M for Michael Gruber♪- Mは、マイケル・グルーバーのM~♪

キャッツDVDのマンカストラップ、アメリカの舞台俳優、Michael君のことや、ブロードウェイニュースをお伝えします。

ナズのお宝 その10 - Michael君のCD 「Love Returned」

2010-06-26 16:23:40 | ナズのお宝
久々のナズのお宝シリーズ その10は、Michael君(マイケル・グルーバー)が作曲した曲のCDです。(写真は、そのCDです。)

このCDは、お宝 その8の「2006 White Christmas オープニングナイトギフト」のCDと一緒にもらったものです。プロモ的な感じで作成したCDのようで、全部で7曲入っているんですが、アルバムというわけではなく非売品です。Michael君は、通常作詞はしないので、他の人が書いた詩に曲をつけるような感じで作品を仕上げます。タイトル曲の「Love Returned」は、Bayard Taylor作詞で、2番目に収録されています。 (仕事上のパートナーであるジェニファー・アレンさんと一緒にミュージカルを書いた時には、ジェニファーさんと一緒に作詞もしたそうです。詳しくは、こちらこちらからどうぞ~。)

お宝 その9のMichael君の初アルバム「The Not So Peaceable Kingdom」は、動物が登場する詩や童謡に曲をつけたもので、ほとんどの曲が明るい感じだったりコミカルな感じだったりして、11曲中、Michael君が歌っているのは4曲だけだったんですが、こちらの「Love Returned」は、7曲全てをMichael君が歌っています♪
曲調は、ブルース風あり、バラードあり、「The Not So Peaceable Kingdom」よりももっと大人向けな感じで、ある曲では澄み切った、優しい歌声、ある曲では低めのセクシーな感じと、Michael君の美しい歌声をたっぷり聞けるのが嬉しいです~♪

作曲は全てMichael君で、歌っているのもMichael君1人。ピアノで伴奏をしてくれているのは、Michael君のお友達で、「The Not So Peaceable Kingdom」の伴奏やMchael君作のミュージカル「The Old Dead Five」のリーディングの時に音楽監督を務めてくれたSteve Marzulloさんです。

収録曲のタイトルと作詞者は、以下の通りです。

「The Affectionate Shephearde (Richard Barnfield)」、「Love Returned (Bayard Taylor)」、「Shot? So Quick (A.E. Houseman)」、「Funeral Blues (W.H. Auden)」、「#1 from Seven Poems (Sandro Penna)」、「Morn's Recompense (Clemet Andrews)」、「Transfiguration (Ralph Nicholas Chubb)」

現在(2010年6月)休暇中のMichael君、作曲の方も続けているそうで、そのうちまたレコーディングをしようと考えているそうです。とてもステキな曲を作るMichael君ですから、音楽のほうでも、いいお仕事が出来るといいですよね~!




ナズのお宝 その9 - Michael君の初アルバム

2009-09-13 10:43:23 | ナズのお宝
ナズのお宝 第9弾は、Michael君(マイケル・グルーバー)の初アルバムです。(写真は、アルバムのジャケットです。 何でセイウチなのかと言えば、ルイス・キャロルの「セイウチと大工 (The Walrus and The Carpenter)」がフィーチャーされているからだと思います。)

ステージで披露できるほどピアノの演奏が上手なMichael君、作曲も得意で、すでに仕事上のパートナーのジェニファー・アレンさんと一緒に「The Old Dead Five」、「Hit it, Mike!」、「Vegas Organic」という3つのミュージカルを書き上げていますし、自作の曲のプロモーションCDを2枚、作っています。 (この2枚も、ナズは持っているので、そのうちお宝としてご紹介させていただきますね。 また彼の作ったミュージカルの1つ「The Old Dead Five」のリーディングについての記事は、こちらからどうぞ。)
そのMichael君が初めて作ったアルバムがこれ!タイトルは、「The Not So Peaceable Kingdom」です。友人や仕事の関係者などに配っただけで非売品のため、現時点では残念ながら購入することが出来ません・・・。

