M for Michael Gruber♪- Mは、マイケル・グルーバーのM~♪

キャッツDVDのマンカストラップ、アメリカの舞台俳優、Michael君のことや、ブロードウェイニュースをお伝えします。

Michael君のサイトに、「White Christmas」の写真が追加!

2006-10-27 02:49:00 | Michael 05White Xmas
Michael君(マイケル・グルーバー)のサイトの、昨年(2005)の「White Christmas」のページに、新しく写真が追加されました~♪ (写真は、昨年のボストン公演のステージ・フォトです。)

今回、2005年の「White Christmas」ボストン公演のステージ・フォトが、何と、10枚も追加されました~!! こちらから、どうぞ♪
ズボンの裾を捲り上げて、青い大きな羽の扇を持って、「Sisters」を歌って踊っているところや、小さな白いピアノに腰掛けて、「I Love a Piano」を演じているところ等、とっても素敵なMichael君の写真が、いっぱ~~い! うれしくなっちゃいます♪

去年の12月に見た素晴らしいステージの記憶が蘇えりました~♪ この時は、プレイボーイで、ちょっとおっちょこちょいで、ダンスの見せ場がたくさんあるPhil (フィル)を演じたMichael君。今年は、まじめで、恋愛に疎くて、歌の見せ場が多いBob (ボブ)役で、主演します。
ああ、早く見に行きたい!! と~っても、待ち遠しいです~~!

White Christmas 映画と舞台の違い - Movie & Stage

2006-01-04 22:44:49 | Michael 05White Xmas
以前にナズが見た映画版と舞台版の両方があるミュージカル、「Singin' in the Rain」や「Sound of Music」は、前者が映画版が先、後者が舞台版が先という違いはあったものの、どちらも映画版と舞台版では微妙な違いがありました。
では、今回の「White Christmas」はどうだったかというと、大筋は同じなのですが、違う部分がたくさんありました。単に映画と舞台という表現方法の違いから生じたやむを得ない変更というより、舞台版の制作者が意図的に変えたと思われる違いも数多くありました。今回は、「White Christmas」の映画版と舞台版の主だった違いをご紹介致しますね。(写真は、ボストン公演からのステージ・フォトで、バーモントに向かう列車のシーンを演じているMichael君〔マイケル・グルーバー〕です。)

全体的な違いとして、舞台版は、バックステージもの(芝居や映画などの舞台裏を描いた作品)的な要素がかなり強くなっています。


1.舞台版では、ボブが「White Christmas」を1人でフルコーラス歌うことは、一度もない。
映画版の方では、早々と冒頭の野営地のシーンで、ビング・クロスビー演じるボブが、しみじみと美しい歌声を聞かせてくれるのですが、舞台版の方は、クライマックスまで「White Christmas」が歌われることはなく、クライマックスでも、ボブは途中まで歌うだけで、後は合唱になってしまうんです。

2.舞台版では、冒頭の野営地での空襲がない。
映画版だと、ボブとフィルのショーが終わり、ウェイヴェリー将軍が立ち去った後、空襲が始まって、崩れてきた壁の下敷きになりかけたボブをフィルが助けるというエピソードがあるのですが、 舞台版にはそのシーンはありません。
映画版では、ボブがフィルの意見に反対する度に、フィルが腕の古傷を撫でてみせ、ボブはフィルが自分の命の恩人だということを思い出させられて、しぶしぶフィルの言うことを聞かざるを得なくなる・・・という場面が何度も登場して、観客を笑わせてくれるのですが、舞台版では、フィルがボブを救うというシーンももちろんなく、フィルが腕を撫でてみせるというエピソードも登場しません。

3.映画版はフロリダで仕事をしていたボブとフィルがNYに向かうが、舞台版は逆。
映画版は、フロリダで仕事を終えた2人が次の仕事が待つNYへと向かうのですが、舞台版では、NYで仕事を終えた2人がフロリダへ休暇に向かうという設定になっています。
このブログの記事でもご紹介しましたが、ビング・クロスビーは、自分でトーナメントを開催してしまうほどの大のゴルフ好きなのですが、舞台版では、フロリダの休暇についてボブとフィルが話すシーンで、ボブがゴルフを楽しみにしているというエピソードが盛り込まれています。

4.映画版では、姉妹は借金取りに追われている。
ヘインズ姉妹の兄からの手紙(実際にはジュディが書いたニセ手紙)を読んだボブとフィルが、姉妹のパフォーマンスを見に行くところで、姉妹は、滞在先の家賃が払えず、保安官を連れた家主がクラブに押し掛け、フィルが2人に自分達の列車の切符を渡して裏から逃がしてやり、姉妹の代わりに、「Sisters」という出し物を、自分達で演じています。
舞台版では、姉妹は、借金取りに追われてはおらず、ジュディに惚れ込んだフィルが彼女と一緒にいたい一心で、ボブをだましてバーモント行きの列車に乗せてしまうことになっています。
ボブとフィルが姉妹の代わりに「Sisters」を演じるシーンは、舞台版の場合は、後半のステージのリハーサルに姉妹が現れない・・・という場面で演じられます。
女装まではいきませんが、ボブとフィルがズボンの裾をまくって女性っぽい仕草で演じる「Sisters」のエピソード、実は、映画版の撮影中、リハーサルの時にビング・クロスビーとダニー・ケイが、スタッフを驚かそうとやってみせたものだったんだそうです。カメラは回されており、あまりに面白く撮れていたので、急遽本編に取り入れられたんだとか・・・。

5.映画版では、妹の世話ばかり焼いているベティとワーカホリックで女性に縁のないボブを結びつけようと、フィルとジュディがニセの婚約をする。
映画版では、とぼけたひょうきん者という印象が強いフィルですが、舞台版はちょっとお調子者だけど、2枚目で女性にモテモテという設定になっています。また映画版では、ボブとベティをくっつけようと画策し、婚約したふりをしているうちに次第に愛し合うようになるというフィルとジュディ、舞台版では、会った途端に意気投合してしまいますが、プレイボーイのフィルにはまだ結婚する気はなく、ジュディが本気になるに連れて逃げ腰になっていきます。

6.映画版では4人だけで歌う「Snow」を、舞台版は大勢で歌う。
映画版では、バーモントに向かう列車の中で4人だけで雪の楽しさについて歌う「Snow」ですが、舞台版はバーモント行きを渋るボブを説得するために、列車の乗客を交えて大勢で歌います。

7.映画版では、ホテルの従業員のエマは、単なるコミカルな脇役。
映画版では脇役だったエマが、舞台版では、元ミュージカル女優で、歌も踊りもとてもうまいという設定になっており、名前もマーサに変わっています。彼女のソロナンバー「Let Me Sing and I’m Happy」もあります。
エマという名前がマーサに変わったのは、フルネームがマーサ・ワトソンなので、電話の相手が「マーサ・ワシントン」(ワシントン大統領の奥さんの名前)と聞き間違えて驚くというギャグがあるので、そのせいかも知れません。

8.映画版では、ウェイヴェリーの孫娘のスーザンは、ティーンエイジャー。
映画版では完全に脇役のスーザン、年齢も中学生か高校生くらいではないかと思います。舞台版では、小学校低学年くらいの女の子になっており、歌ったり踊ったりと大活躍です。

