この旅の航空会社はAEROFLOTを使った。
もちろん一番安価だったからなのだが・・・
その段階で、帰りのシェレメチェボでのトランジットタイムが14時あることが分かっていたので、VISAを取ってモスクワ市内へ行くことにした。
何年か前にいつものようにザックでの旅行中、成田でザックの紐が切れて出てきたことがあった。
すぐに事故証明書を発行してもらって保険で修理をしてもらったのだが、面倒なのと時間がかかる。
それで、それ以降ゴミ袋に入れたり、ビニール袋に入れたり苦労してはいるのだが、カイロ空港では、盗難防止や汚されたくない人達のために、バッゲージをラッピングしてくれる商売があった。
一個300円なのだが、喜んでラッピングしてもらった。
日本でも空港でこんなサービスがあっても良いと思うけどなぁ・・・
一ヶ所だけタグカードを付けるための「穴」が必要なので、忘れずに。。。
20時過ぎにカイロ空港を出発した便は、早朝の6時半頃シェレメチェボに到着した。
モスクワ市内へは、バスで行こうか、電車で行こうかと迷っていると、明らかに私服と思われる男性がやってきて、どうしたの?って聞いてきた。
聞いてみると、バスは駄目だから電車にしろ、と言う。
電車だと、モスクワ市内の終着駅まで30分で着く。迷わずこっちを選んだ。
混沌と無秩序のカイロから、秩序と重く垂れ込めた空のモスクワ・・・
わずか4,5時間のフライトで、環境が大きく変化して少々戸惑った。
快適な空港エクスプレスでノンストップで終着駅に到着した。
ところが、ここで問題が起こった。
地球の歩き方に書かれている終着駅と着いた駅が違うのだ。
因みにモスクワで英語表記の案内などを見つけるのは、かなり難しい。
本に載っているロシア語表記の駅名と終着駅を見つける作業で結構時間がかかってしまったけど、なんとか分かって地下鉄に乗り換えた。
モチロン、何人かの人に聞いてみたが、この地ではほとんど英語が通じない。
地下鉄で方向違いで行ったりきたりしたものの、何とかモスクワ中心部の目的の駅に到着した。
小雨がぱらつき、用心して着込んできたものの、時間差6,7時間での温度差20度はきつい。
早々にどこかに逃げ込もうと、マックにしようか、どこにしようかと話している内にSUBWAYを見つけたので、そこに入った。
ワールドチェーン店に入るとホっとする。
店の造作からサービズで共通だからだ・・・が、ここモスクワのSUBWAYはちっと違う。。。
英語は通じないし、客に対する思いやりと言うか、凡そサービス精神なんてものは持ち合わせていない感じがする。
全然暖かくない店内で、予想とは違ったオムレツサンドを食べて、クレムリンに向かった。
こんな景色や
あんな風景を見ながら、15分ほどでクレムリンに到着。
外周を歩いてチケット売り場に向かう。
チケットを購入して、いよいよクレムリンの内部に入る。
隣に立っているのは中国人の団体なのだが、まあその騒々しいこと、、、元気なのは彼らだけじゃい。。。
こんな建物や
大統領府があったり・・・
こんな教会や
あんな教会
そんな教会などがあり
大統領府がドーンと構えていたりするのだが、、、
こんなデッカイ鐘があったり・・・
因みにこの鐘、欠けている方だけで11トンもの重さがあると言う。。。
周りに例の団体が陣取っていて、写真を取るのが大変。。。
金の葱坊主がかわいい教会
様々な教会が建っていた。
独特な入り口
ロシア正教はイコンが多いのだが、入り口もまたそうだった。
窓の格子が美しい
内部はどうやら撮ってはいけないらしいのだが、注意を受ける前に、、撮っちゃった。
それなりの方が眠る廟
外観と
入り口
そして、勢ぞろいした葱坊主
手の込んだ入り口
さしずめ、ロシア版なまこ壁か・・・
でも、このフォルムは美しい
モスクワ川のゲート
モスクワ川
さあ寒いからボルシチを食いに行こうぜ。。。
外に出た。
こんなブロンズ像が至る所にある。
スズメって、世界共通なの?
これが「赤の広場」
レーニン廟
聖ワシーリー寺院と
その対面にある建物
この寺院は一番ロシアで有名かもしれない。
赤の広場のクレムリンの正面で工事をしていた建物の仮囲い。
場所を意識した良い計画だと思う。
結婚式だろうか・・・
そんなこんなと、クレムリンと赤の広場を見て歩いて、ボルシチを食べに行く。
この閉まっている門が入り口なのだが、ここが見つからなくて雨の中を右往左往してやっとこの店を見つけた。
この店で食べた、サラダもビーフストロガノフもボルシチも、、、旨かったことは言うまでも無い。
小雨の中を、若者に人気だと言うストリートを1時間ほど歩き、地下鉄の駅の入り口が分からなくて、あっちの線、こっちの線と行ったりきたりしてやっと電車の駅に到着、
ここでも乗る電車が分からなくて右往左往、若い女性に聞いたらロシアに来て始めて位に通じて、なんとか電車に乗れた。
観光立国のエジプトから、広大な大地を持つロシアに入って、その人々と環境の成り立ちのギャップに悩まされつづけたモスクワの14時間だった。。。。。
終わり。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。