初めてこのアルバムのことをMichael君から聞かされたのは、2007年の夏にNYに彼が出演していたACL リバイバル版を見に行った時でした。

「今、初めてのアルバムを作ろうと思って、曲作りをしてるところなんだ。タイトルは『The Not So Peaceable Kingdom』っていうんだよ。出来上がったら、君にもあげるから、聞いてみてね。』

楽しみにしていると答えたナズが、「お正月の休みにまたACLを見にNYに来るつもり」と伝えると、

「ええっ!? それじゃ、急がないと、次に君が来た時にお土産に持たせてあげられないね!」

と、彼は、言っていたんですが、実際に録音が始まったのが2007年の10月からで、録音が終わったのが2008年の3月だったので、2008年のお正月には間に合わず、4月の後半に、彼が郵送してくれました。

アルバムには全部で11曲入っており、歌詞は、A.A.ミルン、ルイス・キャロル等の書いた動物が登場する童謡(詩)で、作曲は、全てMichael君の手によるものです。ジャケットの周囲をグルッと囲んでいるカラフルな英文が、それぞれの曲のタイトルです。いかにも童謡らしい明るく楽しい曲もあれば、ミステリアスな曲、コミカルな曲、リズミカルで思わず踊りだしたくなるようなラテン系の曲ありと、実にバラエティに富んだ仕上がりで、どの曲もとても素晴らしく、非売品なのがもったいないくらいです~!

歌っているのは、Michael君と彼の友人のミュージカル俳優さん達で、11曲中、Michael君は、ソロで2曲、他の俳優さんと一緒に2曲の合計4曲を歌っています。タイトルは、ソロが「The Pig」、「The King's Breakfast」、Jennifer Allenさん(たぶん一緒にミュージカルを作ったあのジェニファーさんだと思います。)と一緒に歌っている「The Spider and The Fly」、そして女性2人、男性1人とMichael君の4人で歌っている「The Jumblies」です。「The King's Breakfast」は、男声四部合唱になっているんですが、全てのパートをMichael君が歌ってます。
伴奏は、ピアノとパーカッションのみで、ピアノを演奏しているのは、Michael君の長年の友人で、ご本人も作曲をされるSteve Marzulloさんです。Steveさんは、Michael君のプロモーションCDでもピアノを演奏していますし、「The Old Dead Five」のリーディングの時には音楽監督を務めていました。他にも、Steveさんの曲の発表会にMichael君が参加したりと、2人は、よく一緒に音楽活動をしているそうです。パーカッションを担当しているのは、Everett Bradleyさんで、「The Old Dead Five]のリーディングの時にもパーカッションを担当していました。
どの曲も全て素晴らしいんですが、ナズは、「The Pig」と「The Spider and The Fly」が特に気に入っています。

歌詞に選らばれた童謡(詩)がどれもストーリーのあるもので、せりふの部分があるものもあって、しかも歌っているのが俳優さん達なので、声音を変えたり、一人二役を演じたりと、まるでミュージカルのキャストレコーディングアルバムを聞いているかのようで、とても楽しいアルバムです♪

ナズのお宝 その8 - 2006 White Christmas オープニングナイトギフト

2009-06-19 00:33:49 | ナズのお宝
久々のお宝シリーズです~。第8弾は、2006年のホリデーシーズンにMichael君(マイケル・グルーバー)が主演した「White Chrsitmas」の、シアトルでのオープニングナイトパーティのギフトだったMichael君編集のCDです~!(写真は、これもMichael君お手製のジャケットです。)

この時の公演期間は、2006年11月25日から12月20日までがワシントン州シアトルのThe 5th Avenue Theatre、 12月27日から2007年1月7日までがカリフォルニア州サクラメントのCalifornia Music Theareでした。
ナズは、11月30日から12月3日までシアトルに滞在して4回ショーを見たんですが、11月25日からプレビュー公演が行われており、ナズがシアトルで初めて見に行った11月30日の晩がグランドオープニングナイトだったんです。

