malのあっちこっちブログ

山・旅・料理。。。

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圓成寺・・・

2012-11-12 20:02:17 | お寺
前夜、「きたまち」からの帰り道、やっぱり何食べようかって迷った。

奈良の人には悪いけど、マジ、奈良での食べ物は一発勝負の冒険だ。。。


温かい汁物がいいね・・・ってことで中華に入った。

味は、、、まあこんなもんだけど、働いていた男の子が一生懸命で気持ちよかったしイケメンの可愛い子だったから合格。。。



暗くなったし、歩くと15分上はかかるのでタクシーに乗った。

「高畑の旅館で長谷川ですがわかりますか?」

「あぁ民宿ですね!」

「・・・・そうです、民宿の長谷川。。。」

と言う会話で車は進んだ。



民宿まであとわずかと言う春日の杜に沿った柳生街道で、それまで最初の会話以来無口だった運転手さんがその街路樹の紅葉の話をした。

この時期、奈良に来る観光客は正倉院展か紅葉目当てなのだ。

その話の続きで、「圓成寺の紅葉と浄土庭園の方が浄瑠璃寺より好きです」とポソっと言った。



以前から柳生街道を歩いてみたいと言う話はしていたのだが、なかなかその機会がないまま経過していたのだが、

運転手さんの一言で圓成寺行きが決まった。但し、今回は歩けないので車になってしまったけど・・・



さて、その圓成寺

        

        柳生街道に面してこんな導入部がある。

        道路を挟んで反対側が駐車場、導入部の脇に茶屋が1軒。

        この茶屋、「松茸」が一籠5000円で売っていたけどなかなか大きなものだったが、拝観が終わって一服しに寄ったとき、

        一人分の注文にムスっとされた応対には、こちらもムスってしちゃった。




さて、導入部から4、5段の階段を下ると正面の山門とのあいだに浄土庭園が広がる。



               

                                       



なるほど、好き嫌いは別にして浄瑠璃寺の浄土庭園の方が規模が小さく草木の手入れもやや自然な状態に近かった気がする。

正面に九品仏を祀った本堂と対岸に三重塔が建ち、その佇まいはこじんまりとはしているが居心地がいい。

創建は1047年と言う。

一方、こちらの圓成寺は伝756年の開創となっているが史実的には1026年の創建である。

奇しくもほぼ同じ時期の建立だ。

しかし残念ながらこんな人里離れた場所にある圓成寺でさえ、あの応仁の乱で消失してしまった。

現代の今でも奈良市内からここ圓成寺までは歩いて3時間、往時はもっと時間がかかったかと思うし、

現在でさえ近隣には何もない場所であるのに、ここも兵火に遭うとは・・・

奈良が好きなアタシにとっては応仁の乱は恨めしい。




山門

             

             水面に映る紅葉と針葉樹

                               

                               浄土式庭園





本堂と

          

          その前庭

                     

                     本堂で休むトンボ

                                    

                                    トンボから眺める

                     

                     本堂前の灯篭と山門



国宝 鎮守社 春日堂・白山堂  春日大社からの移築物



まだ、紅葉は始まったばかりだったが、十分堪能した。



               

                                     

                                               

                              

           




境内を堪能して下に降りる。

平安末期に築いたと伝えられる圓成寺庭園、寝殿造り系庭園である。浄土式と舟遊式を兼備した庭園だ。

                                              


こういう庭園は全体図も魅力だが、ズームアップも楽しい。



          

                    

                              




深まりゆく秋を感じて柳生に向かった。

                        



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