malのあっちこっちブログ

山・旅・料理。。。

気ままに、気張らず、、出来ることを、、、

開発とは・・・櫛形山の場合2

2015-03-26 16:24:08 | 雪山
前日、昼過ぎからほこら小屋に籠もっていたアタシ達は、ご飯を食べたらテレビもない、本もない、エアリアしかないので、それを見ながら散々あーでもない、こーでもないと検討を加えていたのだが、

それも6時過ぎるころにはネタ切れ。

そんなわけで6時半には本格的に「寝る」事にした。



この段階で、小屋内の温度は3度、外はマイナス3度、予想以上に温かかった。

今回は寒いことを想定はしていたのだが、さすがにテントは重いので取りやめてツエルトにしてその中で寝ていたのだが、

相方が暑いと言ってツエルトから出てゆくとき目が覚めた、まだ9時だった。

もっとも相方は厳冬期用のシュラフ、アタシは3シーズン用なので当然なのだが。。。



朝5時半、寝坊して目が覚めた。

外は



良い天気の予感

湿ったツエルトを乾かしながら



早速朝飯の支度に取り掛かる。


天気が悪かったら、そのまま降りてしまおうかと思っていたのだが、好天したので出かけることにする。



朝日も向こうから登ってくる。

寒暖計によると最低気温はマイナス6度だったらしい。

前日のトレースも



凍っているようだ。

脚力に不安のあるアタシは、アイゼンを付けてゆくのだが



重量オーバーで嵌りまくる。

しかし、朝日の中必要なものは相方に背負ってもらい空身での殿様山行は気分もいい。

      



櫛形山頂と裸山・アヤメ平の分岐で裸山に向かったのだが、かすかな轍の形跡を残すのみで、ここ1、2週間は人が踏み入れた感じはない。

分岐から進み始めると、すでに腐っている雪が体重オーバーのアタシを支えきれずクラストした表面から6~70cmもはまり込む。

1歩進んではズボ、3歩進んではズボの繰り返しで、アタシは諦めて分岐まで先に戻ることにした。

先に進むことを試みた相方も、やはり嵌ることが多くなって戻ってきた。

気を取り直して櫛形山頂へ向かうと、後方から人の声。

随分早いと思い振り返ると外国人の二人連れ、時刻は8時38分。

何時に出発したのかを尋ねると、伊奈ヶ湖を6時だと言う。

この状況で920mから凡そ1000mを2時間38分とは滅茶苦茶に早いので驚くと、トライアルをやっていてその練習とか。

ほぼ走るような状態で登って行った。



やがて



山頂に到着

先着の彼らがエネルギー補給している脇でアタシも



休憩とエネルギー補給をする。

彼等に別れを告げ、先に小屋へ戻る



この日も下からどんどん雲が上がってくる。

樹林の間から南アは見えたが富士山は霞の向こうで影絵のように見えるのか、見えないのか・・・

下りは嵌っても勢いがあるのでトレースを踏まずに小屋を目指す。



支度を整えて一気に下山したのだが、この日も出会ったのは4人。

やっぱり櫛形山は人気がないのだろうか・・・



そんな櫛形山の西側から裸山にかけてバリヤフリー登山道ができているのをご存じだろうか。

しかし、この登山道も冬季は当然通れない。

そして、裸山へ行くためには一般登山道を300mほど登らないと行けないらしい。

裸山の東北にアヤメ平と言う場所がある。

7年ほど前、最初に行った時からアヤメは咲いていなかった。

食害なのか、土壌なのか原因を突き止めるために、ある地域を柵囲いして様子を見た結果、アヤメが少しずつ復活した。

やはり、原因は食害というこであるようだ。

そのアヤメ平は今、柵で完全に囲われていて、人はドアを開けて進む。

そんな櫛形山にロープウェイを作るという話しが行政から起っているらしい。

昨日も書いたように、ヤマレコでも櫛形山の記事は少ないし、手軽な場所にある標高2000mの山にしては天気の良かった昨日も今日も出会った登山者4人と言うのは、あまり眺望がない櫛形山だからなのか・・・

