M for Michael Gruber♪- Mは、マイケル・グルーバーのM~♪

キャッツDVDのマンカストラップ、アメリカの舞台俳優、Michael君のことや、ブロードウェイニュースをお伝えします。

YouTubeでThe Music Manのハイライトシーン

2015-08-27 12:00:05 | Michael 15 Music Man 他
今度の日曜日、8/30閉幕のMichael君(マイケル・グルーバー)出演中のミュージカル「The Music Man ミュージックマン」のハイライトシーンの映像が、YouTubeで公開中です (写真は、劇場のFacebookで公開しているうちの1枚で、Youtubeのシーン1と同じナンバーのものです。見えづらいのですが、写真中央、子供を肩車するために前屈みになっているのが彼だと思います。)

映像は、こちらからどうぞ。各メディアの論評を挟んで、4つのシーンを見ることができます。Michael君は、シーン1、3、4に写っていますよ。シーン1では、踊っている人の輪の中で、子供を肩車している3人のうちの1人、スーツを着て帽子をかぶっています。シーン3と4は同じナンバーからの映像で、どちらも、画面に向かって左端のほう、ピンク色のドレスの女性の近くにいる帽子をかぶっている男性がMichael君です。

素晴らしいナンバーがふんだんに盛り込まれた、古き良き時代の名作ミュージカルコメディ「The Music Man」も、いよいよ閉幕ですね。ダンスの振付も素晴らしかったし、出演者も実力のある人達が揃っていて、見に行けて、本当によかったです。
彼の次の出演作は、まだ決まっていないようですが、決まりましたら、またこちらのブログでご紹介しますね~。

ナズの「Michael君」観劇、あれこれ

2015-08-19 12:00:01 | ナズのこと、他
先日の記事で、初めて見に行ってから11年・・・と書いていて、あらためて「そうか~!もう、そんなになるか~!」と感慨深いものがありましたので、今回は、ナズのMichael君(マイケル・グルーバー)観劇に関するあれこれを綴ってみました~。(写真は、2004年7月に、楽屋口で初めて会った時のMichael君です。さわやかな笑顔ですよね♪

1.観劇旅行の回数:13回 

内訳は、以下の通りです。後ろの[ ]内がショーのタイトルです。
2004年7月:ストラトフォード(カナダ) [Anything Goes]
2005年2月:ワシントン州シアトル [Singin’ in the Rain] 8月 ミシガン州ソーガタック [What a Glorious Feeling] 12月 マサチューセッツ州ボストン [White Christmas]
2006年11-12月:ワシントン州シアトル [White Christmas]
2007年7月:ニューヨーク州ニューヨーク(Broadway) [A Chorus Line]
2008年1月:ニューヨーク州ニューヨーク(Broadway) [A Chorus Line] 8月 カリフォルニア州コスタメサ [A Chorus Line]
2009年5月:ミネソタ州セントポール [Grey Gardens] (この年は、8月に東京で来日公演を見ました。[A Chorus Line])
2010年10月:テキサス州ヒューストン [Hairspray]
2011年5月:ミネソタ州チャンハッセン [Jesus Christ Superstar]
2013年7月:ミネソタ州チャンハッセン [Joseph and the Amazing Technicolor Dreamcoat]
2015年7月:ミネソタ州ミネアポリス [The Music Man](彼は出てませんでしたが、チャンハッセンでMary Poppinsも見ました。)


2.今までに見たショーのトータル回数:70回

今年(2015)のThe Music Manの6回で、ちょうど70回になりました。


3.一番たくさん見たプロダクションと回数:A Chorus Line 29回

「A Chorus Line」は、Broadway /ブロードウェイで11回、カリフォルニアのコスタメサで6回、そして東京で12回見ました。関連記事は、下記からどうぞ。来日ツアー関連は、10をご参照下さい。
2007年8月観劇記1
2007年8月観劇記2
2007年8月観劇記3
2007年8月観劇記4
2007年8月観劇記5
2007年8月観劇記6
ステージ版こぼれ話
2008年1月観劇記1
2008年1月観劇記2
2008年1月観劇記3
2008年1月観劇記4
彼の書いた記事-オリジナルとリバイバルに出演して
全米ツアー主役のインタビュー
コスタメサ観劇記1
コスタメサ観劇記2
コスタメサ観劇記3
コスタメサ観劇記4
コスタメサ観劇記5
コスタメサ観劇記6


4.一番見た回数の少ないプロダクションと回数:Grey Gardens 2回

この時は、ナズの会社のゴールデンウィークがカレンダー通りで、お休みを長く取ることができず、しかも曜日の並びの関係で、あいだにショーがお休みの月曜日が入ってしまったんです。さらに、土日のショーの公演スケジュールが、ナズが午後に到着する土曜日がマチネとイブニング、日曜日はマチネのみだったんですね。それでも何とか見に行きたくて強行し、たった2回しか見ることができませんでした。関連記事は、下記からどうぞ。
どんなミュージカル?
観劇記1
観劇記2
観劇記3
観劇記4


5.一番たくさん見に行った年と回数:2005年 3回

2月にシアトルで「Singin' in the Rain」、8月にソーガタックで「What a Glorious Feeling」、12月にボストンで「White Christmas」を見ました。同じ年に、海外から3回も見に行ったことで、一気にお友達度が上がったように思います。
今思えば、まだ若くて、体力があったなと・・・(笑) 特に、12月のボストンは、その少し前に腰を痛めていたので、飛行機で座っているのも辛くて、観劇以外はあまり外出せずにホテルで安静にしてたんで、今だったら、絶対無理だなと思います。