このCDは、Michael君が、「White Christmas」の作曲者であるアービング・バーリンの曲をいろんなアーティストがカバーしたバージョンを集めて作ったもので、ジャケットも彼のお手製のコラージュなんです。11月30日のグランドオープニングのショーの後に開かれたオープニングナイトパーティで、出席者へのギフトとして配られました。

12月2日のショーを見た後、その晩がナズのシアトル滞在最後の晩だったんですが、楽屋口で会った時に、Michael君がこれをナズにプレゼントしてくれました~♪ ジャケットの裏側は、カバーしたアーティストの名前を、やはりコラージュしてあるんですが、その余白にMichael君がメッセージとサインを入れてくれていました♪

そして、もう一つ嬉しかったのは、アーティスト名のコラージュに、以前、ナズが彼にあげた日本製の紅葉のシールを使ってくれていたんです~!

「ナズがくれたこのシール、とってもきれいだよね! すごく気に入ったんで、ここに使ったんだよ。」

何だか、Michael君とコラージュを共作したような気分になれて、とっても嬉しかったです~♪

この時の「White Christmas」公演については、下記からどうぞ~♪
2006 White Christmas 観劇記 1
2006 White Christmas 観劇記 2
2006 White Christmas 観劇記 3
2006 White Christmas 観劇記 4

ナズのお宝 その7 - The Local Observer紙

2007-10-06 01:51:01 | ナズのお宝
ナズのお宝 その7は、2005年の夏に、ミシガン州のソーガタックという町で上演された新作ミュージカル「What a Glorious Feeling」を見に行った時に買った、キャストの写真が掲載されている地元紙(2005年8月31日)です。(写真は、一面に掲載されている写真です。)

本物には、写真の部分にMichael君(マイケル・グルーバー)のサインが入っています。Playbillにサインをもらった後で、この新聞にもサインをお願いしたんですが、「Michael Gruberって書いてほしいの?」と聞かれたので、「No, just for me.」と答えたら、「What a Glorious Feeling」のPlaybill同様、お友達バージョンのファーストネームだけのサインをしてくれました~。(笑)

今まで、PlaybillやTシャツ、ショーのチケット等にサインをしてもらいましたが、新聞にサインをもらったのは、この時だけです。この新聞、A3くらいの大きさで、開くとその倍の大きさになるんですが、一面に掲載されているこの写真は、A3くらいの一面の4分の3くらいの大きさの写真なんです。ホントに地元だけのローカル紙で、ニュースよりも広告の方が多いんですが、だからこそ、地元の劇場で上演中のミュージカルのキャストの写真が一面にこんなに大きく取り上げられたんでしょうね~。お値段もわずかに50セントと、実にお買い得でした~!

全部で36ページある新聞なんですが、21ページ目に「What a Glorious Feeling」の記事が掲載されているんです。記者の方が取材したのが、Michael君が、共演のコーリーンさんに鼻を殴られちゃうというハプニングが起きた8月28日のイブニング・ショーだったようで、記事の中でも、「才能あるダンサーで優れた俳優でもあるMichael Gruberは、共演者のDunnに本当に殴られてしまうというハプニングからすばやく立ち直り、観客も、彼に暖かい声援を送った。」 と書かれています。(笑) (このハプニングについては、こちらからどうぞ。 それ以外の「What a Glorious Feeling」関連記事は、こちらからどうぞ。)

Michael君に新聞を見せた時、「もう、この記事、読んだの?」とたずねたら、「まだ読んでない」との答えだったので、「あなたが鼻を殴られた時のことが書いてあるよ」と教えてあげたんです。「えっ、ホント!? 何て書いてある?」と聞かれたので、記事の内容を教えてあげたら、Michael君、照れくさそうに苦笑していました~!(笑)

NYCのような大都市と違って、田舎の小さな町での公演は、どこかのんびりして、和やかで、手作りの味わいがあります。Broadwayの華やかさや豪華さもいいですが、ナズは、地方の町での公演も大好きです~♪

