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Michael君のサイトに「Guys & Dolls」のレビュー

2006-02-22 19:32:51 | Michael 06 Guys/AMP
Kathyさんの「Michael君(マイケル・グルーバー)のサイト」で、フロリダで公演中の「Guys & Dolls」のレビューを紹介してくれています。サイトの「Guys & Dolls」のページをご覧下さい。(写真は、おなじみのMichael君のヘッド・ショットです。)

TCPalm.com(2/16)では、「オープンして2年目のMaltz Jupiter Theatreで上演された中でも、最も楽しい公演だ」と誉めてくれており、キャストについても、「主要キャストは歌もダンスも素晴らしく、その息のあった演技は最高である。」と書いています。特に目を引く出演者として、2幕目の見せ場で活躍するギャンブラーの一人のNicely-Nicely Johnson役のRichard Ruizさんと、アデレイド役のTiaさんを挙げています。
Richardさんは、Broadwayのオリジナル・カンパニーで同じ役を演じていたStubby Kayeさんという俳優さんにとても似ているそうで、「全編を通じて、コミカルな場面で素晴らしい演技を見せていた」とのことです。
そしてTiaさんについては、彼女が演じる踊り子のアデレイドもやはりコミカルな役柄なのですが、「アデレイドがクラブでショーを演じるシーンでは、実に表情豊かに、笑いのセンス抜群の演技だった」とのことです。

Palm Beach Post(2/17)のレビューでも、Nicely-Nicely Johnson役のRichard RuizさんとTiaさんのアデレイドについて絶賛していますが、作品そのものについては、「星4つで満点としたら、星2つ」とちょっと辛口な採点です。
次のFort Lauderdale Sun-Sentinelのレビューにも書かれていますが、今回、アデレイド役のTiaさん以外のメインキャストの配役が、型にはまらない斬新な配役だったようで、「この役のイメージはこう、あの役ならああ」という固定概念を持っている保守的な人達には、ちょっと不評だったようなんです。
このPalm Beach Postでは、Michael君のスカイについては、「ギャンブラーを演じるには真面目すぎるが、彼には、それをカバーして余りあるほどのまろやかで豊かな声がある。」と書いています。(確かに、あの優しい笑顔がトレードマークのMichael君なので、「ワイルドなギャンブラー」というには、アクの強さという点で物足りないと感じる人もいるかも知れませんが、彼の歌声の素晴らしさは、認めてくれてますね♪
ネイサン役のAndrew Polkさんについては、「ウケること間違い無しのギャグでさえ、うまくこなせていない」と手厳しい批評・・・。またサラ役のAlison Wallaさんに関しても、「必要以上に堅苦しく、ハバナでのスカイとのデートのシーンでも、普段の堅苦しさから解放された様子が演じ切れておらず、かたくななサラの中に隠されている暖かさが感じられない」と、かなり辛辣です。

Fort Lauderdale Sun-Sentinel(2/18)では、「時として、あちこちがそぎ落とされたようなダイエット版で上演されることが多い作品だが、この公演も、かつてBroadwayで上演された時とは比べものにならないほど小規模だ。」と、冒頭から厳しい語り口です。(って言うか、地方の小さな劇場の公演と天下のBroadwayのショーの規模を比較すること自体が、そもそも間違っていると思うんですけど~・・・〔苦笑〕
キャストに関しては、Tiaさんのアデレイド以外は、「奇をてらったアンチ・ステレオタイプなキャスティング」と書いており、Michael君のことは「やせっぽちの荒削りなスカイ・マスターソン」と評しています。(確かに、Michael君はすっきりスマートな体形なので、恰幅の良さが足りない・・・と言われれば、その通りかも知れませんが、体形について批評されてもね~・・・)
さらに、ネイサン役のAndrew Polkさんについては、「Stan Laurelのような、さえない顔のネイサンだ」と一言。(体形や顔立ちのことじゃなくて、演技のこと、批評しましょうよ・・・。ちなみに、Stan Laurelさんは、1890年生まれの英国出身の俳優さんで、有名になる前のチャールズ・チャップリンの代役をやったり、チャップリンの物まねをしたりしたことのある人です。もしかすると、このレビューの筆者は、イギリス人でミュージカルの経験がないPolkさんが、いかにもアメリカらしいミュージカルの主要キャストを演じているのが気に入らないのかも知れませんね。)
また、サラ役のAlison Wallaさんについても、「クラシックのソプラノ歌手が、ミュージカル・コメディの中でも最も難しい役を演じようともがいている。いくつかのバラードでは、それなりにいいところを見せてはいたが、総じて力みすぎて空回りしている。」と厳しく評しています。