9.映画版では、ウェイヴェリーは、1回しか手紙を受け取らない。
映画版では、ウェイヴェリーは、映画の中程くらいになってから、ワシントンからの断りの手紙を受け取ります。映画の中では、彼が手紙を受け取るのは、この1回だけです。
舞台版では、ボブ達がホテルに着いてすぐ、この手紙がウェイヴェリーのもとに届きます。そして、物語が終盤近くなった頃、もう1通、彼のもとに手紙が届きます。これは、クライマックスの内容にも関係してきますので、どこからどんな内容の手紙が来たのかについては伏せさせていただきますね。

10.映画版では、ボブの友達は番組の司会者で、番組のタイトルは「エド・ハリスン・ショー」になっている。
当然、有名な実在のショーである「エド・サリバン・ショー」のもじりで、舞台版では「エド・サリバン・ショー」としていますし、ボブの友人は、ショーのプロデューサーをしていることになっています。1948年から23年間にわたりアメリカのCBSで放映された超人気番組だったこの「エド・サリバン・ショー」、映画版が作られた1950年代前半も放送中だったわけですから、当然、映画の中でその実名を使うわけにはいかなかったので、「エド・ハリスン・ショー」にしたのでしょうね。

11.映画版では、ボブは、ベティのために、「Count Your Blessings」を歌う。
ボブとベティをくっつけようと画策するフィルとジュディの計略で、「眠れないから、何かもらってきて」とジュディに頼まれたベティがキッチンに行くと、そこにはボブがいます。 ボブは、ベティのために、「何か気がかりがあって眠れない時には、羊の代わりに、幸せの数を数えよう」と歌ってやります。
舞台版では、テラスで祖父のことが心配で眠れずにいるスーザンのために、ボブが歌ってやり、その姿を、物陰からベティが見ているという設定になっています。

12.映画版では、エマは、「ボブが、ウェイヴェリーを助けることにかこつけてショーに出演し、自分達の宣伝をしようとしている」と誤解する。
映画版では、エマが、ボブとエドの会話を途中から盗み聞きして、勘違いしてしまいますが、舞台版では、プロデューサーのシェルドレイクがボブへの伝言をマーサに頼み、彼ら独特の言い回しをマーサが勘違いして、「ボブが、ウェイヴェリーのホテルを売ろうとしている」と誤解してしまいます。

13.映画版では、ボブが「エド・ハリスン・ショー」に出演して、仲間達に呼びかけるのをベティが聞いて、ベティのボブに対する誤解がやっと解ける。
舞台版では、ベティのNYでのショーを見に来たボブとシェルドレイクの会話を聞いたベティが、自分の誤解に気づく設定になっています。

14.映画版では、ウェイヴェリーが「エド・ハリスン・ショー」のファンということになっていて、ボブが出演している番組を彼に見せないように、フィルが足をケガしたふりをする。
ボブから、「ウェイヴェリーに番組を見せるな」と言いつけられたフィル、足を痛めたふりをして、ウェイヴェリーに部屋まで送ってもらって、彼に番組を見せないようにします。舞台版では、この部分は、まったくカットされて登場しません。

15.映画版では、クライマックスでステージに現れるボブとフィルは、サンタクロースの格好をしている。
映画版では、ひげはつけていませんが、2人とも、サンタクロースの格好をしています。一方、舞台版では、赤いタキシードを着ています。(それ以外にも、クライマックス部分に違いがあるのですが、これは、皆さんがご自分でご覧になった時に発見して下さいね♪)

上記以外にも、映画にあって舞台にないナンバー、逆に舞台の方にあって映画にはないナンバー等、違いがいくつかあります。
どちらも、それぞれにいいところがあるので、一概にどちらがいいとは言えないのですが、やはり生のステージの迫力を楽しめるという点では、舞台版の方に分があるかも知れません。それに、舞台版にはMichael君が出演していますから、ナズにとっては、もうそれだけで、舞台版の方が嬉しいんですけどね♪(笑)

アーヴィング・バーリンの美しい音楽に彩られた、心温まる、楽しいミュージカルです。まだご覧になったことのない方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度ご覧になってみて下さいね~!ビング・クロスビーの歌う「White Christmas」、そりゃぁ、素晴らしいですよ!!
そして、いつか、このミュージカルの舞台版が、来日公演される日が来るといいですよね~。できれば、Michael君のフィルで!!

BostonのMichael君 その3 - Michael in Boston

2006-01-01 15:44:28 | Michael 05White Xmas
BostonのMichael君(マイケル・グルーバー) その3です。(写真は、劇場の看板のアップです。)

翌日の12/23、この日は、2時からのマチネと7時半からのイブニング・ショーを見ることになっていました。午前中は、クインシーマーケットに行ったナズ、昼前にホテルに戻り、開演前に、Michael君にメッセージを残しました。「昨夜は、ごめんなさい。劇場の中がとても込んでいて、なかなか楽屋口に行けなかったの。もし都合がよければ、今夜のショーの後、楽屋口で会って下さい。」

マチネとイブニング・ショーを楽しんだナズ、「今夜こそはMichael君に会うぞ~~!」と、必死に楽屋口に駆けつけました。まだカーテンが閉まってから10分足らずだったので、絶対間に合ったはず・・・と思いながら、楽屋口の前で待っていました。それから5分ほどして、楽屋口から、Michael君が現れました!

「ナズ~!」

シャワーを浴びた後らしく、まだちゃんと乾いていない洗い髪のMichael君が、にっこり笑ってナズの名前を呼びながら、近づいてきてくれました♪

「約束通り、来てくれたんだね!嬉しいよ♪」

「素晴らしいショーだったね!今日は、2回もやったから、疲れちゃったんじゃない?」

「ああ、ボストンの気温が、普段よりずっと高いから、ステージが暑くってね! 汗はかくし、あまり暑いんで、頭がボーッとしちゃったよ・・・」

用意してきたささやかなお土産を渡すと、いつもながらとっても喜んでくれる優しいMichael君でした♪ 翌日の24日がナズにとっては最後のショーなので、お別れを言いたかったから、ショーの後に会ってもらえるか聞いてみました。

「たぶん、何とかなると思うんだけど、明日はちょっと忙しくてね、ショーの後、地元の人達に劇場を見せるツアーを案内しなきゃいけないんだ。それに、イヴだから、その後、クリスマスの礼拝に行くんだよ。 でも、ショーの前だったら大丈夫だから、楽屋入りの時に会おうか。」

ホントに優しいMichael君です! いつも11時に楽屋入りすると言うので、24日も、11時に楽屋口で待ち合わせることになりました。

「じゃあ、また明日ね!」

Michael君と別れたナズ、明日もまた会えるのが嬉しくて、うきうきしながら、ホテルへと戻りました♪


翌日の24日、Michael君を待たせちゃいけないと、待ち合わせの15分前に楽屋口のところに行ったナズでしたが、Michael君がやって来たのは、11時を5分ほど過ぎた頃でした。