ナズのお宝 その6 - 「What a Glorious Feeling」のPlaybill

2007-08-17 00:01:01 | ナズのお宝
ナズのお宝 その6は、2005年の夏に、ミシガン州のソーガタックという町で上演された新作ミュージカル「What a Glorious Feeling」(以下「WAGF」)のPlaybillです~♪ (写真は、Playbillの表紙です。)

このPlaybillは、「WAGF」だけのものではなく、上演していたMason Street Warehouseという劇場のそのシーズンのすべての上演作品が載っています。地方の小さな劇場では、こういうそのシーズンの作品すべてを掲載するタイプのものがけっこう多いようです。

本物には、表紙にMichael君(マイケル・グルーバー)のサインが入っています。サインをお願いした時に、「君用?(For you?)」と聞かれたので、どういう意味だろうと不思議に思いながら「Yes」と答えたら、それまでは「Michael Gruber」とフルネームでサインしてくれていたんですが、この時は、短いメッセージを書いてくれた後に、「Michael」とファーストネームでサインしてくれました。どうやら、友人バージョンでサインしてくれたらしいんですね。(笑)

この新作ミュージカルは、MGMの傑作ミュージカル映画「雨に唄えば Singin' in the Rain」の制作にまつわる舞台裏話を題材にしたミュージカルで、ジーン・ケリー、ケリーと共同監督を務めたスタンリー・ドーネン、そして、ドーネンの元妻で後にケリーと結婚したジーン・コーインという女性の3人にまつわる確執を描いています。Michael君は、スタンリー・ドーネンを演じていました。
「雨に唄えば」はもちろん、そのほかのMGMのミュージカル映画からのすばらしいナンバーが満載で、いかにもアメリカらしい楽しいミュージカルなんですが、主要人物3人の確執を中心にして物語が展開するので、シリアスドラマのようなシーンもけっこうあります。

ジーン・ケリー役を演じたのは、Michael君同様、Broadwayでも活躍しているショーン・マーティン・ヒングストンさん、そしてジーン・コーイン役は、Michael君の20年来の友人で、Broadwayでもいくつもの作品に出演したコーリーン・ダンさんでした。
出演者は、総勢5名と人数も少なく、舞台装置も地味で、一見小ぢんまりとした印象を受けますが、ステージが始まってみると、Michael君をはじめ、3人ものBroadwayクラスのキャストが出演しますので、歌も踊りもお芝居も、実に充実した素晴らしい作品でした~♪ 機会があったら、ぜひまた見てみたいです!

関連記事は、下記からどうぞ~。

スタンリー・ドーネンって、どんな人?
雨に唄えば 関連記事
Mason Street Warehouse
「WAGF」 スタッフとキャスト
「WAGF」 in Saugatuck
SaugatuckのMichael君 その1
SaugatuckのMichael君 その2
SaugatuckのMichael君 その3
SaugatuckのMichael君 その4
The Closing Night
SaugatuckのMichael君 その5
SaugatuckのMichael君 その6
コーリーンさんのプロフィール
コーリーンさんの映画出演
コーリーンさんのオフィシャル・サイト
映画「プロデューサーズ」にコーリーンさんとショーンさんが出演
コーリーンさんの写真

ナズのお宝 その5 - 「Singin' in the Rain」のPlaybill

2007-07-01 01:09:11 | ナズのお宝
ナズのお宝シリーズ、その5は、2004-2005の「Singin' in the Rain」ツアーの時のPlaybillです。(写真は、Playbillの表紙です。厳密に言えば、これはPlaybill誌ではないんですが、劇場で無料で配られるこういった小冊子全般の代名詞として、Playbillとよく呼ばれているので、ここでも、そう書いております~。)

本物のお宝の表紙には、Michael君(マイケル・グルーバー)のサインが入っており、またキャストのプロフィール紹介のページには、キャシー役のChristina Saffran Ashfordさん、コズモ役のMichael Arnoldさん、リーナ役のLisa Estridgeさんのサインもあります~。
Playbill誌は、A5版くらいの大きさなんですが、このパンフは、その倍のA4版くらいの大きさです。

