malのあっちこっちブログ

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在来線の旅

2010-03-31 10:27:29 | 
3月24日から29日まで山友と二人で青春18切符を使った在来線の旅に行ってきた。

途中からはPと後半は賢ママが加わる豪華版の旅だ。



私はアナログ人間と自認している一人なのだが、長距離移動は車・新幹線がほとんどで在来線の利用は選択肢が無い場合を除いては殆ど利用してはいなかった。

今回のアラカン弥次喜多道中はその在来線を使っての旅となる。



出だしから在来線特有の手厚い歓迎を受けた。

当初の計画の乗り継ぎは武蔵溝の口~川崎~熱海~浜松で4時間半弱の予定だったが、みどりの窓口にいた、わがままな客たちの所為で30分もあった待ち時間が無くなり計画変更を余儀なくされた。

結果は、武蔵溝の口~武蔵小杉~平塚~熱海~島田~浜松という乗り継ぎになった。
所要時間4時間45分、横須賀線利用でショートカット出来たおかげで時間差は左程でもなかったが、乗り継ぎの手間は倍増した。


在来線の旅の醍醐味は駅弁とか、乗り継ぎ駅での駅そば、と言うイメージが残っていた私にとって今回の旅はかなりショックの連続だった。

出発が昼時だったので、熱海で買うことができた駅弁を食べようとしたのだが電車はズーーット対面式シート。

これじゃあ、食えねえ・・・・じゃん!!!

島田では乗り継ぎ時間が14分あった。
食べるチャンスはここしかない。。
しかし、あいにくこの日は雨、ホーム上では風も吹き、





雨風にさらされながら駅弁をかき込んだ。



25日からの山友との合流に備えて浜松で前泊していたのだが、東京近辺から神戸・大阪圏へ13時前後に到着しようとすると、熱海以東では前泊が条件となる感じがする。


浜松駅前の噴水





朝7時40分ごろ改札口に向かう時、クラシック音楽とともにこの噴水が吹き上げる水の高さを変えて音楽に合わせるかのように上下していた。

この町は楽器の街だ。
日本楽器、河合楽器、アトラスピアノとあった。
天竜川周辺にはピアノ製造に使う板材が乾燥させるために野積みされていた。
いまでは楽器を作っているのかいないのか・・・

駅構内は通勤客もまだまばらだ。



貨物列車が時折通過してゆく



そういえば西へ行くほど貨物列車が多かったように思う。
一駅過ぎるごとに貨物列車が通過したような気がする。


やがて米原に着いた。

この駅は新幹線が無いころ、東海道線と北陸線との分岐駅で繁盛していた駅としての思いが残っている。

そしてこの駅での乗り継ぎ時間を利用して食べた駅そばが美味しかった記憶がある。

駅は



新幹線が走り抜け



ホームも人影が無く、寂しかった。


今の時代、在来線は長距離移動の手段ではなく地域に根差した交通手段になろうとしている。
便利さは、それを享受している私達にとってありがたい手段でもあるが、その結果としてコミュニケーションを排除した。

在来線の旅はそのことを認識させられる旅でもあった。