6.一番たくさん見に行った街と劇場:シアトルのThe 5th Avenue Theatre、BroadwayのGerarld Schoenfeld Theatre、チャンハッセンのChanhassen Dinner Theatres(Mary Poppinsもカウントすれば、3回で単独トップ)

全て、2回ずつ、見に行ってます。

本当なら、Mary Poppinsを入れなくても「Chanhassen Dinner Theatresが3回でトップになるはずだったんです。2007年に彼は、初めてチャンハッセンのこの劇場で、「Easter Parade」に主演したんですね。で、ナズもゴールデンウィークに見に行く予定で、チケットまで購入してたんですが、急遽、彼が5/10からニューヨークで別のショーをやることになって、ゴールデンウィークは、ニューヨークでリハーサルをやることになったため、幻の観劇になってしまいました(涙) 

ちなみに、州だったら、圧倒的にミネソタ州ですね。今夏も含め、4回行ってます。


7.一番レアなプロダクション:What a Glorious Feeling

2005年の8月にミシガン州ソーガタックで見た作品です。試演的な興業だったので、小さな町で、わずか19日間しかやっていなかった上に、本来は、その後、本格的に上演を行う予定だったのが、主演女優だったコーリーン・ダンさんの怪我等が重なって、それっきりになってしまいました。ソーガタック周辺以外では、アメリカ国内のファンでも、見に行けた人は少なかったのではないかと思います。関連記事は、下記からどうぞ。
ドーネンってどんな人?
観劇記1
観劇記2
観劇記3
観劇記4
観劇記5
観劇記6


8.彼の演じる複数の役柄を見た作品(アンサンブルを除く):White Christmas A Chorus Line(リバイバル版) Jesus Christ Superstar

White Christmas:2005年12月にボストンで見た時が、Michael君が初めてこの作品に出演した時で、主人公のボブの相棒のフィルを演じていました。翌2006年11-12月にシアトルで見た時は、主人公のボブを演じていました。この後、2008年と2009年にもWhite Christmasに出演していますが、いずれもボブを演じていたので、彼のボブとフィルの両方を見られたのは、とても幸運でした~♪関連記事は、下記からどうぞ。
ボストン観劇記1
ボストン観劇記2
ボストン観劇記3
映画と舞台の違い
シアトル観劇記1
シアトル観劇記2
シアトル観劇記3
シアトル観劇記4


A Chorus Line(リバイバル版):Broadwayでは、彼は、グレッグ役でした。その後、全米ツアーと日本ツアーでは、主役のザックを演じていて、その両方を見ることができました。関連記事は、3と10をご参照下さい。

Jesus Christ Superstarでは、アルバヨ(アルファイ)のジェームズ(ヤコブ)役だったんですが、ナズの滞在中に本来のユダ(ジュダス)役のジャレッドさんという俳優さんがお休みを取ったので、Michael君がユダを演じることになり、彼のユダも見ることができました。関連記事は、下記からどうぞ。
観劇記1
観劇記2
観劇記3
観劇記4
観劇記5
観劇記6
観劇記7
観劇記8


9.「お宝」ベスト3:1位 White Christmas(2006)オープニングナイトギフトのCD  2位 Michael君の初アルバム「The Not So Peaceable Kingdom」  3位 「Anything Goes」のコスチュームのスケッチ原画

1位: 2006年のホリデーシーズン、Michael君主演した「White Chrsitmas」の公演がアメリカの3都市で行われたんですね。ナズが行ったのは、シアトルで、11月25日から12月20日まで上演されていたんですが、ナズが見に行った11月30日がちょうどグランドオープニングのショーだったんです。
終演後、オープニングナイトパーティでは、Michael君が、「White Christmas」の作曲者のアービング・バーリンの曲をいろんなアーティストがカバーしたバージョンを集めて作ったCDが、出席した関係者ヘのギフトとして配られました。もちろん非売品です。
それを、ナズの滞在中最後のショーの終演後、楽屋口でプレゼントしてくれたんです♪CDのジャケットも、彼の手作りのコラージュで、そのコラージュを作る時、以前、ナズが彼にプレゼントした紅葉のシールを使ってくれたんですよ。とても嬉しかったです♪ 記事は、こちらからどうぞ。

2位:作曲も得意なMichael君が、初めて制作したオリジナル曲のアルバムなんです。詩のほうは、A.A.ミルン、ルイス・キャロル等の書いた動物が登場する童謡(詩)なんですが、11曲入っていて、これも、友人等に配った非売品です。
2007年の夏に、ニューヨークに彼が出演中のコーラスラインを見に行った時、アルバムのための曲作りをしていて、できあがったらナズにもくれると言われたんですね。
翌年の3月に完成して4月に日本に送ってくれたので、早速聞いてみたら、明るく楽しい曲もあれば、ミステリアスな曲、コミカルな曲、リズミカルで思わず踊りだしたくなるようなラテン系の曲ありと、実にバラエティに富んだ仕上がりで、とても気に入りました♪ 記事は、こちらからどうぞ。

