malのあっちこっちブログ

山・旅・料理。。。

気ままに、気張らず、、出来ることを、、、

永観堂・・・

2012-11-17 19:26:51 | お寺
さすが、「もみじの永観堂」と言われるだけあって京都でもここは別世界と感じた。

今回はヘタクソな解説やおしゃべりはやめて、じっくり写真を見ていただこうかな・・・







               


                              


                       





               


                             


                                         

                                         やはり京都の細工は洗練されていますなぁ・・・

              

              美しい



この階段

           

                             

                             臥龍廊と呼ばれる




臥龍廊の脇にある「三鈷の松」

葉先が三つに分かれていて、尚且つ、葉が長い。。。



                                               

                                               御影堂



釈迦堂廻りの方丈



          

                    

                              

                                        

                                                  


唐門がいい

                        




阿弥陀堂へ向かう参道にあった灯篭

                      

                      自然石の脚部を見事に利用している

                                     

                                                 



          

          多宝塔を仰ぎ見る



                   放生池周辺

                   

                                               

                                       

                      

             

  

                       




                               ちょっと一服しましょう

                               

                               お抹茶とわらび餅。。。なぜ京都にはわらび餅が多いのかなぁ・・・



          小宇宙

          

                       

                                 

                                                          

                                          

                            



        雨が降る予報も

        

        ご覧のとおり


陽が射すと色付きが一段と冴える



               

                         

                                   

                                                       

                                                            

                    


         白壁と社寺格子

         

         これはモノトーンの世界ですよね、、、やっぱし


     

                             





                    こうして写真で見てみると、しっかり堪能してきた気がする。

南禅寺・・・

2012-11-16 21:47:09 | お寺
旅の予定はお天気次第で気分次第・・・



この日も午後から雨が降る、なんて予報だったからサッサと行っちゃおうとホテルから国道を渡って

こんなトンネルを潜って

                  

                  南禅寺に向かった。



トンネルの向こうは 

                                       なんか京都の町外れって風情



しかし、ここにも清流が

                  

                  今回歩いてみて京都って本当に水がたくさん流れているなぁって感じた。

                  それもほとんどが清流なのだ。


道なりに左に曲がると

                 

                 左側に「金地院 東照宮」がある。

                 門越しに望むお庭が良い。小堀遠州作だそうだ。

                                       



やがて真乗院を右に見て

                  

                  右に曲がると南禅寺だ。

                                     



立派な三門が一際そびえ立ち

                    

                              

                                               

                                        
              京都のお寺の規模を実感する。




法堂の先を

            

            右に曲がってゆくと

                            

                            こんなローマの水道橋みたいなものがあった。


お寺に何だ?って思って近寄ると

                      

                      琵琶湖疏水の水路閣って書かれていた。

まあ、水道橋なんだけども説明を読んでもよくわからん。

なんでも昔、ここと蹴上を結ぶ舟運があったんだそうな、、、要するに船による交通がなされていたらしいが

現在、想像することさえむつかしい。

しかし、この水道橋、日本人による日本人のための日本人によって作られたモノで中々のモノだ。



                  


                              

                                          



上にはモチロン水が満々と流れていたのだ。

                            



周りの佇まいもいい

                

                              

                                            





さて、本坊から

              

                             




方丈庭園の方を回って永観堂に向かう

                         


                                              

東寺・・・

2012-11-15 20:12:02 | お寺
”わたしは毎年、訪ねてくる人に京都のどこかの寺を、その時の思いのままに案内するのだが、約束の時に

「東寺の御影堂の前で待ちましょう」

ということにしている。

京の寺々を歩くには、やはり平安京の最古の遺構であるこの境内を出発点とするのがふさわしく・・・”


と、書かれた司馬遼太郎の「古寺巡礼京都」の東寺に行った。

                                   





7時半すぎ奈良を出発、9時の開園前には駐車場に車を止めていた。


奈良に比して京都のお寺はその規模が大きい。

モチロン、理由がある。

応仁の乱もさりながら、明治の悪法と言われる廃仏毀釈の被害を被ったのが奈良だからだ。

そして、飛鳥、藤原、平城、平安と続いた遷都の過程で仏教建築が確立されていったからだと思っている。



今年は京都非公開文化財の特別公開の48回目に当たる年で東寺の五重塔もその対象となっていた。



               

