発表会に出て、色々な「初めて」を体験する事に成ったのは、
ちょっと刺激的で興奮してこうしてブログを書いている時もそれが収まらないのは驚きです。
毎週火曜日に「お稽古」をしているのですが、発表会の直前一週間を出張で
岐阜県に行く事に成り発表会の練習が全く出来なかったので木曜日に
「追加稽古」申し出て土曜日の発表会に備える事にしたのです。
発表会なんて命が取られる訳でもないし、上手にやろうとするから緊張するので
自分の実力通りの事をすると思えば大丈夫だと自分に言い聞かせていました。
問題なし。
木曜日の稽古で演奏中音符が飛んだ。
次に何処を演奏するのか全く分からなくなり演奏が停まってしまったのです。
本番通りのスーツを着て靴も履き替えて二曲連続で演奏してみました。
すると家では出来た事が全く出来なかくて焦りました。
何を緊張しているのだ。こんな事は初めてです。
先生からの助言は兎に角止まらずに先に進む。そして弾き切る。
そんな練習もしていたのだけど思った通りには出来ないかもと思い始めていた。
金曜日に本番同様の練習をする。
一回の練習に一回しか弾かない。
やり直しは無し。
二時間ぐらい開けてまた弾いてみる。その繰り返し。
土曜日発表会当日。
10時からリハーサルをやるので楽屋に集合する事に成って居て、
少し早めに行くと先生が猛烈に練習していた。
発表会の最後に講師演奏が予定されていてその練習なんだけど何度も同じ所を弾いているのが分かる。
私の前にリハーサルをする姉妹が母親に連れられて現れる。
多分小学生と中学生。
小学生は私より数段上手で幼い頃からピアノにかかわっていたのでしょう。
姉がピアノをやれば妹も連れられてやることが多いと聞く。
その小学生の演奏を聴いて上手だなあと思いつつ姉妹の演奏を聴いていた。
中学生の演奏は言うまでもなく素晴らしい。
それでも何度も練習していた。
いよいよ私の番。
一人でステージに立つのは初めてだし、ちょっと緊張しているのが分かった。
練習通り演奏を始めると、ピアノの音が大きい事に驚く。
ホールで演奏すると、こんなにも大きな音がするのか。失敗した音まで聞こえてしまいそうだ。
大丈夫。指も動く。
そう思って左手を見たら薬指と小指が震えていた。
「え?」
「緊張?」
それを見た後の演奏はちょっとずつずれて隣の鍵盤を押したりひどいものだったけれど、
第一目標の「止まらずに弾き切る」を実行し二曲目を弾いてみる。
この時、指の震えはほぼ全部に広がっていて焦るのだけど鍵盤を抑える事で止めようとして、
何とか弾き切るも練習の半分も出せなかった事にすっかり落ち込んでしまった。
まだ時間がありますから(数分)練習してくださいと先生に言われたのだけど、
やればやるほど悪くなる自分の性格に少しだけ練習をして引き上げる事にした。
体全体が震えている。
本番14時30分までどう過ごそう。
緊張するのは分かったし、指の震えも分かったのだ。
***
本番スタート。
二人目なので舞台袖にスタンバイ。一人目が終わる。
スタート。
私の時間。
演奏を始めるといつもよりテンポが速いことに気が付いた。
このまま突っ走るときっと脱線する。
そして脱線した。そう、最後の最後で、音を間違えた。
合わってて弾き直すとそれも間違えてしまった。
焦りまくりの中で覚えている和音を弾いたらそこから楽譜に戻れて一曲目を終わる。
やれやれ。
二曲目の楽譜を用意して気持ちを落ち着けようと深呼吸をした。
後で愚息に聞いたら客席でも聞こえるほどの深呼吸だったらしい。
ゆっくり弾けば大丈夫。
弾き始めは上手くいったし細かいミスは兎も角いい感じで弾けそうだった。
そうしたらピアノを弾いている事が楽しくなってどんどん先に弾きたくなって
ドツボに落ちた。
最後まで和音を回復出来ずズタボロのまま演奏を終了。
余りにも恥ずかしくて演奏終了後急いで頭を下げて引き上げるのがやっとだった。
疲れた。
舞台袖に引き上げると
先生が「初めてのステージはそんなもんです。」
まるで一本背負いを決めたような王道で私の落ち込みを投げ飛ばしてくれた。
来年も頑張ります。