3位:このデザイン画は、2枚あるんですが、初めて彼のショーを見に行ったカナダのStratfordのFestival Theatreで購入したものです。
この街では、毎年、Stratford Festival of Canadaを開催していて、本来はシェイクスピア劇を上演していたんですが、現在では、ミュージカル、現代劇、前衛的な作品等も上演するようになり、街にある数カ所の劇場が会場となっています。
Michael君の主演していた「Anything Goes」は別の劇場の出し物だったんですが、Festival Theatreが一番大きな劇場で、ショップも一番立派なので、扱っているグッズも多く、その一角の特別室で展示販売していたのが、各ショーの衣装のデザイン画だったんです。
普通、デザイン画の原画を一般の観客が見たり、購入したりするチャンスはないんですが、このフェスティバルでは、デザイナーの方達の収入の助けとなるように、デザイン原画を販売しているんです。
デザイン画が買えると知って、特別室を訪れたナズ、何枚もある原画の中から、Michael君が演じていたビリーという役のものを探し出し、5枚ほどあった中から、気に入った2枚を購入しました。今も、自宅の部屋の壁に、大切に飾ってあります♪ 記事は、こちらこちらから、どうぞ


10.Michael君との一番の思い出:来日ツアー

12回もショーを見ましたし、Broadwayのオリジナルキャストのバイヨーク・リーさん(コニー役)にもお会いできましたし、ショーがお休みの日やマチネの終演後等、彼を連れて、あちこちガイドして歩いたのは、忘れられない思い出です。関連記事は、下記からどうぞ。
東京公演オープニングナイト
日本だけのフィナーレ
細かいところ
こぼれ話
彼のザック
キャストの皆さんあれこれ


11年間、Michael君のショーを見に行き続けて、今、一番強く思うのは、「思い切って、カナダまで見に行って、本当によかった!」ということです。

「行ってみたいな~」とか「やってみたいな~」と思っても、実行できないまま終わってしまうことって、よくありますよね。もし、11年前、「でも、カナダ、遠いし、行ったことないし、チケット買ったりとかめんどうそうだし・・・」とあきらめていたら、彼に直接会うことはないまま、その後、彼がどんな仕事をしたのかとかもわからないまま、たまに「Cats キャッツ」のDVDを見ると、「このマンカストラップ役の俳優さん、好きだったんだよね~。今どうしてるのかな~?」なんて言っているだけで終わってしまったことでしょう。
それが、思い切って見に行ったおかげで、今では、すっかり友人になり、彼以外にも、大勢の演劇関係の友人ができ、劇場関係以外でも、行く先々の街で、お店の人、ホテルの人等、多くの人に出会い、おしゃべりをしたり、親切にしてもらったりと、忘れられない思い出がたくさんできました。

これからも、なるべくたくさん、Michael君の、そしてお友達になった俳優さん達のショーを見に行きたいと思います。きっと、新たな出会いと思い出に残るであろう出来事が待っていることでしょう!
そして、今後も、このブログで観劇記をご紹介していきたいと思っておりますので、これからも、どうぞよろしくお願い致します。


以上、ナズの観劇、あれこれでした~。

2015年7月メアリー・ポピンズ/ミュージックマン観劇記 その8

2015-08-14 12:00:05 | Michael 15 Music Man 他
最終回、観劇記その8です。(写真は、エンドレス・ブリッジから撮った昼間の風景。正面に見えるのが、ストーンアーチ橋で、その奥、左の方に見えるのが、約3,780kmを流れるミシシッピー川で唯一の自然の滝、セントアンソニー滝です。かつて製材や製粉の動力源だったこの滝、今では発電に役立っているそうです。)

23日木曜の朝、天気予報では、もしかすると夜遅くに雷雨になるかも・・・と言っていました! まあ、日本でも、天気予報って、はずれたり、予報がずれ込んで降らなかったりしますけど、イブニングショーを見終わって出てくると、ちょうど、夜遅く・・・。ショッピングついでに、傘を売っているお店を見つけたら、買った方がいいのかもと思いました。

実は、メアリー・ポピンズ編に書き忘れてたんですが、チャンハッセン・ディナー・シアターズで、傘を買っていたんです。 というのも、メアリー・ポピンズの持ち物で忘れてはいけないものの一つが、オウムの柄のこうもり傘なんですね。ステージ版の中では、ただの傘なんですが、童話の中では、この傘がしゃべるんです。子供の頃、本を読んで、この傘にとても憧れたナズ、劇場の売店で夢にまで見た傘を売っていて、しかも、なかなか品質がいいのを見て、深く考えずに衝動買いしちゃったんですね。(ディズニーのプロダクションなので、作品のグッズは、ディズニーの監修で、品質は保証付だそうで、ミシェルさん曰く、ステージで、アンさん演じるメアリー・ポピンズも、この売店で売っているのと同じ傘を使っているんだそうです。)
ところが、ホテルに戻ってみれば、スーツケースの高さより、傘のほうが長かった(折り畳みじゃなく、長い普通の傘だったので)という落ち・・・(苦笑) 日本への道中、荷物が増えるのもいやだったので、ミネアポリスに着いてから、郵便局に寄って、日本に発送しちゃったんです。あわてて発送しなければ、空模様の心配をしなくてもよかったのにね~。
まあ、過ぎてしまったことをクヨクヨ考えても始まりませんから、あとは、送った傘が、破損せずに無事日本の自宅に届くことを祈りました。(そして、下の写真が、帰国後、10日ほど経ってから、壊れもせず、ちゃんと届いた傘の柄の部分をアップにしたものです。無事届いて、よかった~♪)