                              

この塔は826年に空海の創建ではじまるが、その後四回も消失して現在の塔は1644年の竣工だ。

近年、スカイツリー等で脚光を浴びている五重塔の柔構造、その根幹をなすのが心柱だ。


その心柱を大日如来に見立て、その周囲四面を阿閦(あしゅく)、宝生(ほうしょう)、阿弥陀、不空成就の四如来が取り囲んでいる。

塔内は撮影禁止なので東口から入って塔内を一巡し南口から出たところで南向きの如来様を

                                                

                                                激写



続いて金堂

            

                     講堂

                     

                     と巡り宝物館に向かう

                                      

                           

              





そして、冒頭の御影堂を通って

                     

                                    



この日開催されていたフリマを見て回る。

                          

                                      




100軒ほども出ていただろうか、、、

人がモノを見るときの目・・・っていうのは、その時々の心境や思い、見てきたものや見たいもの等々によってかなり変化されると思う。

今回のアタシたちにこのフリマは無用だった。

あまり立ち止まることなく場内を一周して今日の宿泊場所に向かう。



今日は嵯峨野に行くことになっていたので、荷物をデポして地下鉄で二条に向かった。

ここから乗り換えるのだが、昼飯を食おうと駅前に出たのがまずかった。

目に付いたコメダ珈琲に入り、相方はハンバーガー、アタシはチキンカツサンドを食べていて目的地が変更になった。

まぁアタシたちの旅なんてこんなもんだ。

「旅は気まぐれ世は情け」ってんで、行く先々で目的地がコロコロ変わる。

変わらないのは、「コレ食べるぞ!」って決めた食べ物だけ。


出町柳に戻って鴨川を渡る。

                    

                    糺の森を抜けて

                                  

                                  境内に入る。

                                               




大鳥居に向かって歩く参道の隣は駐車スペースになっているのだが、その参道との境に流れているせせらぎが素晴らしい。



                   

                                      

平安初期の小川の遺構も、わずか60m程度だったが復元されていた。



正面に楼門を見て参道を進む。

                       

                       この風情は明治神宮内苑の参道の方が好きだな。





                   

                   楼門

                                   やがて下鴨神社の本殿

                                   




ここでも紅葉は早かったようだ。



                            




奈良きたまち界隈・・・2

2012-11-14 21:27:39 | 奈良
柳生から奈良市内に戻ってみると、土曜の午後で大渋滞。

般若寺辺りから全然動かない。

仕方がないから転害門を右折して一条通りに入る。

この通りには奈良に来ると御用達の駐車場とお手洗いがある。

そこに車を止めて、奈良に来ると必ず写真を撮る大仏殿の裏手に行くべく転害門を通ると、なにやら露天が出ている。

こういうマーケット系に目がないアタシたち、なにげに覗いていた一軒で昨日「きたまちのフルコト」で見た木のフレームの額があった。

尋ねてみると、同じものだという。その上、ここの奥さんはフルコト6人衆の内のお一人だという。

それではと、フルコト店内にあった木彫りの仏様のことを尋ねると、「作者は渡辺一空、さっきこの辺を散歩していた」と言う。

場所を尋ねると「わかるかなぁ~」と言いながら教えてくれたので、大仏殿から回れ右して一条通りを西へ1.3kmほどゆく。




途中、聖武天皇陵のところで佐保川をわたり

                     

                     どんどん西へ向かう。


奈良らしい、こんな看板のところを右折し

                          

                          この看板、魚鳥を取るな、竹林を伐るな、塵芥を捨てるなと書かれていた。


住宅街の中を曲がるのだが、ある一角、10軒前後の住宅に人が住んでいなかった。

探すもわからない、人に聞いてもわからない、戻ろうかと思ったとき、看板を見つけた。



「仏像」、、、コレだ!