ちょっと刺激的で興奮してこうしてブログを書いている時もそれが収まらないのは驚きです。
毎週火曜日に「お稽古」をしているのですが、発表会の直前一週間を出張で
岐阜県に行く事に成り発表会の練習が全く出来なかったので木曜日に
「追加稽古」申し出て土曜日の発表会に備える事にしたのです。
発表会なんて命が取られる訳でもないし、上手にやろうとするから緊張するので
自分の実力通りの事をすると思えば大丈夫だと自分に言い聞かせていました。
問題なし。
木曜日の稽古で演奏中音符が飛んだ。
次に何処を演奏するのか全く分からなくなり演奏が停まってしまったのです。
本番通りのスーツを着て靴も履き替えて二曲連続で演奏してみました。
すると家では出来た事が全く出来なかくて焦りました。
何を緊張しているのだ。こんな事は初めてです。
先生からの助言は兎に角止まらずに先に進む。そして弾き切る。
そんな練習もしていたのだけど思った通りには出来ないかもと思い始めていた。
金曜日に本番同様の練習をする。
一回の練習に一回しか弾かない。
やり直しは無し。
二時間ぐらい開けてまた弾いてみる。その繰り返し。
土曜日発表会当日。
10時からリハーサルをやるので楽屋に集合する事に成って居て、
少し早めに行くと先生が猛烈に練習していた。
発表会の最後に講師演奏が予定されていてその練習なんだけど何度も同じ所を弾いているのが分かる。
私の前にリハーサルをする姉妹が母親に連れられて現れる。
多分小学生と中学生。
小学生は私より数段上手で幼い頃からピアノにかかわっていたのでしょう。
姉がピアノをやれば妹も連れられてやることが多いと聞く。
その小学生の演奏を聴いて上手だなあと思いつつ姉妹の演奏を聴いていた。
中学生の演奏は言うまでもなく素晴らしい。
それでも何度も練習していた。
いよいよ私の番。
一人でステージに立つのは初めてだし、ちょっと緊張しているのが分かった。
練習通り演奏を始めると、ピアノの音が大きい事に驚く。
ホールで演奏すると、こんなにも大きな音がするのか。失敗した音まで聞こえてしまいそうだ。
大丈夫。指も動く。
そう思って左手を見たら薬指と小指が震えていた。
「え?」
「緊張?」
それを見た後の演奏はちょっとずつずれて隣の鍵盤を押したりひどいものだったけれど、
第一目標の「止まらずに弾き切る」を実行し二曲目を弾いてみる。
この時、指の震えはほぼ全部に広がっていて焦るのだけど鍵盤を抑える事で止めようとして、
何とか弾き切るも練習の半分も出せなかった事にすっかり落ち込んでしまった。
まだ時間がありますから(数分)練習してくださいと先生に言われたのだけど、
やればやるほど悪くなる自分の性格に少しだけ練習をして引き上げる事にした。
体全体が震えている。
本番14時30分までどう過ごそう。
緊張するのは分かったし、指の震えも分かったのだ。
***
本番スタート。
二人目なので舞台袖にスタンバイ。一人目が終わる。
スタート。
私の時間。
演奏を始めるといつもよりテンポが速いことに気が付いた。
このまま突っ走るときっと脱線する。
そして脱線した。そう、最後の最後で、音を間違えた。
合わってて弾き直すとそれも間違えてしまった。
焦りまくりの中で覚えている和音を弾いたらそこから楽譜に戻れて一曲目を終わる。
やれやれ。
二曲目の楽譜を用意して気持ちを落ち着けようと深呼吸をした。
後で愚息に聞いたら客席でも聞こえるほどの深呼吸だったらしい。
ゆっくり弾けば大丈夫。
弾き始めは上手くいったし細かいミスは兎も角いい感じで弾けそうだった。
そうしたらピアノを弾いている事が楽しくなってどんどん先に弾きたくなって
ドツボに落ちた。
最後まで和音を回復出来ずズタボロのまま演奏を終了。
余りにも恥ずかしくて演奏終了後急いで頭を下げて引き上げるのがやっとだった。
疲れた。
舞台袖に引き上げると
先生が「初めてのステージはそんなもんです。」
まるで一本背負いを決めたような王道で私の落ち込みを投げ飛ばしてくれた。
来年も頑張ります。
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