malのあっちこっちブログ

山・旅・料理。。。

気ままに、気張らず、、出来ることを、、、

体調不良・・・サプライズ~感謝

2014-01-31 17:26:50 | 京都
明けて3日目、前夜から心臓の周りが痛んでなんとなくイヤな予感がしていたのだが、朝から絶不調。

今日は西の仲間と大阪で飲み会の予定がある。

とにかく休んで様子を見ることにする。

相方には悪いけど、一人遊びをしてもらってひたすら寝る。



熱があるわけでもなく、咳が出るわけでもなく、一度軽い下痢症状があった程度なのだが、とにかく調子が悪い。

調子が悪い時は、とにかくよく寝られる・・・だから寝る。



3時頃相方が戻ってきたけど、どうにも無理そうなので、残念無念、今日は欠席とさせてもらった。


7時頃かな、、、現地から励ましの電話をもらう。

出席者全員、6人が代わる代わる「大丈夫~?」って声をかけてくれる。

こむちゃんちのA乃ちゃんが成人式、R子ちゃんは大学合格とか、、めでたいし、月日が経つのは早いものだと思う。



やがて、部屋のチャイムが鳴った。

寝ていたのか、起きていたのか定かではないが、自分の部屋とは全く思っていないので意識が反応しない。

2度目のチャイムで自覚できたが、瞬間、思ったこと
「相方がホテルに頼んで様子を確認しに来た。」もう一つ、まさかとは思ったけど「みんなが来た。」

乱れた寝間着でのぞき穴から見ると、でっかいこむちゃんが廊下の反対側に中途半端な格好でいた。

あとで知ったことなのだが、こむちゃんはギックリ腰でじっとしていられないほど痛かったらしい。



なんと、わざわざ大阪から京都も北の一番奥まで来てくれたのだ。

なんだか知らないけど、一気に元気になった。

っで、全員で記念写真を


みんな本当にありがとう。

本当におかげさまでアタシは良くなって、翌日から普通に食べられるようになりました。

翌日のお昼、一日ぶりに固定物を摂った。

アタシはネギたっぷりの鳥そば
 

相方はせいろと大根飯
 


ところが、帰りの東京についてから、山手線に乗っているころから相方が調子が悪くなった。

駅から家、そして眠りにつくまで連続の嘔吐で、今度は相方に移してしまった。

しかし、日が経って考えてみると、あれはノロだったんぢゃないのだろうかと思う。

もしそうだったなら、みんなは大丈夫だったんだろうか?

いまさらだけど、気になっています。

おかげさまでアタシは2.6kgの減量に成功、相方も翌日には仕事に出かけられる程度には回復したのだが、、、

体重は減らなかったんだとか・・・




しっかり溜めていたのね。。。

一の傳・・・和食

2014-01-30 15:32:39 | 京都
今日のお昼は「一の傳」、大徳寺を出て北大路を烏丸に向かって歩いてゆくと

右手に、そそれられるパン屋さんが目に飛び込んできた。

早速、入って間食用に2,3個買い求める。



烏丸線に乗り四条で降りる。

向かう先は一の傳、予約時間の10分前に着いたのだが、時間ピッタリに案内された。



本日の品書き


お料理が来るまで、ピールなんぞをいただく




季節の前菜盛り合わせ
 

 
楽しみがありますねぇ・・・


次は、カニ真蒸のお椀


そして、、大根煮

シンプルな名前だけにシンプルなお料理かと思ったのだが

なんと

中から白子の煮物が出てきましたよ。。。


テーブルの輝きまで心地よい




メインの、寒ブリの蔵みそ焼き



これに

京漬物

酒粕汁


そして、土釜炊きのふっくらごはん
 


締めは

冷菓、柚子ムース



ほんにおいしゅうどすなぁ・・・


こちらは蔵味噌漬が売りのお店らしく、店頭でも沢山のお客さんがいらはりました。


構も

重厚そのもの



看板も


街灯も

老舗を感じさせる風情にあふれていました。



お腹もいっぱいになったので、あっちこっち見て回りましょうか・・・

街角には

お地蔵さん

先に市民権を持っていたんですから、手厚くお祀りせなあかん。。。

龍源院・・・禅宗庭園

2014-01-29 15:49:22 | 京都
高桐院を出て気持ちの良い路地歩きの途中で
 
面白い塀があった。

土塀に瓦を挟んで強度を出すやり方は、あちらこちらで見ることができるが、こんな遊びは楽しい。


ぶらぶらと龍源院に向かう
 



龍源院

なんでも大徳寺塔頭のなかでも最古のお寺で1502年の創建とある

禅宗のお寺ではあるが、アプローチは
 
何とはなしに高桐院に似ている


庫裡の前には
 


白い椿が咲いていた


書院の前には
 
と言う禅宗独特の庭園があり

両端にある石が
 
阿吽の石庭と呼ばれる。この基礎石は、昔、聚楽第ののものと言われる。

書院の床の間


裏側には
 
と呼ばれる、日本で最も小さく有名な坪庭がある 


方丈の前庭を

と言う 

 

