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M for Michael Gruber♪- Mは、マイケル・グルーバーのM~♪

キャッツDVDのマンカストラップ、アメリカの舞台俳優、Michael君のことや、ブロードウェイニュースをお伝えします。

CDTの次回上演作は「Hello, Dolly!」

2014-04-10 12:00:28 | Michael 各地劇場
現在、Michael君(マイケル・グルーバー)が出演中の「The Little Mermaid リトルマーメイド」を上演中のChanhassen Dinner Theatresの次回作は、ハロー、ドーリー!だそうです。Broadwayworld.comの記事は、こちらからどうぞ。(写真は、劇場のサイトで使用しているロゴです。)

現在メインステージで上演中のリトルマーメイドが8月30日で終了したあと、9月5日からは、名作「ハロー、ドーリー!」が始まります。CDTでは22年ぶりの上演で、9月5日から11日のプレビュー公演に引き続いて、9月12日から本公演が始まり、2015年2月21まで上演が続きます。劇場の「Hello, Dolly!」のページは、こちらからごらん下さい。

19世紀後半のニューヨークを舞台にしたミュージカルで、主人公の若き未亡人のドーリー・リーヴァイは、明るくて世話好きな女性です。かつては夫と共に毎夜高級レストランで食事をするような贅沢な暮らしをしていましたが、夫亡きあとは、安アパートで結婚をはじめとするさまざまな仲介を生業としていました。
その彼女の顧客で彼女が思いを寄せるホーレス、ホーレスの姪のアーメンガード、彼女の恋人で貧乏画家なためにホーレスから結婚を反対されているアンブロース、ホーレスがプロポーズしようと思っている帽子屋の女主人アイリーン等、彼女を取り巻く人々を巻き込んで、若い2人の恋に加えて、何とか自分の恋も実らせようとするドーリーの姿を描いています。

Broadwayでは、1964年から1970年までSt. James劇場でオリジナル公演が行われ、1964年のTony賞では、11部門でノミネートされ、そのうち作品賞・作曲賞・主演女優賞を含む10部門で受賞を果たしました。その後、1975年11月~12月(Minskoff劇場)、1978年5月~7月(Lunt-Fontanne劇場)、1995年10月~1996年1月((Lunt-Fontanne劇場)の3回、リバイバル公演が行われました。Broadwayでの作品の詳細は、こちらからごらんいただけます。
また1969年には、ジーン・ケリー監督、マイケル・キッド振付、バーバラ・ストライザンド主演で映画版(20世紀FOX)が制作され、アカデミー賞の7部門にノミネートされ、美術賞、音楽賞、録音賞の3部門を受賞しました。
ちなみに「Put on Your Sunday Clothes」と「It Only Takes a Moment」の2曲は、映像と共に2008年のディズニー-ピクサーのアニメ映画「WALL-E」の中に、ウォーリーお気に入りのビデオとして登場しています。

作品の監督を務めるMichael Brindisi氏は、「我々の目標は、毎シーズン、観客に劇場ミュージカルの黄金期の名作を楽しんでいただくことです。昨年は「Fiddler on the Roof」を上演して好評を博しました。劇場愛好者の方々が求めるものは、今も変わらず、優れた名作を見ることなのです。ハロー、ドーリー!は、専門的に制作された数少ない作品で、観客の皆さんにリバイバル上演を楽しんでいただけることを嬉しく思っています。」と語っておられます。

スタッフは、監督:Michael Brindisi さん、振付:Tamara Kangas Ericksonさん、音楽監督: Andrew Cookeさん、セット:Nayna Rameyさん」, 衣装デザイン:Rich Hamsonさん、 照明デザイン:Sue Ellen Bergerさん、音響デザイン:Russ Haynesさん、ステージマネージャー:Susan Magnusonさんです。
キャストはまだ発表されておりませんが、たぶんMichael君も出演するのではないかと思います。詳細がわかりましたら、お知らせしますね~。

CDTのTVCMのメイクをMichael君が担当!

2014-02-07 12:12:37 | Michael 各地劇場
昨年(2013)の6月、Chanhassen Dinner Theatres(CDT)は、Broadwayのミュージカルのキャラクターを使ってTVCMを作成しましたが、その時、{Cats(キャッツ)}のシーンのメイクを担当したのが、何とMichael君(マイケル・グルーバー)だったそうです。(写真は、DVDからのマンカストラップを演じるMichael君です。)

このCM、いくつかのミュージカルのキャラクターが登場して、入れ替わり立ち替わり、「結婚式もCDTで」とか「大切な記念日もCDTで」のように紹介するものなんですが、演じているのは同じ男優さんと女優さん、David DarrowさんとCat Brindisiさんです。Catさんは、劇場のオーナーで監督も務めるMichael Brindisiさんのお嬢さんなんですよ。

昨年の7月、CDTは、このCMのCatsからのキャラクターのメイク担当をMichael君が務めていたという映像を、YouTubeで公開しました。私は、公開時にはあいにく気づいておらず、昨年末にお友達になったCatさんからそのことをうかがい、ようやく映像を見つけて見ることが出来ました!映像は、こちらからごらんいただけます。冒頭、Catsのキャラクターの扮装のDavidさんとCatさんが登場しています。

