malのあっちこっちブログ

山・旅・料理。。。

気ままに、気張らず、、出来ることを、、、

奈良・・・大徳寺・大仙院

2014-11-28 16:41:10 | 京都
黄梅院を出て大仙院に向かいます。

大仙院は大徳寺の塔頭の中でも特に由緒のあるお寺です。

三世古渓和尚は千利休の首を加茂の河原から持ち帰ったことで知られ、七世沢庵和尚は言わずと知れた宮本武蔵との関係で有名です。

建物の方丈が国宝なら襖絵も相阿彌、狩野元信、之信の重文です。

枯山水のお庭も禅宗独特の意味深い見事な物ですが、宗教感の十分理解できないアタシにとっては、ただその造形美に感じ入るだけでした。

此処もまた撮影は許されていないので、許可されている範囲での撮影を、、、

                  

また、この大仙院のご住職は著名な方のようで、在院の折には来訪者と気さくに交わり、差し出されたカタログ、書物、紙などに来訪者の名前を書き、その名前からその人を評することをなさっておられます。

たまたま、この日もおられまして一人一人に名前を聞かれ、書き、「あんたはね・・・」などと話されておりました。

因みに、相方は情の深い人、アタシは「選挙に出なはれ、そしたら当選間違いなしぢゃ」とのことでございました。

以上、大徳寺大仙院見聞記でした。

奈良・・・そして京都へ。黄梅院

2014-11-27 10:02:45 | 京都
田舎で急な所用があり先週末から里帰りをしていました。

用事の詳細はさておき、それ以前から、アタシが10代から20代のはじめ頃までコレクションしていたレコードを現在の保管者の従姉妹から「どうするの?」と連絡を受けていたので、帰省のついでに受け取りに行ってきました。
大半のものは現在でもCD等で購入ができるので、ある意味ノスタルディに浸るだけかもしれませんが、ある盤だけは廃盤になっていて、また良い盤なのでどうしても欲しいと思い受け取りに行ったのです。
その日の用事が終わった夜9時すぎ姉と姪が運転する車で3人で従姉妹の家に入ります。
入る前から飼い犬「メリー」が吠え続けていました。
アタシが幼児の頃から従姉妹の家で飼う犬たちは全て「メリー」なのです。
そして、玄関先に用意してあったレコード盤は、、、たったの5枚。。。。。

27歳のころ、従姉妹に預けたときは150枚ほどだったのですが、その後散逸しているだろうし、管理のあまり得意ぢゃない従姉妹ですからかなり減ってはいるだろうと想像はしておりました。
それでも、「どうするの?」と聞いてくるくらいですから、まだ4~50枚はあるだろうと想像はしていたのですが、まさかの5枚でした。
その上、一番欲しいレコードはありませんでしたよ。
従姉妹の家を辞するとき、アタシに残ったのはメリーの吠える残響音だけでした。

あまりの落胆に、そのレコードを実家に置いて戻ってきたのですが、車中で姉から「レコード忘れているよ!」とメールが・・・
いや、忘れたんぢゃなくて、置いてきた、とも言えず、今度取りに行きますと返事しましたよ。
楽しみだっただけに結構ガッカリ来ました。



さて、奈良の戻りましょう。

山の辺の道の翌日は朝から雨でした。

予報通りと言えばそうなのですが、だからと言って正倉院展にも行く気が無かったので「そうだ、京都へ行こう!」と電車に乗りました。

目的地は大徳寺、黄梅院。

前回は高桐院と龍源院に行ったのですが、大徳寺にあるこれらの塔頭は、それぞれ実にすばらしいお庭があるのです。

その上、規模が実によい按配なのです。雨ではありましたがまたそれが素晴らしい風情となる事でしょう。

この黄梅院は信長が秀吉に命じて父 信秀の追善菩提のために普請させたのが始まりとされている。

そして、信長死後、秀吉が一時期ここに密葬したのだが規模が小さいとして同じ山内に総見院を建立してそこに祀られた。

その後は秀吉、小早川隆景によって改築が重ねられ現在の姿になった。

院内には小早川隆景、蒲生氏郷、毛利元就家、織田信長等が祀られている。



雨の黄梅院をジックリ。

            