最後は、地元のJupiter Courier(2/19)のレビューです。「この必見の『Guys & Dolls』は、大ヒット間違いなしのショー」と、地元だけに大変に好意的な内容で、メインキャスト2名(サラ役のAlison Wallaさんと、ネイサン役のAndrew Polkさん)のインタビューも掲載しています。
インタビューを受けていないMichael君とTiaさんについても、「音域の広い、なめらかでエレガントな歌声のハンサムなギャンブラー」、「新鮮で、面白く、観客の注目を一身に集めてしまうステキなアデレイド」と、実に好意的に紹介してくれています。

以下は、AlisonさんとAndrewさんのインタビューです。

「私は、小さい頃から歌うのが大好きだったわ。ジーン・シモンズやフランク・シナトラ、マーロン・ブランドの映画(Guys & Dolls)も見たわよ。私が、ミュージカルの舞台に立つきっかけを作ってくれた名作映画の1つだわね。『Guys & Dolls』は、いい歌があって、素晴らしいダンスがあって、コスチュームもステキで、興味深いキャラクターが登場して、セットもストーリーも優れている・・・そんな、何でもそろっているっていうミュージカルの1つだと思うの。高校時代に、アデレイド役を演じたことがあるのよ。
今回の出演が決まった時、サウンドトラックを聞いたり、映画を見たりするのはやめようと思ったの。だって、自分自身の解釈で、この役を演じたかったから。そうすることで、新しいサラを見つけられたのよ。そして、今の私は、20代半ばのヤング・バージョンの私なの。」

そう語ってくれたのは、サラ・ブラウン役で素晴らしい歌声を披露してくれているAlison Wallaさんである。彼女は、オペラ歌手としてクラシックのトレーニングを積んできた。彼女は、この作品に出演する直前まで、Broadwayの「Fiddler On The Roof 屋根の上のバイオリン弾き(リバイバル)」に出演していた。その他のBroadway出演作には、「Into The Woods (Tony賞受賞作)」、「A Little Night Music」等がある。


「ジーン・シモンズよりずっと歌がうまいWallaと違って、僕は、このショーに出るのは、今回が初めてなんだよ。『Guys & Dolls』を見たことさえなかったから、まったく新しい見地から、この役へアプローチしているんだ。
実を言うと、ミュージカルに出演すること自体、今回が初めてなんだ。だから、全てが新鮮で、心躍るような経験の連続なんだ。実に素晴らしい経験だよ。」

そう語ってくれたネイサン・デトロイトを演じるAndrew Polkさんは、エネルギッシュなショーをテンポよく運ばなくてはならないという役割を見事に果たしており、ダイナミックな彼の演技は、まさに理想のデトロイト役と言える。
彼は、Fulbright奨学金を得て、ロンドンのThe Webber-Douglas Academyで演技の勉強をした。Broadwayでは、「Biloxi Blues」のEpstein役で、Helen Hayes Awardのノミネートを受けた。またOff Broadwayでは、「Flight」、「Critical Darling」、「The Odyssey」を含むさまざまな作品に出演している。その他には、封切り間近のケビン・ベーコン監督の映画「Loverboy」や、「Law & Order」シリーズや「Third Watch」等のTVドラマにも出演している。


辛口な批評、独善的な批評、好意的な批評、見る人によって感じ方が違ったりして、いろんな意見がありますね~! でも、Michael君をはじめ、いずれの出演者も、それぞれにたくさんの経験を積んできた才能ある人達ですし、閉幕の3月5日まで、まだまだ公演が続きますから、ますます息が合って、より素晴らしいパフォーマンスになることは間違いないでしょう。 ナズも、ホント、この「Guys & Dolls」、見に行きたかったです~~! がんばって、Michael君!

