私のなべ四器(規矩準縄)

今、自分の周りで起きていること。ご近所のトマソンもそんなに、気にしてない。深めにかぶった帽子で、年内不定休営業中。

清水の七夕

2012-07-08 09:28:55 | 気儘に散策
昨夜来の雨も朝にはあがり涼しかったのは午前中までで、梅雨の晴れ間に出た日差しはすっかり夏の物だった。家人と連れだって清水の七夕祭りに繰り出したのだが「去年も暑かったよね」と言う家人に思い出せない自分は無言だった。

歩いて波止場の踏切まで来た時にはうっすら汗をかいていた。まずは清水銀座から。
こちらは昨夜の雨のせいで竹だけの所が有り飾りがいつも以上に疎らに成っている。交差点角の「池田カバン店」に入り少し涼む事にする。

そう言えば昨年はカバンを買いました。(笑)



あら、見慣れた電車の写真。多賀書店が直ぐに頭に浮かぶ辺りは清水育ちですね。
会場は昔の七夕の写真が有り、車が水没している七夕写真(七夕豪雨)に改めて驚くのだった。
丁度映写会が始まる様で、パイプ椅子に年寄りが集まって居た。どちらかと言うともう年寄りに近いので全く違和感なく会場に居る自分に苦笑いをした。



中央銀座まで戻って来てタケダフルーツで生ジュースを飲む事を恒例としている。これが行列が出来て居てびっくり。メロン嫌いなんだけどメロンジュースを注文する積りで居たら、品切れだったイチゴジュースが目の前で準備完了、販売を再開した。こりゃあ絶対苺の方が冷たい。当然の様に苺に変更。まるでミルクセーキの様に甘い飲み物を喉に流し込む。「リビングハウスこまつ」で生ビールを飲むつもりなので、冷たい物はこの位にして乾きに耐える。

いつもはシャッターが降りて居る高田ソフトも今日は盛況だ。



「こまつ」まで来て見たらビールが無い。お姉さんにビールが無い事を聞くと「今年は辞めて仕事しているよ」と言うではありませんか。予定がずれた。世の中は自分の思ったようには動いていないらしい。

あの花はあそこにくっ付いているのかなと思いながら飾りを眺める。清水の七夕は「まるこちゃん」関係が多い。期待の「杉ちゃん」は何処にも無かった。



いつもは一方通行のグルメ通りが片側交互通行に成り、しかも通り抜けられないので戻って来るしかない。何とも不便な交通規制で、住民の都合上通行止めにも出来ないのだった。喫茶店を探しに入り込んだ通りは飾りも無いのに混雑していた。



七夕が終わると港祭りはもうすぐだ。港橋にも提灯を付ける鉄管が据え付けられている。その向こうに夏の富士山が頭を出していた。

次郎長通り商店街を矢通りで梅蔭寺の方に曲がると鶏肉店がある。夕方には焼き鳥などを焼いているので店に寄ってみた。焼き台には冥一杯焼き鳥が並べられており店主も忙しそうだった。

店内のショーケースには既にパックに入った焼き鳥が有り、これを買うんだなと思って「焼き鳥を下さい」と極普通に言った。その積りだったのだが店主は妙に機嫌が悪いみたいだった。

「焼き鳥は無いね」と言う返答にこのパックは何だと思って居ると、見透かされて様に「これは予約品だから…」と続ける。じゃあ何が買えるのかと聞くと手羽の唐揚げと皮串ともつの煮物。
午後三時で既に売り切れに成るって「どう言う事?」と思いながらじゃあ何時予約すれば良いのかと食い下がると、「いつも予約って事じゃないんだけど」などと質問をはぐらかす。

早い話がお前には売らないって事らしい。こんなに予約が入ってるなどと言いながら何処かの家の予約メモを見せられた。それぞれ10本位ずづ書かれているのには驚いた。予定数が終了したって事らしい。
焼き鳥はいくらですかとこれまた丁寧に聞いた積りだったのだが、店主は「そこに貼ってある」と相変わらず不機嫌にショーケースの方を見る。

そこではっと気が付いた。「焼き鳥」って商品は何処にも無かった。有ったのは「ねぎま」。
無い物を何度も聞かれ御機嫌が悪く成ったのだろうね、多分。その子供の様なこだわりが老人を可愛く見せると思うのだが、この爺さんは頑固者の様だ。

週末にこの店の焼き鳥を食べるのは常連客に成るまではとても無理そうなので、平日に再チャレンジするとして、今回は手羽先を買った。お中元のビールで喉を潤す為に。

コメント (2)
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