M for Michael Gruber♪- Mは、マイケル・グルーバーのM~♪

キャッツDVDのマンカストラップ、アメリカの舞台俳優、Michael君のことや、ブロードウェイニュースをお伝えします。

ブロードウェイ歴代の「王様と私」のステージフォト

2017-03-31 00:01:41 | Musical News Broadway ショー 作品
ブロードウェイ・オリジナルの「The King and I 王様と私」が、1951年3月29日に始まったのを記念して、Playbill.comで歴代のステージフォトを紹介しています。(写真は、その内の1枚で、2015年4月に開幕した4回目のリバイバルからのもので、王様を演じる渡辺謙さんと、アンナ役のケリ・オハラさんです。)

Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。下の方の画面右端の黄色い>マークをクリックすると、全部で43枚の写真をごらんいただけます。また作品のブロードウェイでの詳細は、こちらからどうぞ。

ブロードウェイの「王様と私」のオリジナル・プロダクションは、セント・ジェームズ劇場で1951年3月29日に開幕、1954年3月20日に1,246回で閉幕しました。1952年のトニー賞では、作品賞、主演女優賞、助演男優賞、舞台装置デザイン賞、衣装デザイン賞の5部門を受賞しました。オリジナル版で王様を演じたのは、1956年の映画版でも王様を演じたユル・ブリンナーさんで、アンナ役は、イギリス出身のガートルード・ローレンスさんでした。当時すでに50代だったローレンスさんは、本人も自覚がなかったそうですが、ガンを患っていたそうで、気づかぬままに出演を続けたことで様態が悪化し、演技にも支障が出るようになり、休みがちになっていったそうです。1952年8月、マチネの後に倒れた彼女は、そのまま病院に搬送されて入院しましたが、意識不明の状態が続き、3週間後の9月6日に54才で亡くなりました。

その後、1977年5月2日(プレビュー公演は、4/12から24回)から1978年12月30日までユーリス劇場で最初のリバイバルが695回に渡って上演され、王様役は、ブリンナーさん、アンナ役は、コンスタンス・タワーズさんでした。1978年4月11日から4月30日までは、リプレイスメントとしてアンジェラ・ランズベリーさんが、アンナを演じました。

2回目のリバイバルは、1985年1月7日から(プレビュー公演は、1984年12月26日から16回)1985年6月30日まで、ブロードウェイ劇場で191回に渡って上演されました。王様役は、ブリンナーさん、アンナ役は、メアリー・ベス・ペイルさんでした。Playbill.comの記事のトップの写真は、この2人です。1985年のトニー賞では、助演女優賞と監督賞にノミネートされたのですが、受賞は叶いませんでした。またブリンナーさんには、王様役を4,525回演じたことを讃えてトニー賞特別賞が授与されました。

1996年4月11日から(プレビュー公演3/19から27回)1998年2月22日まで、ニール・サイモン劇場で780回上演された3回目のリバイバルでは、これがブロードウェイ・デビューだったルー・ダイアモンド・フィリップスさんが王様を演じ、ドナ・マーフさんがアンナを演じました。1996年のトニー賞では、8部門でノミネートされ、その内、リバイバル作品賞、主演女優賞、舞台装置デザイン賞、衣装デザイン賞の4部門を受賞しました。

そして、2015年4月16日から(プレビュー公演は、3/12から39回)2016年6月26日まで、ヴィヴィアン・ボーモント劇場で499回に渡って上演された4回目のリバイバル版で、王様を演じてブロードウェイ・デビューを果たしたのは、皆さんご存じの通り渡辺謙さんでした。 2015年のトニー賞では、9部門でノミネートされ、その内、リバイバル作品賞、主演女優賞、助演女優賞、衣装デザイン賞の4部門を受賞しました。渡辺さんも主演男優賞にノミネートされていたのですが、残念ながら受賞は叶いませんでした。

渡辺さんが主演された「王様と私」に関するこのブログの記事は、下記からごらんいただけます。
ブロードウェイの「王様と私」が上演期間延長
第69回トニー賞プレスカンファレンスの写真
第69回トニー賞発表!
渡辺さんがブロードウェイの「王様と私」にカムバック
渡辺さんの再主演延期に
渡辺さんの再出演は3/17から



サンセット・ブールバードの2回ショーのある日 - Onクローズさんの誕生日

2017-03-29 00:00:33 | Musical News Broadway イベント他
誕生日関連の記事が続いていますが、3月19日は、パレス劇場で上演中の「Sunset Boulevard サンセット大通り(リバイバル)」に主演しているグレン・クローズさんの誕生日でした。 この作品でブロードウェイ・デビューを果たしたショーン・トンプソンさんが、大女優の誕生日で、ショーが2回ある1日の様子を紹介しています。(写真は、Playbill.comの記事からです。)

Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。下の方にある画面右端の黄色い>マークをクリックすると、全部で49枚の写真をごらんいただけます。トンプソンさんが朝起きたところに始まって、仕事に出掛けるところ、劇場の楽屋の壁に貼られたBroadway Cares/Equity Fights AIDS(BC/EFA)のための基金金額のメモ、基金集めのためにプレイビルにサインをする俳優さん達、衣装を身につけた姿やショーの名前入りのバスローブ姿の俳優さん達、クローズさんのための豪華なバースデーケーキ、バースデーを祝うために用意されたごちそうの山、ケーキのそばで微笑むクローズさん等々、普段、一般人は目にすることのできない写真がいっぱいです!