まずホテルのフロントに寄って、翌日、空港へ向かう車の予約をしてから、9時半頃にホテルを出たナズ、また歩いて、ニコレットモールに向かいました。朝のうちは、まだ日差しがそんなにきつくないので、散歩していても気持ちがよかったです。
火曜日にメイシーズのバッグ売り場で見かけたポシェットが気になったので、まずはメイシーズに行き、もう一度見てみたら、やっぱりほしかったので、これをゲット!他の売り場もいろいろ見て回りました~。
ランチは、メイシーズの地下のフードコートで、スパイシーチキンサラダとフルーツを食べました。日本のデパートと違って、アメリカのデパートには、フードコートはあっても、お総菜売り場は設置されていない印象があったんですが、ここには、中華やピザのブースが並ぶフードコートの一角に、サラダやフルーツ、ローストチキンやフライドチキン、アジアン風のスパイシーフード等が、ショーケースの中の大皿に盛られていて、お客さんの希望の量をプラスティックの容器に取り分けてくれる、いわゆるお総菜売り場がありました~。もちろん日本のデパ地下の豪華さとは比べものになりませんが、好きなものを好きなだけ取り分けてもらえるって、便利ですよね~。
ランチのあとは、ぶらぶらと近くのモールを見て歩きました。傘を売っているお店は見つからなかったので、「まあ、降らないかも知れないしね~」とあきらめて、ホテルへ向かいました。
途中の「Izakaya 居酒屋」のテラス席にランチを食べている人が何人かいたので、どんなランチだろうと見てみたら、重箱風で、中がいくつかに区切られたお弁当箱に入っている幕の内弁当のようなのを食べていましたよ。

ホテルの部屋に戻ったのは、3時近くだったんですが、朝、出掛ける時に、廊下で会ったハウスキーピングの人に、「午後2時には戻りたいから、1時半までに済ませてもらいたい」とお願いしたら、「大丈夫、やっておきます」と言われたのに、部屋の中は、朝、出掛けた時のまんま・・・。 「どうせ明日までだし、もう、いいや~。」と思って、表のドアノブに「Don’t Disturb.」の札をかけておきました。
少しして、飲み物でも買いに下へ下りようかとドアを開けると、ナズの部屋の前で、ハウスキーピングの女性2人が、なにやら相談中。
年上のほうの女性から「部屋の掃除は、しなくていいんでしょうか?」と聞かれたので、「朝、男性の人に『午後1時半までに済ませてほしい』って頼んで、OKしてくれたのに、終わってなかったから、もういいです。」と答えました。
そしたら、その人は、スタッフのチーフのような立場だったようで、謝ってくれて、「今からでもよろしかったら、やらせて下さい。もし、今では都合が悪いようなら、都合のいい時間にやりますが。」と言ってくれました。「今は、帰ってきたばかりなんで部屋を出たくないから、夜7時過ぎに出掛けるので、それからでも大丈夫ですか?」と尋ねたら、それでも大丈夫と言うので、お願いすることにしました。その女性曰く、「仕事をいい加減にするスタッフが何人かいることには以前から頭を悩ませているので、今回のことは、必ず上司に報告します。」とのことでした。
アドバイスとして、「チェックインタイムまでには、全室、掃除が終わっているようにすべきでは?」と伝えたら、検討すると言っていたので、次にガスリー劇場に観劇に行く時までに、改善されてるといいな~! あまり、期待はしてないけど~(苦笑)

買ってきたサラダとパンで夕食を済ませ、7時ちょっと前に部屋を出ました。これで最後か~と思いながら、劇場の売店にふと立ち寄ると、なんと、何かのショーのグッズなんでしょうか、人型のデザインの折り畳み傘を売っているじゃないですか~!ちょっと面白いデザインだったし、記念にもなるんで、購入しました。売店の店員さんと、「今夜、これを使わなくて済むといいですね~!」と話しながら。(笑)
早速、Facebookに、「雷雨かも知れないって言うから、傘を探してたんだけど、劇場で売ってた!今回、チャンハッセンとミネアポリス、両方の劇場で、傘を買っちゃった~!」と、傘の写真をアップしました♪ 下が、その傘の写真です。可愛いでしょ♪ 現在、ナズの会社のロッカーに、置き傘として入ってます♪


いよいよ最後のショーです!いつも通り、昼間のうちにFacebookで、座席の告知を済ませておいたんですが(笑)、この晩の席は、Aisle 4, Row A, Seat 305でした。火曜日の時がAisle 4, Row A, Seat 307でしたから、そこより2席、中央よりの最前列。最後のショーには、打ってつけの席でした。
ちなみに、劇場のFacebookで、ショーの写真を紹介しているので、皆さんにも雰囲気が伝わるように、ご紹介しますね。写真のタイトルをクリックしていただくと、それぞれの写真をごらんいただけます。

いろいろな衣装を身につけたヒロイン:マリアン(ステーシーさん)(左上の写真で、マリアンと一緒に写っている女の子が、アマリリス役のナタリーちゃんです。)
ハロルド・ヒル(ダニーさん)と台詞の一節
マーセラス(リチャードさん)と衣装のデザイン画
映画撮影中の女優のローラ・ダーンさんが楽屋に来た時の写真(ダニーさん、リチャードさんと)
アカペラカルテット(学校の役員達)と衣装のデザイン画
ハロルド・ヒル(ダニーさん)と衣装のデザイン画
独立記念日のシーン(中央にいるのが、町長夫人役のバーバラさん)


ショーが始まり、ナズは、叫びまくりましたよ~(笑)他のお客さんも盛り上がって歓声を上げる人が何人かいたので、ホントに素晴らしいショーになりました。 ブランドン君も、素晴らしかったです♪ ラストは、もちろんスタンディング・オベーション!勢揃いしたキャストのキラキラと輝く誇らしげな笑顔は最高で、いまだにナズの脳裏にしっかりと焼き付いています♪