そしてロープウェイを作ると言うことは、当然、樹林を伐採して眺望を図ることにもなるだろう。

なんのために、という理由は行政にはあると思うが、ここにロープウェイを作って、自然を破壊して、人を呼べると思っているのだろうか。

そんなことのために県民の税金を使ってよいのだろうか。

なんでも、広河原を第二の上高地にしたいとも言っているらしい。

過疎で大きな産業もなく、自然と限界集落も多い山梨県がワインと観光で何とかしようと言う思いは理解できるが、何かが違うと思う。

一県民の思いではなく、全ての山愛好家の皆さんにこんな計画を実行させないことに協力を期待します。

開発とは・・・櫛形山の場合

2015-03-25 09:38:41 | 雪山
先週の土日で櫛形山に行ってきました。



目的は雪山と小屋泊。

5時半過ぎに都内を出発、8時半過ぎには登り始めました。

今回のコースは中尾根、そう、あのバンガローの脇を登って行くのです。

先週の暖かさの所為か1460mの林道までは既に雪がありませんでした。

まだ、朝でしたのでところどころで凍ってはいましたが問題になるところもない状況です。

予想通り1500mから雪が現れてきました。


みたらし団子で一服

気温が高いせいか、ガスの中



およそ13kgの荷物を背負って



雪道を上って行きました。

ここ櫛形山に沢山見られる

    

この植物。

この日は小雨も降ったりしたので、しっかり水分補給ができていますね。

今回はストックを最大限に利用して



ひたすら頑張ります。

ガスと小雨



もともと展望の少ない山、さらに何にも見えません。



櫛形山をヤマレコで検索すると、その記事の少ないことに気づきます。

今年に入っても確か1件しか載ってなかった記憶があります。

この日も出会ったのは4人。

人気がないのは、眺望が良くないからなのでしょうか?

樹林が無ければ、南アも富士山もバッチリですからね。

そんな櫛形山にロープウェイを作ろうなんていう話しが持ち上がっているんだそうです。


今回は釜を使っての炊飯をしました。



持ち上げたのは相方ですがね・・・



2時を廻ったころから天気も好転、陽がさす事もありましたよ。





小屋で出会った、毎週登ると言う地元の方の話しでは、先々週と先週では雪の様相がガラッと変わったそうです。

そのくらい先週一週間で溶けたのでしょうね。


続きは明日。。。。。

雪山と温泉・・・早戸温泉

2015-03-17 17:25:10 | 雪山
土曜日に東北道~磐越道と乗り継いで会津坂下で降り、沼沢湖の近くの早戸温泉に行ってきました。

最近、アタシ達ロートルはテント生活がきついので、小屋、民宿、湯治宿などと絡めての山行をする人たちが増え、一緒に行ってきました。

少し遠いのですが、ピリっとした良いお湯でしたねぇ・・・

その温まることと言ったら、最高でした。




翌日曜日は、裏山の三坂山832mに登ってきました。

ホントに里山なのですが、裏山故に登山者の痕跡無し。

脛、膝のラッセルが延々と続きましたよ。



6時40分頃から登り始めたのですが、この日の天気はどんどん好転して700mを超えるころには



地上のガスが立ち上って雲になってゆきます。

雪は

  

重重の湿雪

カモシカやウサギの跡も、、、



登るほどに青空になり

    

雲がどんどんできては流れ、消えてゆきます。

  

上からは只見線を通る電車が見えました。



日に数本しかないと言うこの電車が見られるなんて「撮り鉄」君たちは悔しがるでしょうね・・・




しかし、この雪の重さと言ったら、ワカンの上に雪が落ちずに乗っているので歩くのが往生です。

アタシがノロイのですが、登り3時間、下り1時間40分もかかるほど重い雪でしたよ。

  

