TOKYO MXで「地獄少女三鼎」を観る。
閻魔あいは、今までと違って、このシリーズでは単なる「処刑機械」に成り下がっている。地獄のおエラいさんであるきくりの思惑どおりに動いて、地獄流しがどんなに理不尽であっても、悩み苦しむ様子がまったくない。「復活した」のではなく、「復活させられた」のだろう。
きくりと、あいと、あいに憑依されたゆずき。この三者の「いびつな均衡」が、いつ、どんな形で崩れるのかが、今シリーズのポイントだろう。単なる器扱いのゆずきが、自己主張するようになるんだろうな、たぶん。
6時からの「ウルトラマン」も観た。今回は「4次元怪獣ブルトン」が登場。シュールレアリスムのアンドレ・ブルトンにその名が由来するのは明らか。地を這う戦闘機。空を飛ぶ戦車。4次元空間を右往左往する科特隊員たち。やりたい放題やっていて、おもしろい。