この2004-2005ツアーは、2004年12月2日にテキサスのTheatre Under the Starを皮切りに、シアトル、サクラメントと3都市をツアーしたもので、2005年3月20日に閉幕しました。3ヶ所とも、主演はMichael君だったのですが、Theatre Under the Star(2004年12月2日~19日)公演だけ、キャストが違って、キャシー役をDanette Holdenさん、コズモ役をRandy Rogelさん、リーナ役を Rachel deBenedetさんが演じていました。コズモ役のRogelさんは、Michael君のキャストレコーディングアルバムの「Singin' in the Rain」でもコズモを演じていた俳優さんで、1992年、1993年、1994年の「Singin'」公演でも、コズモ役としてMichael君と共演していました。
ナズが見に行ったThe 5th Avenue Theatre(2005年2月12日~3月5日)とその後のCalifornia Musical Theatre(2005年3月9日~20日)公演は、キャシー役をChristina Saffran Ashfordさん、コズモ役をMichael Arnoldさん、リーナ役をLisa Estridgeさんが演じていました。

この作品でMichael君が演じていたドン・ロックウッドは、主役なので歌うシーンが多いのはもちろんのことなんですが、ダンスのシーンも多く、終演後はストレッチをしたり、足をアイシングしたりと、Michael君が楽屋から出てくるのは、いつも最後の方だったんです。なので、Michael君を毎晩待っていたナズは、他の出演者の方達とも顔なじみになって、いろいろおしゃべりしました~。

Christinaさんは、Michael君とは「Singin' in the Rain」や「White Christmas」で、何度も相手役として共演していて、Michael君の親しい友人なんです。優しくて思いやりのある、ステキな女性で、素晴らしい歌声の持ち主です♪ 2人の女の子の優しいお母さんでもあり、下のお嬢さんのエマちゃんが網膜芽細胞腫という失明や最悪の場合、死の危険がある病気にかかって、左の目を摘出した経験から、同じ病気に苦しむ子供達とその家族を支援するボランティア活動も主宰しています。Christinaさんのお仕事のサイトと彼女のソロ・アルバムについては、こちらから、また彼女のボランティア活動については、こちらからご覧下さい。
そして、Lisaさんは、アフリカ系アメリカ人で、ミュージカル「ピーターパン」では、ピーターパンを演じたことのある、キュートで明るい女性です。Michael君を待って楽屋口にいたナズとも、気軽におしゃべりしてくれました~♪
Michael Arnoldさんは、長身のMichael君とは対象的に、ナズよりも背が少し低い(ナズは身長が171センチあります。)小柄な方で、ステージでは、ちょっとドジでとても面白いコズモを演じていました。実際にお会いした彼は、穏やかでダンディな方で、「あなたのコズモ、大好きです♪」とナズが言うと、ステキな笑顔で「ありがとう」と答えて下さいました♪

Michael君の最多出演作品である、この「Singin'」、歌もダンスも、もちろんお芝居も、本当に面白く、とても素晴らしいミュージカルでした~!Michael君のドンを見られて、すっごく嬉しかったです~。いつかまた、Michael君の「Singin' in the Rain」を見られるといいな~!!

ナズのお宝 その4 - 「A Chorus Line」ラスト・パフォーマンスのPlaybill

2007-04-16 00:51:01 | ナズのお宝
ナズのお宝シリーズ、その4は、Michael君(マイケル・グルーバー)のBroadwayデビュー作である「A Chorus Line」のラスト・パフォーマンスのPlaybillです。 (写真は、Playbillの表紙です。)

ラスト・パフォーマンスのPlabillということで、表紙には、「The end of Line」の文字と日付(April 28, 1990)が入っています。普通の時の「A Chorus Line」のPlaybillを見たことがないので、普段から掲載されているのか、それとも最後のPlabillなので特別に掲載されたのかわからないのですが、3枚のステージ・フォトが載っており、そのうちの2枚にMichael君が写っています♪

