M for Michael Gruber♪- Mは、マイケル・グルーバーのM~♪

キャッツDVDのマンカストラップ、アメリカの舞台俳優、Michael君のことや、ブロードウェイニュースをお伝えします。

ナズのお宝 その9 - Michael君の初アルバム

2009-09-13 10:43:23 | ナズのお宝
ナズのお宝 第9弾は、Michael君(マイケル・グルーバー)の初アルバムです。(写真は、アルバムのジャケットです。 何でセイウチなのかと言えば、ルイス・キャロルの「セイウチと大工 (The Walrus and The Carpenter)」がフィーチャーされているからだと思います。)

ステージで披露できるほどピアノの演奏が上手なMichael君、作曲も得意で、すでに仕事上のパートナーのジェニファー・アレンさんと一緒に「The Old Dead Five」、「Hit it, Mike!」、「Vegas Organic」という3つのミュージカルを書き上げていますし、自作の曲のプロモーションCDを2枚、作っています。 (この2枚も、ナズは持っているので、そのうちお宝としてご紹介させていただきますね。 また彼の作ったミュージカルの1つ「The Old Dead Five」のリーディングについての記事は、こちらからどうぞ。)
そのMichael君が初めて作ったアルバムがこれ!タイトルは、「The Not So Peaceable Kingdom」です。友人や仕事の関係者などに配っただけで非売品のため、現時点では残念ながら購入することが出来ません・・・。

初めてこのアルバムのことをMichael君から聞かされたのは、2007年の夏にNYに彼が出演していたACL リバイバル版を見に行った時でした。

「今、初めてのアルバムを作ろうと思って、曲作りをしてるところなんだ。タイトルは『The Not So Peaceable Kingdom』っていうんだよ。出来上がったら、君にもあげるから、聞いてみてね。』

楽しみにしていると答えたナズが、「お正月の休みにまたACLを見にNYに来るつもり」と伝えると、

「ええっ!? それじゃ、急がないと、次に君が来た時にお土産に持たせてあげられないね!」

と、彼は、言っていたんですが、実際に録音が始まったのが2007年の10月からで、録音が終わったのが2008年の3月だったので、2008年のお正月には間に合わず、4月の後半に、彼が郵送してくれました。

アルバムには全部で11曲入っており、歌詞は、A.A.ミルン、ルイス・キャロル等の書いた動物が登場する童謡(詩)で、作曲は、全てMichael君の手によるものです。ジャケットの周囲をグルッと囲んでいるカラフルな英文が、それぞれの曲のタイトルです。いかにも童謡らしい明るく楽しい曲もあれば、ミステリアスな曲、コミカルな曲、リズミカルで思わず踊りだしたくなるようなラテン系の曲ありと、実にバラエティに富んだ仕上がりで、どの曲もとても素晴らしく、非売品なのがもったいないくらいです~!

歌っているのは、Michael君と彼の友人のミュージカル俳優さん達で、11曲中、Michael君は、ソロで2曲、他の俳優さんと一緒に2曲の合計4曲を歌っています。タイトルは、ソロが「The Pig」、「The King's Breakfast」、Jennifer Allenさん(たぶん一緒にミュージカルを作ったあのジェニファーさんだと思います。)と一緒に歌っている「The Spider and The Fly」、そして女性2人、男性1人とMichael君の4人で歌っている「The Jumblies」です。「The King's Breakfast」は、男声四部合唱になっているんですが、全てのパートをMichael君が歌ってます。
伴奏は、ピアノとパーカッションのみで、ピアノを演奏しているのは、Michael君の長年の友人で、ご本人も作曲をされるSteve Marzulloさんです。Steveさんは、Michael君のプロモーションCDでもピアノを演奏していますし、「The Old Dead Five」のリーディングの時には音楽監督を務めていました。他にも、Steveさんの曲の発表会にMichael君が参加したりと、2人は、よく一緒に音楽活動をしているそうです。パーカッションを担当しているのは、Everett Bradleyさんで、「The Old Dead Five]のリーディングの時にもパーカッションを担当していました。
どの曲も全て素晴らしいんですが、ナズは、「The Pig」と「The Spider and The Fly」が特に気に入っています。