このミュージカルは、クローズさんの誕生日の3日後が誕生日だったアンドリュー・ロイド・ウェバー氏の作品で、1950年の同名のアメリカ映画をミュージカル化したもので、1993年にロンドンで初演、ブロードウェイでは、1994年11月17日(プレビュー公演は、11月1日から17回)から1997年3月22日まで、ミンスコフ劇場で977回上演されました。1995年のトニー賞では、11部門でノミネートされ、その内、作品賞、脚本賞、作曲賞、主演女優賞、助演男優賞、舞台装置デザイン賞、照明デザイン賞の7部門で受賞を果たしました。クローズさんにとっては、1984年の「The Real Thing 」、1992年の「Death and the Maiden 」に続く3度目の主演女優賞受賞(ミュージカル作品では初受賞)となりました。

作品のブロードウェイでの詳細は、こちらからどうぞ。またクローズさんのブロードウェイでのキャリアは、こちらから、トンプソンさんのキャリアは、こちらからごらんいただけます。


3/22生まれの2人の巨匠の代表作の写真

2017-03-27 00:04:02 | Musical News その他


先週の水曜の3月22日は、ミュージカルファンなら知らぬ者のいない2人の巨匠、アンドリュー・ロイド・ウェバー氏とスティーブン・ソンドハイム氏のお誕生日だったんです! (写真は、ロイド・ウェバー氏と、現在ブロードウェイで上演中の氏のミュージカルのキャストの皆さんです。)

Playbill.comでは、2人のお誕生日を祝して、2人の代表作の名シーンの数々をスライドと写真で紹介しています。記事は、こちらからどうぞ。一番上の画面をクリックすると、2人の代表作からの名シーン、リハーサル写真等をスライドでごらんいただけます。その下の2つの画面は、上がロイド・ウェバー氏、下がソンドハイム氏の、ご自身の写真、代表作からの写真で、画面右端の黄色い>マークをクリックしていただくと、それぞれ15枚をごらんいただけます。

両氏のブロードウェイでのキャリアは、下記からごらん下さい。

ロイド・ウェバー氏のキャリア

ソンドハイム氏のキャリア

マシュー・ブロデリックさんのステージフォト

2017-03-25 00:03:11 | Musical News その他
今週の火曜日、3月21日は、ブロデリックさんの55回目の誕生日だったので、Playbill.comでは、トニー賞受賞者である彼の出演作からのハイライトの写真を紹介しています。(写真は、記事からのものです。)

Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。下の方の画面右端の黄色い>マークをクリックすると、全部で26枚の写真をごらんいただけます。

舞台でもスクリーンでも活躍してきたブロデリックさんは、「Brighton Beach Memoirs ブライトン・ビーチ回顧録」の演技で、1983年のトニー賞の助演男優賞を受賞、また「How to Succeed in Business Without Really Trying ハウ・トゥー・サクシード」の演技で、1995年のトニー賞の主演男優賞を受賞しました。この2作以外にも、「Biloxi Blues」、「Night Must Fall」、「The Producers」、「The Odd Couple」、「Nice Work If You Can Get It」等9作のオン・ブロードウェイ作品に出演しました。
これらのうち、「The Producers プロデューサーズ」ではネイサン・レーンさんとダブル主演し、2001年のトニー賞でレーンさんと共に主演男優賞候補になりましたが、受賞を果たしたのは、レーンさんでした。2005年には、ステージ版と同じ、ブロデリックさんのレオ・ブルームとレーンさんのマックス・ビアリストックで映画も作られました。
ブロデリックさんは、最近では、今年(2017)の1月31日(グランドオープンは2月16日)から3月12日までオフ・ブロードウェイのロミュラス・リネイコートヤード劇場で上演されていた「Evening at the Talk House」に出演していました。

ブロデリックさんのブロードウェイのキャリアは、こちらからごらん下さい。

ブロードウェイの2006-2007シーズンのPlaybill

2017-03-22 04:08:30 | Michael About him
Playbill.comで、10年前の2006-2007シーズン開幕作品のプレイビルの表紙を紹介しています。(写真は、記事からのものです。)

Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。下の方の画面の右端の黄色い>マークをクリックすると、全部で35枚の写真をごらんいただけます。

このシーズン中、最初に封切られたのは、2006年8月11日開幕の「Kiki & Herb: Alive on Broadway」で、最後の封切り作品は、2007年4月13日に開幕した「110 in the Shade」 でした。その他にも、「Les Misérables (リバイバル)」、「Company」、「Mary Poppins」、「Legally Blonde」、「Spring Awakening」、「Grey Gardens」、「Curtains」等、様々な作品がオープンしました。

そして、Michael君(マイケル・グルーバー)ファンにとって重要な作品、「A Chorus Line (リバイバル)」が封切られたのも、この2006-2007シーズンだったんです! 35枚の写真のうち、4番目が「コーラスライン」のプレイビルです。ジェラルド・ショーンフェルド劇場で、2006年10月5日開幕(プレビュー公演は、9/18から18回)で、2008年8月17日に、759回で閉幕しました。
Michael君は、オリジナルカンパニーではなく、2007年7月24日からグレッグ役とザックのアンダースタディとしてカンパニーに加わりました。オリジナル版でブロードウェイ・デビューを飾ったMichael君でしたが、このリバイバル版が、彼の現時点での最後のブロードウェイ作品となり、Michael君は、ブロードウェイの「コーラスライン」のオリジナル版とリバイバル版の両方に出演した、唯一の俳優となりました。

Michael君は、その後、「コーラスライン」の全米ツアーにザック役として主演し、2009年にはブロードウェイ・ジャパン・ツアー・カンパニーを率いて、初来日を果たしました!彼の来日公演につながった作品ということで、日本のファンにとっては、特に忘れられない作品だと思います。


このブログでご紹介したMichael君のコーラスライン関連の記事は、下記からどうぞ。
オリジナル版のファイナルキャスト
こぼれ話 The Longest Line
ステージ版こぼれ話
映画と舞台の違い
オリジナル版ファイナルパフォーマンスのプレイビル
タイムズスクエアでキャストがパフォーマンス
Michael君の記事-オリジナルとリバイバルに出演して
全米ツアー主演2人のインタビュー
ジャパンツアー-日本だけのフィナーレ
来日中キャストのあれこれ
Michael君のザック
ジャパンツアーこぼれ話
細かいところ

2月にブロードウェイを訪れた有名人

2017-03-19 00:02:28 | Musical News Broadway ショー 作品
2月にはオバマ前大統領等が、ブロードウェイを訪れて観劇を楽しみ、楽屋訪問をしたそうです。(写真は、オバマ前大統領が、「The Price」の楽屋を訪問した時のもので、向かって左からオバマ前大統領、ダニー・デヴィートさん、マーク・ラファロさん、ジェシカ・ヘクトさんです。)

Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。下の方の画面の右端の黄色い>マークをクリックすると、全部で36枚の写真をごらんいただけます。

