前日、昼過ぎからほこら小屋に籠もっていたアタシ達は、ご飯を食べたらテレビもない、本もない、エアリアしかないので、それを見ながら散々あーでもない、こーでもないと検討を加えていたのだが、
それも6時過ぎるころにはネタ切れ。
そんなわけで6時半には本格的に「寝る」事にした。
この段階で、小屋内の温度は3度、外はマイナス3度、予想以上に温かかった。
今回は寒いことを想定はしていたのだが、さすがにテントは重いので取りやめてツエルトにしてその中で寝ていたのだが、
相方が暑いと言ってツエルトから出てゆくとき目が覚めた、まだ9時だった。
もっとも相方は厳冬期用のシュラフ、アタシは3シーズン用なので当然なのだが。。。
朝5時半、寝坊して目が覚めた。
外は
良い天気の予感
湿ったツエルトを乾かしながら
早速朝飯の支度に取り掛かる。
天気が悪かったら、そのまま降りてしまおうかと思っていたのだが、好天したので出かけることにする。
朝日も向こうから登ってくる。
寒暖計によると最低気温はマイナス6度だったらしい。
前日のトレースも
凍っているようだ。
脚力に不安のあるアタシは、アイゼンを付けてゆくのだが
重量オーバーで嵌りまくる。
しかし、朝日の中必要なものは相方に背負ってもらい空身での殿様山行は気分もいい。
櫛形山頂と裸山・アヤメ平の分岐で裸山に向かったのだが、かすかな轍の形跡を残すのみで、ここ1、2週間は人が踏み入れた感じはない。
分岐から進み始めると、すでに腐っている雪が体重オーバーのアタシを支えきれずクラストした表面から6~70cmもはまり込む。
1歩進んではズボ、3歩進んではズボの繰り返しで、アタシは諦めて分岐まで先に戻ることにした。
先に進むことを試みた相方も、やはり嵌ることが多くなって戻ってきた。
気を取り直して櫛形山頂へ向かうと、後方から人の声。
随分早いと思い振り返ると外国人の二人連れ、時刻は8時38分。
何時に出発したのかを尋ねると、伊奈ヶ湖を6時だと言う。
この状況で920mから凡そ1000mを2時間38分とは滅茶苦茶に早いので驚くと、トライアルをやっていてその練習とか。
ほぼ走るような状態で登って行った。
やがて
山頂に到着
先着の彼らがエネルギー補給している脇でアタシも
休憩とエネルギー補給をする。
彼等に別れを告げ、先に小屋へ戻る
この日も下からどんどん雲が上がってくる。
樹林の間から南アは見えたが富士山は霞の向こうで影絵のように見えるのか、見えないのか・・・
下りは嵌っても勢いがあるのでトレースを踏まずに小屋を目指す。
支度を整えて一気に下山したのだが、この日も出会ったのは4人。
やっぱり櫛形山は人気がないのだろうか・・・
そんな櫛形山の西側から裸山にかけてバリヤフリー登山道ができているのをご存じだろうか。
しかし、この登山道も冬季は当然通れない。
そして、裸山へ行くためには一般登山道を300mほど登らないと行けないらしい。
裸山の東北にアヤメ平と言う場所がある。
7年ほど前、最初に行った時からアヤメは咲いていなかった。
食害なのか、土壌なのか原因を突き止めるために、ある地域を柵囲いして様子を見た結果、アヤメが少しずつ復活した。
やはり、原因は食害というこであるようだ。
そのアヤメ平は今、柵で完全に囲われていて、人はドアを開けて進む。
そんな櫛形山にロープウェイを作るという話しが行政から起っているらしい。
昨日も書いたように、ヤマレコでも櫛形山の記事は少ないし、手軽な場所にある標高2000mの山にしては天気の良かった昨日も今日も出会った登山者4人と言うのは、あまり眺望がない櫛形山だからなのか・・・
そしてロープウェイを作ると言うことは、当然、樹林を伐採して眺望を図ることにもなるだろう。
なんのために、という理由は行政にはあると思うが、ここにロープウェイを作って、自然を破壊して、人を呼べると思っているのだろうか。
そんなことのために県民の税金を使ってよいのだろうか。
なんでも、広河原を第二の上高地にしたいとも言っているらしい。
過疎で大きな産業もなく、自然と限界集落も多い山梨県がワインと観光で何とかしようと言う思いは理解できるが、何かが違うと思う。