歌詞に選らばれた童謡(詩)がどれもストーリーのあるもので、せりふの部分があるものもあって、しかも歌っているのが俳優さん達なので、声音を変えたり、一人二役を演じたりと、まるでミュージカルのキャストレコーディングアルバムを聞いているかのようで、とても楽しいアルバムです♪

Michael君、休暇中~♪

2009-09-09 12:14:26 | Michael 09 ACL US tour
9月7日に日本を発ったMichael君(マイケル・グルーバー)、無事NYの自宅に着きましたよ~♪ (写真は、8/16に渋谷のオーチャードホールの前で撮ったMichael君です。)

アメリカ東海岸時間の9/7(月)の夜、無事帰国したMichael君、日本に来た時は、時差ぼけにだいぶ悩まされていたんですが、今回は時差ぼけもなかったそうで、よかった、よかった♪ それでも、ハードスケジュールだった兵庫公演に引き続いての長旅のあとですから、休暇中にゆっくり休んでリフレッシュしてもらいたいと思います~。ホントにおつかれさまでした、Michael君!

2週間の休暇のあと、Michael君は、9月22日からテネシー州メンフィスのThe Orpheum Theatreで再開する「A Chorus Line」全米ツアーに主演する予定です。現時点では11/15まで全米・カナダツアーに参加し、その後、11月28日から(12月30日まで)ワシントン州シアトルのThe 5th Avenue Theatreで始まる「White Christmas」のリハーサルに参加するためにシアトルに移動します。全米・カナダツアーの日程は、こちらからどうぞ。またシアトルの「White Christmas」については、こちらからご覧いただけます。すでにチケットも発売中です。

コーラスライン ジャパンツアーも、いよいよ残り2日!

2009-09-05 03:04:04 | Michael 09 ACL Japan tour
8月12日から始まったMichael君(マイケル・グルーバー)主演の「コーラスライン」 ジャパンツアーもいよいよ終盤、あと2日で終わってしまいます~!(写真は、全米ツアーのリハーサル中のMichael君です。)

9月2日から始まった西宮公演も、あと2日間! 早かったですね~!ラスト2日間の上演時間は、5日(土)は13時からと17時30分から、6日(日)は11時からと15時30分からです。ホントに、これが最後のチャンスですので、まだご覧になっていらっしゃらない方は、お見逃しなく~!オフィシャルサイトは、こちらからご覧になれます。

約1ヶ月に及んだキャストの方々の日本滞在も、もうじき終わります。帰国後は2週間の休暇があるそうで、そのあと、9/22からテネシー州メンフィスで全米ツアーが再開になります。メンフィスの後は、ノースカロライナ州シャーロット、ケンタッキー州ルイスビルと公演が続き、10/13からはオンタリオ州オタワを皮切りにカナダツアーが始まります。全米ツアーとカナダツアーの日程は、こちらからどうぞ。

Michael君の今後の予定は、今のところ、このまま11/15まで全米ツアー・カナダツアーに参加し、その後、11月28日から(12月30日まで)ワシントン州シアトルのThe 5th Avenue Theatreで始まる「White Christmas」のリハーサルに参加するためにシアトルに移動します。カナダの美しい秋が見られると楽しみにしているMichael君、年末までスケジュールがいっぱいなので、どうぞ、健康に気をつけて、がんばってね~~~!

コーラスライン キャストの皆さんのあれこれ

2009-09-03 12:35:26 | Michael 09 ACL Japan tour
現在、西宮で絶賛公演中のMichael君(マイケル・グルーバー)主演の「コーラスライン」ジャパンツアー。東京公演中のMichael君やその他のキャストの皆さんとのエピソードをいくつかご紹介いたしますね~。(写真は、劇場ロビーに置いてあったキャストの名前が書いてるボードです。)

キャストの皆さんの余暇: 今回、マチネ公演ばかりで、ショーがある日は、あまり自由時間がなかったキャストの皆さんでしたが、それでも月曜日は、全てオフだったので、思い思いにあちこち観光したりしていたようです。足を伸ばして京都まで行った方々もいれば、鎌倉に行ったり、ディズニーシーに行ったり、また近場の神社仏閣を訪れたり、原宿に行ったりもしたようです。Michael君をはじめ、日本に来るのはこれが初めてというキャストもいらっしゃったので、それぞれに初めての日本を楽しんでおられました。

