「おかし」を「をかし」と二つある事
物をほめていふ“おかし”は“おひかし”のつづまりたるにて“お”の假字なり ※
又笑ふべき事をいふ“をかし”は、“をこと”といふ言のはたらきたるにて“を”の假字なり ※
(本居宣長「玉かつま 初若な一」より)
※ おひかし:「おひがし(御干菓子)」のこと。伝統的な砂糖の和三盆糖を用い、さっぱりとした上品な干菓子。金沢では森八の長生殿。
※ をこと:をこ(痴、烏滸、尾籠)は、愚おろかなこと。「をこがまし」は派生語。
※ 假字(仮字・かじ):仮(かり)の字の意。
物をほめていふ“おかし”は“おひかし”のつづまりたるにて“お”の假字なり ※
又笑ふべき事をいふ“をかし”は、“をこと”といふ言のはたらきたるにて“を”の假字なり ※
(本居宣長「玉かつま 初若な一」より)
※ おひかし:「おひがし(御干菓子)」のこと。伝統的な砂糖の和三盆糖を用い、さっぱりとした上品な干菓子。金沢では森八の長生殿。
※ をこと:をこ(痴、烏滸、尾籠)は、愚おろかなこと。「をこがまし」は派生語。
※ 假字(仮字・かじ):仮(かり)の字の意。