「ナズ、ゴメンね!少し、遅くなっちゃった・・・」

謝りながら近づいて来るMichael君。「大丈夫♪ 気にしないで。」と言いながら、ナズも、Michael君の方へと歩いていきました。今日は、地元の見学者の案内があると言っていただけに、ベレーをかぶって、ステキなマフラーを首に巻いて、カジュアルながらもおしゃれです>Michael君(笑)
だいたい、普段のMichael君って、超カジュアルな服装(別名、普段着・・・笑)が多いんですよね。ホテルと劇場の往復だけですしね。夏場だと、Tシャツに膝丈の短パンなんて格好が多いし、冬だとパーカーとかジャージの上下にダウンを羽織っているみたいな感じです。前日の23日の晩が、そんな服装でした(笑) でも、本人がかっこいいから、どんな格好していたって、とってもステキなんですけどね♪

気になっていたColleenさんの腕の骨折のことを、Michael君に聞いてみました。「どうして、知ってるの!?」と驚く彼に、Playbill.comで見たんだと伝えました。

「ああ、それで知ったんだね。そうなんだ。彼女、犬を飼ってるだろ。その犬を散歩させている時に滑ってね、手首を骨折しちゃったんだよ。先週の金曜日に手術をしたんだよ。」

可愛そうなColleenさん・・・。ナズは、彼女が大好きなので、お見舞いのカードとちょっとしたプレゼントを、日本から用意してきていたんです。

「Michael、これ、カードとプレゼントなんだけど、Colleenに渡してもらえる?」

「もちろん! きっと、彼女が喜ぶよ! 必ず、渡すからね。」

お友達思いの優しいMichael君、すっごく嬉しそうに、ナズの用意してきた封筒を受け取ってくれました♪
と、そこに、ベティ役のKerry O'Malleyさんがやってきたので、Michael君が紹介してくれました。笑顔のステキな優しい方でした。彼女の話では、マーサ役のKaren Morrowさんが体調不良で、ショーをお休みするため、代役の人が演じるんだそうです。歌が上手で、お客さんを湧かせるコミカルな部分での出番が多いマーサ役の彼女が出られないと知ったMichael君、

「今日は、僕ら、ホントにがんばらないとね!」

と、Kerryさんに話していました。

Kerryさんが楽屋入りした後、Michael君と一緒の写真を撮らせてもらい、お別れをしました。

「じゃあ、最後のショーを楽しんでね! 次の仕事が決まったら、知らせるよ。」

笑顔で楽屋に入っていくMichael君を見送ったナズ、劇場の入り口へと向かい、ナズにとっての最後の「White Christmas」を楽しみました。

ケリーさんが言っていた通り、マーサ役は、別な女優さんが演じていました。代役といっても、普段は別な役で「White Christmas」に出演している女優さんが演じていますので、彼女が普段演じている役は、また別の女優さんが代役で演じていました。
だいたい、舞台の代役というのは、こういう風になっていて、1人が別の代役を演じると、その代役、そのまた代役というように順繰りにずれていくようですね。
最後の「White Christmas」で、今まで見てきた本来のマーサ役のカレンさんとは、また一味違ったマーサが楽しめました。

Michael君達の素晴らしい演技をたっぷりと堪能したナズ、午後は、ブラブラとクインシーマーケットへ行きました。小腹が空いていたので、クラムチャウダーを食べたら、これが、また美味しかったんです♪ そして、ボストン・コモンと呼ばれている美しい公園を散策して、ホテルに戻りました。
途中で見かけた教会が、クリスマスの礼拝の始まりを告げる鐘を鳴らしていたので、「ああ、今頃は、Michael君も、この近くの教会のクリスマス礼拝に行っているんだな~・・・」と、ちょっと感慨にふけってしまいました。

翌日のクリスマス、Michael君達のミュージカルも、この日は、お休みでした。ナズの飛行機は、朝9時発だったので、6時過ぎにフロントに行ってチェックアウト。タクシーを呼んでもらって、空港へ向かいました。
ボストンの空港はそれほどでもありませんでしたが、乗り換えのシカゴの空港は、ものすごく込んでいました! それでも、たいした遅れはなく、無事にシカゴを飛び立ったナズは、12月26日の夕方4時過ぎに、無事成田空港へと到着しました。
すっかり暮れのムードが漂う日本、もしかするとボストンより寒い・・・!?という感じで、あわててバッグからショールを取り出したナズでした。

以上、BostonのMichael君リポートでした! お楽しみいただけましたでしょうか?Michael君の次のお仕事は、まだ決まっていませんが、どんなお仕事になるのか楽しみです。
今年も、Michael君のことをいろいろお知らせしていきたいと思いますので、どうぞ、お楽しみに~~~♪


White Christmasのサイトで、Michael君のphoto!

2005-12-31 23:11:18 | Michael 05White Xmas
今まで、White Christmasのサイトでは、2004年の公演の時のステージ・フォトしか見られなかったのですが、現在、枚数は少ないですが、今年(2005)の公演の写真も見られるようになっていますよ~!

サイトのトップ・ページの「PHOTO GALLERY」をクリックして下さい。そして、画面が変わりましたら、下のほうにある「BOSTON 2005」をクリックして下さい。画面下部に並んでいる小さい写真をクリックすると、大きな写真が見られます!Michael君の写真は、左から2番目、3番目、5番目で見られますよ~♪

3番目の写真、バーモントに向かう列車の中のシーンなんですが、Michael君の左手に白いものが握られているのがお分かりでしょうか?これ、ハンカチなんですよ!(笑)彼、暑がりで汗っかきだから、いつも白いハンカチを衣装のポケットに入れていて、隙を見ては顔の汗を拭っているんです。

キャアッ!ステキ~~♪ う~ん、ついこの間見てきたばかりの記憶が、鮮明に蘇りますね~~・・・。ホントに、Michael君、ステキだった・・・♪

BostonのMichael君 その2 - Michael in Boston

2005-12-31 03:49:18 | Michael 05White Xmas
BostonのMichael君(マイケル・グルーバー) その2です。(写真は、劇場のステージ・カーテンです。)

幕間の休憩のあと、後半のトップを飾るのは、Michael君とジュディ役のNadine Iseneggerさんが素晴らしいダンスを披露してくれる「I Love a Piano」です。明るくて心躍る楽しいナンバーを、Michael君が、ステキに歌ってくれます♪ このショー最大のダンス・ナンバーで、いかにもアメリカのミュージカルらしい素晴らしいタップダンスが楽しめるんです! Michael君のダンスは本当に素晴らしいんですが、ナズは、特に彼のタップダンスが大好きなんです♪ 後ろで踊るアンサンブルの若いダンサー達と見比べても、一番長身でスラッとしたステキなプロポーションのMichael君♪ 姿勢もとてもいいので、タップダンスしている姿が、本当に美しいんですよ!
このナンバー、特に後半、Michael君とナディーンさんのダンスが盛り上がってくると、もう客席は大喝采! ラストは、いつもすごい拍手と歓声で、ステージの上のMichael君が、とても嬉しそうに笑っていたので、ナズもとっても嬉しかったです♪
(ナズの座席、今回は、けっこう後ろの方だったのですが、倍率が10倍もあるバードウォッチング用のモノキュラーを使っていたので、Michael君の表情が最前列で見ているかのように、くっきり見えてました・・・笑)