30代初めのころ、日本庭園を造ったことがある。
つくばいや枝折れ戸、竹垣、役石五石と言う石の役割に基づく配置の仕方などを俄か勉強で教わったことがあるが、禅宗の庭園が持つ宇宙観は、凡人のアタシには理解を超えるものがある 


この方丈は室町時代の遺構を完全にとどめている唯一のものと言われている
 

 

 

檜皮葺の屋根や、唐門が遺構として残っているのだが、塔頭と言う建物はその全景を撮影するのには空中からしかできない建物が多く、

写真として残せてないのが残念である。



西側には

開祖堂が建ち


北に回り込むと竜吟庭と呼ばれる庭があった


庫裡と方丈を囲むように禅宗庭園に囲まれた静かで落ち着いた龍源院だった。



さぁ、なにか食べに行こう。。。。。

高桐院・・・細川三斎

2014-01-28 13:50:28 | 京都
高桐院


アプローチの向こうに


門がある


入ると正面に

何でもない空間があり

右手に伸びる

通路を渡ってゆく

傍らには

恐らくご住職の住まわれる住居への枝折り戸が何気なく作られていた

後に作られたものだろうが、トイレへの待合も風情があっていい


客殿の前には何でもない、ほんとに何でもない空間が広がる


客殿の床の間


客殿から書院に向かって


手水鉢

朝鮮の王城の礎石を持ち帰ったと言われるもの

客殿から書院周辺の庭
 



庭先から書院に上がる
 



この書院は利休の邸宅を移築したもの



書院の奥にある庫裡「松向軒」へ
  

 

この松向軒は三斎によって建てられた



庭先から見ると
 



この佇まいが何とも言えず居心地がいい

連子窓から中を除く
 

 

今日は貴方が主人公・・・そんな意味なのだろうか、、、

茶室には珍しい黒壁が重厚で落ち着いた空気感を醸し出す



西側の庭のはずれに三斎とガラシャの墓石と言われる灯篭がある
  

この灯篭は


利休と秀吉の確執の象徴とも言えるものなのだが、歴史上の本物がこんなにも身近にあることが信じられない



墓地の門前には

釣瓶のかかった井戸がある

何もかもが手を加えることなく、あるがままにそこにある感じがする。



戻って客殿の茶室


その裏の水場


客殿の南庭
 
江戸時代の作庭とか


庭の片隅に
 
竹林がある


今回の京都は、本当に時期に恵まれた。
ほとんど人のいない静かな空間を思う存分味わうことができた。

大徳寺・・・利休に尋ねよ

2014-01-27 15:35:19 | 京都
今日は朝から大徳寺、、、と言っても目的は高桐院なんだけど、、、歩いても気持ちがいい、ということで境内を歩く。


確かに気持ちがいい。

冬のキーンとした朝、この境内が自由に歩けるのって京都人ならではの特権ですな。。。

やがて


映画に出てきた
 


大徳寺の南大門?が見えてきた。


その北側に立つ講堂?本堂?のご本尊


そして、門前にそびえる樹齢数百年の大木
 


人もまばらな境内を、ブラブラ歩く
 

奥へ進んでゆくと


今話題の知事選のご先祖、細川三斎とガラシャ夫人の墓地の前に
 

人ズレした黒猫クンが座っていた。

カメラを向けても全く逃げない。しかも、このあたりの猫クンはいい体格をしていた。


どんどん進んで高桐院に向かう

京都「LANNION」・・・フレンチ

2014-01-24 14:47:07 | 京都
あんみつを食べ終わってホテルに向かう。

今日の予約は7時、LANNIONには今回が3回目。

気に入ったとは言え、こんなに通うのもアタシ達にとっては珍しいことなのかも知れない。

思いを込めたシェフの料理とマダムのさりげない会話が心地よいサービスとともにとても居心地の良い店なのだ。




正月明けの、ある意味一番暇な時期かと思うこの時期に空いているだろう京都をじっくり楽しもう、

と言う思いで今回の旅を考えたのだが、第一の目的はここの料理が食べたかった。


前菜


ワカサギだと言う。

ワカサギのイメージってある共通のものが感じられるけど、こういうワカサギもあった。


サラダ


ここのサラダは本当に楽しみだ。

がぁ~って食べてしまう事なんて、とてもできない。

葉っぱ一枚、一かけらを噛みしめていただく、京野菜とドレッシングがいつも感心するほどマッチしている。


スープ
 

なんだったか覚えていないけど、濃厚でくどくないこれまた美味しすぎる。


お魚


鰆だったか鯛だったか・・・ソースが旨いんだなぁコレが。。。



そして、メイン
 

マダムの焼く、美味しいパンと共にソースをすくって洗い不要の皿にして戻した。



デザート
 

チョコとバニラのアイスとこんがり焼いたミルフィーユの皮。

この焼いた皮は絶品だった。



また食べたくなっちゃったなぁ・・・

念仏寺・・・みつばち

2014-01-23 17:34:07 | 京都
京都の旅の目的の最大のものは、ムロン、、食べ物にある。

今晩は、そのメインイベントを控えているので、昼は嵯峨野でチャチャと摂ることにして、その前に来たついでにと念仏寺に向かった。

 