終演後のロビーでは、大勢のキャストに会えました。仲良しのアダム君やウェス君とも、ちゃんと挨拶できましたし、ブランドン君とも会えました。「今夜が最後だなんて、寂しいな~!明日、帰っちゃうんだよね。気を付けてね。」との言葉に、「まだ帰りたくない~!なるべく早く戻ってきて、またみんなのショーを見るからね!」と答えました。「そうだね、待っているよ!」と、アダム君やウェス君はじめ、地元の俳優さん達。ニューヨークが本拠地のブランドン君は、「僕も、なるべくたくさん、ミネアポリスで仕事できるようにするよ!」と言ってくれました♪ 下が、彼らの写真です。
アダム君


ウェス君


ブランドン君


Michael君とトニーさんが、「最後の晩だから」とまたバーに誘ってくれたので、小一時間ほど、バーでおしゃべりをしました。
「また、傘、買ったんだって?(笑)」とトニーさん。Facebookを見たんですね。「そうなの、これ~!」と傘を出して見せると、「なかなか、いいじゃないか。」とMichael君。「両方の劇場で、傘、買っちゃった!これからは、行く先々の劇場で、傘を買おうかな?(笑)」とナズ。「新しいコレクションってわけだね(笑)」とMichael君。
ひとしきりおしゃべりしたあと、その晩も、2人は、ナズをホテルまで送ってくれました。天気予報ははずれたようで、曇ってはいるものの、雨は降っていませんでした。
「いろいろ、ありがとう!おかげで、とても楽しい滞在になったわ♪」とお礼を言うと、「とんでもない、こっちこそ楽しかったよ!遠くから見に来てくれて、ありがとう!」とMichael君。トニーさんも「毎晩、応援してくれて、本当にありがとう!明日は、いいフライトになるといいね。」と言ってくれました。また2人のショーを見に、必ず戻ってくると約束して、お別れをしました~。

部屋に戻ったナズは、着替えを済ませ、一通り、荷作りを済ませ、翌日に備えて、早めにベッドに入りました。
翌朝、目を覚まして、ブラインドを開けると、どうやら明け方頃に雨が降ったようでした。 午後1時過ぎのフライトだったんですが、何度も利用している空港で、お気に入りのお店が何軒かあったので、9時過ぎに車をお願いしてありました。ミネアポリスは、チャンハッセンと違って、空港に近く、ブルーラインという路面電車で行き来できるのですが、腰痛持ちのナズは、車で行くことにしました。
10時前には空港に着いたナズ、タブレットで前日のうちにチェックインをしてあったんですが、画面を機械の読み取り部分にかざすのに、スマホを想定していて、上を向いた読み取り機に、タブレットの画面を下に向けてかざさなくてはならず、裏返すと画面が消えちゃったりして、ちょっと一苦労。次から、普通にチェックインしよう・・・と思いました(苦笑)

手荷物検査を済ませ、お買い物タイムです♪(笑)アメリカの大きな空港は、手荷物検査後のショッピングエリアが充実してるんです。免税店だけでなく、おみやげ物、ブティック、旅行用品、時計、バッグ等いろいろ。飲食店も、美味しいお店が何軒もあって、乗り継ぎに時間がかかる人も、これなら退屈しません。ナズも、以前、シカゴのオヘア空港で4時間待ったことがありますが、あちこちお店をのぞいて、大好きなメキシコ料理を食べて、けっこう楽しく過ごせました♪
成田空港は、出国手続き前のエリアには、けっこうお店があるけど、そこを過ぎちゃうと、免税店とちょっとした売店しかないし、飲食店も、ホットドックとかラーメンとか、軽食スナックみたいなのしかないんで、もうちょっとお店やレストランを増やしてほしいと思います。

ナズのお気に入りの店は、ミネソタの名物(なかなかステキな絵のTシャツとか、地元産のチョコレートとか)のお店や、ネイティブ・アメリカンのグッズのお店、バッグのお店、ブティック等で、買い物が増えてもいいように手荷物のリュックを軽くしてきたのに、たちまちパンパンになってしまいました(笑)
搭乗口のところには、白いテーブルが並んでいて、各テーブルに無料で使えるiPadが置いてあります。ゲームやネット検索をしてもいいし、すぐ横のカフェとつながっていて、iPadからオーダーすることもできます。進んでる~!
自分のタブレットで、Facebookに、買ったバッグ の写真や搭乗口の写真をアップしているうちに搭乗時間になり、機内へと乗り込みました。

取り立てて問題もなく、スムーズに成田に着きましたが、行きも帰りも、グルテン・フリーの特別食を頼んでたんですね。日本発の便は、なかなか美味しかったんですけど、アメリカ発のほうは、パサパサのパンばかり出て、料理の味も、ほとんどされてないような味気ない内容だったのが残念でした。
帰国したのが7/25の土曜日で、次の日曜日もお休みだったので、重いスーツケースは、宅配便で送り、リュックとショルダーだけで成田エクスプレスに乗り込み、早速、Facebookで「無事、帰国しました!」と報告しました~。日本時間で、すでに夕方の4時を回ってたので、アメリカでは、同じ25日の午前2時過ぎくらいだったと思うんですが、何人かが、すぐに「いいね」してくれました♪ Facebookって、いいな~♪

以上、ずいぶん長くなってしまいましたが、2015年7月メアリー・ポピンズ/ミュージックマン観劇記でした~!最後までおつきあい下さった皆様、本当にありがとうございました。
2004年の夏、初めてMichael君のショーを見に、カナダのストラトフォードまで行ってから、丸11年。その間には、Michael君のほうが来日してくれたりと、いろいろなことがありました。これからも、できるだけたくさん、彼のショーを見たいと思っております。見に行けた時には、また観劇記を書かせていただこうと思っていますので、その際には、ぜひともご高覧賜れれば幸いです~! これからも、よろしくお願い致します♪