通りかかった劇団の女優に挨拶したフィル、「あなたは、もう相手が決まっちゃったものね」と受け流されて、「それって、どういう意味だい!?」と聞き返します。そこに現れたジュディ、「もちろんあなたと私のことよ。私の返事は、イエスよ。」とフィルに言います。プレイボーイのフィル、ジュディが真剣な付き合いを考えていると知って、大慌て! 「ちょ、ちょっと待ってくれ。僕は、まだそんな気はないんだ。どうやら、僕らは、少し距離を置いた方がいいみたいだね。」とタジタジです。
煮え切らないフィルの態度に腹を立てたジュディ、ベティが荷造りをしていると知らされ、姉の様子を見に行きます。

すっかりボブを誤解したベティ、NYからの仕事のオファーを請けることにしたのです。初めは止めようとしたジュディでしたが、自分もフィルの態度に腹を立てていたこともあって、マーサと一緒に、ベティの支度を手伝ってやるのでした。(Falling Out of Love Can Be Fun)

姉妹のナンバーのリハーサルの番なのに、2人の姿がどこにもありません。ライトのテストをしなくてはいけないと言われたボブ、フィルに「どうすればいいか、わかってるよな?」と声をかけます。 フィル:「ま、まさか・・・」 ボブ:「そう、そのまさかさ。 リハーサルを始めるぞ」 フィル:「それだけは、かんべんしてくれよ~~!」
いったん舞台袖に引っ込んだ2人、ズボンのすそをひざ下まで捲り上げて、青いフェザーの扇を持って登場、姉妹のナンバー「Sisters」を披露します! ときどきボブを恨めしそうに睨みながら、情けない表情で、それでも女性っぽいしぐさで歌って踊るフィル(笑) こういうコミカルな演技、Michael君、本当に上手なんです♪ もう客席は、大笑いです!(笑)

大爆笑の「Sisters」のあと、ボブは、ベティがNYからのオファーを請けて旅立ってしまったことを知らされます。彼女の真意を確かめるべく、NYへ向かうボブでした。
NYのリージェンシールームでショーをしているベティ。客席にはボブの姿がありました。ベティ役のケリーさんの見せ場です。そして、ボブの歌声も流れます。(Love, You Didn't Do Right By Me/How Deep Is The Ocean)
出番を終えて戻ろうとするベティの前に立つボブ。そこに、シェルドレイクが現れ、151連隊の仲間が、なかなか集められないとボブに話します。ボブは、シェルドレイクに「今夜のエド・サリバン・ショーに出演させてほしい」と頼みます。番組を通じて、直接、遠くにいる仲間達に呼びかけようというのです。番組に出るために立ち去るボブ。2人のやり取りを聞いていて、何か思い違いがあったと気付いたベティは、残ったシェルドレイクに、事情を聞かせてほしいと頼みました。

ショーに出演したボブ、「We'll Follow the Old Man」の歌が流れる中、「今、かつての恩人が困っている。誰もが家族と過ごすだろうクリスマスシーズンに、バーモントまで来てほしいと言うのは、大変な頼みかも知れないが、どうか、みんな協力してほしい。それこそが、クリスマスにもっともふさわしい行為だと思うから」と、テレビの向こうにいる仲間達に向けて、真摯に呼びかけました。

場面は、バーモント。あと数時間でショーが始まるのに、ボブが戻ってきません。心配するフィルとジュディの前に、ようやくボブが姿を現します。残念ながらベティは連れて来られなかったというボブに、2人は意気消沈。しかし、ボブに、こっちの様子はどうだと聞かれたジュディ、自分の左手の薬指を見せびらかします。
「もうじき、この指に、指輪がはまる予定なのよ。」
煮え切らないフィルに業を煮やしたジュディ、フィルを酔っ払わせて、プロポーズさせてしまったのです!あきらめ顔で苦笑いしながらも幸せそうなフィルを、ボブが祝福します。
そこにスーザンがやってきて、「自分も出番がほしい」と、「Let Me Sing and I'm Happy」を披露します。可愛らしいKatherineちゃんの演技を、観客はもちろん、ステージの共演者達も優しい笑顔で見守ります。彼女の素晴らしいパフォーマンスに大きな喝采が起きたあと、ウェイヴェリーが現れました。あわてて姿を隠すボブとフィル。マーサは、彼にスーツではなくて、軍服を着させるという使命を負っているのでした!

「スーツを全部洗ってしまったから、軍服以外着る物はない」というマーサに、「今さら、軍服を着る気はない」と答えるウェイヴェリー。そこに、ウェイヴェリー宛に1通の手紙が届きます。いったい、どこから、どんな内容の手紙が届いたのでしょう?

ここからが、いよいよミュージカルのクライマックス! 映画版をすでにご覧の方は、大筋はご存知でしょうが、このステージ版、ちょっと映画版と違うところもあるんです。とても素晴らしいミュージカルですので、ネタバラシをして、将来、ご覧になる楽しみを台無しにしてしまっては申し訳ありませんので、ここから先のストーリーは、書かないことに致しますね。

本編が終了すると、カーテンコールが始まり、ステージ上に細かい石鹸の泡の雪が降り始めました。(I've Got My Love To Keep Me Warm) 歌い続ける主要キャストが舞台前方に歩み出ると、その後ろにカーテンが降りました。客席にも、雪が舞い降りてきます。でも、ナズの席は真ん中よりちょっと後ろで、上に2階席があったので、残念ながら、ナズの頭上には雪は降ってきませんでした・・・でも、とってもきれいでしたよ!
そして、再びカーテンが上がり、再度、キャストが勢ぞろい、「White Christmas」の大合唱の中、カーテンが降りました。

この夜の劇場、ものすっごく込んでいて、お年寄りが多いため、観客の歩く速度がとても遅くてなかなか外に出られず、楽屋口にたどり着くのがずいぶん遅くなってしまったんです。普段は、Michael君、けっこう出てくるのが遅いんですが、この夜に限って、他に用事でもあったのでしょうか、とても早く出てきていたようで、ナズが楽屋口に着いた時には、すでに彼は帰った後・・・。残念ながら、初日の晩は、Michael君に会うことが出来ませんでした。ちょっと残念でしたが、仕方ありません。Michael君には、Michael君の都合というものがありますからね。
1回しか見ない場合だと、こんな風に会えないで終わってしまうことも時々あるようです。何回か続けて見る人は、そのうちの1回くらいは、何とか会えるんですけどね。

それでも、今しがたステージで見たMichael君が、とても元気で輝いていたので、体調が悪かったりしていないことはわかっていましたから、とても嬉しかったです♪
明日のショーのあとで、会えるといいな~~~!と思いながら、すぐそばのホテルへと帰ったナズでした。

Michael君との再会については、その3でお知らせしますね~! 続く!