「The Price」を上演中のアメリカン・エアラインズ劇場を訪れたのは、オバマ前大統領とお嬢さんのマリアさんです。楽しげな笑顔で、キャストと一緒に写っています。またキャサリン・ゼタ-ジョーンズさん、マイケル・ダグラスさん、セス・メイヤーズさん、ウーピー・ゴールドバーグさんは、「Sunset Boulevard」に主演中のグレン・クローズさんを訪ねました。また先日、「キングコング髑髏島の巨神」のプロモーションで来日したばかりのサミュエル・L・ジャクソンさんは、フリードマン劇場で上演中の「Jitney」を観劇しました。そして、1984年のオリジナル版で主役のジョージを演じたマンディ・パティンキンさんは、「Sunday in the Park with George」と「War Paint」を訪れたそうでうです。

各人が観劇した作品の詳細は、以下の通りです。

The Price:先月(2017年2月)の16日にアメリカン・エアラインズ劇場で開幕、28回のプレビュー公演の後、3月16日にグランドオープンし、5月7日までの期間限定公演です。登場人物は、デヴィートさん(グレゴリーソロモン役)、ヘクトさん(エスター・フランツ役)、ラファロさん(ビクター・フランツ役)、トニー・シャルーブさん(ウォルター・フランツ役)の4人で、デヴィートさんは、これがブロードウェイ・デビューになるそうです。作品のブロードウェイでの詳細は、こちらからどうぞ。

Sunset Boulevard:このリバイバル・ミュージカルは、先月の9日にパレス劇場で開幕7回のプレビューの後、2月9日にグランドオープン、6月25日までの期間限定公演です。作品のブロードウェイでの詳細は、こちらからどうぞ。

Jitney:サミュエル・J・フリードマン劇場で上演中のブロードウェイ・オリジナル・ドラマで、昨年(2016)12月28日から21回のプレビュー公演の後、1月19日にグランドオープン、先日、3月12日に閉幕しました。作品のブロードウェイでの詳細は、こちらからどうぞ。

Sunday in the Park with George:リバイバル・ミュージカルであるこの作品は、新ハドソン劇場のこけら落とし公演で、2月11日から11回のプレビュー公演を行った後、2月23日にグランドオープン、4月23日までの期間限定公演です。作品のブロードウェイでの詳細は、こちらからどうぞ。先日、このブログでご紹介した関連記事は、下記からごらん下さい。
ハドソン劇場オープニングセレモニー
ブロードウェイ歴代プロダクションの写真

War Paint:ブロードウェイ・オリジナル・ミュージカルで、ネーデルランダー劇場で3月7日から7回のプレビューの後、4月6日にグランドオープンを迎えます。上演期間は、今のところ未定です。1935年から1964年のニューヨークを舞台にした作品で、共にトニー賞の主演女優賞を2回受賞しているパティ・ルポーンさんとクリスティン・エバーソールさんが、主演しています。作品のブロードウェイでの詳細は、こちらからどうぞ。

ダニエル・ラドクリフさん、ウエストエンドの舞台に出演中

2017-03-16 00:02:24 | Musical News ツアー他各地
ハリー・ポッターでおなじみのラドクリフさんは、現在、ウエストエンドで上演中の「Rosencrantz & Guildenstern Are Dead ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」(ミュージカルではありません。)に出演しているそうです。(写真は、ラドクリフさんと、共演のジョシュア・マクガイアさんです。)

ラドクリフさんは、ウエストエンドのオールド・ヴィク劇場で2月25日から4月29日まで(2月25日~3月6日はプレビュー公演)上演中の、トム・ストッパード氏作の「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」に、ローゼンクランツ役で出演しています。Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。下の方の画面の右端の黄色い>マークをクリックすると、16枚のプロダクション・フォトをごらんいただけます。

今回の作品は、この戯曲の50周年を記念して制作されたそうです。シェイクスピアの「ハムレット」の端役を主役に書かれた戯曲で、「ハムレット」の中の台詞がそのままタイトルになっています。「ハムレット」では端役の吟遊詩人のローゼンクランツとギルデンスターンを中心に、友情や、人生の不条理を描いた喜劇です。1966年のエディンバラ・フェスティバルにて初めて上演されました。
「ハムレット」ではあまり出番のない2人ですが、この作品の中では主役なので、ハムレットの方が端役になっています。ハムレットを監視しているつもりの2人が、実際にはハムレットに手玉に取られていたりする設定は、原作の通りです。

劇場のサイトは、こちらからごらん下さい。チケットも、ここから購入可能です。

「ミュージックマン」のヒロインが「スウィーニー・トッド」に出演

2017-03-13 00:00:23 | Musical News ツアー他各地
2015年の夏に、Michael君(マイケル・グルーバー)が出演していた「The Music Man ミュージックマン」にヒロイン役で出演していた女優さんが、4月から、オフ・ブロードウェイで上演中の「スウィーニー・トッド」に出演するそうです。(写真は、ガスリー劇場のFacebookで紹介しているもので、彼女が、「ミュージックマン」に出演していた時のものです。劇場のFBの写真は、こちらからどうぞ。)

2015年の夏、ミネソタ州ミネアポリスのガスリー劇場で上演していた「ミュージックマン」、ナズも見に行ったのですが、ヒロインのマリアン・パルーを演じていたステーシー・ボノさんが、4月11日から、オフ・ブロードウェイのバロー・ストリート劇場で上演中の「スウィーニー・トッド」に、乞食女とアードルフォ・ピレリ役で出演するそうです。

ボノさんは、オフ・ブロードウェイでは、「アベニューQ」でケイトとルーシーを演じたことがあり、ニューヨーク・エリアをはじめ、ガスリー劇場等のいくつもの地方劇場、「Barbie Live in Farytopia」の全米ツアー(ラバーナ役)、ロンドンのオールド・レッド・ライオン劇場の「The Dreamer Examines His Pillow」(ドナ役)等に出演してきました。くっきりとした顔立ちの華やかな女性で、とても美しい歌声の持ち主です。「ミュージックマン」を見た時に楽屋口でお会いしてお友達になったのですが、白い可愛いワンちゃんを飼っていて、明るくて気さくで、とてもステキな方です♪ 彼女のオフィシャルサイトは、こちらからどうぞ♪

このバロー・ストリート劇場の「スウィーニー・トッド」は、2月14日に開幕(グランドオープンは、3/1)したのですが、4月11日から主役のトッドをはじめ何人かのキャストが入れ替わるそうで、ボノさんも、4月9日まで乞食女/アードルフォ・ピレリ役を演じるベッツィ・モーガンさんと入れ替わりでカンパニーに加わります。現在のキャストのプロダクション・フォトをPlaybill.comで紹介しておりますので、こちらからごらん下さい。また、オープニング・ナイトの写真は、こちらからどうぞ。