           ブロック塀に沿ってゆくと

                               

                               コレダ!コレだ!!ってんで中に入ってゆく。



と、正面は違う名前の表札、そのメールボックスに「一空こっち→」と書いてある。

こっちの二軒長屋風の奥にそれはあった。



勇敢な相方がドアをノックする・・・・・が、静寂。

                            

                            裏へ回る。

                                     

              


              素材と何やら進行中のものらしきモノがゴロゴロ



緊張と落胆でガッカリしながら1.3km戻って転害門、さらに歩いて大仏殿裏地に向かう。

2年ぶりに再会したイチョウに挨拶

                       

                       大仏殿も健在

                                    



早くも日が暮れてきた

                  



と、ここで三脚を出して撮影しようとしてパーツがないことに気がついた。

カメラを三脚にセットして、固定するときに使うレバーハンドルがなくなっていた、どこかに落としたのだ。

ザックのサイドポケットに入れて持ち運んでいたアタシを怒りを込めた目で見る。

「高かったんだけどなぁ・・・」と一言。

「ごめんな、でもワザとぢゃないんだから・・・」とアタシ。

その時相方が「佐保川を渡るときぢゃない!!!」と言った時、二人の頭上に火が灯った(シャキーーーン)。


そういえば、あの時、、金属音で二人が振り返ってそのモノを見た、確かに。

相方は何かの金属だと思い、アタシは缶か何かだと思った。

善は急げ、通り道に止めていた車を出して佐保川の橋に着くと、たもとに3人の人が立っていた。

車が止まるか止まらないかで飛び降り、その場所を見ると、3人の中のおばあさんの手にシルバーのモノが、

口を開く前におばあさんの手が前に出てきた。

「ありがとうございます」の挨拶もそこそこに車に乗り込む。

この一条通り1台止まったら交通マヒを起こすほど狭い。

まさに間一髪の状況で三脚のレバーハンドルは手元に帰ってきた。

思えば、あの3人の方は、橋のたもとのお宅に訪ねてきた誰かが止めてあった車で帰るために送りに出てきて、車の前に落ちていた

レバーハンドルを見つけたのだろう。

あと一瞬遅かったら、家の中に持ち帰りゴミ袋の中だったかもしれない。




「器」と言い、「渡辺一空」と言い、「レバーハンドル」と言い、、、出会いの不思議さを感じた。

柳生の里・・・

2012-11-13 19:53:34 | 奈良
圓成寺から柳生街道をさらに東へ進むと、当然、、柳生につく。

ここも前から行きたいと思っていたのだが相方が興味なさそうなのでそのままになっていた。



元よりアタシ、ミーハーなので「バガボンド」を読んでその気になっていた。。。

奈良の高円山の麓に白毫寺と言う萩が綺麗なお寺がある。

この山門前の道をまっすぐ西へ向かって下ってくると、やがて左側に覚禅房胤栄のお墓がある。

以前、このブログでも取り上げた。

覚禅房胤栄とくれば、柳生但馬守宗矩となる。



そんなの関係ねぇ・・・と相方はいうが、、、



興味のないドライバーに身を任せていると、何かを探すことはかなりむつかしい。

ましてやこのドライバー氏、アタシをかなり出来の良いナビか何かと思っていらっしゃる。

よって、ちょっとでも間違えたりすると、目的は達せずに戻ることにあいなる。



特にめぼしい目印もないまま、うっかり柳生の里を通り過ぎてしまった。

幸いなことにこの道は一本道、先に進むと伊賀から三重県に抜けて東京に向かうことになる。

道半ばの今、そういうわけには行かないから戻る。っで、ちょっと左へ曲がってもらったら家老の屋敷があった。

                              

                              遠目から見ても整った佇まいが感じられる。




このあたりはコスモスの里と呼ばれるように自治体がキャンペーンをしているようだ。



興味のない相方を車に残し、家老屋敷に向かう。

                     

見事な石垣だ。

       

       石垣の前には

             

             ダリア?

                        

                        かなぁ・・・?


整えられた緩やかな坂を上ってゆくと長屋門があった。

                               

                               人っこひとりいない静寂の中で、車で人を待たしてまで入場料を払って入ることもあるまい、と、

                               坂を下る。

                                    



と、正面に無人販売所があるではないか、

こういうのが興味津々のアタシ、覗き込むとイイ唐辛子がある。

                            

                            早速相方に電話したら、駆け足でやってきた。。。





さて、柳生街道を行き過ぎた時、左側に陶器のお店を見つけていた二人、早速そこに向かう。

                                          


店の前には清流が流れ

           

           店先にはこんなものが・・・

                         

                         なんだろう・・・コレ?




