日銀券を増刷して日本国を救う村島定行のBlog

①日本は世界最大の債権国、お金がなければ刷りなさい②英語を多用すると次第に馬鹿になる③靖国参拝は日本人の義務だ。

短命政権が続くのは政権が正しい方向を向いていないからーーお札を刷らない限り何も出来ないで終わる

2011年02月19日 | 政治

 菅内閣を辞めさせようという動きが急になった。小沢派の16人が予算に反対する動きを見せると同時に民主党の内部から菅内閣を換える話がでてきた。菅首相は「ころころ首相を代えることが不安定につながる」と言っているが、何も話を進める力がなければ代わらなければならない。鳩山首相が8ヶ月、菅首相も1年持たないだろう。ただ誰に代えても短命であるというのは正しいであろう。日本の苦境を救える政党と政治家が見当たらないのである。
 大学生への家からの仕送りが減って15年前の10万円から現在は7万円だということが報道されていた。家計が次第に貧乏になっているのである。15年前が豊かさのピークで真っ逆さまに下っているのだ。この流れを変える事が出来る首相が求められている。次から次へ首相が代わるのは国が間違っている方向へ進んでいることを示している。
 1885年の伊藤博文から数えて菅直人は61人目の首相である。平均すると1人の首相の在任期間は2年1ヶ月である。世界的に見て非常に短いが特に短い次期があった。それは
敗戦の前15年間である。 1931年から1945年の間に16人の首相が代わった。若槻、犬養、高橋、斉藤、岡田、廣田、林、近衛、平沼、阿部、米内、東條、小磯、鈴木、東久邇宮、幣原首相である。この期間は平均在任期間は1年未満である。1000日以上続いた近衛文麿と東條英樹がいたから平均在任期間が延びたがこの二人を除けば非常に短い。この間は戦いに明け暮れ、挙句の果ては敗戦である。このときの正しい方向は戦いをやめて和平に転換することであった。戦いから和平への転換は相手があることであり、言うは易く実行は非常に難しかったと言えるであろう。
 現在の日本が進んでいる方向は緊縮財政である。これを止めない限り国民は幸福にならない。これは簡単なことである。お札を刷ってそれを財源として公共事業を復活し、防衛費を倍増することである。
 デフレはお金の使い方が少ないから起こる現象である。従ってデフレを止めるには大幅な財政出動と減税である。これを大幅な歳出削減と増税しかして来なかったのである。より一層不景気にする政策を実行すれば国民が次第に貧乏になるのは当然のことである。
 大幅な財政出動と減税を行う政権を誕生させれば長期政権になる。お札をするというと不道徳なことだと思う人が多いがこれは金の勘定の問題である。政府がたくさんお金を刷って市場にばら撒けば国民の懐にたくさんお金が入り国民が豊かになるのである。こういう理屈が分からないほど日本人は知恵がたりなくなったという他はない。
 お金を刷ってジャンジャンお金を使うことは簡単である。領土問題、基地問題、関税交渉のように相手があるわけではない。輪転機を回すように造幣局に命令するだけでいい。しかしこれまで15年間歳出削減と増税しかないと進んできた方向と正反対であるために非常にこの方向転換は難しい。政府、日銀、財務省、マスコミがみんな間違っていたと言わなければならないからである。
 しかしこれを実行に移せる政治家が求められている。それが現代の坂本龍馬であろう。

 

コメント (1)
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