山門から入り中門に至るまでのわずかな空間が大徳寺の塔頭一院一寺すべて美しい。



中門から本堂まで

        



残念ながら黄梅院のお庭「直中庭」や「破頭庭」を含む本堂、唐門、書院等は撮影禁止なのでお見せできない。

雨の黄梅院、素晴らしい時間を過ごすことができました。



奈良・・・山の辺の道から戻って

2014-11-22 06:58:02 | 奈良
昨夕の調理でのこと、カリカリベーコンを作っていた時のこと。

ベーコンを炒めると油が飛び跳ねることはご存知の方も多いと思います。

アタシもそのことはよく知っているつもりなのでモチロン蓋をしながら様子を見ておりました。

ところが、あるタイミングで蓋を開けたとたん、油の奴が「パチン」と飛び跳ねましてアタシの右顔面に軽度の火傷を与えてくれましたよ、、、全く。

みなさんもくれぐれもご注意くださいませ。




さて、山の辺の道から奈良に戻って、暑かったし何か冷たくて甘い物が欲しくなって抹茶の甘味処に入りました。

JR奈良駅から三条通りを東向きに差し掛かる手前にあるお店です。

アタシはパフェ

  

相方はプリンっす



どちらも鹿さんの抹茶クッキーが付いてきましたよ。

最近は至る所に抹茶だのトウモロコシだのと様々なアイスクリームがありますが・・・

アタシはバニラが一番好きです。



で、今日の夕食は



とんかつ。


奈良で「何食べようか?」って決まらない時、何故か東向きにあるこの店に入ってしまいます。

次回は、奈良でお薦めのお好み屋さんを教えられたので、そこに行ってレポートします。

奈良・・・山の辺の道

2014-11-19 16:46:36 | 奈良
前夜の夕食が良かったせいか、グラグラしていた予定が決まって予定通り山の辺の道を歩くことにした。

今回は大神神社から天理まで、ここで柿が無かったら諦めるつもりだった。

朝食を7時半にお願いして黒米の入った精進料理風朝食を美味しく頂く。

相方の見立てた通り、素朴だが美味しいご飯だ。

食後、JR奈良駅に向かう、三輪駅で降り駅前の小さな商店街を抜けるところの八百屋さんに安くて美味しそうな柿が大量に売っていた。

これなら安心と、大神神社に向かう。

  

独特の注連縄のかかる鳥居を見ながらかって通った山の辺の道を玄賓庵へ



ここもその昔入ったことがあるのだが、相方の脳内からは消えていた。



道しるべを見ながら



桧原神社に到着。



丁度、境内の白洲を熊手で清めたばかりだったので遠慮して側溝の上を歩くと、ボランティアのおじさんが「歩いていいよ」と声掛けしてくれた。


神社の前には茶店が有り、その周囲にはまだ柿が枝から下がっていた。

期待を込めて茶店を覗くが・・・残念、高い。

素通りして先を急ぐ



折から天気も好転、時折陽が射すほどだ。

歩くほど進むほどにあちらこちらで柿は売られていた。

あっちで5個、こっちで7個と買ってはいたのだが3~40個も買ううちに重くなったので明日纏めて買うことにした。


この日は天理から数コースに分かれてウォーキングラリーのようなものが行われていて、その参加者で山の辺の道はあっちに人、こっちにも人と人だらけ。

その昔には食べ物屋さんなんて神社の前くらいしかなかったのだが、この日は農家が自家製の食べ物まで売っていたし、レストランのようなものまで数軒あった。

時代は変わるものだ。



そのうち「桜」が咲いていた。

  

  

緋寒桜なのか、淡い白さが儚い。



そうこうするうちに石上神社に到着。

例の喧しい尾長鳥が出迎えてくれたが、、、



朝ぢゃないから鳴かないのね。。。。。

奈良・・・最高の食事

2014-11-18 15:45:38 | 奈良
歩き、食べ、見終わってチェックイン時刻も過ぎたので今日の宿へ戻った。

去年に続き二年連続で宿泊する。

小さなゲストハウスなのだが、去年泊まるところが無くて何の期待もなく泊まったところ、部屋は綺麗、トイレもお風呂も清潔、宿泊者が食べていた朝ご飯もおいしそう・・・ってことで今年は迷わずここに決めた。

