”わたしは毎年、訪ねてくる人に京都のどこかの寺を、その時の思いのままに案内するのだが、約束の時に
「東寺の御影堂の前で待ちましょう」
ということにしている。
京の寺々を歩くには、やはり平安京の最古の遺構であるこの境内を出発点とするのがふさわしく・・・”
と、書かれた司馬遼太郎の「古寺巡礼京都」の東寺に行った。
7時半すぎ奈良を出発、9時の開園前には駐車場に車を止めていた。
奈良に比して京都のお寺はその規模が大きい。
モチロン、理由がある。
応仁の乱もさりながら、明治の悪法と言われる廃仏毀釈の被害を被ったのが奈良だからだ。
そして、飛鳥、藤原、平城、平安と続いた遷都の過程で仏教建築が確立されていったからだと思っている。
今年は京都非公開文化財の特別公開の48回目に当たる年で東寺の五重塔もその対象となっていた。
この塔は826年に空海の創建ではじまるが、その後四回も消失して現在の塔は1644年の竣工だ。
近年、スカイツリー等で脚光を浴びている五重塔の柔構造、その根幹をなすのが心柱だ。
その心柱を大日如来に見立て、その周囲四面を阿閦(あしゅく)、宝生(ほうしょう)、阿弥陀、不空成就の四如来が取り囲んでいる。
塔内は撮影禁止なので東口から入って塔内を一巡し南口から出たところで南向きの如来様を
激写
続いて金堂
講堂
と巡り宝物館に向かう
そして、冒頭の御影堂を通って
この日開催されていたフリマを見て回る。
100軒ほども出ていただろうか、、、
人がモノを見るときの目・・・っていうのは、その時々の心境や思い、見てきたものや見たいもの等々によってかなり変化されると思う。
今回のアタシたちにこのフリマは無用だった。
あまり立ち止まることなく場内を一周して今日の宿泊場所に向かう。
今日は嵯峨野に行くことになっていたので、荷物をデポして地下鉄で二条に向かった。
ここから乗り換えるのだが、昼飯を食おうと駅前に出たのがまずかった。
目に付いたコメダ珈琲に入り、相方はハンバーガー、アタシはチキンカツサンドを食べていて目的地が変更になった。
まぁアタシたちの旅なんてこんなもんだ。
「旅は気まぐれ世は情け」ってんで、行く先々で目的地がコロコロ変わる。
変わらないのは、「コレ食べるぞ!」って決めた食べ物だけ。
出町柳に戻って鴨川を渡る。
糺の森を抜けて
境内に入る。
大鳥居に向かって歩く参道の隣は駐車スペースになっているのだが、その参道との境に流れているせせらぎが素晴らしい。
平安初期の小川の遺構も、わずか60m程度だったが復元されていた。
正面に楼門を見て参道を進む。
この風情は明治神宮内苑の参道の方が好きだな。
楼門
やがて下鴨神社の本殿
ここでも紅葉は早かったようだ。
「東寺の御影堂の前で待ちましょう」
ということにしている。
京の寺々を歩くには、やはり平安京の最古の遺構であるこの境内を出発点とするのがふさわしく・・・”
と、書かれた司馬遼太郎の「古寺巡礼京都」の東寺に行った。
7時半すぎ奈良を出発、9時の開園前には駐車場に車を止めていた。
奈良に比して京都のお寺はその規模が大きい。
モチロン、理由がある。
応仁の乱もさりながら、明治の悪法と言われる廃仏毀釈の被害を被ったのが奈良だからだ。
そして、飛鳥、藤原、平城、平安と続いた遷都の過程で仏教建築が確立されていったからだと思っている。
今年は京都非公開文化財の特別公開の48回目に当たる年で東寺の五重塔もその対象となっていた。
この塔は826年に空海の創建ではじまるが、その後四回も消失して現在の塔は1644年の竣工だ。
近年、スカイツリー等で脚光を浴びている五重塔の柔構造、その根幹をなすのが心柱だ。
その心柱を大日如来に見立て、その周囲四面を阿閦(あしゅく)、宝生(ほうしょう)、阿弥陀、不空成就の四如来が取り囲んでいる。
塔内は撮影禁止なので東口から入って塔内を一巡し南口から出たところで南向きの如来様を
激写
続いて金堂
講堂
と巡り宝物館に向かう
そして、冒頭の御影堂を通って
この日開催されていたフリマを見て回る。
100軒ほども出ていただろうか、、、
人がモノを見るときの目・・・っていうのは、その時々の心境や思い、見てきたものや見たいもの等々によってかなり変化されると思う。
今回のアタシたちにこのフリマは無用だった。
あまり立ち止まることなく場内を一周して今日の宿泊場所に向かう。
今日は嵯峨野に行くことになっていたので、荷物をデポして地下鉄で二条に向かった。
ここから乗り換えるのだが、昼飯を食おうと駅前に出たのがまずかった。
目に付いたコメダ珈琲に入り、相方はハンバーガー、アタシはチキンカツサンドを食べていて目的地が変更になった。
まぁアタシたちの旅なんてこんなもんだ。
「旅は気まぐれ世は情け」ってんで、行く先々で目的地がコロコロ変わる。
変わらないのは、「コレ食べるぞ!」って決めた食べ物だけ。
出町柳に戻って鴨川を渡る。
糺の森を抜けて
境内に入る。
大鳥居に向かって歩く参道の隣は駐車スペースになっているのだが、その参道との境に流れているせせらぎが素晴らしい。
平安初期の小川の遺構も、わずか60m程度だったが復元されていた。
正面に楼門を見て参道を進む。
この風情は明治神宮内苑の参道の方が好きだな。
楼門
やがて下鴨神社の本殿
ここでも紅葉は早かったようだ。