一県民の思いではなく、全ての山愛好家の皆さんにこんな計画を実行させないことに協力を期待します。
それも6時過ぎるころにはネタ切れ。
そんなわけで6時半には本格的に「寝る」事にした。
この段階で、小屋内の温度は3度、外はマイナス3度、予想以上に温かかった。
今回は寒いことを想定はしていたのだが、さすがにテントは重いので取りやめてツエルトにしてその中で寝ていたのだが、
相方が暑いと言ってツエルトから出てゆくとき目が覚めた、まだ9時だった。
もっとも相方は厳冬期用のシュラフ、アタシは3シーズン用なので当然なのだが。。。
朝5時半、寝坊して目が覚めた。
外は
良い天気の予感
湿ったツエルトを乾かしながら
早速朝飯の支度に取り掛かる。
天気が悪かったら、そのまま降りてしまおうかと思っていたのだが、好天したので出かけることにする。
朝日も向こうから登ってくる。
寒暖計によると最低気温はマイナス6度だったらしい。
前日のトレースも
凍っているようだ。
脚力に不安のあるアタシは、アイゼンを付けてゆくのだが
重量オーバーで嵌りまくる。
しかし、朝日の中必要なものは相方に背負ってもらい空身での殿様山行は気分もいい。
櫛形山頂と裸山・アヤメ平の分岐で裸山に向かったのだが、かすかな轍の形跡を残すのみで、ここ1、2週間は人が踏み入れた感じはない。
分岐から進み始めると、すでに腐っている雪が体重オーバーのアタシを支えきれずクラストした表面から6~70cmもはまり込む。
1歩進んではズボ、3歩進んではズボの繰り返しで、アタシは諦めて分岐まで先に戻ることにした。
先に進むことを試みた相方も、やはり嵌ることが多くなって戻ってきた。
気を取り直して櫛形山頂へ向かうと、後方から人の声。
随分早いと思い振り返ると外国人の二人連れ、時刻は8時38分。
何時に出発したのかを尋ねると、伊奈ヶ湖を6時だと言う。
この状況で920mから凡そ1000mを2時間38分とは滅茶苦茶に早いので驚くと、トライアルをやっていてその練習とか。
ほぼ走るような状態で登って行った。
やがて
山頂に到着
先着の彼らがエネルギー補給している脇でアタシも
休憩とエネルギー補給をする。
彼等に別れを告げ、先に小屋へ戻る
この日も下からどんどん雲が上がってくる。
樹林の間から南アは見えたが富士山は霞の向こうで影絵のように見えるのか、見えないのか・・・
下りは嵌っても勢いがあるのでトレースを踏まずに小屋を目指す。
支度を整えて一気に下山したのだが、この日も出会ったのは4人。
やっぱり櫛形山は人気がないのだろうか・・・
そんな櫛形山の西側から裸山にかけてバリヤフリー登山道ができているのをご存じだろうか。
しかし、この登山道も冬季は当然通れない。
そして、裸山へ行くためには一般登山道を300mほど登らないと行けないらしい。
裸山の東北にアヤメ平と言う場所がある。
7年ほど前、最初に行った時からアヤメは咲いていなかった。
食害なのか、土壌なのか原因を突き止めるために、ある地域を柵囲いして様子を見た結果、アヤメが少しずつ復活した。
やはり、原因は食害というこであるようだ。
そのアヤメ平は今、柵で完全に囲われていて、人はドアを開けて進む。
そんな櫛形山にロープウェイを作るという話しが行政から起っているらしい。
昨日も書いたように、ヤマレコでも櫛形山の記事は少ないし、手軽な場所にある標高2000mの山にしては天気の良かった昨日も今日も出会った登山者4人と言うのは、あまり眺望がない櫛形山だからなのか・・・
そしてロープウェイを作ると言うことは、当然、樹林を伐採して眺望を図ることにもなるだろう。
なんのために、という理由は行政にはあると思うが、ここにロープウェイを作って、自然を破壊して、人を呼べると思っているのだろうか。
そんなことのために県民の税金を使ってよいのだろうか。
なんでも、広河原を第二の上高地にしたいとも言っているらしい。
過疎で大きな産業もなく、自然と限界集落も多い山梨県がワインと観光で何とかしようと言う思いは理解できるが、何かが違うと思う。
一県民の思いではなく、全ての山愛好家の皆さんにこんな計画を実行させないことに協力を期待します。