2015年7月メアリー・ポピンズ/ミュージックマン観劇記 その7

2015-08-12 12:00:11 | Michael 15 Music Man 他
滞在も残りわずか、観劇記その7です。(写真は、ガスリー劇場内の天井に投影されている、劇場の過去の上演作品の画像です。他にも、建物内外の壁に投影されているものもあるんですが、外壁のは、ビルの壁面が濃紺なためとカーブしているために見づらく、また建物内のは、薄暗い中に、輪郭がぼやけた感じで浮かぶように投影されているので、昼間とかあまり人のいない時等に見ると、幽霊っぽくて、ちょっとドキッとしちゃいます〔笑〕

22日の水曜日は、マチネとイブニング、2回ショーを見るので、ちょっと忙しい。楽しい旅も終盤、翌々日には、もう日本に向けて帰路に就くので、午前中は、少し荷作りをして過ごしました。
ショーを見ていることが多いため、あまり買い物をしていないので、荷物もそれほど増えていなかったので、けっこうゆとりがありました。もうちょっと買い物しても大丈夫そうだったので、木曜の昼間は、またニコレットモールに行ってみようかな~と思いました。
ランチは、前の晩にホテルの売店で買っておいたサラダとパンで済ませました。けっこう品揃えが豊富で、サラダもサンドイッチも、何種類もあるし、ドレッシングも選べて、便利です♪ 飲み物も、ミネラルウォーター、炭酸類、ジュースといろいろあるし、他にもヨーグルト、ペストリー、クッキー、スナック等もありました。滞在中のホテルですから、キャッシュで払ってもいいし、部屋の勘定に付けておいてまとめて精算もできます。
コカコーラが、日本でもいろんな名前をボトルに入れて、「自分の名前を探そう!」みたいなキャンペーンをやっていますが、アメリカでもやっていました。さすがに日本人の名前はないので、お友達の俳優さん達の名前を探してみたんですが、意外となくて、見つかったのは、Michael君(マイケル・グルーバー)のだけでした。下の写真が、そのボトルです。


ランチを食べながら、Facebookに「今日のナズの座席」情報をアップ(笑)マチネは、最初の時と同じ、ステージに向かって左端のAisle 1で、前から3列目の Row C、座席番号は Seat 103なので、通路から3つ目でした。そして、イブニングは、ステージのほぼ正面のAisle 3で、マチネと同じ3列目の Row C、客席中央の俳優さん達が楽屋へ行ける階段のある通路2のすぐ横の座席のSeat 205でした。マチネは、1時からでしたので、12時半頃、ホテルを出ました。ホテルが近いって、ホントに便利です♪ 

「The Music Man」を上演しているWurtele Thrust Stageは、客席の構造も変わっていて、ステージに向かって左側の端の通路1から、花道の横の通路4までの間にある客席は、普通の劇場のように、上のバルコニー席と、下のいわゆるオーケストラ席が別れていて、バルコニー席は、5階の入り口から入場し、オーケストラ席は、4階の入り口から入場するようになっているんですが、花道の向こう側、ステージに向かって右側の2区画は、5階にしか出入り口がないんです。なので、その区画の前のほうの席の人は、5階から入場して、1フロア分の階段をえっちらおっちらと下りてこなくてはいけない・・・。お年寄りのお客さんがとても多いから、端から見ていても、入退場に時間がかかって、すごく大変そうでした。
同じように花道みたいな通路がある劇場でも、開演前・休憩中・終演後は、花道のところの踏み板を上げて、お客さんがそこを通って出入りしていいような構造にしているところもあるので、何か一工夫あってもいいのではないかと思いました。

この回は、マチネだったんですが、なかなか盛り上がりましたよ。ナズの他にも「ホォ~~ッ!」と声を上げている人もいて、ナズも叫びやすかったです(笑)キャストも、ナズが声援を送るってもうわかっているんで、それを見越して長めにポーズを決める・・・みたいなところがあって、ショーに参加してる~って感じで、楽しかったです♪ ナズのほうも、4回目なので、聞き取りにくかった部分の台詞もだいぶ聞き取れるようになって、よりおもしろさがわかるようになりました。もちろんラストは、スタンディング・オベーションでした♪
インターミッション中に、Facebookに「マチネのインターミッション中!『The Music Man』最高~!」と書いたら、すぐに出演者の何人かが「いいね」をクリックしてくれましたよ♪ 
終演後は、ワンちゃん達が待ってるからいったん家に戻るというMichael君とトニーさんに挨拶をしました。「夜のショーのあと、見に来てくれる友達とバーで飲む約束をしてるんだけど、君も来られる?」と誘ってもらったので、喜んで参加させてもらうことにしました。「じゃあ、また夜に~!」

イブニングは、7時半からでしたから、まだだいぶ時間があったので、少し散歩をしたあと、いったんホテルに戻って一休みしました。買っておいたペストリーやフルーツやヨーグルトがあったんで、夕食はそれで済ませました。
片づけをしたり、何だかんだバタバタしてるうちに、気づけば、7時ちょっと過ぎ!あわててホテルを飛び出しましたが、余裕で間に合い、ちゃんとトイレを済ませる時間もありました♪ すぐそばのホテルって、素晴らしい~♪