BostonのMichael君 その1 - Michael in Boston

2005-12-30 22:42:31 | Michael 05White Xmas
BostonのMichael君 (マイケル・グルーバー)、その1です。(写真は、ナズが滞在していたホテルのすぐ前にあったThe Wang Theatreです。)

21日の夜遅くにBostonにたどり着いたナズ、翌日は、10時に、滞在中に見る予定の4回のお芝居のチケットを引取に劇場に行きました。ホテルの正面玄関を出ると、通りを挟んで斜め向かいが劇場なので、とっても楽♪ ちゃんと楽屋口の場所も確認しておきました(笑)。

Michael君のミュージカルが夜だったので、チケットを引き取った後は、有名なハーバード大学まで地下鉄で向かいました。ホテルから歩いて数分のところにあるBoylston駅から地下鉄に乗り、途中で乗り換えて、Harvard駅で降りました。駅から地上へ出ると、そこは、まるで普通の街・・・。そして、駅の出口のそばには、日本人観光客もたくさん訪れるという学生生協(THE COOP)がありました。せっかくハーバードまで来たのだから、本当なら大学の建物も見ておきたいところだったのですが、何せ、腰の具合があまりよくないし、本来の目的である観劇に支障を来してもいけないので、学生生協でお買い物を楽しみ、駅のそばをブラブラして、ホテルへと戻りました。

ホテルに帰り着いたナズ、買ってきたお土産を整理して、しばし、TVを見ながら一休み。腰に負担をかけないように、夕方までベッドで横になって過ごしました。
開演が7:30からだったので、1時間半前に楽屋口に行き、楽屋口のドアをノックすると、守衛の人が出てきてくれて、ナズが用意してきたMichael君宛の手紙を預かってくれました。「ショーが始まる前に、彼に渡して下さい。」とお願いし、まだ1時間半もあるので、いったんホテルに戻って、また一休み。休んでばかりのナズです(笑)

30分前が開場だろうと思ったので、その頃に劇場に行くと、すでに中のロビーまでは入れてくれていて、ナズもロビーで開場を待つことにしました。劇場が入っている建物は、ごく普通の近代的なビルなのですが、中は、ちょっと時代がかった感じのいかにも劇場らしい劇場でした。面白いのは、客席で写真を撮ってもかまわないらしく、観客の人達がお互いを撮ったり、劇場の装飾などの写真を撮ったりしているんです。それを見ている劇場の係員も何も言わずに、平然と眺めていました。もちろん、お芝居が始まったら、写真撮影も録音も禁止なんですよ。でも、お芝居の始まる前と幕間の休憩中には、写真を撮ってもかまわないようなんです。はじめは、ちょっとびっくりしてしまいました。
それと、4回見て、毎回感じたことは、Bostonのお客さん、時間通りに来ない人が多い・・・。オーバーチュアが始まってからゾロゾロ、ゾロゾロ・・・。カーテンが開いて、お芝居が始まってから来る人も、けっこういる。しかも、幕間の休憩の後も、ちゃんと戻って来ない人がとても多い・・・。ナズが今までにMichael君のミュージカルを見た他の街では、こんなことってなかったんですよね~・・・。
後半の最初は、Michael君の素晴らしい歌声とダンスが楽しめる「I Love a Piano」というナンバーなのに~~~! みんな、ちゃんと時間通りに席に着こうよ・・・(ため息)

さて、今年で2年目になる「White Christmas」というこのミュージカル、まずカーテンが上がると、そこは1944年のクリスマスイヴです。戦地の野営地で、ボブ・ウォレスとフィル・デイヴィスの2人が、仲間の兵士達を楽しませるためにショーを行っています。「Happy Holiday」という楽しいナンバーを演じる2人。と、そこに現れたウェイヴェリー将軍。2人はあわてて、敬礼します。「何を浮かれているんだ!」と叱ってみせながらも、あわてて立ち去ろうとする2人を呼び止めて、「素晴らしいショーだった。」と誉めることを忘れない部下思いで、信望の厚い将軍でした。
兵士の役は、ボブとフィルと伴奏をしていたシェルドレイクの3人しか出てきません。ショーを楽しんでいることになっている兵士の役割は、何と見ている観客のナズ達で、将軍は、観客席に向かって演説をします。
「わしも、今日を最後にこの戦場を去ることになった。君達、151連隊の活躍は素晴らしいものだった。10年後の1954年には、いったいどんなクリスマスを迎えていることだろう。諸君、メリークリスマス!」

場面は変わって、10年後の1954年。エド・サリバン・ショーに出演しているのは、押しも押されもしないショービズ界の大物、「ウォレス&デイヴィス」として知られるボブとフィルでした。華やかな衣装に身を包み、戦地で披露した10年前よりもずっと洗練された感じの「Happy Holiday」と「Let Yourself Go」を、アンサンブルのダンサー達と一緒に披露します。Michael君の歌とダンスがとってもステキです♪
ステージが終わった2人、楽屋に戻って、これからフロリダで過ごすことになっている休暇のことを話し合います。以前の軍隊仲間のへインズから、「妹達がショーをしているので、見に行ってやってほしい」と手紙が来ていたので、フロリダに旅立つ前に、2人は、そのショーを見に行くことにしました。
ステージの上には、ボブとフィルの楽屋に並んで、ベティとジュディのへインズ姉妹の楽屋が登場します。2人の兄が送ったことになっている手紙、実はちゃっかり者のジュディが、兄を騙って送ったものだったのです。真面目な姉のベティは、それに気付いて大憤慨!このシーンでは、ボブとベティの歌う「Love and the Weather」というナンバーが歌われます。

姉妹が出演しているクラブにやってきたボブとフィル、さっそく姉妹が登場、青い大きなフェザーの扇を持ちながら、「Sisters」を歌って踊ります。ボブは赤毛のベティに、フィルは金髪のジュディに心を惹かれます。出番が終わった姉妹が、ボブとフィルのところにやってきます。積極的なフィルは、さっそくお目当てのジュディをダンスに誘い出しました。一方、テーブルに残ったボブとベティ、妹が手紙を偽造したことを謝るベティでしたが、何気なくボブが口にした「妹さんは、なかなかの策略家だね」という言葉にカチンときて、たちまち2人は険悪なムードになってしまいます。
一方のフィルとジュディは、すっかりいいムード。「The Best Things Happen While You're Dancing」というロマンティックなナンバーを披露してくれます。Michael君のステキな歌声と素晴らしいダンス♪ 最高です!