骨折してから2年間、全く山をサボっていたので、それを取り返すべくひざ痛と怠け癖に押し潰されない様に尻を叩いていますよ。。。。。

ヒヨドリめ!・・・

2015-03-13 22:02:24 | 日々のこと
以前、プランターのノースポールがヒヨドリに食い荒らされた話を書きました。

その後、ネットを手に入れて、出かけるときと寝るときには必ずネットをします。



食べ尽くされたノースポールも



温かさに誘われて新しい芽が一杯になりました。

冬の花なのに、きっと食べられて悔しくて頑張って発芽しているのかもしれませんね。




ところが、つい先日ネットの向こうからベランダの手摺子の間を使ってノースポールを2輪食べられてしましました。

悔しいので



こんな風にして、右側の2つだけスーパーのレジ袋をぶら下げていたらですよ、今日、まだぶら下げてなかった3つ目のレジ袋の所に止まっているぢゃあありませんか、

アタシが思わず部屋の中からサッシをガタガタって叩いたら、慌てて手すりとプランターの間に落ち、羽をばたつかせながら必死の思いで逃げてゆきました。

仕方なく、その後3つ目のレジ袋をぶら下げたっていう次第っす。



相方はミカンをあげろ、なんて言いますがベランダを汚されますし、好物の柑橘類はヒヨドリよりもアタシが欲しいのでやりません。

しかし、いくらなんでもレジ袋ぢゃあみっともないのでホームセンターに行って目の粗いネットを買って対策します。

いままで鳥害なんて思いもしませんでしたが、飛んでっちゃう相手ですからなかなか大変ですな。。。。。

虹・・・んなわきゃないよ

2015-03-12 11:43:59 | 日々のこと
一昨日の話しですが、、、


太田区の方に居た相方から電話がかかってきましてね・・・

「○○の向こうにすごい綺麗な虹が見えるから、すぐ見て!」と慌てた様子の電話がかかってきました。


見える分けねえだろ・・・と思いながらベランダに出たアタシが

「見えないけど・・・」

「え”-見えないの!?!?・・・○○の向こうにすごい綺麗だよ、、、」と、、、



因みに、その瞬間の西の空っすが

  

コレっす


当然ですが、虹は見えません。

何しろ、相方は大田区、アタシは板橋区に居りましたからね。



そもそも虹って、気象条件と光とその人の位置関係で見える人見えない人が決まるものですよね・・・

相方は自分が見える虹は東京中から見えていると思ったようです。



もっともアタシもあんまり強く言えた義理ぢゃあありませんがね、、、

と言うのも、いつだったかは忘れてしまいましたが、飛行機に乗った時、上から花火を見たことがあるんですよ

そしたら、地上から見えるのと同じ花火が見えたんです。

その時、初めて花火って球体をしているんだ、と気づきました。

何故かしら花火を平面的な感じで眺めていたんですな・・・

あの円い花火には裏表がないんっすよ、、、どこから見ても同じ花火なんですな。

チョットした感動を覚えました。




でも虹はねぇ・・・・・そこからしか見えないんっすよ、相方さん!

逸品・・・

2015-03-10 17:16:31 | グルメ
かどうかはわかりませんが、あたしの住んでいる地域のあるお菓子屋さんには名だたる逸品があります。

それが



この栗まんじゅうと



このロールケーキです。



どちらも160円ですが、特に栗饅頭は評判がよろしい。

アタシの実家などでも「美味しい」と評価が高い。

半生なので日持ちがしないため、購入後1~2日の内に食べられること前提でお土産にも使える。


一方のロールケーキなのだが、毎日両端の端材が売りに出される。

この切り落としが美味しいし好きなので何度か買いに行っているのだが、二度と買えていない。

こううなると、もうまぼろしの○○に格上げされて余計に欲しくなるのは人情というものだろう。

梅は咲いたか・・・恐るべし7歳児!

2015-03-09 10:10:49 | ハイク
かねてよりの7歳児との約束で、この日は墓参りを兼ねた梅園までのハイクの日

生憎の小雨で予定を変更して、最初に墓参りに行ったのだが、墓参が済んでも小雨は降りやまず

先週一杯、作品展やら何やらで忙しかった相方は7歳児に「お風呂に行かない・・・」と誘い水を向けるのだが、中々思うようにはいかない


山に行く、風呂に行く、、山に行く、、、風呂に行く、、、、の攻防戦の末、一旦、風呂に行った後でプールに行くことで決着をつけた

モチロン大人の思惑は、これで済んでくれればシメシメなのだが・・・



ひとしきり地元の湯でノンビリするのだが、風呂では7歳児は暑いのか長くは居られないようだ

「アイス食べる?」とか、アタシが「お寿司食べたいな・・・」とか水を向けるのだが興味ゼロ



それでもひとしきり



卓球なんぞで遊んでくれたのだが、相方と7歳児のプレー中にアタシは落ちてしまった

帰る、と言うことになり、一時間に一本の連絡バスを逃し、次のバスを待つことで時間稼ぎをしようとするが「歩く!」と言い出した

「ぢゃあフロントのお姉さんに歩いて駅までどのくらいかかるか聞いておいで」と言うと、スンナリ出かけてきて「30~40分だってぇ」と戻ってきた



一旦言い出したら聞かない相方の血筋、しょうがねぇってことで歩きはじめる



これだよね、賢パパ

車が何台来るか、とか、人が何人通るか、とか色々問題を出されながら駅まで歩く



この梅の里は、紅梅は満開、白梅は五分咲き、福寿草は終わり、と表示されているところなのだが・・・


白梅は

            