前半は、Michael君がDavidさんやCatさんにメイクをしながら、メイクをする際の手順を説明しています。後半は、CatsのDVD(ビデオ)撮影にロンドンに行った時のことを話しています。CatsのDVDに出演するきっかけになったのは、Michael君が出演中だったBroadwayのCatsがコーラスラインのロングラン記録を破った晩、ウェバー氏と振付師のジリアン・リンさんが来てくれていて、その時にぜひムービーを作ろうという話になったんだそうです。映像の最後に、DavidさんとCatさんが熱演するCDTのCMを見ることが出来ます。

Michael君のメイクの技術はなかなかのものだったようで、「とっても素晴らしい出来だったのよ!」とCatさんも絶賛していました。

CatsのメイクのことやDVDの撮影のことなど、このブログのCats関連の記事は、下記からご覧いただけます。

CatsがACLの記録を塗り替えた晩
こぼれ話 Cats その1
こぼれ話 Cats その2
こぼれ話 Cats on Broadway
こぼれ話 Cats DVD編
こぼれ話 記録が破られる時
Catsが上演されたWinter Garden Theatre



Chanhassen Dinner Theatresの4月のデスクトップカレンダー

2012-04-05 12:44:40 | Michael 各地劇場
現在、コーニー・コリンズ役(Hairspray)でMichael君(マイケル・グルーバー)が出演中の劇場のホームページで提供しているデスクトップカレンダーに、Michael君の写真が使われていますよ~♪ (この記事の写真がそれです。)

Chanhassen Dinner Theatresでは、しばらく前から、ファンへの無料サービスとして、劇場のサイトから毎月のデスクトップカレンダーをダウンロード出来るようにしています。そして、今月(2012年4月)のデスクトップカレンダーには、Michael君が登場しているんですよ♪ 劇場のデスクトップカレンダーのページは、こちらからどうぞ。サイズが4種類あって、いずれもクリックすると、大きな映像が開きます。

一番目立つのは、画面中央下寄りのドン・ロックウッド(Singin’ in the Rain)なんですが、これは、Michael君ではなく、お友達のトニーさんです。Michael君は、トニーさんのちょうど真上、「Irving Berlin’s Easter Parade 2007」という囲みの中央、華やかな女性ダンサーに囲まれて主役のドン・ヒューズを演じています。
またそのずっと右の方にも「Irving Berlin’s Easter Parade 2007」という囲みがあるんですが、そちらには、Michael君のお友達のアン・ミッシェルさんが写っています。

ダウンロードの仕方は、画面の下の方に、Windowsの場合とMacの場合の2種類が書いてありますので、ご参照下さい。Windowsのほうは、お好みのサイズの画像をクリックして、大きな画面が開いたら、右クリック。選択肢の中の「背景に設定」を選べばOKです。
Macのほうは、私がMacを使ったことがないので、イマイチ、イメージがよくわからないんですが、「サムネイルをクリックして、新しいブラウザウインドウを開く。新しいウインドウにイメージが表示されたら、そのイメージをデスクトップにドラッグする。アップルメニューの中から、『SYSTEM PREFERENCES』を選択。さらに『DESKTOP & SCREENSAVER』を選択して、デスクトップタブをクリックして、『desktop preferences』のみを表示させる。『CHOOSE FOLDER』を選択、『DESKTOP』をクリックしてイメージを探し、見つけたら選択する」・・・だそうです。

5月になったら、別のカレンダーに変わってしまうと思うので、ご覧になったり、ダウンロードなさったりしたい場合は、4月中にどうぞ~♪

Theatre Under the StarsのサイトでMichael君の写真と映像掲載

2011-09-29 09:08:36 | Michael 各地劇場
Theatre Under the Starsの「White Christmas」のページで、Michael君(マイケル・グルーバー)の映像と写真を見られます。(写真は、2006年のシアトルでのMichael君とクリスティーナさんの写真です。)

テキサス州ヒューストンにあるTheatre Under the Starsでは、今年の12月6日から18日まで「White Christmas」を上演するんですが、そのプロダクションのページで、Michael君の映像と写真を紹介しています。
Michael君は、来年の1月までミネソタ州のチャンハッセンで上演中の「Hairspray」に出演中ですので、もちろんヒューストンの「White Christmas」には出演しないんですが、2008年の12月にTheatre Under the Starsで上演された「White Christmas」にボブ役で主演していましたので、その時の映像と写真を宣伝用に使っているようです。

Michael君の映像と写真は、こちらからご覧いただけます。映像の歌声は、Michael君のものではないようですが、Michael君のダンスする姿をお楽しみいただけます。

2008年の12月4日から21日まで、Theatre Under the Starsで彼が「White Christmas」に出演した時は、ナズは、残念ながら見に行くことができなかったんですが、キャストやレビューについて、こちらのブログで紹介させていただきましたので、よろしければ下記からどうぞ。

キャスト発表
レビュー

Michael君演じるボブは、本当に素晴らしいので、また演じてくれないかな~!Michael君主演で、「White Christmas」の来日ツアーが来てくれたら最高なんですけどね~!