キャストの皆さんのお食事: 別段、特別なことはなく、我々、一般人とほとんど一緒です。スーパーでお弁当を買ったり、パンを買ったり、ホテルや劇場の近くのレストランやカフェ、ラーメン屋さん等で外食したりしています。大都会のNYから来られているので、和食にも慣れていて、お箸も、皆さん、上手に使われます。
劇場の近くのラーメン屋さんに、ナズも、Michael君と一緒に2度ほど食事をしに行ったんですが、他にもスタッフやキャストが何人も食事に来ていて、一度など、カウンターの端から端まで全部ACL関係者になったことがあって、店内に英語が飛び交って、とてもインターナショナルな雰囲気でしたよ♪(笑)


個々のキャストの方々

ビビ役のディーナさん: 彼女とは、オープニングの晩、ショーが終わった後、Michael君と彼女とナズの3人で、おしゃべりしながら駅まで歩いたんですが、Michael君が180センチちょっと、ナズが171センチと背が高めなんですが、彼女は、ほんとに小柄で華奢なんです。穏やかで優しい可憐な方でした。彼女は、Michael君が昨年11月にツアーカンパニーを離れた後にツアーに加わったんですが、彼とはBroadwayのリバイバル版でも共演していたので、以前からの友人だったそうです。

シーラ役のエミリーさん: ゴージャスな美女のエミリーさんは、Michael君とは、Broadwayのリバイバル版からずっと全米ツアーでも共演していたので、気心の知れたお友達です。押しの強いシーラを演じているエミリーさんですが、素顔の彼女は、細やかで優しい女性です。腰痛でショーを休んでいた彼女が復帰したので、お会いした時に「具合はどうですか?無理しないでね。」とナズが話しかけたら、「ありがとう!気遣ってもらって、嬉しいわ。だいぶよくなったので、もう大丈夫よ。」と、魅力的な笑顔で優しく答えてくれました。

キャシー役のロビンさん: ダイナミックなソロナンバーで、観客を魅了してくれたロビンさん。彼女のキャシーは、Michael君が大絶賛していました。かなりハードなダンスなんですが、ダイナミックなだけでなく指先まで神経が行き届いた繊細なパフォーマンスで、ポーズの1つ1つがまさにこうあるべきという感じにバッチリ決まって、歌も演技も素晴らしかったです!ナズは、Broadwayとこのツアーで、彼女を含めて5人の女優さんが演じるキャシーを見たんですが、彼女のキャシーは、その中でもトップクラスだと思います。
オープニングの晩、ショーの後で、少しだけお話させていただいた時の印象では、礼儀正しくて、しっとりとした感じのステキな女性でした~♪

マイク役のクライドさん: 毎回、軽やかなとんぼ返りを見せてくれたクライドさんは、キャシー役のロビンさんのご主人です。奥様のロビンさんは、このツアーには途中から加わったんですが、クライドさんは、オリジナルキャストとして、昨年(2008)5月の全米ツアーのスタート以来ずっとマイクを演じ続けていらっしゃいます。かつては、Broadwayオリジナル版のファイナルカンパニーのマイク役として、Michael君も演じたとんぼ返り、Broadwayリバイバル版では振付からはずされていたんですが、このツアーでは復活しました。
オープニングナイトにお会いしたクライドさんは、元気でやんちゃなマイクとは違って、穏やかで落ち着いた雰囲気の方で、ロビンさんとはまさにお似合いのご夫婦という感じでした♪


最後に、Michael君♪: 「ザックを演じている時の僕は、ホントの僕とぜんぜん違うだろう?」と本人が言うように、ほんとに別人になり切ってザックを演じているMichael君。Broadwayオリジナル版では、とんぼ返りを見せるマイクを、リバイバル版では女の子とのデート中に自分がゲイだということに気づくというグレッグを演じましたが、このツアーカンパニーでは、オリジナルキャストとしてザックを演じてきました。

日本公演では、冒頭でオーディショニー達と一緒にダイナミックなダンスを披露しますが、昨年の夏にコスタメサで見た全米ツアーでは、「この物語の主人公は、ザックではなく、17人のオーディショニー達で、ザックは、ストーリーテラーに過ぎない」という彼の解釈を反映したのか、ザックは踊りませんでした。また、後半でのザックとキャシーのシリアスなやり取りは、Broadway版よりも、このツアー版の方がより深いシリアスな演出になっています。