このお店、作っている品物で一杯200円のコーヒーを飲ませてくれる。

コーヒーを頼みながら品物を見て回る。

座敷には三代目柳生焼窯元の父親 井倉敏夫氏の作品(陶器)が並べられていた。

店内とコーヒーの器は息子の井倉幸太郎氏の作品、相手をしていただいた方はその母親だった。

この幸太郎氏の作品、昨日、奈良きたまちの「器人器人」で買い求めたものと作り方が非常に似た繊細なもの。

こういう場所で何も買わないで出てくるのが苦手なアタシ、一つ買い求めた。

                                   

                                   この白磁、同じように櫛目を縦に通し、水の豊富な柳生のイメージか、淡い青の釉薬を

                                   白磁にかぶせて、その濃度と重力によって生じる模様で焼き上げている。



あの「器人器人」の器を見たとき、これは女性作家だと思ったけど、今回の作品は男性作家にも関わらず繊細な創り。

33歳の現代で言うところの草食系男子のなせる技かなぁ・・・




柳生の里の人里を一歩出ると、周りはコスモスが爛漫




                        

                        親子も撮影でガンバル!

                                                  




                 

                              




そんなコスモスの里の一角に

                    

                    おやど「三浦」があるはずだ。



この時期の奈良は週末の宿泊予約が難しい。

そんな中で、当初この辺の「おやど 三浦」に予約したのだが、その後の二転三転で「長谷川」に変わった。

機会があったら、こちらにも泊まってみたいと思う。



さぁ、奈良に戻ろう。

                               

圓成寺・・・

2012-11-12 20:02:17 | お寺
前夜、「きたまち」からの帰り道、やっぱり何食べようかって迷った。

奈良の人には悪いけど、マジ、奈良での食べ物は一発勝負の冒険だ。。。


温かい汁物がいいね・・・ってことで中華に入った。

味は、、、まあこんなもんだけど、働いていた男の子が一生懸命で気持ちよかったしイケメンの可愛い子だったから合格。。。



暗くなったし、歩くと15分上はかかるのでタクシーに乗った。

「高畑の旅館で長谷川ですがわかりますか?」

「あぁ民宿ですね!」

「・・・・そうです、民宿の長谷川。。。」

と言う会話で車は進んだ。



民宿まであとわずかと言う春日の杜に沿った柳生街道で、それまで最初の会話以来無口だった運転手さんがその街路樹の紅葉の話をした。

この時期、奈良に来る観光客は正倉院展か紅葉目当てなのだ。

その話の続きで、「圓成寺の紅葉と浄土庭園の方が浄瑠璃寺より好きです」とポソっと言った。



以前から柳生街道を歩いてみたいと言う話はしていたのだが、なかなかその機会がないまま経過していたのだが、

運転手さんの一言で圓成寺行きが決まった。但し、今回は歩けないので車になってしまったけど・・・



さて、その圓成寺

        

        柳生街道に面してこんな導入部がある。

        道路を挟んで反対側が駐車場、導入部の脇に茶屋が1軒。

        この茶屋、「松茸」が一籠5000円で売っていたけどなかなか大きなものだったが、拝観が終わって一服しに寄ったとき、

        一人分の注文にムスっとされた応対には、こちらもムスってしちゃった。




さて、導入部から4、5段の階段を下ると正面の山門とのあいだに浄土庭園が広がる。



               

                                       



なるほど、好き嫌いは別にして浄瑠璃寺の浄土庭園の方が規模が小さく草木の手入れもやや自然な状態に近かった気がする。

正面に九品仏を祀った本堂と対岸に三重塔が建ち、その佇まいはこじんまりとはしているが居心地がいい。

創建は1047年と言う。

一方、こちらの圓成寺は伝756年の開創となっているが史実的には1026年の創建である。

奇しくもほぼ同じ時期の建立だ。

しかし残念ながらこんな人里離れた場所にある圓成寺でさえ、あの応仁の乱で消失してしまった。

現代の今でも奈良市内からここ圓成寺までは歩いて3時間、往時はもっと時間がかかったかと思うし、

現在でさえ近隣には何もない場所であるのに、ここも兵火に遭うとは・・・

奈良が好きなアタシにとっては応仁の乱は恨めしい。




山門

             

