物を処分するには、物と向き合わなければならない

2017年06月17日 | お片付け
先日来社された男性のお客様、「読んでいますよ」と。ハイ、中島木材(株)通信に私が連載している、「断捨離シリーズ」のこと。このシリーズも2巡目で今回は10回続いています。

 皆さんが「これが面白い」とかで、長々と続けているのです。

 読んで面白い、納得するという感想を今回のお客様から頂きました。

 数年前にお母さまを亡くされたのですが、その遺品がまだ片付けられないのだとおっしゃられました。

 物を処分する時には、その物と向き合わなければできませんから、今すぐ処分をしようと思わなくてもいいのではありませんか、とお話したのでした。

 片づけると母の思い出が無くなってしまうようで、とお客様がおっしゃられたので。

 まだ心の中の整理が付いていないのでしょう。時間というお薬が必要なのですね。

 私自身、娘を亡くして3年目を迎えました。我が家に娘ファミリーの物を全部持ち込むに当たっても、娘の物は所分することができませんでした。

 だから自分の物を処分しました。断捨離を長いこと続けてきていましたが、和タンスだけは手をつけていませんでした、というか手をつけられなかったのでした。

 それが気が立っていたせいもあるのでしょうが、その時和タンス1本分と中身を処分しました。

 そしてようやく今、少しずつ娘の物とお別れすることができるようになってきました。

 物とお別れしても、私の中に娘はいるのだと思えるようになってきました。

 娘の化粧品の類も消費期限は過ぎているだろうから、と自分に言い聞かせて処分できました・・・つい先日のことです。
                                     
 だからお客様のお気持ちがよく分かったのでした。お客様にはまだ時間が必要なのです。

 お手伝いが必要なら、いつでもお声を掛けてくださいね、とお客様をお送りしたのでした。

                                     依田 美恵子
    軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


【 中島木材のホームページは こちら



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