この100年で、人間はトウモロコシに依存するようになった

2024年06月25日 | 日々のこと

昨夜もホタルを見に外に出ました。もう1本の川はどうなんだろうと思いましたが、もうハジャマ。
さすがに一人ではイヤ、夫はもう高鼾。

信濃毎日新聞、6月21日付 「怪しいТV欄」は放送作家の町田広美さんが月2回よせているコラムです。
いつもなかなかの視点です。
テレビをほとんど見ない私、ここで紹介されてこんな放映があったのだと時々見なかったことを後悔します。

「NHKスペシャル」で「ヒューマンエイジ 人間の時代 第3集・食の欲望 80億人の未来は」です。
見られた方も多かったのではと思います。
以下一部引用させていただきました。

生態学者が、ニューヨークに生息するアリから導き出したデータが、人間の食べカスを主食とする彼らは「人間の食を映す鏡」として、その身体のほとんどが、トウモロコシ由来の炭素で出来ていることが分かったと。つまり人間も。

これって衝撃ですよね。

私たちの認識ではトウモロコシなど夏の間に何かいか食べるだけという方がほとんどでしょう。
ところがとうもろこしから「超加工」された異性化液糖というものがジュースなどの甘味料に、同じ由来の加工でんぷんが、劣化しにくい保水力を維持する効果から麺などに使われているのだそうです。
多くの家畜にトウモロコシ由来の餌などが与えられて・・・・・・。

安価で大量生産できる商品ほど、トウモロコシ依存度が高い。

「食の単一化」なのですね。
そのトウモロコシがブラジルが世界の40パーセントを生産しているというテレビを見ました。それだけの生産を続けていくには、森林破壊をせずしては不可能。
アマゾンの森林が地球の気候にどれほど影響を及ぼすか・・・・・・見ていて背筋がゾクっとしたのでした。

世界で紛争・戦争が勃発しています。
わが国の食料自給率の低さは、世界が平和で気候が安定している上に成り立っているのが実態。

先日閉会した国会で「食料供給困難事態対策法」が可決されました。
規制法の陰に隠れてドサクサにまぎれてろくな審議もされずにです。
食料不足の恐れがでてきたからこその法律です。
農家に罰則規定までが盛り込まれているそうです。
戦前戦後時のことが頭をかすめます。

コンビニの麺が時間が経っても伸びない不思議。ケーキがいつまでも柔らかいのも不思議。
凄い技術の開発だなあ、と思う一方、私たちの食の在り方を考えさせられました。
出来合いのお惣菜も買わないし、加工食品もできるだけ使わないようにしていても、何らかの形で取り込んでいるでしょうね。
商品の裏の成分量の表示を見るとよくわかります。
でもまだ食べれるものがあるうちはいいわ。

世界には飢えている人も大勢なんだもの。

あらためて自分の食べている物が、どこで生産されているのか位は知っていて欲しいなあ~。
スーパーで採れるなんて思っている人もいる時代だからね(笑)
読みいただきありがとうございました。

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