「Guys & Dolls」の共演者 - Tia Speros (Miss Adelaide)

2006-02-20 20:45:41 | Michael 06 Guys/AMP
Kathyさんに教えていただいたんですが、Michael君(マイケル・グルーバー)が主演中の「Guys & Dolls」でMiss Adelaide(アデレイド)役を演じているTia Sperosさん、この作品以外でも、Michael君と共演したことがあるんですって。(写真は、Tia Sperosさんです。)

1995年の3月20日から5月1日までの毎週月曜日、ニューヨークのグリニッジ・ビレッジにある「Eighty-Eights」というナイトクラブで、「Little By Little」というショーが7回に渡って上演されたのですが、Michael君とTiaさんは、そのショーでも共演していたんです。今から11年前のことですね。KathyさんのMichael君のサイトの「Little By Little」のページは、こちらからご覧下さい。

Tiaさんは、Off-Broadwayで「The Cocoanuts」、「The Taffetas」、「Company」、「Harvey」、「Falsettoland」、「You Can’t Take It With You」、「Lucky Stiff」、「Little Shop of Horrors」、「Oklahoma」等のたくさんの作品に出演していらっしゃいます。

今回は、Michael君演じるスカイ・マスターソンの相手役はサラ・ブラウンなので、アデレイド役のTiaさんとMichael君が2人で踊るシーンとかはないのですが、それでも気心の知れた共演者がいるって、いいものですよね~♪ Michael君もTiaさんも、他の共演者の皆さんも、どうぞお元気でがんばって下さいね~!

いよいよ今夜!- Michael's compostions in N.Y.

2006-02-13 13:43:08 | Michael 彼の作品(ミュージカル・ソング)
アメリカ東海岸時間で、2月13日の午後8時より、Michael君(マイケル・グルーバー)の作品2曲が、ニューヨークのSymphony Spaceで披露されますよ~!(写真は、昨年〔2005〕の2月にSeattleで撮ったMichael君です。)

いよいよ今夜、現在最も有望な若手作曲家による愛をテーマにした未発表作品をフィーチャーしたコンサートが、ニューヨークで開催されます。コンサートのタイトルは、「My Funny Valentine」で、New Voices Collective主催です。

今夜が世界初のお披露目となる各曲を作曲した皆さんは、Michael君をはじめ、Jennifer Allenさん、Scott Burkellさん、Mark Campbell、Sam Davisさん、David Evansさん、Jenny Gieringさん、Faye Greenbergさん、Sean Hartleyさん、Tom Hermanさん、 Lance Horneさん、Paul Loeselさん、Steve Marzulloさん、Georgia Stittさん、Joseph Thalkenさんです。

そして、彼らの作品を歌ってくれるのは、Kate Baldwinさん、Will Chaseさん、Jill Geddesさん、Rebecca Lukerさん、Daniel Reichardさん、Michael Wintherさんといった方々で、ホストはDanny Bursteinさんが務めます。伴奏を担当するのは、Marco Paguiaさん(ピアノ)、Ed Matthewさん(クラリネット)、Clay Ruedeさん(チェロ)の3人です。

会場のSymphoy Spaceは、マンハッタンの95th Street(2537 Broadway)にあり、チケットは、21ドルです。

愛をテーマにした作品ばかりとのことですので、バレンタインズ・デー前夜、ステキな歌に耳を傾けながらワインを楽しむなんていうのも、なかなか素敵ですよね~