舞台の上のプロポーズ♪-Marriage Proposal on the stage!

2005-01-19 22:29:08 | Michael 各地劇場
よく「事実は小説より奇なり」といいますが、世の中には、「まさか!」と思うようなドラマチックな出来事があります。これは、Michael君が実際に経験した、とても素敵なお話です♪ (写真は、「Singin' in the Rain」のアルバムのブックレットから。Michael君〔マイケル・グルーバー〕演じるドンとChristina Saffranさん演じるキャシーです。)

身長190センチ、体重104キロのグレンさん(Glen Lamb)は、34才(1994年当時)のマーケティング・システムのアナリスト。グラフィック・デザイナーをしているガールフレンドのシェリルさん(Cheryl Szmuriga)とつき合い始めてかれこれ1年半余り、そろそろプロポーズをしたいなと思っていました。普段は、人前に出て話すことがあまり得意ではなく、目立ったことなどしない彼でしたが、プロポーズは、思い出に残る特別な形でやりたいと思っていました。

その年(1994)、シェリルさんの30才の誕生日にあたる9/4に、彼女には内緒で、サファイアの周囲をダイヤモンドが囲んでいる指輪を用意していたのですが、思い出に残る渡し方をしようと考えているうちに渡しそびれてしまいました。グレンさんが「誕生日プレゼントに、ブロードウェイのショーを見に連れていってあげようか?」とたずねると、シェリルさんは「それより、Paper Mill Playhouseでやってる『Singin' in the Rain』が見たいわ。」と答えたのです。それを聞いたグレンさん、「そうだ、地元の劇場の舞台の上で、彼女にプロポーズしよう!」とひらめいたのです。

さっそく劇場に相談に行ったグレンさんに、劇場側は快く協力を約束してくれ、Michael君をはじめとするキャストも、プロデューサーのデル・ロッシ氏も、スタッフの人達も、みんな、彼のプロポーズの手助けが出来ることを喜んでくれたのです。
プロポーズをする記念すべき日は、10月20日の水曜日と決まりました。デル・ロッシ氏は、二人のために舞台のすぐそばの劇場招待席を用意してくれました。何も知らないシェリルさんは、このあと実際に自分もステージに上がることになるとは気づかずに、Michael君演じるドンが雨の中で歌って踊るシーンを見ながら、となりに座るグレンさんに、「私も、ステージに上がってみたいわ。」と冗談のつもりで言ったのだそうです。

お芝居が終わると、「ちょっと水を飲んでくるよ。」とシェリルさんに言い訳をして、グレンさんは席を立ちました。ステージには、キャスト全員がお揃いの黄色いレインコートを着て再登場しました。やがてカーテンコールが終わると、デル・ロッシ氏が、シェリルさんを舞台の上に招き上げました。何が起きているのかととまどっているシェリルさんの目の前に、さっきまで一緒にステージを見ていたグレンさんが、キャストと同じ黄色いレインコートを着て登場し、彼女の待つステージ中央に向かって歩いて来るではありませんか! 観客の喝采を浴びながら彼女の前にひざまづいたグレンさんが、伝統に則った不朽の名セリフを彼女に伝えました。

「愛してます。僕と結婚してくれますか?(I love you. Will you marry me?)」

一瞬呆然としたシェリルさん、しばらく黙ったままでいたあとで、小さな声で「はい(Yes)」と答えました。次の瞬間、シェリルさんの頬に涙がポロポロとこぼれましたが、すぐに明るい笑顔になりました。劇場は、主演女優に贈る伝統的なプレゼントである真っ赤なバラの花束をシェリルさんに贈りました。そして、もう1つ、二人が生涯忘れられないだろう素敵なプレゼントが贈られたのです。
二人のために、ドン役のMichael君が、劇中(上の写真のシーン)で歌われるロマンティックなセレナーデ「You Were Meant For Me」を歌ってくれたのです! 本来の歌の歌詞は、「君は僕のために、僕は君のために・・・」となっているので、Michael君は即興で歌詞を変えて、「You were meant for him. And he was meant for you.」と歌ってあげました♪
子供の頃、地元の教会の聖歌隊に入っていたので、教会での結婚式では何度も歌ったことのあるMichael君も、よもや劇場の舞台の上での公開プロポーズの場で歌うことになろうとは、夢にも思わなかったそうです。この記念すべき出来事で重要な役割を果たすことができたMichael君は、その感想をこんなふうに語っています。

「実に素晴らしいアイディアだね。劇場が許可してくれたことが、本当に素晴らしいよ。特に素敵だと思うのは、地元の人が、こういう場所に選ぶほどこの劇場を大切な場所だと思っていてくれるってところだよ。まさしく『ここは、皆さんの劇場です。』ってことだものね。」

グレンさんとシェリルさんにとって、生涯忘れられない素晴らしい晩となったことはもちろんですが、Michael君をはじめ劇場関係者の皆さんと、運よくその場に居合わせた観客の皆さんにとっても、実にドラマチックな思い出の晩となったことでしょうね♪