ザムザ阿佐谷で

2019-11-23 19:13:03 | 演劇

月蝕歌劇団の「新撰組 in 1944-ナチス少年合唱団-」を観る。

 初演は1999年で、もはや古典的な作品だ。現実が、劇を追い越してしまった。

 核武装し、IT技術を駆使して国民を管理する。世界中の途上国に金をばらまいて、事実上の支配を行う。ナチスドイツや大日本帝国ができなかったことを、今の中国はやってのけている。

 ユダヤ人にしても、昔とは違う。アメリカのトランプ政権の支援を受けて、パレスチナ人を迫害している。

 高取英が生きていたら、いつか中国やイスラエルが悪役になる劇を作ったかもしれないが、彼はもういない。だが、いずれ誰かが作るだろう。その時まで、日本の表現の自由を守る必要がある。中国に呑み込まれないようにしなければ。

 観劇前にサイゼリヤに寄ったのだが、なんと、キャンティが売り切れだった。たまには安いワインを、と思ったのだが。しかたなく、いつものラヌッチオ・バルベーラにしたにゃ。月蝕魔術にゃう。
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それにしても、ムニエルの次回公演はいつ?

2019-10-10 16:53:50 | 演劇

 俳優の小手伸也の不倫が話題だが・・・。

 下北の文化がどうのこうのと言っているようだが、昔、拙者ムニエルに出ていた頃は「コッテリー」と呼ばれていたじゃないか。あの頃を、思い出せにゃう!
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にゃー

2019-06-06 13:34:34 | 演劇

 中条きよし、女性2人から6000万円以上だまし取った有名座長と対決、か。

 ワシも、演劇界に知り合いがいないわけではないが・・・。

 まあ、5マンが限界かにゃ。ヒャッハッハッハッ!!
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か、悲しいわっ!

2019-06-03 15:22:08 | 演劇

 えっ! 小野Dが死んじゃったわっ!! これからの展開が読めないけど、ただ・・・。麻里奈さんが女の人たちから攻撃されないか、心配なのだわ。

 それはそれとして、駅前劇場で、動物電気を観たのだわ。いつもどおりのクオリティ。ただ・・・。

 最近知ってビックリしたんだけど、辻さんが退団、いえ、演劇から引退していたの。彼にはいつも笑わせてもらったけど、きっと・・・。

 作・演出のあの方に言われて、いやいやながらあんなコトやこんなコトをやっていたに違いないわっ! 子供には見せられない。そう思ったのだわっ!!

 どこまでも明るく楽しい舞台にも、ウラがある。でも・・・。

 たぶん次も観るのだわ。うふっ。
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新宿で

2019-05-27 19:29:59 | 演劇

月蝕歌劇団の「聖ミカエラ学園漂流記」を観る。

 監修がJ・A・シーザーで、演出助手が森永理科。オリジナルの高取版とは違う効果が、明らかに出ていた。「処刑の場面」と、「神殺しの場面」。「無理やりな感じ」がなくなった。照明、音楽、スモーク、炎・・・で、うまく作っている。やっぱり、シーザーさんの力が大きい? それとも、梁山泊を知る理科にゃんこのアイデア?

 パンフレットに、こんなことが書いてあったわ。J・A・シーザー「・・・わたしは、『名探偵コナン』のように森永理科の口を借りて俳優たちにアドバイスするかもしれない。が、もしそうなったとしても、そのアドバイスは森永理科に解釈納得咀嚼されての言葉でなくてはならない」。

 ・・・シーザーさんたら、「名探偵コナン」を見てるのだわ。テレ東の「午後のロードショー」が好きなことは知っていたけど。彼の隠された一面が、白日の下に曝されたのだわ。うふっ。

 それはともかく、次回作でも二人のコンビが続くそうなので、楽しみだわ。

 写真は、ディスクユニオンでついでに買ったピンク・フロイドの「アニマルズ」。「ピンク・フロイドが、どうしてアニマルズのカバー集を出すのか」、と思って無視してきたけど、最近、カン違いしていたことに気づいたの。どんな音なのか、楽しみだわ。うふふっ。
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新国立劇場で