             水面に映る紅葉と針葉樹

                               

                               浄土式庭園





本堂と

          

          その前庭

                     

                     本堂で休むトンボ

                                    

                                    トンボから眺める

                     

                     本堂前の灯篭と山門



国宝 鎮守社 春日堂・白山堂  春日大社からの移築物



まだ、紅葉は始まったばかりだったが、十分堪能した。



               

                                     

                                               

                              

           




境内を堪能して下に降りる。

平安末期に築いたと伝えられる圓成寺庭園、寝殿造り系庭園である。浄土式と舟遊式を兼備した庭園だ。

                                              


こういう庭園は全体図も魅力だが、ズームアップも楽しい。



          

                    

                              




深まりゆく秋を感じて柳生に向かった。

                        



奈良きたまち界隈・・・

2012-11-09 22:10:06 | 奈良
西へ来てエスカレーターに乗ると・・・

                  

                  関西に来たんだなぁ~って思います。



そんなエスカレーターに乗って改札を出て「きたまち」に向かいました。

商店街を抜け、かつをぶし屋さんの前を通って奈良女子大に差し掛かると、

手前右に

    

    ほとんど崩壊したお宮があります。


でも、誰かが大事にお守りしている感じがします。

                       

                       お社の裏には、おそらく奈良時代と思われる土塀が残り




この黒猫がお社の前で寝てました。


左隣には寺川商店と言う

           

           古道具屋さんがあります。


モチロン、家は古道具です。

その昔、今の奈良女子大は刑務所だったそうです。

この寺川商店には二階がありますが写真のように奈良格子の窓がありません。

刑務所に気遣いして設けなかったそうです。なんとも優しい気遣いぢゃあありませんか。




その左に「きたまち案内所」

              

              がありますが、むかし交番だったところです。

              予約の必要がありますが、お願いすればボランティアでガイドもしてくれるそうです。




これらの前一帯が奈良女子大デス。

                

                重文の建物がありました。


丁度、学園祭?らしき様子で入ることができました。

散々食べ物を誘われましたが、とんかつで腹一杯で残念ながらお断りしました。



先ほどの重文の建物では研究しているものが展示されていましたが、部屋ごとの照明が可愛かったので、、、



             

                           

                                        

展示物を見ないで照明の写真だけを撮りました。



最も、展示物って、、爬虫類のホルマリン漬けとか・・・・・




正門にある守衛所

         

         これもその当時(明治)の建物でしょうか。。。




実は奈良には銭湯が多いことに気づきました。

                     

                                





二、三年前、元興寺の前の民宿に泊まった時、お風呂が汚れていて、、、

女将曰く

    「あたし、片付けるのが得意ぢャなくて・・・」

                          って、そういう問題ぢゃあないだろ!って思うけど。



これだけ銭湯があるのなら、ロケーション的にはOKだし、安いので風呂は銭湯でいいや、、、なんて思ってます。



きたまちを奥へ奥へ歩いて行って一条よりも奥の路地の敷地内の三軒目の最奥に

                                    

                                    この「器人器人(きときと)」はあります。



三十代のご婦人が趣味で始めた陶器を扱うお店です。

気に入った作者の作品を手頃な値段で売っています。

ここでは

    

                            

                            この茶碗を求めました。

磁器ですが、細かい縦線が均等に入っていて、釉薬を感覚的に垂らして仕上げています。

高台の部分にもしっかり釉がかかっていて丁寧な仕事ぶりが感じられます。

「女性の方ですか?」とお聞きすると「そうです」との返事。

こういう繊細さはやはり女性なんだろうなあって納得しました。

二回に「フルコト」と言う雑貨屋が入っています。

なんでも6人で交代で店番をし、その6人が思い思いに好きな品物を仕入れてきて売っているそうな・・・

そこで、気になる品物を見つけ、その続きに発展するとは・・・ご縁って不思議なものです。



日も暮れてきたので、帰り道、屋根の上に白い猫が3匹ほどいました。

ところが、近所のおばちゃんらしき人が黒猫を連れて散歩、、、そう、まさに散歩していると、

白猫3匹が一斉に威嚇し始めました。

                 