姉妹がバーモントに向かうと知り、ジュディと離れたくないフィルは、ジュディと一計を案じ、フロリダ行きだと偽って、ボブをバーモント行きの列車に乗せてしまいます。南国フロリダに向かうはずの列車なのに、冬支度の乗客が多いことをいぶかるボブ。そこに姉妹が現れて、自分がいっぱい食わされたことに気付いて怒るボブですが、フィルやジュディに乗客達も加わって、「Snow」という楽しいナンバーで雪の楽しさをボブに訴えます。

やがて列車はバーモントに到着しますが、何と気温が華氏79度(摂氏だと26度くらい)もあって、雪などまったくありません!姉妹が契約していたホテルの予約客も、怒って帰ってしまいました。
ホテルのフロントからコンシェルジェ、電話番まで全てを切り盛りするマーサは、「客がいないから」と姉妹の契約を破棄しようとしますが、そこに現れたのは、ホテルのオーナーにして、ボブとフィルの元上官のウェイヴェリーでした。あわてて敬礼をするボブとフィル。
「約束は約束だ」と、客もいないのに、姉妹のショーを行うと言うウェイヴェリーに、孫娘のスーザンがワシントンから来た手紙を渡します。自分がホテルの経営者に向かないと悟ったウェイヴェリーは、また軍関係の仕事に戻ろうと、ペンタゴンの知り合いに手紙を出していたのです。ボブ達の前で手紙を読み上げ始めたウェイヴェリーでしたが、期待に反して、「その年では、軍関係の仕事は無理だ」という断りの手紙でした。落ち込む祖父を、スーザンが「今度は大統領に手紙を出すといいわ」と慰めます。このスーザン役の女の子、Katherine Dohertyちゃんという子役で、たぶん9歳か10歳くらいなのではないかと思うのですが、とても演技がうまく、歌も上手なんです!
マーサからホテルの窮状を聞かされたボブとフィル、何とかできないかと知恵を絞ります(What Do You Do With a General?)。ボブが、「仲間を呼び寄せて、このホテルでショーをやって、客を呼び戻そう!」と思いつき、フィルや姉妹も大賛成!同時に、軍隊の時の仲間で今ではNYでエド・サリバン・ショーのプロデューサーをしているシェルドレイクに電話して、151連隊の仲間をホテルに呼び、ウェイヴェリーを力づけようと頼むことになりました。

さっそく集まった仲間を、ホテルの納屋に集めるボブ達。劇団の女優達といい雰囲気のフィルに、ジュディは気が気ではありません。
以前はショービズ界にいたというマーサ、その声量のすごさにみんながビックリさせられます。この時、フィルが「すごい声だ!」と言うのですが、Michael君、ナズが見た4回の公演で毎回違う風に演じていましたよ。ちょうど小道具などを運び入れているというシーンなので、ステージに小道具を入れた箱があって、Michael君、毎回その中から何かを取り出しては、それを身に付けたり手に持ったりして、セリフを言っていたんです。最初の時は、シッポのついた毛皮の帽子をかぶっていましたし、2回目は大きなメガホンを持っていて、セリフを言う時、それを使って言っていました。3回目は小さなおもちゃの剣を手にしていて、最後の時は、何も使わずにセリフを言っていましたよ。
シルクハットをかぶってステッキを持ったマーサが、「Let Me Sing and I'm Happy」というナンバーを歌います。

その晩、テラスには、祖父を案じてお祈りをするスーザンの姿がありました。心配で眠れないという彼女に、ボブが「Count Your Blessings」を歌ってやります。その姿を見ていたベティ、スターのボブが一生懸命にウェイヴェリーを助けようとする様子に、彼を見直して、恋心を抱くようになっていた彼女、いつしか2人は寄り添い、キスを交わすのでした。

翌日、NYのシェルドレイクから、ボブに電話が入ります。代わりに受けたマーサに、シェルドレイクがボブへの伝言を頼みます。「君の作戦がうまくいったよ。カンパニー(仲間達)が、ホテルに乗り込む手はずだ。100万ドルの計画だ(A million dollar proposition)!」 シェルドレイクが「仲間達」というつもりで言った「カンパニー」を、マーサは会社という意味だと思い、軍隊時代からボブ達が「そりゃ、すごい!」という意味で使っていた「A million dollar proposition」という合言葉を、金額のことだと誤解して、マーサは、ボブがホテルを売ろうとしているのだと思ってしまうのでした。

昨夜のボブとのキスで、すっかり幸せな気分のベティに、NYから仕事の依頼が舞い込みます。電報を届けに来たマーサから、「ボブが、ホテルを売ろうとしている」と聞かされたベティ、ボブを誤解してしまいます。
ウェイヴェリーの目に触れないように、こっそり請求書を隠していたマーサ、それがウェイヴェリーに見つかり、怒って自分を探しているウェイヴェリーから逃れようと、納屋で行われているショーのリハーサルの合間を縫って逃げ回ります。
納屋のステージでは、なぜベティが自分に腹を立てているのか不思議に思っているボブが、白いスーツに身を包んで「Blue Skies」を歌います。このおしゃれで洗練されたナンバーを披露するダンサー達の間を、マーサ、スーザン、ウェイヴェリーが、追いかけっこをしながら何度も通るのが、実にコミカルで面白かったです!

この「Blue Skies」が前半最後のナンバーで、この後、20分の休憩が入りました。ボブを演じるStephen Bogardusさんもソフトでステキな歌声の持ち主なのですが、ナズは、Michael君のよく通って伸びのある、優しくて美しい歌声の方が好きですね~~! またベティ役のKerry O'Malleyさんも、とてもステキな声の持ち主でした♪

後半は、BostonのMichael君 その2に続きます! どうぞ、お楽しみに♪

Bostonから無事、戻りました~!

2005-12-27 13:00:26 | Michael 05White Xmas
皆さん、ただいまです~~! Bostonから無事戻って参りました~。(写真は、12/24に劇場の楽屋口前で撮ったMichael君の写真です♪ ステキな笑顔でしょ! 横にいるナズは、いつも通り自主規制でカットしてあります〔笑〕)

向こうは、思っていたほど寒くなくって、お天気もずっとよく、腰の悪いナズにとっては大助かりでした。とても暖かい厚手のコートを着ていってしまったので、中はTシャツ1枚でいいという状態で、ホントに快適な滞在でした。

クリスマスシーズンなので、空港などがとても混雑しており、行きの飛行機は軒並み遅れて、ナズがBostonにたどり着いたのは、何と夜の11時過ぎ! (予定では、夜の7時半頃にBoston空港に到着の予定だったのですが・・・)

でも、予定通り、「White Christmas」を4回見られて、Michael君ともちゃんと会うことが出来ました♪
とても楽しいミュージカルでしたよ♪ 映画とは、だいぶ違うところがありましたので、その辺に関しては、また後ほどリポートさせていただきますね。
Michael君も、とても元気そうでしたが、暑がりなMichael君、Bostonの気温が例年よりだいぶ高いので、「暑くて、参っちゃうよ! ステージも暑くて、汗はいっぱいかくし、のぼせて頭がボーッとしちゃうんだよ・・」とぼやいていました(笑) かわいそうなMichael君・・・。

まずは、帰国のご挨拶をさせていただきました。Bostonリポートは、この次の記事から書かせていただきますので、どうぞ、お楽しみに~~~!

動くMichael君!- Michael君のサイトにビデオのリンク!

2005-12-13 22:56:16 | Michael 05White Xmas
Michael君(マイケル・グルーバー)のサイトに、12月6日にボストンのCBS系列の局が放送した「White Christmas」を紹介している映像を見られるリンクが載っています♪

彼のサイトの「White Christmas」のページをご覧下さい。画面を下にスクロールしていただくと、「Video review link from Boston's CBS affiliate, aired Dec. 6」という項目がありますので、下線のついている「Video review」という部分をクリックすると、CBS4 Bostonのページに行けます。
ページの左上に「Joyce Reviews 'White Christmas'」というタイトルのついた画面がありますので、その下にある「Play」をクリックすると、再生が始まります。前半は、他の出演者のシーンやインタビューで、後半、Michael君のシーンが、けっこうたくさんあります。あまりクリアではありませんが、歌って踊るMichael君の映像が楽しめますよ~♪ とってもステキ~~♪

White Christmasは、いつでもホワイト・クリスマス!