このプロダクションのユニークなところは、劇場全体をラヴェット夫人が営む昔のロンドンのパイの店という設定にしていて、客席も、木製のカウンターやテーブルに椅子というキャバレー風の作りになっていて、前売りチケットを購入する際に20ドルの食事代を支払うと、ちゃんとしたシェフが作ったミートパイ・マッシュポテト添えか、ベジタブルパイ・マッシュポテト添えにワンドリンクを、ショーの前にいただけるのだそうです。
ショーの始まる90分前から30分前までの間に、ステージにあるカウンターでパイとドリンクを受け取ることができるそうです。そして、ステージ寄りの座席は、普通の劇場とは違って、ステージに対して横向きに並んでいます。ショーが始まると、キャストは、その横向きのテーブル席の辺りまで入ってきてパフォーマンスをするようです。まるでディナーシアターみたいな感じですね!
劇場のサイトは、こちらからどうぞ。チケットもここから購入していただけます。とても人気のプロダクションのようで、売り切れになっている回もけっこうありますし、まだ空席がある回も、ステージ寄りの席は完売していることが多いようです。ご購入を希望される際には、早めにチェックしてみて下さいね~。

スティーブン・ソンドハイム氏作詞作曲、ヒュー・ホイーラー氏脚本のこのミュージカル、ブロードウェイのオリジナル版は、1979年5月1日(プレビュー公演は、1979年2月6日から19回)から1980年6月29日までユーリス劇場で上演され、トータル上演回数は557回でした。1979年のトニー賞では、9部門でノミネートされ、うち作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞(アンジェラ・ランズベリーさん)を含む8部門を受賞しました。
その後、リバイバル版が、1989年9月14日から1990年2月25日まで(スクエア劇場)と、2005年11月3日から2006年9月3日まで(ユージーン・オニール劇場)の2回、上演されました。作品のブロードウェイでの詳細は、こちらからどうぞ。
2007年には、ティム・バートンさん監督、ジョニー・デップさん主演で、「Sweeney Todd: The Demon Barber of Fleet Street スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」が、ミュージカル・ホラー・ファンタジー映画として制作されました。

以前、このブログの実在の事件に基づいたミュージカルについての記事にこの作品も含まれていましたので、こちらからごらん下さい。また、2015年の夏、ナズが「ミュージックマン」を見に行った時の観劇記に、ボノさんが登場するところが少しあるので、ご興味のある方は、下記からどうぞ。
観劇記 その3
観劇記 その4
観劇記 その7

国際女性デーを記念して,力づけられた47人の女優

2017-03-11 00:00:10 | Musical News Broadway イベント他


3月8日は、国際女性デーだったのですが、Playbill.comでは、演劇界で活躍する女性で、力づけられたのは誰かというアンケートを行ったそうです。(写真は、記事からです。)

Playbill.comでは、国際女性デーを記念して、彼らのインスタグラムのフォロワーに、演劇界で活躍する女性で、力づけられたのは誰かシェアしてほしいというアンケートを行い、名前の挙がった47人の女性の写真を紹介しています。Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。記事の下の方にある画面の右端の黄色い>マークをクリックすると、写真をごらんいただけます。

協力してくれた読者の中には、なぜその女性を挙げたのかを書いてくれた人達もいたそうです。下記は、選ばれた女性の名前と、その人を選んだ理由です。

ベス・マローンさん:彼女は、とても正直で信頼できるし、才能もあります。ユーモアもあるし、親切で、何事にも誠実なんです。

シンシア・エリヴォさん:去年の8月、家から遠く離れたところで、大きな手術を受けたんですけど、「カラーパープル」のサントラが、私を励ましてくれました。何度も繰り返し聞いていたサントラだったんです。彼女の声が、診察や治療の前の私を落ち着かせて暮れました。彼女は、最高です。

アナ・ヴィラフェインさん:彼女は、とても謙虚なんです。いつか、彼女のように、才能があって親切な人になりたいと思っています。

ローラ・オズネスさん:大きくなったら、彼女のようになりたいです。

ローラ・ミッシェル・ケリーさん:彼女に出会うまで、途方に暮れていたんです。彼女は、言葉では言い表せない形で、私を幸せにしてくれました。

フィリパ・スーさん:才能に溢れていて、存在感があるだけでなく、彼女は、多くのチャリティ活動にも参加しているんです。

レスリー・マルゲリータさん:彼女は、自分が夢中になれることなら、きっと成し遂げられるって教えてくれたんです。おかげで、いつの日か、ブロードウェイの舞台に立とうと思えました。

マーゴ・セイバートさん:素晴らしい声の持ち主で、活動家でもある彼女は、まさしくブロードウェイらしいと思います。

映画「新メリー・ポピンズ」からミランダさんの新着フォト

2017-03-09 00:01:12 | Musical News TV映画
2018年の12月25日に公開予定の名作映画「メリー・ポピンズ」の続編(原題「Mary Poppins Returns」)から、ランプ・ライター役で出演のリン-マヌエル・ミランダさんの写真を、Playbill.comで紹介しています。(写真は、そのミランダさんの写真です。)

ブロードウェイの大ヒットミュージカル「ハミルトン」の生みの親であるミランダさんは、今年(2017)の初めから撮影が始まっているディズニーの2018年のクリスマス公開予定の「新メリー・ポピンズ」に、この映画のために作られた新しいキャラクターの街灯点灯人(ランプ・ライター)のジャック役で出演しています。
ジャックに扮したミランダさんがランプの横にいる、この写真は、ツィッター・ユーザーのゴードン・ハロルドさんがシェアしたもので、彼は、他にもメリー・ポピンズ役のエミリー・ブラントさんが、衣装を身につけ、有名なオウムの柄のコウモリ傘を持っている写真等をアップしているそうです。Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。

この映画の監督は、ロブ・マーシャルさんで、ミランダさんやブラントさん以外にも、メリル・ストリープさん、アンジェラ・ランズベリーさん、エミリー・モーティマーさん、コリン・ファースさん、ベン・ウィショーさん、ジュリー・ウォルターズさん、そして、1964年のオリジナル映画でステキなバートを演じたディック・ヴァン・ダイクさんという、豪華な皆さんが出演します。