現在、BroadwayのGerald Schoenfeld Theatreでリバイバル上演中のこの作品ですが、オリジナル版のBroadwayでの上演は、1975年7月25日にShubert Theatreでオープンし、1990年4月28日のクロージングまでに6,137回上演されて、当時のBroadwayのロングラン記録を達成しました。ちなみに、Shubert Theatre(シューバート劇場)は、「The Producers プロデューサーズ」の中で「春の日のヒトラー」が上演されたことになっている劇場なんです。こちらの劇場では、このオリジナル版「A Chorus Line」をはじめ、「Spamalot」、「Gypsy」、「Chicago」等、多くのヒット作が上演されています。この劇場についての詳細は、こちらからご覧いただけます。また作品については、オリジナル版はこちら、リバイバル版はこちらでご覧いただけます。

Michael君は、1989年の1月からクロージングまでの約15ヶ月の間、マイク・コスタというソロ・ナンバーのある役でこの作品に出演を続け、ファイナル・カンパニーの一員として、ロングラン記録を達成したわけです。
そもそもの出演のきっかけは、マイク・コスタ役を演じていた俳優さんがステージを離れることになり、この役は、ナンバーの中で宙返りを何度も繰り返さなくてはならないので、宙返りのできる俳優さんを探していたのだそうです。関係者の中に、以前、別な作品でMichael君と一緒に働いたことのある人がいて、Michael君を推薦してくれ、Michael君は、1988年12月に劇場に履歴書を預けました。
その後、同年の12月8日から20日まで、アラスカで「Joseph and the Amazing Technicolor Dreamcoat」に主演していたMichael君のところに、劇場から「ニューヨークに来て、オーディションを受けてほしい」と連絡があり、わくわくしながらニューヨークに戻ったMichael君は、見事、この役を手に入れたというわけです。
Michael君のサイトの「A Chorus Line」のページで、Michael君の写真等をご覧いただけます。

このクロージングのショー、Michael君のソロナンバーが終わって彼がステージでポーズを決めた時、観客の皆さんが惜しみない拍手と声援を1分以上にも渡って送り続けてくれたので、いったんショーをストップするという、いわゆる「ショー・ストッパー (観客の拍手・声援が続いて、いったんショーをストップしなきゃならない程の素晴らしい熱演・熱演した俳優さんのこと)」状態になって、感動のあまり、彼はステージに立ちつくしてしまったのだそうです。 彼にとっては、まさに忘れられない思い出の晩というわけです~。

Michael君の「A Chorus Line」出演に関する記事は、下記からどうぞ~♪

Michael君は、コーラスラインのファイナルカンパニー

こぼれ話- A Chorus Line編 (ラスト・パフォーマンスのPlaybillに掲載されているステージフォトのうちの1枚が見られます。)



ナズのお宝 その3-2 - コステュームデザイン・スケッチ その2

2007-04-04 00:00:21 | ナズのお宝
ナズのお宝シリーズその3の続きです。前の記事で紹介した、2004年にカナダのStratfordという街で上演されていた、Michael君(マイケル・グルーバー)主演の「Anything Goes」のコステュームのデザイン画のもう1枚です。 (写真は、そのスケッチです。)

作中、Michael君演じるBillyは、片思い中の女性、ホープが、婚約者の英国貴族と一緒に豪華客船でイギリスに向かうと知って、ふとしたことから手に入れた他人名義の乗船券を使って、その船に乗り込んでしまいます。ところが、その乗船券が、実は民衆の敵ナンバー1として知られる、悪名高いギャングのために用意されていたものだったことから、Billyがそのギャングだと思われ、船中を逃げ回る羽目になります。
とうとう捕まってしまったBilly、ただの密航者だとわかれば監禁されてしまうけれど、有名なギャングということにしておけば、豪華客船なのに有名人があまり乗っておらず、ガッカリしていた船長や乗船客が歓迎してくれると知って、ギャングのふりをすることにします。