イブニングの座席の205は、ステージほぼ中央の通路2のところにある、俳優さんが楽屋への出入りに使う通路のすぐ脇なので、一番端の座席なんですが、俳優さん用の通路との境に柵があるために、入退場は、通路3の側からしかできないようになっています。入退場の時にちょっと不便なんですが、その代わり、前寄りの席だと、柵からのぞき込むようにすると、他の席からは見えにくい俳優さんの出入りが至近距離でよく見えて、とても面白かったです♪

大歓声を受けて、毎回毎回、ショーは、素晴らしくなっていきます。1回しか見ないとわからないですが、続けて何回も見ていると、観客の反応がいいと、こんなにも違うんだということがよくわかります。ライヴパフォーマンスは、まさしく生き物ですね。ステージと客席の息がピッタリ合うと、予想を超えた素晴らしいパフォーマンスが生まれるんです。
逆に、マナーやルールを守らなかったり、素晴らしい演技に無反応だったりすれば、ショーも色褪せてしまいます。観客の協力無しには、そのショーの真価を見ることはできないんだと思います。素晴らしいパフォーマンスを見られた時、その場にいることができたことが、ホントに嬉しいし、誇らしいです。どうせ見るのなら、最高のショーが見たいですよね。最高なショーに相応しい最高の観客になって、二度とない、その貴重な瞬間を心に刻みつけたいものですね。

ラストの見せ場では、ブランドン君が頑張ってくれましたよ! 毎回同じに演じるのではなく、いろいろ工夫しているのがよくわかりました。ナズの歓声を受けて、彼の誇らしげな顔が、まぶしいばかりに輝いていました♪
最後に俳優さん達が退場する時に、彼は、通路2のところの階段から退場するんですが、この晩は、ナズの横に来た時に、ナズのほうに両手の平を広げて差し出してくれたので、「Give me five!」ならぬ「Give me ten!」で、彼と、両手の平を叩き合いました♪ イェイ♪

下のロビーで待っていると、Michael君とトニーさんが下りてきました。ステーシーさんも、白いワンちゃんを抱いて下りてきたので、「日曜日は、まさかあなたがマリアンを演じてるって知らなくて・・・。素晴らしいショーをありがとう!」と声をかけると、「私も、あなただって知らなかったわ(笑)声援をありがとう!」とにっこり笑って、答えて下さいました。人懐っこいワンちゃんは、ステーシーさんに抱っこされたまま、からだを乗り出して、ナズの顔を舐める、舐める!(笑)ナズがよけないもんだから、ここぞとばかりに、舐めまくってました(笑)ご自分も犬を飼っていらっしゃるバーバラさんもそばに来て、ワンちゃんを、愛おしそうに撫でてあげていましたよ。

バーバラさんも一緒に劇場の1階にあるバーに向かいながら、トニーさんが「子役の子がね、不思議そうに、僕に言うんだよ。『客席に、毎晩、見に来ている女の人がいるの。毎晩、欠かさずよ!』ってね。『その人は、日本人だった?』って聞いてみたら、そうだって言うから、『それは、僕の友達なんだよ。』って答えたら、『客席の、あちこちから見てるのよ。』って言ってたよ(笑)」と教えてくれました。子役のお子さんまで、気づいてくれてるんだと思って、「そんなに客席って、ステージからよく見えるの?」と尋ねてみたら、「ああ、見えるよ。特に君は、前寄りの席で、毎晩、歓声を上げて、僕らをサポートしてくれてるからね♪」と、答えてくれました。

バーで待っていたMichael君のお友達は、ニューヨーク等で活躍している舞台監督の方で、Michael君もその方の作品に出演したことがあるのだそうです。ニューヨーク組のマーセラス役のリチャード・ルイスさんも、ご一緒でした。この晩は、トニーさんのお友達もショーを見に来られていましたよ。みんなでフライドポテトをつまみながら、ショーの話、ニューヨークの話が弾んでいました。
1時間くらいおしゃべりしたでしょうか。監督の方が翌日は地元に帰られるというので、あまり遅くまで引き留めては申し訳ないということで、お開きになりました。その方をお見送りしたあと、Michael君達が、ナズをホテルまで送ってくれました。
「明日は、僕達、リハーサルがあるんだけど、君はどうするの?」とMichael君。「ショッピング~!」と元気に答えるナズの声に、2人が大笑い。「楽しい買い物になるといいね。」とトニーさん。「明日で、最後だね。なんだか、あっと言う間だったね~!」とMichael君。ホントに、楽しい時間の過ぎ去るのは、なんて早いんでしょう!翌日の23日の木曜も、ショーのあとに会うことを約束して、お別れしました。

楽しい観劇も、残すところ、あと1回になり、心の中は、「まだ帰りたくない!」という思いでいっぱいでした。実質、最終日となる木曜日、無駄にせず、楽しく過ごそうと思いました。

最後の観劇と帰りの道中は、最終回のその8に続きます~。よろしくお願いします!