オリジナル版の続編という設定で、1930年代の大恐慌の頃のロンドンが舞台となっており、マイケルやジェーンが大人になっているバンクス家に、メリー・ポピンズが帰ってくるというストーリーです。
マイケルは、大きな損害を被って打ちのめされており、メリー・ポピンズが、友達のランプ・ライターのジャックと共に、彼女がかつて世話をしていた家族に幸せを取り戻すために、彼女独特のユニークなやり方を駆使するのだそうです。

このブログでご紹介した「新メリー・ポピンズ」関連の記事は、下記からごらんいただけます。
新メリー・ポピンズ役に、アンドリュースさんも大満足!
マイケル役とジェーン役
ヴァン・ダイクさんが出演


Michael君出演のTHE 24 HOUR PLAYSにメリッサ・ギルバートさんが参加

2017-03-07 00:01:01 | Michael 17 THE 24 HOUR PLAYS他
Michael君(マイケル・グルーバー)をはじめ、地元の俳優さん達が多数参加する、ミネソタ初上演の「THE 24 HOUR PLAYS」に、アメリカの人気TVシリーズ「大草原の小さな家」で主人公のローラを演じていたメリッサ・ギルバートさんと彼女の夫のティモシー・バスフィールドさんが参加するそうです。(写真は、作品のロゴです。)

これは、エヌパン・シアター・トラストの発表によるもので、3月13日(月)の夜8時から、一晩のみの公演で、ミネアポリスにあるパンテージス劇場で、地元、並びに全米でも有名な俳優さん達が多数参加して、24時間で6つの新しい作品を上演する催しだそうです。BroadwayWorld.comミネアポリスの記事は、こちらからどうぞ。

子供の頃からCM・TV・映画界で活躍してきたギルバートさんですが、彼女の名前を聞いて多くの人が最初に思い描くのは、NBCテレビの大人気シリーズ「大草原の小さな家」の主人公、ローラ・インガルス・ワイルダーでしょう。彼女は、2008年にミネアポリスのガスリー劇場で上演されたミュージカル「Little House on the Prairie 大草原の小さな家」に出演したことがあり、また2009年には、その全米ツアーで、セントポールのオードウェイ・センター・フォー・パフォーミング・アーツに出演しましたので、今回は、8年ぶりのミネソタ公演となります。
一緒に参加する夫のバスフィールドさんは、NBCの「ザ・ホワイトハウス」や「This is Us」、ABCの「ナイス・サーティーズ」への出演で知られ、またブロードウェイでも、「Brighton Beach Memoirs」や「A Few Good Men」に出演していました。

プロジェクトの調整を担当している、トラストの教育責任者のケリ・フォスター・ウォーダーさんは、今回の2人の参加について、いかのように語っています。
「メリッサとティモシーをThe 24 Hour Playsのキャストに迎えられて、かつてないほど興奮しています。彼らの参加によって、キャストやスタッフが活気づき、大きな目的のための素晴らしい夜を、皆さんがサポートしようと思って下さるよう祈っています。」

パンテージス劇場の100周年を記念して、トラストとミネソタ大学ダルース芸術学校(UMD)は、ミネソタの新たなミュージカルの才能を応援するために協力することにしたのです。

6つの脚本、6人の監督、24人の俳優とミュージカル・ゲストが、6本の短編を、たった1日で作り上げ、パンテージス劇場の観客の前で演じるというこの催し、地元、ツィン・シティズ(ミネアポリスとセントポール)の人気の俳優をはじめ、ブロードウェイや映画・TVで活躍する全米でも有名な俳優が出演します。この心躍る一夜のために、俳優も監督も脚本家も、みんな快く、彼らの時間と才能を無償で提供してくれたそうです。
トラストでは、最も重要な教育プログラムとして、ミネソタの高校とその学生が舞台芸術の教育を受けるために、UMD演劇プログラムに加わることができる奨学金制度、「Spotlight Education」を継続しています。

ミネソタ縁の演劇界・映画TV界からのオール・スター出演者は、ジャスティン・カークさん(APB〔Fox〕、Weeds〔Showtime〕、エンジェルス・イン・アメリカ〔HBO〕)、デヴィン・ケリーさん(オーロラの彼方へ〔The CW〕、よみがえり~リザレクション〔ABC〕)、ライアン・マッカータンさん(The Rocky Horror Picture Show: Let's Do the Time Warp Again〔Fox〕)の3人です。カークさんは、彼が12才の時にミネソタに移り住み、チルドレンズ劇場のプロダクションに出演したことがあります。ケリーさんは、子供の頃から歌や演劇を始め、ミネソタ州アップルバレーのイーストビュー高校を卒業しました。マッカータンさんは、ミネソタで生まれ育ち、「Spotlight Education」に加わって、ミネトンカ高校に進みました。

「THE 24 HOUR PLAYS」のキャストと制作チームは、以下の皆さんです。
俳優:サーシャ・アンドリーヴさん、ミシェル・バーバーさん、デンゼル・ベリンさん、ウォレン・C・ボウルズさん、マイケル・ブリンディシさん、キャット・ブリンディシさん、セリーナ・ブルックさん、ティモシー・バスフィールドさん、メリッサ・ギルバートさん、オシ・ガニモウさん、マイケル・グルーバーさん(Michael君! )、デヴィン・ケリーさん、ジャスティン・カークさん、ライアン・マッカータンさん、タイラー・マイケルズさん、アン・ミッシェルズさん、カソーノ・ムワンザさん、ホープ・ノルドキストさん、トッド・ピーターセンさん、コリー・プッラムさん、ステーシア・ライスさん、ティム・シターズさん、トニー・ヴューリングさん、タチアナ・ウィリアムズさん、サリー・ウィンガートさん
監督:ジャミル・ジュードさん、ローレン・キーティングさん、クリスティ・モンツアー-ラーソンさん、ピーター・ロステインさん、ビル・ペインさん
脚本:アラン・バークスさん、ジュリア・ジョーダンさん、ヘザー・ジーン・メイヤーさん、クリスティーナ・ハムさん、ハリソン・ディビッド・リバースさん
ミュージカル・ゲスト:ディビッド・ダロウさん

またキャストには、UMDの学生で、かつて「Spotlight Education」を利用し、トリプル・スレット賞を受賞したレイチェル・ウィリアムズさん(アップルバレー)とリース・ブリッツさん(アンドーバー)が参加する予定です。
ジョエル・マッキノン・ミラーさんも出演予定と発表されていたのですが、スケジュール調整の都合で出演できなくなったとのことです。