このスケッチの衣装は、有名なギャングの乗船を記念して開かれたパーティで、すっかりその気になって、悪ぶって見せるBillyが着ている衣装です。本当は、お人よしで2枚目半のBillyが、ギャングを気取っている姿が、コミカルで楽しいシーンです♪
スケッチでは、紺色にストライプの入った上下に白いネクタイなのですが、実際にMichael君が来ていた衣装は、紫にストライプが入っており、ネクタイも同じ色のものを着けており、同色の帽子をかぶっていました。

もう1枚と同じく、Patrick Clarkさんのデザインで、ビニールケースのラベルにも、もう1枚の方と同様、下記の通りの記載があります。

Production: Anything Goes 2004
Designer: Patrick Clark
Actor: Michael Gruber
Character: Billy Crocker
Theatre: Stratford Festival of Canada

ギャング姿のMichael君、とてもダンディで、かっこよかったですよ~♪

ナズのお宝 その3 - コステュームデザイン・スケッチ

2007-04-02 00:05:05 | ナズのお宝
ナズのお宝シリーズその3は、2004年7月にカナダのStratfordという街に、Michael君(マイケル・グルーバー)が主演していた「Anything Goes」を見に行った時に購入した、2枚のコステュームのデザイン画です。 (写真は、そのうちの1枚です。)

このデザイン・スケッチ、コピーではなく、オリジナル原画なんです。通常、スケッチの原画を、一般の観客が購入できるチャンスはないのですが、Stratfordで毎年開催されているStratford Festival of Canadaでは、デザイナーの方達の収入の助けとなるように、デザイン原画を販売しているんです。

街のメイン劇場であるFestival Theatreの立派なショップの中に、スケッチ原画を置いてある部屋があり、通常は鍵がかかっているのですが、「原画を見たい」と店員の方にお願いすると、鍵を開けてもらえます。(購入する必要はなく、見るためだけでも開けてもらえます。)
ナズは、このスケッチともう1枚(次の記事で写真を紹介しますね。)、合計2枚を購入したのですが、購入する際には、劇場を支援するパトロンの1人として、名前・住所・eメールアドレス・電話番号等を詳細に登録し、「将来、同じ作品をフェスティバルで上演することになって、このスケッチが必要になった時には、貸し出しに協力します」という契約の書かれた紙に署名することになります。
正確な値段は忘れてしまったのですが、1枚あたり税込みで300カナダドルちょっとくらいでした。Billyという役の衣装のデザイン画は、この2枚のほかにも、船員姿(セーラー服)、ひげをつけたイギリス紳士風等を含め、3枚ほどありました。

このスケッチを描かれたのは、Patrick Clarkさんです。Michael君が演じた主役のBilly Crockerが作中で一番長く着ている衣装のデザインで、このスケッチではブルーで大きなチェックの模様になっていますが、実際にMichael君が着ていた衣装は茶色で、もっとずっと細かい模様になっていました。
スケッチは、ビニールのケースに入っており、ケースに貼られているステッカーには、下記のような記載があります。

Production: Anything Goes 2004
Designer: Patrick Clark
Actor: Michael Gruber
Character: Billy Crocker
Theatre: Stratford Festival of Canada

ナズにとっては、かなりお高い買い物だったのですが、デザインスケッチの原画を購入できるチャンスなんてめったにないし、絶対に他では手に入らないものですから、とてもいい記念になると思い、購入しました。
Stratford滞在中に、購入したこのスケッチをMichael君に見せたのですが、「僕の演じている役の衣装のデザイン原画だね! ナズ、君がこのスケッチを持っていてくれて、嬉しいよ!」と言ってくれました~。







ナズのお宝 その2 - 「Anything Goes」のプレイビル

2007-03-20 00:44:40 | ナズのお宝
ナズのお宝 その2は、ナズが初めて見たMichael君(マイケル・グルーバー)のミュージカル「Anything Goes」のプレイビルです。(写真は、その表紙です。)

