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ヒューストンの「White Christmas」 キャスト発表!

2008-11-18 00:09:03 | Michael 08White Xmas
Michael君(マイケル・グルーバー)のサイトの「White Christmas 2008」のページに、キャスト発表の記事がアップされました。原文は、こちらからどうぞ♪ (写真は、2006年のシアトル・サクラメント公演の時のメインキャストです。左から、フィル役のグレッグ・マコーミック・アレンさん、今回のヒューストン公演でもジュディを演じるタリ・ケリーさん、Michael君の長年の友人で素晴らしい歌声の持ち主の、ベティを演じたクリスティーナ・サフラン・アッシュフォードさん、そしてボブ役のMichael君です♪)

テキサス州ヒューストンにあるTheatre Under The Stars (TUTS)が12月4日から21日まで上演する「White Christmas」、主演のボブ・ウォレスは、以前からお伝えしております通り、Michael君が演じるんですが、その他のメインキャストが発表されました。

主演女優でボブの相手役のベティ・ヘインズを演じるのはBeverly Wardさんで、TUTSには「Paint Your Wagon」という作品で出演したことがあります。ボブとコンビを組んでいるフィル・デイビス役はJohn MacInnisさんが演じます。彼は、TUTSでは、「Kiss Me, Kate」で振付をしたことがあるそうです。
そして、ベティの妹でフィルの相手役のジュディを演じるのは、2006年のシアトルとサクラメント公演で同じくジュディを演じたTari Kellyさんです。 この時も、Michael君がボブ役で主演していましたので、久しぶりの再共演となります。

その他のメインキャストは、ホテルのコンシェルジェのマーサ・ワトソン役にCarol Swarbrickさん、ボブ達の戦友でエド・サリバンショーのプロデューサーをしているシェルドレイク役にMichael Tapleyさん、映画版には登場しないんですが、味のある脇役のエゼキエル役にJay Tribbleさん(TUTSに出演するのは初めてだそうです。)、 そして、ウェイバリー将軍を演じるのは、地元出身のKevin Cooneyさんです

今回のTUTSでの「White Christmas」、監督と振付を担当するのは、Michael君とは長年の友人でもあるジェイミー・ロッコさんです。2006年のシアトルとサクラメントでの公演でも、ロッコさんが監督と振付を担当していました。またロッコさんが監督した「Singin' in the Rain」の全ての公演で、Michael君が主役のドン・ロックウッドを演じました。
このロッコさん監督・振付の「White Christmas」、2004年にサンフランシスコで初演され、2005年にはロサンジェルス・サンフランシスコ・ボストン(ボストン公演ではMichael君がフィルを演じました。)の3都市で上演されたバージョンとは、多少演出に違いがあります。(Broadwayで上演されるのは、ボストンと同じバージョンだと思います。) 詳しくは、下記の「White Christmas」関連記事のシアトル観劇記をご覧下さい。


White Christmas関連記事

「White Christmas」ってどんなミュージカル?
映画版こぼれ話
「White Christmas」はいつでもホワイトクリスマス
映画と舞台の違い (舞台はボストン版)
シアトル観劇記 その1
シアトル観劇記 その2
シアトル観劇記 その3
シアトル観劇記 その4






ACL あれこれ その2 - 全米ツアーとBroadwayキャストのその後 -

2008-11-09 08:23:25 | Michael 08 ACL tour
ACL あれこれ、全米ツアーとBroadway版キャストのその後についてです。(写真は、ツアー公演のステージフォト。Michael君〔マイケル・グルーバー〕のザックと、映画「ブロードウェイ♪ブロードウェイ」にもヴァル役の候補として出演していたニッキー・スネルソンさんのキャシーです。)

今年(2008)の5月4日にコロラド州デンバーで開幕したBroadwayリバイバル版「コーラスライン」の初の全米ツアー、ツアーそのものは、2009年6月まで続き、その後、8月には東京の渋谷にあるオーチャードホールでの来日公演も決まっています。(全米ツアーのスケジュールはこちらから、東京公演については、まだ詳細は発表になっていないのですが、こちらからご覧いただけます。東京公演のチケット発売は、2009年2月頃の予定です。)