3月12日の日曜の晩、俳優、監督、脚本家がパンテージスに集まります。俳優は、それぞれの小道具を見せ、脚本家は、それらから発想を得ます。脚本家は、一緒に作品を作りたい俳優を奪い合い、一晩がかりで6つの新作を作り上げるのです。翌日の朝、監督が加わり、監督したい作品を選びます。俳優達に役が割り振られると、1日中リハーサルが行われます。午後に短い通し稽古が行われた後、幕が上がり、6つの新作のお披露目が行われるのです。

「THE 24 HOUR PLAYS」は、United PropertiesとSun Country Airlines、Jimmy John's、Priority Courier Experts、Sherman Associates、Chanhassen Dinner Theatresの協力で実現しました。

チケット代は49ドルで、建物使用料の4ドルが含まれています。枚数限定のVIPチケットは154ドルで、優先着席・開演前のVIP歓迎パーティ・終演後のキャスト・パーティへの参加の特典が含まれています。VIPチケットは、キャスト・パーティへの参加費79ドルが含まれています。
チケットは、ステート劇場のボックスオフィスですでに発売中です。ネットから購入の場合は、こちらから可能です。

メリッサ・ギルバートさん経歴:2才の時にベビー服のTVCMでデビュー。1973年の夏に「大草原の小さな家」のキャストに参加。その他のTVシリーズ:「Stand By Your Man」、「Sweet Justice(彼女が製作総指揮)」、「Secrets and Lies」等。今までに50本を超える映画やTV映画に出演、彼女がヘレン・ケラーを演じてエミー賞を受賞した「奇跡の人」を含む、その内の何本かは、彼女の会社のパーフピント・プロダクションズが制作。
アクターズ・スタジオの出身の彼女の商業劇場での出演作:「ガラスの動物園」のローラ、「バス停留所」エルマ・ダックワース、「ラブ・レター」のメリッサ・ガードナー、「A Shayna Maidel」のローズ・ホワイト等。「A Shayna Maidel」のローズ・ホワイト役では、アウター・クリティックス・サークル賞とシアター・ワールド賞を受賞。
2008年に、ガスリー劇場の「大草原の小さな家」で、母親の役を演じた彼女は、翌年、同作の北米ツアーにも参加。最近では、「マグノリアの花たち」にマリン役で出演。
1996年にABCの放課後スペシャル「Me and My Hormones」でTV監督デビュー。A&Eドキュメンタリーの「Child Stars: Their Story」で共同プロデュース。スクリーン・アクターズ・ギルドの第23代代表を2期に渡って務める。その他、AFL-CIO executive councilの副代表、The California Labor Federationの副代表、The California Film Commissionの理事等を歴任。
受賞歴等:「Hollywood Reporter」のウーマン・オブ・ザ・イヤー(3年連続で選出されたうちの1人)、「The Hollywood Chamber of Commerce」の生涯功労賞、ハリウッドのウォーク・オブ・フェイムの星(21才の時。本人は、自分の星が、父親で俳優のポール・ギルバートの星のすぐそばにあることを誇りに思っている。)、ニューヨーク・タイムズのベストセラー作家賞(著書名:「Prairie Tale: A memoir」、「Daisy and Josephine」、「My Prairie Cookbook: Memories and Frontier Food from My Little House to Yours」)、2015年に、夫のバスフィールドさんと共同主演、共同著作、共同プロデュースで短編映画「One Smart Fellow」を制作し、いくつかの賞を受賞。
2016年に、ミシガン州の8区で民主党の下院議員候補になったが、第3脊椎固定手術を受けなくてはならず、立候補を辞退。(手術は成功し、完治)息子が4人、養子が2人、養女が1人、孫娘が1人。夫と3匹の犬と共にミシガン州で暮らす。

ティモシー・バスフィールドさんの経歴:プロデューサー、監督、エミー賞受賞俳優として650以上の作品で活躍。
俳優:14本のTVシリーズに出演(「ナイス・サーティーズ」、「ザ・ホワイトハウス」、「アントラージュ・オレたちのハリウッド」、「スリーピー・ホロウ」等)。40作以上の映画・TV映画に出演(「フィールド・オブ・ドリームス」、「技術野郎の復讐」、「ナーズの復讐Ⅱ/ナーズ・イン・パラダイス」、「クイズ・ショウ」等)。
監督:TVで125話以上を監督(「This is Us」、「フォスター家の事情」、「ナイス・サーティーズ」、「リップスティック・ジャングル」、「FBI失踪者を追え」、「ラスベガス」等)。
演劇:ブロードウェイでは、2作に出演、最近では、「ア・フュー・グッド・メン」のダニエル・キャフィ中尉を演じた。
アメリカで最も成功している劇場2軒を設立(ファンタジー劇場〔別名:B ストリート・スクール・ツアー〕とB ストリート劇場)。共にカリフォルニア州サクラメントⅡあり、現在31シーズン目を迎え、毎年20万人の北カリフォルニアの子供や大人達のために公演している。
ミシガン州立大学から名誉哲学博士号を授与され、「Artist in Residence and Director of National Content for their PBS affiliate WKAR」として従事している。TV界のアイコンであり、美味しい料理を作ってくれる愛妻メリッサ・ギルバートと暮らしている。


エヌパン・シアター・トラストは、人々・事業・団体が、The West Downtown MPLS Cultural District(WeDo)で、団結して芸術を通じて前向きな変化を創造する目的の非営利団体です。我々の4つの劇場、オーフィウム、ステート、パンテージス、ニュー・センチュリーと、我々の独特のアート・文化・教育プログラムを通じて、コミュニティに貢献しています。トラストのサイトは、こちらから、作品のページは、こちらからごらんいただけます。またWeDoのサイトは、こちらからどうぞ。

UMD芸術学校(演劇部門)は、舞台芸術の分野で学術的かつ専門的なトレーニングを行っており、ナーシャル・パフォーミング・アーツ・センター(MPAC)内にあり、550の稼働座席付プロセニアム劇場やブラックボックス実験劇場、整った舞台セットと衣装用アトリエ、コンピューターによる証明コントロール、デジタル/アナログ・オーディオ再生ブース、演劇・舞踊・設計用スタジオエリア等が備えられています。
演劇部門は、Theatre Bachelor of Arts (BA) とTheatre Bachelor of Fine Arts (BFA)の2種類の学士号を取得することができ、また年少者向けの舞踊・演劇・映画教育も行っています。
UMD劇場では、年間を通じて、バラエティに富んだショーを一般向けに上演しています。