奈良での費用対効果を考えると、此処に勝るところはないと思える。

ところが残念ながら今年も正倉院展と重なってしまい二泊予定が一泊は個室、二泊目はドミトリーとなってしまった。

このシーズン、このゲストハウスでは小さなラウンジのテーブルに「柿」がサービスで提供される。

着くなり女将に「柿」が無いことを告げると、今年はもう終わってしまった、との返事。

このゲストハウスで供される食べ物はそのほとんどを自家栽培の食物で賄っていると言う、モチロン米もそうなのだ。

その柿が今年はもう終わってしまったと言う。

柿を買うことを目的の第一に挙げていたアタシはかなりがっかりした。

明日からの天気も下り坂、なんだか意欲もなくなって柿の買い出しに山の辺の道を歩こうと思っていたのだが、その気もなくなり予定も決まらぬまま夕食の時間となった。




今日の夕食はならまちの「粟」と言う鍋がメインの和食屋である。

例の如く、奈良での外食に特段の期待もなしに出掛けた。

予約をしないと中々入れない店との事で、今回の旅が決まった二か月前に宿とこの日の夕食だけは決めてあった。



テーブルには



ホンモノとも造形とも判別できかねる物が置いてあった。

やがて店の人がヤマトイモと宇宙芋(ムカゴの親戚)と最近東京でも打っている野菜の説明をしてくれる。


そして、お通し



全て説明をしてくれるのだが覚えられない。



次にお盆に乗った小鉢類が供された。

ここで味を説明すると、、、、、旨い。



やがて、鶏鍋の具材が出てきた。



この鍋を豆乳で頂く。



生でも食することができるこの鶏肉がメッチャ旨い。



そして、仕上げは煮詰めた汁で作るおじや



この濃厚さは忘れられない。

豆乳には味噌も入っているらしいが、鍋を食べているときには感じなかった濃厚さが最後に煮詰めることで出るのだろうか・・・

野菜たっぷり、そして新鮮鶏肉。

なによりドリンクメニューにあった日本酒の美味しかったこと。


仕上げは



無花果とアイスクリーム

なんでもこの店の食材は天理にある自家農園ですべて栽培しているのだそうだ。

やはり新鮮な野菜は無敵なのだ。



奈良に通い始めて何年になろうか、、、、、?

初めてもう一度来たい店ができたのだ。

大大満足の夕食だった。

奈良・・・きたまち~ならまち

2014-11-17 15:34:59 | 奈良
焼門を出てきたまちに向かう、目的は昼飯。

相方のスマホが探し出した加薬ごはんの店に行きました。



普通の町家でメニューは二種類のみ、サバの味噌煮とおでんの定食。

二人でサバの味噌煮を注文



出された定食を見て「少な!!」って思ったのはアタシだけ???



まぁ期待外れの加薬ごはんと健康的な昼食を頂いて欲求不満を解消すべく甘味処を探すことにします。

きたまちから国道を横切り、東向きを通ってならまちへ。

此処でも活躍するスマホに従って「中西与三郎」へ。






今日が金曜のせいか比較的店が空いています。

とは言っても正倉院展が開催中の奈良、修学旅行の生徒や外国人も加わって人は沢山いらはります。



この店は新しく客席を設えたらしく座敷を改装したテーブル席に通されました。

落ち着いた設えは和風甘味処にピッタリ。






アタシは「六坊」と言う



抹茶と普通のわらびもちと求肥、餡子を注文



作りたてだからか、この控えめな甘さがお気に入りとなりました。



相方は抹茶を



柿の甘菓子でいただいてました。



最近、洋菓子よりも和菓子が美味しいんっすよね。。。

奈良・・・散歩

2014-11-16 16:38:09 | 奈良
パン屋さんを出て奈良ホテルの前を通り池に差し掛かると紅葉の真っ盛り

  

