
今回は、ステージ版「A Chorus Line」のこぼれ話をお届けしますね~。(写真は、オリジナル版でマイク役を演じていた時のMichael君〔マイケル・グルーバー〕です♪)
まずは、リバイバル版のキャストの皆さんに関するこぼれ話です♪
Michael君は、Broadwayのオリジナル版に、当時のBroadwayのロングラン記録(6,137回)を作ったファイナル・カンパニーのマイク役として出演していた。
このオリジナル版が、Michael君のBroadwayデビュー作品だった。
Michael君は、Broadwayのオリジナル版とリバイバル版の両方に出演した唯一の俳優さん。
キャシー役のCharlotteさんは、このリバイバル版の演技で、2007年度Tony賞の助演女優賞(ミュージカル)にノミネート。
キャシー役のCharlotteさんのお父さんは、Jacques d'Amboiseさんといって、ニューヨーク・シティ・バレエのプリンシパル・ダンサーで、ジョージ・バランシンの秘蔵っ子だった。彼は、「Seven Brides for Seven Brothers 略奪された7人の花嫁 (1954)」や 「Carousel 回転木馬 (1956)」等の映画にも出演していた。
キャシー役のCharlotteさんのご主人は、映画版「A Chorus Line」でラリー役を演じていたTerrence Mannさん。
ザック役のMichael Berresseさんは、Michael君がHortensio役とアンサンブルで出演していたBroadwayの「Kiss Me, Kate」に、オリジナル・カンパニーとして、Bill Calhoun / Lucentio役で出演していた。
普段はアンサンブルのLois役を演じていて、木曜日だけキャシーを演じているNadine Iseneggerさんは、Michael君がフィル役で出演していた「White Christmas」のボストン公演(2005年11月~12月)で、Michael君の相手役のジュディを演じていた。
Nadineさん以外にも、リバイバル版のオリジナル・キャストでボビーを演じていたKen Alanさん(2007年7月22日まで)、現在マギーを演じているMelissa Loneさん、アル役のKevin Worleyさん、アンサンブルのDavid Baumさんも、「White Chrismas」のボストン公演に出演していた。
続いて、ステージ版「A Chorus Line」の歴史について。
1974年1月18日に、22人のダンサーを集めて、初のテープ・セッション開催。同年8月から9月、最初のワークショップ開催。
1975年の1月から2月、2度目のワークショップ。同年4月16日、Off-BroadwayのThe Public Theaterで、初めてのプレビュー公演。同年6月3日、オリジナル・キャストによるアルバムが、コロンビア・レコードからリリース。同年7月25日に、Shubert Theatreで、初のOn-Broadway公演開幕。
1976年3月23日、オリジナル版「A Chorus Line」は、12部門でTony賞のノミネートを受け、同年4月19日、Tony賞を9部門で受賞。同年5月3日、ピューリッツァー賞(ドラマ部門)を受賞。同年5月6日、全米ツアーがサンフランシスコで開幕。同日、トロント公演も開幕。同年7月22日、ロンドン公演、開幕。
1977年2月12日、ロンドン・イブニング・スタンダードの最優秀作品賞を受賞。同年4月7日、L.A. ドラマ・クリティックス・アワードを、5部門で受賞。同年5月24日、シドニーで、オーストラリア公演が開幕。
1983年9月29日、「Grease」の持っていた3,389回というロングラン記録を破って、「A Chorus Line」は、Broadwayの最長上演記録を樹立。
1984年、Broadwayの最長上演記録を達成したショーとして、Tony賞特別賞を受賞。
1990年4月28日、6,137回目のパフォーマンスを最後に、Broadway公演が閉幕。
2005年1月12日、John Breglio氏が、2006年にBroadwayでのリバイバル公演の計画があることを発表。
2006年7月23日、Broadway開幕に先駆けて、サンフランシスコ公演が開幕。同年9月18日、Gerald Schoenfeld Theatreで、リバイバル版のOn-Broadwayのプレビュー公演開幕。同年10月5日、同劇場でグランド・オープニング。
2007年度のTony賞で、リバイバル版は最優秀リバイバル作品賞(ミュージカル)と最優秀助演女優賞(ミュージカル)の2部門にノミネート。受賞は、惜しくも逃した。
上記に挙げた公演以外にも、プエルトリコ、フランス、ドイツ、スウェーデン、日本、アルゼンチン、ブラジル、メキシコ、スペイン、オーストリア、シンガポール、オランダ、スイス、イタリア、ベルギー、デンマーク、ノルウェー、南アフリカ、ニュージーランド、香港等で上演された。
以上、ステージ版のこぼれ話でした~。
次回は、映画版のこぼれ話をご紹介しようと思っていますので、お楽しみに~!


























以上、ステージ版のこぼれ話でした~。