THE 24 HOUR PLAYSは、優れたアーティストを集めて、限られた時間内に制作される演劇で、世界各地で上演されています。ブロードウェイやニューヨーク市だけでなく、ロンドン、ロサンジェルス、ダブリン、ドイツ、アテネ、ヘルシンキ、メキシコシティ、フローレンスでも、定期的に上演されています。オールド・ヴィック劇場、ダブリン・ユース劇場、アーバン・アーツ・パートナーシップ、コーナーストーン・シアター・カンパニー、オーチャード・プロジェクト、ベニントン・カレッジ・アンド・ザ・デル・ソーレ・ファンデーション等の団体のコラボレーションを通じて、The 24 Hourカンパニー・プロダクションは、何百万ドルもの基金を集めています。

CDTの「グリース」、BroadwayWorld.comで紹介

2017-03-04 00:01:12 | Michael 17 THE 24 HOUR PLAYS他
先日、このブログでもお伝えしました通り、3月3日から(3月10日グランドオープニング)チャンハッセン・ディナー・シアターズ(CDT)のメインステージで、ミュージカル「グリース」が始まりましたが、BroadwayWorld.comミネアポリスでも紹介されていました。(写真は、劇場のポスターです。)

BroadwayWorld.comの記事は、こちらからどうぞ。内容は、下記の通りです。

CDTの最も人気のあるショー「グリース」が、10年ぶりにメインステージに帰ってきます。ロックンロール・ミュージカルの本家「グリース」は、3月3日から9日までの1週間、プレビュー公演を行い、3月10日(金)にオープニング・ナイト・フェスティバルを開催する予定です。

CDTの数多くのショーの中でも人気が高く、再演のリクエストが多かった作品で、前回、2006年後半に上演された時には、観客の入りが97パーセントでチケットがほぼ売り切れの状態だったそうです。監督のマイケル・ブリンディシ氏にとっても、「グリース」は特にお気に入りの作品で、1977年の全米ツアーで、彼は、ケニッキー役を演じていたそうです。
氏と彼の制作チームは、ブロードウェイのオリジナル版に、1978年の映画で広く知られるようになったリバイバル版のナンバーを加えた作品に仕上げるそうで、登場人物や当時のおおらかさをより強調した演出になっているそうです。

ブリンディシ氏は、このプロダクションについて以下のように語りました。
「この作品は、50年代の高校生活への愛情のこもった風刺なんです。中心となるのは、あるグループの子供達、ワイルドで、トラブルに巻き込まれ、そんな経験を楽しんでいるような連中です。」

「グリース」には、もみあげやジュークボックスの調べ、ティーンエイジャーにとってロックンロールとグリースで固めた髪が何よりも重要だった時代の若者達など、とても懐かしいものがいっぱい詰まっています。ロックンロール史上、最も人気のある、活気に満ちたミュージカルで、生き生きとした50年代のポップ・カルチャーと、「Summer Nights」、「Greased Lightnin’」、「Beauty School Dropout」、「Grease Is The Word」、「Hopelessly Devoted To You」、「We Go Together」、「You're The One That I Want」といった心に残る名曲がちりばめられています。

1972年に初めてブロードウェイで上演され、その後、世界中の商業劇場や学校の演劇活動で成功を収めてきました。ブロードウェイのオリジナルは、1980年に3,388回で閉幕し、当時のブロードウェイのロングラン記録となり、(この記録は、数年後に「コーラスライン」によって破られました。)その後、1994年と2007年にリバイバル版が上演されました。1978年には、ジョン・トラボルタさんとオリビア・ニュートン-ジョンさん主演で映画化され、ミュージカル映画としては最高の興行成績を記録しました。

クリエーターのジム・ジェイコブスさんとウォーレン・ケイシーさんは、「グリース」を共作する7年前から友人同士だったそうで、とあるパーティでビールを飲み交わすうちに、初めてアイディアを思いついたそうです。「『伝統』や『正当』に反発する、ブロードウェイのショー風のメロディ」(ジェイコブスさん曰く)に、1950年代後半とロックンロールの黄金期のミュージシャンの音楽をフューチャーした、今までになかった新しいブロードウェイ・ミュージカルを想像して、彼ら自身が楽しんでいたそうです。おそらく運命の巡り合わせのおかげで(ケイシーさんは、その直後失業し、作品のラフスケッチを手がける時間ができたのだとのことです。)、2人は、既存のミュージカルのコンセプトに挑戦する、新たな名作としての物語や曲や詩を作留ことができました。1950年代の後ろになでつけたテカテカの髪と脂ぎったファーストフードを思い起こさせる「Grease グリース」というタイトルのミュージカルの試演が、1971年2月5日にシカゴで行われ、ついに、彼らは、自分達のアイディアを人々の前で試す機会を得たのでした。

全員がアマチュアのキャストに、元は市街電車の倉庫だった場所で、座席代わりの新聞紙を敷いた客席という理想的とは言えないスタートだったものの、一度見に来た観客が、友人や家族を連れて何度も見に来てくれて、ついには「グリース」は、今までに劇場が上演してきた作品よりずっと収入を上げられるということが証明されました。
友人にはバカにされたものの、ブロードウェイのプロデューサーからは励まされ、2人は、ショーの可能性を高めるためには、シカゴでの仕事を辞めてニューヨークに移る必要があると気づいたのです。最初の作品上演から1年後、「グリース」は、オフ・ブロードウェイではありましたが、ニューヨークのエデン劇場で開幕しました。トニー賞に7部門でノミネートされるという快挙の後、それまでの苦労は消え去り、作品に相応しいブロードウェイ劇場に移りました。
「グリース」は、上演される全ての劇場で、若者の苦悩や躍動する若さ、さらに1950年代のポップ・カルチャーがミックスされた魅力で、人気を博しました。彼らが作り上げた一つの時代を完璧に描いた作品を、デイリー・ミラー誌は 「早くて、激しく、スリルがある、生のエネルギーを注入したような・・・そして、楽しい、楽しい、楽しい!」と評しました。この作品がいまだに根強い人気を保っているのは、十代の若者の苦悩、恋愛、夢が、時代を超えた普遍のテーマだからでしょう。