現在は、カナダのトロントでの公演が続いていますが、11月2日に、ザック役のMichael君をはじめ、ビビ役のピラー・ミルホレンさん、キャシー役のニッキー・スネルソンさん、コニー役のジェシカ・ウーさん、ヴァル役のナタリー・エリス・ホールさん、マーク役のジェイ・アームストロング・ジョンソンさん、シーラ役のエミリー・フレッチャーさん、ジュディ役のステファニー・ギブソンさん、グレッグ役のデニス・ランバートさん、ラリー役のジョン・キャロルさん等、ツアー・オリジナル・キャストが大勢降板したようです。(ナズがコスタメサに見に行った頃、アンサンブルでポールの代役だったブランドン・タイラー君は、新キャストではラリーを演じています。Michael君とブランドン君の素敵なエピソードは、こちらからどうぞ♪ )


続いて、Broadwayキャストのその後です。

リバイバル版のオリジナルキャストとしてキャシーを演じていたシャーロット・ダンボワーズさんは、Broadwayの「シカゴ(リバイバル)」にロキシー役で11月3日から出演しています。彼女は、このリバイバル版の「シカゴ」に、同じくロキシー役で1999年の1月にリプレイスメントとして出演して以来、他の作品に出演してはまた戻り、今回で8回目の出演になります。(彼女のBroadwayキャリアは、こちらからどうぞ。)
また、ナズがBroadwayで見た時にドンを演じていたジェイソン・パトリック・サンズさんも、「シカゴ」に出演中です。お2人の写真は、こちらでご覧いただけます。写真の上の「1-9」の右にある矢印をクリックすると、順番に9枚の写真をご覧になれます。

オリジナルキャストで、最後までマークを演じていたポール・マクギル君は、1980年のミュージカル映画「Fame」のリバイバルに出演が決まり、現在撮影中です。公開は、2009年9月25日だそうです。Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。

ファイナルカンパニーでラリーを演じていたニック・アダムス君は、来年の3月1日からBroadwayで開幕予定の「Guys and Dolls (リバイバル)」にLiver Lips Louis役で出演が決まったとのことです。12月15日からリハーサル開始だそうです。彼のブログの記事は、こちらからどうぞ。

オリジナルキャストのヴァルとしてBroadwayデビューを果たし、ファイナルカンパニーではキャシーを演じたジェシカ・リー・ゴールディンさんは、11月19日から23日までニューヨーク・シティ・センターで上演される Encores!シリーズの「On The Town」に出演します。
この作品には、ACLのオリジナルカンパニーでアル役でジェシカさんと同じ舞台に立っていたトニー・ヤズベックさんも出演しています。
実は、このお2人、ACLでの共演が縁で恋に落ち、トニーさんのプロポーズをジェシカさんが受け入れたそうで、実生活でもパートナーなんですって♪ 素敵ですね~♪ 「On The Town」のキャストの写真は、こちらからご覧いただけます。またお2人の婚約を知らせる記事については、こちらからどうぞ。
ACLは、ジェシカさんにとって、Broadwayデビューであり、ドキュメンタリー映画が作成されたことから映画出演することにもなり、主演女優を務め、しかも愛する人との出会いにもなったという、まさに記念すべき作品ですね♪

そして、Michael君ですが、6ヶ月に渡って一度もショーを休むことなく全米ツアーに主演し続けた彼は、11月2日にツアーを離れた後、ほんの数日だけNYで過ごし、すぐに次のお仕事である「White Christmas」のリハーサルのために、テキサス州ヒューストンに旅立ちます。 お疲れ様、Michael君!
ヒューストンでの「White Christmas」は、Theatre Under the Stars (TUTS)で12月4日から21日まで上演されます。Michael君は、ボブ・ウォレス役で主演します。 チケットは、劇場のサイトでお求めいただけます。 ACLでは、Michael君はソロナンバーがありませんでしたので、彼の歌声を楽しむことが出来なかったのですが、この「White Christmas」では、メディアも絶賛した美しい歌声を存分に堪能することが出来ますよ~♪


ACL あれこれ その1 - ドキュメンタリー映画を見て -

2008-11-07 12:53:35 | Michael 08 ACL tour
Michael君(マイケル・グルーバー)は、「A Chorus Line」全米ツアーを離れてしまいましたし、Broadway公演は8月に終わってしまいましたが、Broadwayリバイバル版のオーディションのドキュメンタリー映画「ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢 (原題:Every Little Step)」は、現在、日本の映画館で上映中です。11月3日に見に行ってきましたので、その感想と、全米ツアーの現在、そしてBroadwayのキャスト達のその後についてお伝えしますね~。(写真は、全米ツアーのステージフォトです。)