2005-12-12 21:05:24 | Michael 05White Xmas
現在、アメリカの3都市、サンフランシスコ、ロサンゼルス、ボストンで同時に公演中の「White Christmas」。ボストンのThe Wang Centerのステージには、我らがMichael君(マイケル・グルーバー)が出演中です♪ 実は、この「White Christmas」公演、とってもステキなサプライズがあるんだそうです♪

これから、アメリカにこのミュージカルを見に行こうと計画中の方にご注意!
このステキな演出については、すでにいくつものメディアで発表されていますので、こちらのブログの記事に致しましたが、もし、何も知らずにミュージカルを見て、その演出を楽しまれたいと思われる場合は、どうぞ、この記事は読まないようにお願い致します。その方が、ずっと感動できると思いますので。


ミュージカルもいよいよ大詰め、ラスト近くに雪の降る場面があります。「ホワイト・クリスマス」をご覧になったことがない方もおられると思いますので、ネタバレにならないよう多くは語りませんが、初めは屋外の部分にだけ降っているのですが、キャスト達が観客の方を振り向くと、雪がステージ全体に降り始め、そしていつしか、客席で見ている観客の頭上からも、白い雪が舞い降りてくるのだそうです~♪ ステキですね~♪

と言っても、もちろん本当の雪ではありません。実は、これ、細かい石鹸の泡なんです。アメリカでは、遊園地のアトラクションやナイトクラブの演出などによく使われる装置で、ちらちらと舞い散る風花から、かなり激しい吹雪まで強さが調節できるそうです。この雪の演出、3つの劇場全てで行われています。

Michael君がKathyさんに語ったところによれば、毎回、観客は、この雪の演出に大喜びで、とても盛り上がるんだそうですよ。それはそうですよね~。「White Christmas」というミュージカルを見ていて、本当に雪が降ってきたら、大感動ですもん~♪
「Singin' in the Rain」といい、この「White Christmas」といい、Michael君って、何かが降ってくるミュージカルに、ホントに縁のある俳優さんですよね~♪(笑)

Michael君のサイトに、White XmasのPhoto!

2005-12-05 12:59:58 | Michael 05White Xmas
Kathyさんが運営するステキなMichael君(マイケル・グルーバー)のサイトで、「White Christmas」のステージ・フォトと、Boston HeraldとBoston Globeに掲載されたリビューが公開されています。(写真は、掲載中の写真のMichael君の部分です。)

写真と記事は、KathyさんのサイトのWhite Christmasのページでご覧いただけます。写真は、ちょっとピントが甘くてぼやけてしまっているのですが、主要キャストのおそらくフィナーレあたりのステージ・フォトだと思います。ぼやけてはいますが、いつものMichael君スマイルなのは、はっきり分かります♪ ステキ~♪ お芝居の評判もよいようで、Michael君のことも、Heraldの記事では、「Phil役のMichael Gruberは、ものすごくチャーミングである。」と誉めてくれてますし、Globeの方でも、「Bob役のStephen Bogardus とPhil役のMichael Gruberの共演は、りりしくて、実に素晴らしい。」と、こちらも誉めてくれています~♪

12月に入り、いよいよクリスマス・ムードも高まって、ステージもますますの盛り上がりを見せているのではないでしょうか。ああ、早く見に行きたいな~~!

The Opening Night! - いよいよ開幕!White Christmas

2005-11-25 03:00:02 | Michael 05White Xmas
本日、11月25日(金)、もちろんアメリカの東海岸時間でのことですが、Michael君(マイケル・グルーバー)の「White Christmas」が、BostonのThe Wang Centerで開幕です! (写真は、2005年2月にSeatleのThe 5th Avenue Theatreの楽屋口で撮影したMichael君です。)

上演期間は、11月25日から12月31日までで、詳細は、ショーのサイトでご覧いただけます。12月18日(日)までは、月曜日がお休みで、平日は19:30からのイブニング・ショーのみ、土曜と日曜は、マチネ(土曜:14時~、日曜:13時~)とイブニング・ショー(土曜:19時30分~、日曜:19時~)の2回公演で、週に8回の公演となります。12月19日(月)以降は、祭日にあたるクリスマス当日の12月25日(日)がお休みなだけで、最終日の12月31日まで毎日の公演(月・火・木:19時30分のイブニング・ショーのみ、水・金:14時からのマチネと19時30分からのイブニング・ショー、土:12時からのマチネのみ)となります。上演時間は、前半が69分、幕間の休憩が20分、後半が45分、合計2時間14分です。 チケットは、座席によって22ドルから78ドルで、劇場のサイトで購入していただけます。

ちなみに、ナズは、12月21日からBostonに行く予定でおります。21日の午後、日本を発って、直行便がないので、途中で国内線に乗り換えて、Bostonには同じ21日の夜の7時半頃の到着となります。残念ながら21日の公演は見られませんが、翌日の22日から24日までの4公演を見て、25日に向こうを発って、12月26日に帰国の予定です。(そして、翌日、翌々日と会社が待っている・・・笑)
年末に行こうかとも思ったのですが、年末年始は、飛行機もホテルも高くって・・・。それに、せっかく「White Christmas」を見るんだから、やっぱりクリスマスにBostonにいたいな~と思ったんですよね。実際には、クリスマス・イブまでで、クリスマスには向こうを発たなきゃいけないんですけどね(笑)でも、クリスマスの頃に海外にいたことがないので、今からとっても楽しみにしているんです~♪

真冬のBostonは、とても寒いので、Michael君をはじめ、キャスト・関係者の皆さんが体調を崩したりしないといいのですが。ショーの成功と関係者の皆さんのご健康を心よりお祈りいたします。がんばれ、Michael君♪

Hi, Michael! Your show starts from today! Good luck! I hope the show will run successfully and all cast members will be very well! I will go to see you soon! I can't wait!



White Christmas - Castに2人のMunkustrap!

2005-11-06 12:48:06 | Michael 05White Xmas
このブログを読んで下さっている皆さんはすでにご存知の通り、Michael君(マイケル・グルーバー)は、現時点でBroadwayのロングラン記録(7,485回)を持っているミュージカル「Cats キャッツ」で、Munkustrap(マンカストラップ)を演じていました。Michael君は、1996年の6月から1999年の9月まで、他の作品に出演するために何度か「Cats」の舞台を離れては戻りしながら、出演を続けていました。(写真は、CatsのビデオからのMichael君のMunkustrapです♪)

今月(2005年11月)から、サンフランシスコ・ロサンゼルス・ボストンで公演が始まる「White Christmas」、 キャストの中に、実は、もう1人、BroadwayでMunkustrapを演じたことのある俳優さんがいらっしゃるんです!
その方は、昨年のワールド・プレミアでフィル役を務め、今回はロサンゼルス公演で同じ役を演じるJeffry Denman(ジェフリー・デンマン)さんです。デンマンさんは、1999年9月にMichael君が「Cats」のステージを離れたあと、Munkustrap役を引き継ぎ、そのまま2000年9月10日のラスト・パフォーマンスまでMunkustrapを演じていました。
つまり、今回の「White Chrismas」のキャストには、「A Chorus Line」のロングラン記録を破ったレコード・ブレイキング・カンパニーのMunkustrapと、現時点でのBroadwayのロングラン記録を達成したファイナル・カンパニーのMunkustrapという、ともにBroadwayの歴史に名前を刻んだ2人が出演するわけです!

