDまたはBDを購入またはレンタルして拝見したことでないことを申し上げる。


【おことわり-その2】


古くからのnobizouファン(いると信じている・笑)の方なら周知の事実であるが、当方は、次の映画は鑑賞しないことを原則としている。
「1.アニメ作品、2.SF作品、3.歴史を湾曲しない作品」


つまり、この映画は当方の絶対鑑賞しない3原則が見事に当てはまっていた作品だったのだが、とにかく話題の作品だったし、「歴史を湾曲しない作品でないこと」についても、そもそもフィクションなので大目に見たいと思って鑑賞に至ったことを申し添える。


【おことわり-3】


あ、言い忘れたが、思いっきり
で記事を綴るのでご注意されたい。

ただし、この記事をご覧の方はすでに鑑賞ズミであるに違いないのだけど。





【レビュー(本編)】


鑑賞前の印象だと、当作品はズバリ、よくある男女入れ替わりの転校生系シリーズ派生タイプと踏んでいた。
だから、周りが評判がいいとギャーギャー騒いだとしても、アニメであることもあったが一切観ようとも思わなかった。


ところが、見始めると主人公(瀧、三葉)らの足場(バックボーン)がしっかりしていることに気づき、見入っていた自分がいた。
特に、三葉のほうの家族については、中盤から十分に下書きされているので、追うごとに感情移入もしやすく、男女の違いもリアルに描かれていたため、同世代にはウケやすかったと思う。


特に、都会と田舎が舞台だから、万人受けするし、オレのような中年でも若かりし頃に重ねて拝見できるので、素直に面白かった。
ちなみに、ただの入れ替わりというストーリーでないことや、同じタイミングで入れ替わっていないこと、日本の神社文化が綿密に掘り下げられているので、神道を知らない人にはちょっと勉強にもなったことだろう。


ただし、このストーリー構成には注文もつく。
たとえば、入れ替わり生活中の表現が、まだ浅い気がする。


週に2,3回の入れ替わりがあったというが、のちにどうしても大切な(高校卒業して社会人になってなお忘れられない)存在となるわけだから、経緯の説明がまだ不完全だろう。


もう少しエピソードは深く厚くしてよい気がする。
加えて三葉のバスケットシーンだが(、実際には瀧がプレイしているのだが)、胸が揺れるシーンをリアルに表現していた。


これはチョット不要の過剰演出だったように思う。
(そういうシーンがあることで素直な純愛SF映画と一線を画してしまいそうになるからね。)


さらに、表ストーリーの彗星激突シーン以降が、ちょっとわかりにくい。
瀧が血眼になって、その後調査するのだけど、調査に至るまでの説明(なぜ?そして判明後の箇所ね)が甘い気がする。


歴史が変わってからの裏ストーリー側では、ここの疑問というか謎は十分に表現していたからね。


(本来、こうしたストーリーって表ストーリーの危険ギリギリで回避して裏ストーリーを展開するのが一般的。ところが、この後に起こる事実を知ったうえで裏ストーリーを展開させた手法は斬新。ここは、すごい評価したい。)


加えて、裏ストーリー側の村民全員脱出の件。


新聞記事一枚で片づけるのは、ちょっと雑だったような・・・。
あの頑な三葉の実父を説得し、さらには一人のけが人も出さずに避難させた経緯も「強引な避難訓練」だけで片づけちゃっているし。


さらには、三葉(神社)の跡取り問題もあるよね。
東京にあこがれるJKではあっても、長女であれば婿取り必至。


村長が後を継いだとも思えず、神社も破壊されて継承者がいなくなったという設定なのか??
まさか四葉が継ぐことになったとも思えん。


だとすれば、あの口神酒の件は、つながり切れない。
つまり、なぜ三葉が東京で就職しているのかも未知であって、再開するだけのゴールを目指すのであれば、ちょっとここも甘い気がする。


あとは、最後の最後のシーン。
瀧が歴史を変えたことで、数年後、奇遇にも二人は再開することが出来るというところだが、あれでいいのかな?って思ってしまった。


たとえば、エンドロールなどとかでも、ハッピーエンドで二人の今後はこうなりました~っていうのが、気持ちよく終われた気がするよ。
もしかして、また二人は出会ったけれど、あの山頂であったかのようにバツって消えて、また歴史が繰り返すことだって、フィクションなんだからないわけじゃないし。


うまく文字で表現できないが、映画タイトルの「君の名は。」に引っ張られて、あの場面をファイナルカットにしたかったのかも知れない。
しかし観てきたほうは、「そうか、こんなラストか。これでよかったはよかったが、三葉の同級生らは東京で結婚するという設定かつ年齢であるワケだから、彼らの今後やお互いの”君の名は?”からのファーストワードも気になる。」って思わない?


それは鑑賞者の意向にオマカセってことかも知れないが、やっと会えたのに、お互いの名前を言い合ったところで「・・・はぁ」で終っちゃうかも知れんぞ(笑)


でもまあ、あれで良しとしたのが監督だから、なにか意図あってのことだろう。
(モヤモヤしたのはオレだけか?)


【評価・さいごに】


途中早送りしてしまった個所(三葉扮する瀧のバイト回想、村民脱出を促すシーン)もあるが、ほぼ最後まで鑑賞できた。
何より、こうして映画レビューとして記事を書かせるような気持ちになったのが、この作品の魅力だ。


なんだろう、鑑賞直後の胸中って「長年付き合った恋人と別れた気分」に似た、不思議な切ない感情にあふれたし、その夜の夢にまで主人公らが登場したからね。


少なくても、オレの少ない脳に何らかの刺激を与えたに違いない。
いわゆる「お涙頂戴」の作品なのかとも鑑賞前は想像していたが、涙腺がボロボロに弱くなった当方においても泣くことはなかったのは、前述のとおり。


若い世代なら、こんなストーリーに泣けるのかもしれないが、中年世代には泣くポイントが正直なかった。
強いて言うなら・・・裏ストーリー発動時(初遭遇時)のはずなんだけど、バッサリと無情の流れへと変わって、いったんリセットしまうからなぁ、やっぱり印象深いところは多かったけれど、ここだっていうところは少ない気がする。


だけど、色々すごい刺さったわ。


年齢を問わず、これは絶対に見るべき作品だと、紹介してこのレビューとしよう。
そして、いつか機会があったら、完全版をしっかり観ようと思う。


でも、次は知っているだけに、”青春時代に戻りたいっ”という気持ちになってガチ泣きしそうだ(笑)
(そして正直、書き足りないし、三葉の「タキ君っ」という呼びかけ声が、いまだ耳から離れない・笑)



お詫び

平成30年11月5日の時点で、当映画に対する理解解釈に誤りがあったことを確認しました。
お詫びして以下リンクへ修正記事をアップします。(筆者)

https://blog.goo.ne.jp/naked-soul/e/8b76c3c578d6820f400201e4847ab4a4

 

 


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