本物のお宝は、表紙に「To Naz (もちろん、ホントは本名ですよ~〔笑〕) Michael Gruber」と、Michael君のサインが入っています。欲張りなナズは、初めて見たショーのチケットや劇場で買った「Anything Goes」のTシャツ等にも、Michael君のサインをもらってしまいました~♪
Tシャツにサインしてもらった時、ナズは、布に書いても大丈夫なペンを渡したのですが、優しいMichael君は、「ナズ、このペン、布に書いても大丈夫かい?」とちゃんと確認してくれたんです。本当に細やかな心配りをしてくれる、優しい人なんです~>Michael君♪

このプレイビルが素晴らしいところは、まず、表紙がMichael君のカラー写真だという点です。たいていは、その作品のポスターと同じイラストやロゴが表紙になっています。
また、普通は、キャストの写真は、その俳優さんのプロフィールの所にヘッドショット(顔写真)があるだけなんですが、これには、カラーのステージフォトが6枚も掲載されているんです~! このうち2枚に、Michael君が写っています。

この作品は、2004年に、カナダのストラトフォードで毎年開催される演劇祭の演目の1つとして上演されていたのですが、劇場にはとても立派なショップがあって、各作品のグッズ(Tシャツ、キーホルダー、マグネット等)、スコアブック、演劇関係の本、ビデオ、DVD、CD等と一緒に、演目全てが掲載されているパンフレットが売られていました。記念にそのパンフを購入したのですが、こちらにも、カラーのステージフォトがいっぱい掲載されていました。Michael君の写真も、5枚くらいありましたよ。正確な値段は忘れてしまいましたが、確か15ドルとか、そのくらいだったので、実にお買い得なおみやげだったと思います~♪

「Anything Goes」を見に行った時のことは、以前にこちらのブログに書かせていただきましたので、よろしかったらそちらの記事もご覧になってみて下さいね~♪

ナズにとっては、記念すべき初の「生 Michael君」体験だった作品のプレイビルなので、まさに思い出の一品です~!


ナズのお宝 その1 - 「Cats」の6,138回公演のプレイビル

2007-03-10 01:15:20 | ナズのお宝
ナズのMichael君(マイケル・グルーバー)関係のお宝を、ご紹介させていただきますね~。 いくつかあるんですが、まずは、「Cats」の6,138回目の公演のプレイビルです。(写真は、その表紙です。)

ご存知の通り、Michael君は、自分がファイナル・カンパニーとして出演していた「A Chorus Line」の打ち立てた6,137回という当時のロングラン記録を「Cats」が破った晩、そのステージにマンカストラップとして出演していました。このプレイビルは、記念すべきその晩のプレイビルなんです。
普通の「Cats」のプレイビルの表紙は、黒字に白い文字で「CATS」と入っているだけなんですが、このプレイビルには、ファンにはおなじみのネコの目のイラストと、「#6,138」という公演回数と当日の日付(June 19,1997)が入っています。

通常のプレイビルとは違って、歴代のグリザベラを演じていた女優さん達や初演からこの時点までずっとボンバルリーナというネコを演じていた女優さんの名前を当てるクイズや、新記録達成を感謝する関係者のメッセージ、「Cats」に関するトリビア、出演した主だったキャストの名前(もちろんMichael君の名前も紹介されてます♪)、Winter Garden Theatreで上演が始まるまでの準備期間のお話、亡くなられた関係者への献辞などが掲載されています。

Michael君にとっても、忘れられない、大切な思い出の晩だそうです。


こちらのブログで、Cats関連の記事をいくつか紹介させていただいております。よろしかったら、下記からご覧下さい~

Catsがコーラスラインの記録を塗り替えた晩

こぼれ話 Cats編 その1

こぼれ話 Cats編 その2

BroadwayのCatsのトリビア(こちらの記事で、普通の時のプレイビルの表紙が見られます。)

ビデオ(DVD)版 Catsのトリビア

こぼれ話 ロングラン記録が破られる時