公演場所が別々ですし、演じるのが同じフィル役ですから、Michael君とデンマンさんが一緒のステージで共演することはないのですが、こういうエピソードを知ると、なんだかワクワクしますよね~~!
デンマンさんはロサンゼルスで、Michael君はボストンで、きっと、それぞれに素晴らしいパフォーマンスを見せてくれることと思います。本当に楽しみです!早く見に行きたいな~~~♪

3都市でWhite Christmas - Cast発表!

2005-10-29 00:43:07 | Michael 05White Xmas
Michael君(マイケル・グルーバー)が出演するのは、BostonのThe Wang Centerでの「White Christmas」なんですが、同時期に、San FranciscoとLos Angelesでも、「White Christmas」公演が行われるんです。Playbill.comにキャストを紹介する記事が掲載されていました。(写真は、昨年のワールド・プレミアからのメイン・キャストのステージ・フォトです。左からMeredith Pattersonさん、Jeffry Denmanさん、Anastasia Barzeeさん、Brian d'Arcy Jamesさんです。)

現在、全ての公演のキャストは、マンハッタンにある890 Broadway studiosでリハーサル中だそうです。Michael君も、ボストンではなく、地元のNYにいるわけですね~。Playbill.comの記事は、こちらからご覧いただけます。

この「White Christmas」も、Michael君の前回の出演作「What A Glorious Feeling」同様、新しいプロダクションなんです。昨年(2004)、サンフランシスコのCurran Theatreで、11月3日にプレビュースタート、そして11月9日から2005年の1月1日(当初12月26日までの予定でしたが、公演期間が延長されました。)まで、ワールド・プレミアが上演されました。メイン・キャストは、ボブ役にBrian d'Arcy Jamesさん、フィル役にJeffry Denmanさん、ベティ役にAnastasia Barzeeさん、ジュディ役にMeredith Pattersonさんでした。昨年のメイン・キャストであるこの4名は、今回は、ロサンジェルス公演で、それぞれ前回と同じ役を演じます。
その他のキャストは、ウェイヴェリー将軍役にCharles Deanさん(今回は、サンフランシスコで将軍を演じます。)、将軍の孫娘のスーザン役にHannah Rose Kornfeldさん、将軍の経営するホテルの従業員マーサ役にSusan Mansurさん(今回は、サンフランシスコでマーサを演じます。)でした。

3公演の監督を務めるのは、昨年のワールド・プレミアに引き続いてのWalter Bobbieさん、振付も昨年に引き続いてのRandy Skinnerさんです。

一番早く公演が始まるのは、サンフランシスコです。11月9日から12月31日まで、Orpheum Theatreで上演されます。こちらのメイン・キャストのうち、Graham Rowatさん(ボブ・ウォレス役)とKate Baldwinさん(ベティ・ヘインズ役)は、演じる役柄と同様に恋に落ち、めでたくご結婚が決まったのだそうですよ~! ロマンティックですね~~♪ 末永くお幸せに~~~
その他のメイン・キャストは、ジュディ役にShannon O'Bryanさん、フィル役にMark Ledbetterさん、将軍役にCharles Deanさん、スーザン役にNicole Bocchiさん、マーサ役にSusan Mansurです。

また11月22日から来年の1月1日にかけて、Pantages Theatreで行われるロサンジェルス公演のキャストは、ボブ役にBrian D'Arcy Jamesさん、 フィル役にJeffry Denmanさん、ベティ役にAnastasia Barzeeさん、ジュディ役にMeredith Pattersonさん、将軍役にDavid Ogden Stiersさん、スーザン役にDanielle Milanoさん、マーサ役にRuth Williamsonさんです。

そして、ボストン公演でフィル役を演じるのは、もちろん我らがMichael君です♪ そして相手役のジュディには、Nadine Iseneggerさん。
その他のキャストは、ボブ役にStephen Bogardusさん、ベティ役にKerry O'Malleyさん、将軍役にTerry Beaverさん、スーザン役にKatherine Dohertyさん、マーサ役にKaren Morrowさんです。

3つの公演のリハーサル風景は、まるでマルクス兄弟の映画を見るようだそうです。眼を皿のように広げた監督のウォルター・ボビーさんが、あちらのドアからこちらのドアへと、5分おきに次のシーンの指示を出すために出たり入ったりしています。

「構成が、重要なんだよ。」とボビーさんは言います。「今回の公演の上層部も、その点を重要視していて、しっかりやるようにと念を押されているんだ。
全部でいくつ部屋があるか分からないけど、この890 Broadwayの中の2つのフロアを使ってリハーサルをしているんだ。実物大のリハーサルセットが2つあって、ステージ・マネージャーが各公演ごとに3人で合計9人、コンダクターとアシスタント・コンダクターが3人ずつ、ダンス・キャプテンも3人なんだよ。」

たった1人で、どうやって、3つの公演全ての監督を同時にやっているのでしょう?

「素晴らしい仲間がいるからね。昨年の公演が終わった後、1月にみんなで集まって、『何か気づいたことは? 何か改善すべきことは? もしいくつかの公演を同時に行うことになったら、どうする?』って話し合ったんだ。スーパーバイザーのマイケル・パッサーロは、最高のステージ・マネージャーでね、彼とアソシエイト・ディレクターのマーク・ブルーニが、今回のプロジェクトの大きな助けになってくれたんだ。バカげた計画のように思うかも知れないけど、決して不可能じゃないんだよ!
それに、テクニカル・スーパーバイザーのブライアン・リンチが、昨年の公演で使ったセットを、リハーサルように再現してくれたんだよ。出演者も、リハーサル前にコスチュームの準備が整うように、夏の間にフィッティングに協力してくれたんだ。何せ、各公演ごとに300着、合計900着の衣装を用意しなくちゃならないんだからね。みんな、信じられないほど、協力的だったよ。」

昨年のワールド・プレミア公演中、制作チームは、毎日が新しい何かを発見する日々だったそうです。

「あっちを書き足し、こっちを書き直ししていたけど、リハーサルの前には、ほとんど完成していたんだ。そして、磨きをかけていったってわけさ。今年は、昨年の経験のおかげで、どうリハーサルすればいいか、コツがつかめてるんだよ。」

この「White Christmas」のサイトでは、昨年の公演の写真やビデオ、チケット購入の情報などを紹介しています。またキャスト紹介もしているのですが、10月29日現在、まだサンフランシスコのキャストだけしかアップされていません・・・早く、ボストンのキャストを載せてくれればいいのに~~!

来月からの公演を控えて、リハーサルにもますます熱がこもっていることと思いますが、Michael君をはじめ、全ての公演のスタッフ・キャストの皆さんが元気で、事故やケガなどなく、素晴らしい公演になるといいですね~~~!