落葉も美しいし、葉の形の可愛いこと・・・

浮見堂に向かって歩いてゆく。



池の向こうに霞む紅葉もなかなか・・・




やがて、鹿が戯れる飛火野に出る。

  

  

今回は追い掛け回す鹿もいなく



友好に戯れた。



飛火野と枯れ木と青空

  

そして、紅葉。

秋を満喫しながら外国人と修学生だらけの奈良公園を春日大社に向かい、手向け山八幡宮から法華堂へと歩く。



手向け山八幡宮脇にある寄生木



栃だったか、茅だったかの老木に杉が寄生して成長しているらしい。



去年法華堂は参拝したので今年は二月堂から



秋晴れの気持ちの良い朝だった。



二月堂を背に塔頭の間の坂道を下り、大仏殿北側の撮影スポットに向かう。






今年、改修が終わって外観見学ができるようになった正倉院へ。

    

この案内を読んでいたら大阪のオバチャン連中が「ヒノキ」の話しをしていたので



割り込んで話しに加わる。

恐ろしく回転の速い、機転の利く会話をするオバチャン達で負けそうになったので、早々に切り上げて昼飯を探しにブラブラと焼門へ歩いてゆく。

奈良・・・交差点のパン屋さん

2014-11-15 12:35:40 | 奈良
先週末、奈良へ行ってきました。

天気予報が悪くなってきたので少し迷いはありましたが、諸般の事情を考えて決行しました。

行く時はいつも「正倉院展」と重なってしまって宿を取るのに苦労するんですが、今回も3泊すべて違う布団で寝ることになりました。

そのことはおいおい書くとして、この時期に行くのには理由があります。

それは「柿」です。

なにしろ、奈良の富有柿は旨い、のです。

もちろん、東京のスーパーにもいくらでも売っていますが全然味が違います。その上、安い。

今回の一番の目的は「柿」。

あとは全て「ついで」です。




雨が上がった6日夜、東京を出発、東名、新名神、伊勢湾岸と通って亀山PAで仮眠して8時ころ宿に到着。

車を止めて、近くの福地院の交差点にあるパン屋さんで朝食です。



フォカッチャと甘い系を注文

  

やがてビスケット付のコーヒーが出てきました。



非常食用に無花果の入ったパンも買って、これから奈良公園へ散歩に出かけます。



このパン屋さん



ショーケースは一つだけ、店内にある客席もテーブル1つとカウンターに椅子2つだけ。

一人ずつやってくるお客さんを眺めながら淹れたての美味しいコーヒーを頂きました。

お店もこじんまりと



可愛い感じでしょ。

浅草・・・天丼

2014-11-06 16:20:29 | グルメ
先週、浅草へ行ってきました。

第一の目的は



コレ!

大黒屋の天丼。

アタシの叔母が大好きでしてね、ガキの頃からよく連れて行ってもらってました。

子供には中々大変な量なのですが



それでも早食いの叔母が食べ終わると「お替り頼むから半分食べる?」なんて訊いてくるので、「無理無理!!」なんて答えていた記憶がありますよ。




食事が終われば「甘味」が常、梅園に並んで



粟ぜんざいと



クリームあんみつを頼みました。




下町って、こういう店がたくさんあって楽しいっすね。



ついでに腹ごなしで花やしきの方へブラブラと



色が変わるスカイツリーを見ながら六区を一回り。



帰りに「舟和」でお土産の「新芋ようかん」と



あんこ玉を買って帰りました。



ちなみに。この新芋ようかん、マジうまいっす。。。。。


むかごご飯としかく豆・・・

2014-11-05 18:07:09 | グルメ
いやぁアタシも初めてお目にかかりました。



コレ、しかく豆と言うらしいんです。

見た目は海藻っぽいんですが、食感は柔らかめの豆なしさやえんどうって感じです。

特にクセはありません。

いろんな野菜があるもんですね。



そして



久し振りに相方がむかごを持ってきてくれたので炊き込んでみました。

ごま塩をかけて食べると美味しいっすよね。



ついでに



たい焼きも頂きました。

立ち食いが多い食べ物ですが、今回はほうじ茶で美味しく頂戴しました。