御覧の通り

梅の里の



守り神



猿田彦らしいっす



この土地、埼玉県なんですがね



上田さんと下田さんの講演って、アーーータ、、、ややこしいっすよねぇ




大したことしてないのに、何故かアタシはクタクタ、って言うか風呂にも入ってダラダラかな・・・

家についた直後、相方からの電話で「これからプールに行くけど、行かない?」って・・・・・

もちろん、アタシは丁寧にお断りさせていただきましたが、

プールでの7歳児と相方の会話

7歳児が大きな浮き輪を持ってきて「これで流れるプールで遊んでて・・・」と

本人はスライダーでしっかり約束の1時間を堪能したようです


恐るべし、7歳児!!!

ワインの郷・・・勝沼

2015-03-04 19:18:52 | 
大菩薩の前日、アタシ達は勝沼にある「ぶどうの丘」って所に居ました。

目的はここのワインセラーでの試飲、1100円で5時半まで飲み放題っす。

  

最近評判がいい山梨ワインですから、それなりの期待を込めて、この時期ですから赤のフルボディからミディアム、ライトと飲み比べてみました。

同じように白もたくさん飲んでみたんです。

結論、山梨ワインの赤とお付き合いするにはアタシには若すぎる。

白は好きなのもあるし、デザートワインなんて甘くておいしかったっす。

でも、赤はフランスかチリのフルボディの熟成されたモノが好きです。



で、腹が減ったので展望レストランでランチを頂きました。



見たとおりのハンバーグなのですが、茶色のグレイビーソースは×ですが、白いマスタードソースが旨いんっすよ。

手前の野菜のラタトゥイユも良く煮込まれていて、見た目はいまいちですが味はグーでした。

仕上げにコーヒーを頂いて、



後は天空の湯で一風呂?二風呂?

尻を叩かれ大菩薩・・・激痛の大菩薩

2015-03-03 16:23:23 | 雪山
2月の最終日の土曜日、大菩薩に行ってきましたよ。

裂石のゲート手前の路肩に車を止めて、上日川経由で出発します。

このルートは雪が有ったり無かったりなのですが、北側斜面のせいかほぼすべての路面が凍結状態、冬靴のソールでは滑ること滑ること、、、

上日川の峠手前からやっと雪らしい雪の路面となりました。

福ちゃん荘で、唐松尾根にしようか大菩薩峠にしようか迷いましたが、あの尾根歩きを外しちゃあ雪山ハイクの意味がないなぁ・・・ってことで

ひたすら

  

モクモクと歩くことにしました。

歩き疲れれば



休憩し

それでも



ひたすら歩きます、ゆっくりと・・・




それでも、やがては



大菩薩峠には到着するんですよ



ここまで来ると



南アルプスも

  

富士山も見えてくるんですが、この日はあいにくの霞模様、クッキリとはまいりません。



写真を撮るって言う口実も



前に向かわなくちゃあ終わりません。

相方をしり目に



頑張って進みます。

進めばやがて



雷岩にも到着できるし

  

振り返れば、こんな景色も

もう一度

    

南アと富士山も見納めとばかりに写真を撮りました。

  


さあ、ここからは樹林帯っす。



もうこの頃、アタシの体はほぼボロボロ

大菩薩嶺に着いたときには



ほぼ脳死状態

フカフカ雪と下りに助けられ



丸川荘が見えた時には、アタシの6時間膝はほぼ限界。

なだめ、すかしながら

    

ゆっくりと、あの拓けた見通しの良い下りを堪能しながら下ります。



そして



ナリーニョの至福の一杯。

マイカップ持参で50円引きは知っていたんですが、丸川荘のカップで飲みたくてお願いしたんですが冬場は使わないと言うことで残念でしたよ。

しばし、川根の旦那話と丸鍋話で時を過ごし



さぁ最後の下りに出発っす。

折から晴天に半月が

  

丸川荘からの下りには雪はほぼ無しでグッチャグッチャのツルンツルン


アタシの左の6時間膝は悲鳴の上げっぱなし、でも歩かなくては帰れない。

もう踏ん張りがきかない左ひざを騙し(騙せない!)騙し(騙せない!)ながら、汗をかく必要のないところで汗をかきながら、

マジで必死になって歩きましたよ。

沢に着いたときには嬉しかったけど、あそこからも長いんですよね、、、ホントに。。。