2019-05-14 23:54:57 | 演劇

少年王者舘の「1001」を観る。

 上演時間は2時間15分。王者舘にしては長い。せりふのテンポが、昔よりもかなりゆっくりになったからか。1時間半くらいで「パッと終わる」のが魅力だったが。

 「君はいない」。これは、「コンデンス」の別バージョンなのだろうか。音楽も一部「コンデンス」のが使われているし。・・・いや。天野天街の頭の中ではただひとつの大きな作品が最初から完成していて、公演のたびに小出しにしている。そんな感じがする。

 広い劇場でも、いつもの王者舘だった。特に、映像。広い分だけ効果が拡大したような。

 気になったのは、観客の9割が(ワシも含めて)中高年だったこと。「コンデンス」の初演(18年前だったか)をスズナリで観た人たちが、そのまま新国立劇場に再集結したかのよう。万有引力なら、観客の半分くらいは若者なのだが。クセが強過ぎるからか。もったいないのにゃ。



 
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ザムザ阿佐谷で 2

2019-02-16 16:15:26 | 演劇

 「高取英を偲ぶ会」の帰り道、近所のスーパーで「ワインお楽しみ袋」を買ったのにゃ。

 ふつーのワインではないぞ。品物が袋に入っていて1880円+税で買うのだが、中身が2000円から9500円まで、いろんな値段のワインが入っているのにゃ。そしたら・・・。

 うにゃうっ! 一番高い、9500円の「シャトー・ラグランジェ2010」が入っていたにゃんこ!!

 メドック格付け第3級だと。よくわからんが、ともかく、こんな高いワインは初めてにゃう。こいつはそう簡単には飲めないにゃ。そうだ、老いさらばえてもう酒が飲めなくなった時の、最後の一杯に取っておこう。

 これはきっと、高取さんからワシへのプレゼントなのにゃ。ザムザ阿佐谷では「お気持ち」を出すのをすっかり忘れていたのに・・・。まあ、そのうちお返しするにゃ。
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ザムザ阿佐谷で

2019-02-15 21:31:49 | 演劇

 「高取英を偲ぶ会」。写真は開式前の1枚。某にゃんこが写り込んでいるが、タマタマにゃ。

 式は実にスムーズに進んだ。簡単なあいさつ。故人が好きだった森田童子の曲。故人を振り返る映像。劇団員による合唱。そして、出席者ひとりひとりの献花。1時間で退席となった。

 もうちょっと、劇的な要素があってもよかった。たとえば、白永さんが弔辞を読みながら号泣、とか。まあ、劇は劇、式は式、か。ワシが弔辞を読むとすれば・・・。

 高取さんの発言で印象に残っているのは・・・。確か「家畜人ヤプー」の初演の時だったと思うが、某氏から「学芸会みたいな芝居をやりやがって」と言われて、高取さんは「私は学芸会が好きなんです」と言い返した、とか。こういうユルさが、実は強さだったのではないか。何を言われようと、30年以上も自分の演劇を貫いた。
 また、晩年の彼は、よく「今が月蝕歌劇団の黄金時代だ」と繰り返し書いていた。個人的には疑問に思ったが、おそらく彼は、今でも言うだろう。「今が黄金時代なのだ」、と。そのことに、疑問の余地はない。

 ・・・えっ。高取さんの言葉ばかりで、ワシの言葉がないって?