ザックとして客席後方に座っているMichael君は、上演中に舞台の両サイドにおいてある字幕をずっと見ているので、もともと日本語に興味があるんですが、今回、日本の文字にとても興味を持ったようで、特に頻繁に字幕に登場する「は」とか「よ」とか「の」を見て覚えてしまって、後で会った時にメモに書いてナズに見せて、「ナズ、これは、ひらがな?それとも、カタカナ? 何て発音するの? 何で、あんなにたくさん字幕に出てくるの?」と質問していました。

以前から、日本の文化に興味があって「日本に行ってみたい」と言っていたMichael君、今回、念願の初来日となったわけですが、今年(2009)5月にミネソタのセントポールで約束した通り、ナズが、ガイド役を務めました。及ばぬところが多かったと思うのですが、それでもどうにか、歌舞伎観賞をはじめいくつかあった彼の希望をおおむね叶えてあげることが出来て、本人も「ありがとう、ナズ! おかげですっごく楽しかった!」と喜んでくれたので、ナズも一安心! ホント、よかったです~♪

東京滞在中、地下鉄を利用することが多かったMichael君、地下鉄だと街の風景を見ることが出来ないのでつまらないらしく、ナズと一緒に地上を走る路線に乗っている時は、面白そうに東京の街並みを眺めていました。

お店やレストランで、店員さんとちょっと会話する時等、「サンキュー」とか「エクスキューズ・ミー」と言っても問題なく通用するんですが、Michael君は、なるべく日本語で話しかけたいと言って、ナズを先生にして、一生懸命「ありがとうございます」、「すみません」、「ごめんなさい」、「お願いします」、その他各種挨拶を日本語で練習して、積極的に日本語を使っていました。

以上、キャストの皆さんに関するあれこれでした~。

兵庫の方では、当初、お休みが1日もないのかと思われていたんですが、9/1の火曜日がオフだったようで、キャストの皆さんも、そこでゆっくり休養されたり、関西方面を観光されたりして過ごすことが出来たようです。
西宮での公演は、期間が短いため、2日(水)と4日(金)以外は、全て、1日2回公演で、しかも5日(土)は13時からと17時30分から、6日(日)は11時からと15時30分からという大変変則的な時間からショーが始まります。残りわずか7回となってしまった「コーラスライン」ジャパンツアー、ぜひぜひお見逃しのありませんように~!

コーラスライン 西宮公演 開幕!

2009-09-02 07:34:27 | Michael 09 ACL Japan tour
Michael君(マイケル・グルーバー)主演の「コーラスライン」ジャパンツアー西宮公演が、いよいよ本日開幕です! (写真は、全米ツアーオリジナルカンパニーのステージフォトです。)

8/30に東京公演が閉幕した後、8/31が移動日、9/1が休養日だったキャストの皆さん、いよいよ本日から西宮の兵庫県立芸術文化センターでの公演が始まります。公演期間は9月2日から6日までの5日間、8公演です。すでにチケットの残りが少なくなっている日もあるようなので、ご覧になろうと思っていらっしゃる方は、ぜひ早めにチケットをお求め下さい。オフィシャルサイトは、こちらからご覧になれます。

Broadwayの「コーラスライン」のオリジナル版(ファイナルカンパニーのマイク役)とリバイバル版(グレッグ役/ザック代役)の両方に出演した唯一の俳優さんであるMichael君(ザック)をはじめ、リバイバル版にヴィッキー役で出演し、シーラを演じたこともあるエミリー・フレッチャーさん(シーラ)、リバイバル版でもビビを演じていたディーナ・ディジアシントさん(ビビ)、リバイバル版ではスウィングで出演していたジョーイ・ダディングさん(ポール)、Broadwayの「グリース」・「シカゴ」・「ウェディング・シンガー」等に出演していたロビン・ハーダーさん(キャシー)等、Broadwayで活躍する俳優の皆さんが大勢出演しています。彼らの素晴らしいパフォーマンスが日本にいながら堪能できるめったにないチャンスですので、ご興味のある方は、ぜひともお見逃しのないように~! ナズは、東京公演を12回見たんですが、毎回、すっごく楽しかったです~♪