小屋下のテン場に着いて、早速土木工事開始。
雪を均し、転圧する。
夜、星空と眼下の秩父の夜景がきれいだ。
翌朝は7時出発。
ミッションは2時間以内に出発できる態勢にしておくこと。
起床は5時。フライングは法度。。
起きる、シュラフカバーとシュラフを畳む。
ガスヘッド、バーナー、トレイ、コッヘル、テルモス、プラティパスを出し、早速湯沸し。
各自お茶を飲みながら、食当は準備をする。
やがて、全員の身支度が整い集合したのが6時58分。2分前だった。
晴れてはいるのだが・・・
大気は相変わらず不安定だ。
もの30分で山頂到着。
ガスってきて何も見えない。天気は目まぐるしく変わる。
この日は朝から調子が悪い。
雑炊もおたま1杯を食べるのがやっとだ。
やたら喉が渇くし、唇も乾く。
ピークから引き返すかと思いきや、訓練だから三宝山へ行くと言う。
しょうがねえなぁ・・・と思いつつ、動き出すが、今度は胃が痛くなってきた。
チームを先に行かせてわき道にそれる。
いやぁまいった、絶不調だ。
1時間かけて着いた。眺望のない、このお椀を伏せたような山を早々に引き払って戻る。
9時半、テン場着。
いやぁ~絶不調だ。
みんなはワカンの装着のアレコレをやっているのを横目で見ながら、またわき道に入る。
まいった、どんどん悪くなる。
早く降りたい、早く帰りたい、、
やっと、出発の時間になった。
やった、帰れる・・・って思ったら、、、
ゲッ、木賊山に登り返さないで巻くと言う。
訓練だからラッセルしましょう、、、だって。
どうぞどうぞ、お若い方たちはどんどんやって下さい。アタシは最後尾で結構っすから。。。
やがて、破風山からの分岐に合流。
ぢゃあ、新人諸君、ここから近丸新道へルーファイしながらショートカットで行ってください、ってアンタ!!!
ルートをそれて、ものの20m、ラッセル、踏み抜き、しゃくなげの三悪が立ちはだかって敢え無く敗退。
アタシはルート上から一歩も動くことはなかった。。。
ここにきて天気は回復
金峰山もバッチリ
腹に力が入らないアタシは登りは地獄でも、下りは重力に任せて降りられる。
朝の雑炊以来、水分だけで8時間以上、、仲間がくれたブドウ糖が効いたのかいくらか元気が出た。
帰りの中央高速はいつもの渋滞。
9時過ぎにたどり着いて風呂に入ったら、やっと人心地がついた。
腹も動き始めたので、何か消化のいいものを・・・
ってんで、納豆に頂き物のめかぶを混ぜてかき込んだ。
磯の香りがプ~~~ンと鼻孔を刺激する。
温かい味噌汁が腹にしみる。
んまかったぁ~・・・って思った瞬間、またまたわき道に駆け込んだアタシでした。。。。。