おばちゃんは黒猫に向かって

             「○○ちゃんが来るとみんなが興奮するねぇ~」なんて言いながら散歩、そう散歩してました。。。

                            

秋篠寺・・・

2012-11-08 19:45:02 | お寺
何年かぶりでやってきた。


最初の時は新大宮から出発して、法華寺、海龍王寺から一条を東へ歩き、不退寺から国道を横断して

ウワナベ、コナベの古墳を通って秋篠寺へ行った。

このコース、秋のこの時期に歩くのは最高なんだけど今のアタシにはちょっと厳しい。

そこで今回は西大寺からの最短コースを歩いた。




15分も歩くと空き地の向こうに秋篠寺の樹木が見えてくる。

                           



割と平凡な門をくぐると

           

           両側を苔で覆われた参道に入る。

                          




いつも変わらない秋篠寺の苔・・・

                

                          

                                    

                                              

                                              本当に心が落ち着く。




ここの本堂もとてもいい。

            

                        


                                        

元はもっと大きな伽藍が連なっていたのだろうが、今はこれだけ。



新薬師寺に似た、この天平の甍がアタシは好きだ。

                       

                       西面の瓦は天平のものだが、それ以外の3面は鎌倉時代に焼かれたものという。




お堂の中に入り、伎芸天にお会いする。

整った素晴らしいお顔立ちの仏様である。



少ない参拝者でゆっくり堪能して外に出る。

                    

                    日差しが柔らかく暖かい。




お寺に入るとき、出てきた人が門前に止まっていた地元のおじいさんに駅はどっちか尋ねていたのだが、

その時おじいさんは「せっかく来たんだからお参りしてゆきなさい。行きは右帰りは左を通って・・・」と言って

山門の左にある神社を指し示した。

帰るとき、その時のことを思い出して神社に入ってみると、白砂利がきれいに掃き清められていて気持ちが良い。

ちょっとそこで写真を撮ってみた。

                

                おそらく秋篠寺の守護神社かと思うのだが、丁寧に白砂利に櫛目が入れられていた。




山門を出るとすぐ柿がたわわに実った古いお宅がある。

                         

                                        






やがて「歴史の道」と書かれた道標に導かれるように進むと西大寺に向かう。

                           

                           「歴史の道」


途中のススキ

      



さあ、これから「きたまち」に向かおう。。。







正倉院展・・・

2012-11-07 21:36:18 | 美術館
今年は64回目の年に当たる。

今年の目玉は「瑠璃坏(るりのつき)」と呼ばれる金属の脚がついたコバルトブルーのガラス容器。




前夜8時過ぎ自宅を出発、396.8km先の甲賀土山SAを目指す。


順調に到着して、例の如くテン場を確保

                         

                         ぐっすり眠って6時過ぎ奈良に向かって出発。



今回の奈良の宿は高畑にある民宿。

8時前には到着して車を預け、春日公園の禰宜の上つ道を通って国立博物館に向かった。

出迎えはお決まりの鹿君たち



          

                    

                    目鼻立ちのはっきりした若い美男子である。





開館30分ほど前に着いたのだが既に200人以上が並んでいた。

入場すると階段を上がって順路は右。

相方がすかさず左に行けと言う。

左の部屋に入ると、そこに瑠璃坏があった。

見ている人は数名、じっくり、、しっかり、、、もう一度回り込んで二度目の観察、堪能できた。



常設の展示を見て外に出る。

                    



既にそこは長蛇の列が博物館前の広場を侵食していた。




アタシ達は旧館の仏像館に向かう。

                   

                   明治時代に建てられたこの建物はしつらえが違う。






          

                    




休憩室の壁を飾る細工が素晴らしい。




見終わって11時半、この後は秋篠寺に行くことになった。


前夜からの強行軍で、ややエネルギー不足。

奈良では食べ物にまつわる苦い思い出はあっても、美味しい思い出は少ない。

散々迷って一度食べたことがあるとんかつ屋に向かう。

古い町屋を改造したこの店、店内は結構素敵だ。

お味は、、、まあ及第点。


アタシは150gの

                

                ヒレカツ

相方は

          

          100gのロースカツとエビが1本




しっかりエネルギーを貯め込んで秋篠寺に向かう。