さて、まずは映画の感想からです。(こちらから映画の公式サイトがご覧になれます。)

映画は、オーディションが始まったばかりの頃、最終的に役が決定する何ヶ月も前から始まります。キャリアを積んだベテランからポッとでの新人まで、ものすごい数のオーディショニー達が、アメリカ国内はもちろん、世界各地から集まっていました。
それが1次選考、2次選考と次第に数が減り、本命候補だった人が落とされたり、無名の新人が注目を集めたり、なかなかめぼしい候補がいなくて選考に苦労したりと、いろいろなドラマが展開されます。

大きく取り上げられているのは、ソロナンバーのある役の候補者が中心なんですが、特にキャシー役、ヴァル役、コニー役、シーラ役のオーディショニー達は、インタビューされたり、自宅から出かけていくところや、自宅でオーディションの結果を知らせる電話に出ているところ等のシーンも登場します。
その他にも多くのオーディショニーが画面に映し出され、その中には、ナズがBroadwayで見たリバイバル版のキャスト達の顔がたくさん見られましたし、またMichael君の友人でツアーでビビ役として出演していたピラーさんや、同じくMichael君の20年来の友人のコーリーンさんの顔もあって、懐かしいやら嬉しいやら、わくわくしながらの観賞でした。(ピラーさんは一瞬しか画面に登場しないんですが、コーリーンさんは、キャシー役のオーディションのシーンで、候補者が集められた時、最初にエイビアンさんが話しかける女性で、その他にも何回か画面に登場します。)

たぶん、オーディションが始まってからそれぞれの役が決定するまでの間に撮った膨大な映像に編集を重ねて、選りすぐりのエピソードを集めてのドキュメンタリーになっているんじゃないかと思うんです。上映時間の関係もありますから、ザックをはじめ、オーディションのシーンがまったく出てこない役もたくさんあります。

思いがけず嬉しかったのは、キャシー役の最終選考に、Broadwayで木曜日にキャシーを演じていたネイディーンさんが残っていて、けっこういっぱい見られたことでした♪ 彼女は、2005年のボストンでの「White Christmas]でフィル役を演じていたMichael君の相手役をしていた女優さんで、ダンスもお芝居もとても上手なんです。映画の中では、ブルーのレオタードを着ていました。

またコニー役の候補で、高良結香さんの親友で、同じコニー役の候補としてライバルになってしまうエレーンさんは、結香さんがコーラスラインを離れた後、コニー役を射止めた女優さんで、ナズが見に行った昨年の夏と今年の1月のステージでは、彼女がコニーを演じていて、楽屋口でも何度もおしゃべりして仲良くなった方だったので、彼女のオーディション風景を見られたのも嬉しかった!

まだ「コーラスライン」を映画でもステージでもご覧になったことがない方へのご注意として、映画の中で、関係者が作品の成り立ちについて語っている部分で、ある役がオーディションに受かるかどうかをネタばらししてしまってますので、そのつもりでご覧下さい。 (パンフレットの中でストーリーを紹介している文章でも、別の役についてのネタバレがあります。)
ナズは、自分のブログでは絶対書かないように気をつけていたんですが、この役がオーディションに受かるかどうかは、「コーラスライン」が現在のような大ヒットミュージカルになっていく過程で重要なエピソードなため、作品の中で触れずにはいられなかったのだと思います。

この映画は、Broadway作品のオーディションのドキュメンタリーという、いまだかつて公開されたことのなかった映像が見られることでも大変貴重なんですが、作品の生みの親で今は亡きMichael Bennett氏のインタビューや、彼が実際に22人のダンサー達をインタビューした録音テープ等も聞けますし、当時から作品のクリエイティブ・チームに加わっていて、今回のリバイバル版にも参加している人達の話も聞けるので、その意味でも価値のある、本当に素晴らしい映画でした。

もう1回か2回、映画館で見たいと思いますし、DVDになったらぜひ購入したいなと思っています。DVDになる時には、特典として、カットされてしまったシーンがたくさん収録されているといいな~と思います。

以前、このブログで紹介したステージ版と映画版のこぼれ話と映画とステージの違いについては、下記からどうぞ♪

ステージ版こぼれ話

映画版こぼれ話

映画と舞台の違い