 

 

しかし、このお寺さんの変貌ぶりには驚いた。

お寺の思いと、旅行者の思いの「違い」みたいなものを大変感じてしまった。

境内はあまり変わらないような気もするが、周辺環境の変化には驚くばかりだ。

旅行者のアタシ達は、その周辺を含めて目的地の風情ととらえているので、時間の経過とともに変化してゆくその佇まいに中々ついてゆけない。

足早にお寺を出て、ブラブラとバス乗り場に向かう。

途中

こんな門松?のお飾りがあった。

昨今、門松を建てるお宅がめっきり減って、だんだん正月の風情が変化しているのだが、なんか、いかにも「京都らしさ」がにじみ出ていた。



バスで出町柳に向かい「みつばち」のあんみつを食べることにした。

手作り感いっぱいの店内であんみつを注文する。


素朴な黒糖の蜜が美味しい。

たっぷりかけて

          

          いただく。


前回、いただいたあんみつは「?」だったけど、今回は「○」である。

京都の食べ物屋さんはプレッシャーが大きいと思う。

旅行者は、みんな期待して入るから中途半端なお味では満足しないような気がする。

かく言うアタシとてそうなのだが・・・


この店は、蜜、餡、寒天、白玉全て美味しい、その上お手軽価格。ぜひお奨め。。。

祇王寺・・・落柿舎

2014-01-22 17:17:39 | 京都
天龍寺から祇王寺まで、凡そ2.2km。

鄙びた嵯峨野の道だった、、、、、はずだけど、いまでは整備されて綺麗になっていた。

当時、案内図に寂庵の表示はなかったと思うけど、今ではしっかり表示されていたり・・・



そんな思いでブラブラ歩く途中に落柿舎がある。


ここは、とにかく佇まいがいい。
今のアタシぢゃとても住めないだろうけど、こんな感じの所に住んでみたい気がする。
 

 

 

 

この藁ぶき屋根と壁、縁側、見ると住むでは大違いだろうけど日本人の懐古思考あるいは回帰志向そんな感覚が刺激される。

庭のつくばいや、向井去来のお墓などもこの風情になじみすぎていた。
 

でも、来る客は写真が趣味の人か、なぜか中国人団体。

彼らはこういう趣の建物を見て感じるものがあるのだろうか?



しばらく歩くと、懐かしい祇王寺の門前についた。


相方は初めてと言う。

「小さな小さなところだよ。でも、ここ好きなんだよ」と話しながら中に入る。
 

 

 

びっしり生えた苔が朝露をかぶってキラキラ輝いていた。

写真にはうまく映らないけど、想像してみてくださいな。

京都と言う風土が苔の生育には適しているとか、、、これだけ日当たりがいいのに美しいものです。
 

 

 

 

 




その昔、まだ寂庵庵主が俗名「晴美」だったころ、里見と祇王寺の庵主と三人で「大市」のすっぽんをよく食べに行ったのだそうな。
そんな話を何かで読んだ覚えがある。
美味処が多い京都でも、ここのすっぽんは格別とか。


すっぽんとは縁もゆかりもないけれど、あんみつでも食べてホテルに向かうことにする。

天龍寺・・・

2014-01-21 14:35:27 | 京都
「そうだ、京都へ行こう!」
              なんちゃって、京都へ行ってまいりました。

JR東海ツアーズによる格安ツアーを見つけたからッス。
但し、朝6時の新幹線、ほぼ始発電車に乗っかって「のぞみ1号」で出発。
8時30分過ぎには着いちゃうんだから早いっすよね。
今回のホテルは「グランドプリンス京都」、そこのウェルカムカウンターが八条口にあります。
そこで荷物を預けておくと2時のチェックイン時にホテルに届いていると言う便利なシステム。
コーヒーを飲んで9時の窓口開始を待ちます。

荷物を預けて身軽になったので、最初の目的地嵯峨野に向かいます。

去年の台風で大きな被害が出た渡月橋
 

まだ河原には、その残骸がところどころに残り被害の大きさが想像できます。
水はきれいでも、河原が綺麗になるのにはまだまだ時間が必要。

通りを歩いていると


こんな紅白の幕が下がっているお店が目に飛び込んできた。

日ごろ目にする紅白幕よりも幅が広い、でも、、この紅白幕の方がいいよなぁ・・・

天龍寺に向かって行くと、枯れ葦の向こうに鷺がいた。
                           


数十年ぶりの天龍寺に入る。


方丈から曹源池に向かう。
 

正月明けのこの時期の今日は平日、人が少なく気持ちがいい。
いるのはほとんどが中韓の人たち、いつかははじけるバブルの只中に居るようだ。

 

 


嵐山を借景に曹源池を一回りする。

再度、方丈を通って


望京の丘

なんとなく京都市街が見えるけど・・・・・

多宝塔の周りを回って


北門から竹林を歩いて
 

 

祇王寺に向かう