 いや、これでいい。寺山修司は、「『自分の言葉』などというものはない」という考え方をしていた、と高取さんがどこかで書いていた。「自分の言葉で語るべき」という考え方は、あなたのオリジナルではないのにゃ。
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悲報

2019-01-20 18:24:06 | 演劇

 月蝕歌劇団の次回公演「聖ミカエラ学園漂流記」。森永理科にゃんこは、J・A・シーザーの隣に座って演出助手だと。

 ふ、不可解にゃう。どうして主演じゃないのか。セーラー服を着る最後のチャンスだったかもしれないのに。
 

 
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第110回公演

2019-01-14 18:44:50 | 演劇

 荻窪で万有引力を観たのだが・・・。

 折込チラシにビックリにゃ。月蝕歌劇団の次の公演、監修がJ・A・シーザーだと。高取先生には申しわけないが、エロスの匂いがプンプンしてきたにゃう。「新たな生」の始まりにゃう。
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学芸大学駅前で

2018-12-12 18:55:43 | 演劇

月蝕歌劇団の「五辨の椿」を観る。

 主演が永野希。元LIttle Non。ということは、「咲-saki-」のOPを歌っていた人なのにゃ。役者としては・・・。資質は十分あるが、表現にもっと「振幅」が欲しい。まだまだ伸びるはずにゃ。

 「月蝕歌劇団はこれからも続いていきます! ありがとうございました!」(白永歩美)

 終演後に、早くも宣言しちゃったのにゃ。まあ、たとえば梁山泊は座付き作家がいなくても活動しているし、「高取英の演劇」を上演し続けるという情熱が大事なのにゃ。

 エクリプスの会が存続するかは未定らしいが、細かいことは後回しでいい。今はともかく、残された映像、音源、原稿、手紙・・・が散逸しないようにして欲しい。それらは月蝕歌劇団だけでなく、演劇界全体の財産なのにゃ。
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高取英死す

2018-11-29 20:31:32 | 演劇

 信じたくないが、事実らしい。11月26日のことだという。最近、月蝕歌劇団の公演ペースがおかしかったので、イヤな感じはしていたのだが。やはり、この日を予想してのことだったのか。

 J・A・シーザーの音楽と、戦う制服美少女の組み合わせは、強烈だった。そして、宝塚の男役とも違う月蝕の少年役。まだ未分化の危うさ、妖しさ。これは、高取英のオリジナルだった。

 彼が去っても、彼の下でできた人脈は残る。そこに、期待する。
 
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下北沢で

2018-11-19 17:45:04 | 演劇

 万有引力の「狂人教育」を観る。

 J・A・シーザーのインダストリアルな音楽がいい。万有がこの寺山初期作品を上演するのは初。ということは新作なのにゃ。きっと、CD化されるにゃ。

 人形芝居を人間が演じるというスタイルもいい。万有の身体表現が、いつもより活きている。人間的だが、人間離れした動き。

 写真は、下北沢駅の惨状。前はここが南口だったのだが。駅前劇場が、もはや駅前ではないのにゃ。さらに・・・。

 折り込みチラシを見てビックリ! 石川由依主演のシェイクスピア劇が、7000円だと。あまりにも、強気にゃ。スズナリより少し大きい渋谷の劇場だそうだが。
 
 

 

 
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神奈川近大文学館で 2

2018-10-22 17:36:08 | 演劇

 放送禁止用語といえば、「ゲゲゲの鬼太郎」でも「魔女」が「魔法使い」になっていたのにゃ。

 そのうち、女子バレーの全日本代表も「東洋の魔法使い」と呼ばれるようになるのだろう。恐るべし、ポリティカルコレクトネス。
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神奈川近大文学館で

2018-10-21 19:28:49 | 演劇

J・A・シーザー、幾原邦彦両氏のトークイベントを観る。

 司会の三浦雅士氏が早口で、話題もあちこちに飛ぶので、かなりとっ散らかったカンジのイベントになってしまった。でも、驚いたのは・・・。

 「絶対運命黙示録」の歌詞。CDの歌詞カードに「闇の砂漠に燦場・宇葉」とあるのは、本当は「産婆・乳母」なのだという。「闇の中で何かが生まれる」、という程度の意味なのだが、これは放送禁止用語。なので、レコード会社が勝手に差し替えたのだとか。

 いやはや。これでは、ソクラテスの立場がないのにゃ。
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