「グリース」に登場する、いかしたバーガー・パレス・ボーイズとオシャレなピンク・レディースを中心とした、活気に溢れ、生き生きとしたティーン達を演じるのは、アレックス・クネズビッチさん(ダニー)、キャロライン・インナービクラーさん(サンディ)、エヴァン・タイラー・ウィルソンさん(ロジャー)、ルザンヌ・ヘイワードさん(ベティ・リッゾ)、テレス・ウォルスさん(ジャン)、ベン・バッケンさん(ケニッキー)、レネー・ギターさん(パティ・シムコックス)、ジェシカ・フレデリクソンさん(マーティ)、アラン・バックさん(ソニー)、モーリーン・シャーマン-メンデスさん(チャ-チャ)、シナー・ブレイシャーズさん(フレンチー)、カソーノ・ムワンザさん(ティーン・エンジェル)、デレク・プレストリーさん(ユージーン)、アンドリュー・ヘイさん(ドゥーディ)、〔スウィング:セリーナ・ブルックさん、マーク・キングさん、ジョーダン・オックスボローさん〕です。
そして、彼らを指導する大人達を演じるのは、ミシェル・バーバーさん(ミス・リンチ)、トニー・ビューリングさん(ジョニー・カジノ)、キース・ライスさん(ヴィンス・フォンテーン)です。

また製作陣は、専属芸術監督:マイケル・ブリンディシさん、振付:タマラ・カンガス・エリクソンさん、音楽監督:リチャード・ロングさん、舞台装置デザイン:ネイナ・ラミーさん、衣装デザイン:リッチ・ハムソンさん、証明デザイン:スー・エレン・バーガーさん、音響デザイン:ラス・ヘインズさん、ヘア/メイク・デザイン:ポール・ビゴットさん、舞台主任:ダン・フォスさんです。

このCDTの「グリース」は、週8公演で、今年(2017)の10月まで上演されます。イブニングは、火曜から土曜までが8時から、マチネは、水曜と土曜が1時からで、日曜は、6時30分からの1公演のみです。料金は、火曜、水曜、木曜のイブニングが75ドル、金曜と土曜のイブニングが89ドル、日曜は80ドル、水曜のマチネが65ドル、土曜のマチネが68ドルです。チケットは、劇場のボックスオフィスかサイトで購入可能です。開演時間の2時間前から食事が可能で、ショーのみのチケットは、食事付きのものより15ドル安くなります。


*2007年のブロードウェイ・リバイバルに関するこぼれ話

ブリンディシさんは、CDTの2006年の「グリース」で、ローラ・オズネスさんをサンディ役に起用しました。公演が終わりに近づいた頃、NBCテレビの「Grease! You're The One That I Want!」に参加したいという彼女の要望に応じて、契約を解除してあげたそうです。その番組は、参加者が毎週演技を競い合って、1人ずつ落とされていくというもので、最後まで残った「ダニー」と「サンディ」は、2007年のブロードウェイの「グリース リバイバル」に主演できる特賞が付いていました。そして、CDTでサンディを演じていたオズネスさんは、最後まで勝ち残り、ブロードウェイ・デビューの切符を手にしたのでした。
ミネソタ州イーガン出身のオズネスさんは、子供の頃からCDT等の地元の舞台でキャリアを重ね、「グリース」でブロードウェイ・デビューを果たした後も、ブロードウェイで「ボニーとクライド」のボニー、「南太平洋」のネリー・フォーブッシュ(リンカーン・センター)、「エニシング・ゴーズ(リバイバル)」のホープ・ハーコート、「シンデレラ」のシンデレラ等主要キャストとしてキャリアを重ねてきました。彼女の次回作は、今月(3月)31日から始まるブロードウェイの新作ミュージカル「バンドスタンド」で、ジュリア・トロイ役で主演するそうです。オズネスさんは、2012年(ボニーとクライド)2013年(シンデレラ)のトニー賞で主演女優賞にノミネートされました。また2011年(エニシング・ゴーズ)、2013年(シンデレラ)、2014年(三文オペラ)にドラマ・ディスク賞にノミネートされ、2013年のシンデレラの演技で見事受賞を果たしました。CDTは、彼女がCDT出身の女優であることを誇らしく感じているそうです。(オズネスさんのブロードウェイのキャリアは、こちらからどうぞ。)

48周年を迎えるCDTは、全米で最も規模の大きいディナーシアター劇団で、ミネソタで、唯一通年上演しているプロフェッショナルのミュージカル劇団でもあります。衣装やセット、小道具等をホームページを通じて貸し出したり、劇場の専属スタッフが希望するオリジナルセットの製作を請け負ったりもしています。作品は、代表であり芸術監督でもあるマイケル・ブリンディシ氏の指揮のもと、副代表で振付担当のタマラ・カンガス・エリクソンさんと運営担当のスティーブン・L・ピータースさんが協力して制作しています。CDTは、観客に歓びを与え、いつまでも思い出に残るようなエンターテイメント、ディナー、サービスを提供することを第一に考えて運営を続けています。劇場のサイトは、こちらからごらんいただけます。

ミス・サイゴン 25周年映画、日本でも3/10から上映

2017-03-02 00:03:10 | Musical News TV映画
昨年、アメリカで上映された、ロンドンのミュージカル「ミス・サイゴン」の25周年を記念して作られた映画が、日本でも来月の10日から上映されます。(写真は、ステージフォトです。)

以前、このブログでもお伝えしましたが、今春からのブロードウェイでのリバイバル上演を前に、2014年9月に、作品の25周年を祝して、ロンドンで観客の前で撮影された映画が、昨年(2016)の9月22日から全米の175カ所の映画館で上映されました。これは、通常は行われない、大変珍しいことだったそうです。
その映画が、日本の映画館でも、来月、3月10日から上映されるそうです。映画のサイトは、こちらからどうぞ。上映時期が映画館によって違うようですので、映画のサイトの「THEATER」のページでご確認下さい。主要キャストは、以下の通りです。

エンジニア:ジョン・ジョン・ブリオネスさん
キム:エヴァ・ノブルザダさん
クリス:アリステア・ブラマーさん
ジョン:ヒュー・メイナードさん
エレン:タムシン・キャロルさん
ジジ:レイチェル・アン・ゴーさん


このサイトでお伝えした25周年記念映画に関する記事は、下記からごらんいただけます。

アメリカ映画館で上映
予告編の上映