2015年7月メアリー・ポピンズ/ミュージックマン観劇記 その6

2015-08-10 12:00:10 | Michael 15 Music Man 他
滞在5日目、観劇記その6です。(写真は、ショーのインターミッションの時に、Endless Brigeから撮った夕暮れのストーンアーチ橋とミシシッピー川です。ステキな眺めですよね♪)

翌21日の火曜日、部屋でサラダの朝食を済ませたナズは、ショッピングを楽しもうと、ニコレットモールという、デパートやモールが並んでいるショッピングストリートへ歩いて行きました。Aloftからは、2キロほどだったでしょうか。別に歩かなくても、電車もあるんですが、お散歩大好きなナズとしては、歩きたい気分だったし、このくらいの距離なら、軽いお散歩にちょうどよかったので。乗り物で、点から点へ動くより、自分の足で歩いて移動すると、ホントにその街にいるんだという実感が湧くし、思いもかけない面白いお店を見つけたりして、楽しいんですよね♪
途中、「Izakaya」なんて看板の出ているお店もあり、店の前にはテラス席もありました。「おお、居酒屋!ランチもやるんだ~!どんなランチだろう~!」なんて、街並みを楽しむうちにニコレットモールに到着しました。

冬はとても寒くなるミネアポリスでは、いちいち外に出なくてもとなりのビルに行けるように、各ビルの2階に、となりのビルと行き来できるスカイウェイという渡り廊下が設置されているんです。とても便利ではあるんですが、四方のビルそれぞれに通路が延びているので、不慣れな旅行者は、ボ~ッと歩いていると、自分がどっちのビルから来たのかわからなくなってしまいます。ナズも、ふと目にとまったビルから、スカイウェイを使って、デパートのメイシーズの方へ行ったんですが、戻る時、ちょっととまどっちゃいました(苦笑)
あちこちのお店が、夏の大セール中!メイシーズの売り場も、30%オフ、40%オフがごろごろ!半額のものもありました! セール、大好き~♪

テキサスのほうのメーカーだという売り場で、ブラウンの袖無しのTシャツの肩に同色のケープのような布が付いているのを見つけました。売り場の人に聞いたら、「夏場、冷房が辛い時があるでしょ。その時、このケープの部分を下ろせば、冷房対策になるのよ。」とのこと。暑がりな人が多いアメリカでも、冷房に悩む女性は多いんですね~!デザインも面白かったし、色も気に入ったので、買うことにしました。
近くの売り場で、ほとんど白に近いグレーで、カジュアルなデザインなんだけど、胸元や袖のところがレースになっているワンピースを見つけ、いいな~と思って手にとってみると、何と50%オフ!これも、買っちゃいました♪ ホントは、メイシーズの会員になるとお得らしいんですが、アメリカに住んでいないと入れないようだったので、ちょっと残念!
ロングのワンピースとかも売ってたんですが、身長が170センチあるナズでも、かなり裾を引きずっちゃうのも多くて、そういうデザインなのかも知れないですが、自分のドレスで床掃除はしたくないな~と思って、買いませんでした。

買い物大好きなので、何時間でもデパートやモールで過ごせますが、ふと時計を見ると、もう1時近く!入ってきたのと同じスカイウェイをどうにか見つけて、元のビルまで戻り、そこのフードコートで、ヘルシーサラダブリトーと野菜ジュースのランチを食べました。ナズは、もう決まっているメニューから選んだんですが、サラダをオーダーする場合、このお店では、メニューの一覧を書いた紙が置いてあって、自分の食べたい野菜の欄にチェックを書き込むと、オリジナルサラダが作れるというサービスもやっていました。ちょうどお昼休みだったのか、近くのビジネスマン風の人達で、かなり混んでいました。

おなかがいっぱいになったナズ、来た時と同じ道を、ぶらぶらとホテルの方へと歩いて行きました。午前中と違って、午後は、日差しがきつかったけど、日焼け止めは、ばっちり塗ってたし、風がけっこう吹いてて思いの外涼しかったので、そんなに辛くはなかったです。
ホテルの部屋は、ハウスキーピングが終わってなかったんですが、廊下にいた係りの人と話したら、3時過ぎにナズが外出したあとにやっておいてくれるとのことだったので、お願いしました。
しばらく部屋で涼んで、3時にロビーへと下りました。ちょっと待つと、トニーさんの運転する車が来たのが見えたので、外へ出て、助手席に乗らせてもらいました。
トニーさんによれば、リハーサルは、うまくいったそうで、ブランドン君、なかなか頑張っていたそうです。ダンスキャプテンは、大変だけれど、とてもやり甲斐があるそうで、振付などを教える立場になるので、一人一人個性の違うキャスト達に、どうすればうまく教えられるかをいろいろ工夫しているのだと話してくれました。

そんなことを話すうちに、Michael君とトニーさんのお宅に着きました。
「やあ、よく来たね、ナズ!」とドアを開けてくれたMichael君の足下をすり抜けて、2匹のミニチュアダックスフンドが駆け出してきました。といっても、ナズを迎えに来てくれたわけではなく、単に外に出たかっただけ・・・(笑)
「暑いだろう。早く中に入って!」
日本人なので、ホテルとかはともかく、個人のお宅に上がるのに、土足のままなのは気が引けるんですが、まあ習慣の違いなので、ドアマットでサンダルの底をよくぬぐってから上がらせてもらいました。
床に座り込んだナズのそばに2匹が寄ってきて、「誰だ、こいつ!?」という感じで、くんくんにおいを嗅ぎます。当然のことながら、2年前に一度会ってることなんか、忘れちゃってました。でも、どうにか怪しいヤツではないと納得してくれたのか、2匹とも撫でさせてくれましたよ♪ よかった~♪

Michael君は、ガーデニングも得意で、お庭には、きれいな花がたくさん咲いていました!ホントに、何でもできる人なんです♪
気持ちのいい午後だったので、パテオのテーブルで、レモネードを飲みながら、ワンちゃん達をかまいつつ、おしゃべりを楽しみました♪
「午前中は、何をしたの?」とMichael君に聞かれ、「ショッピング~!」とナズ。サマーセール中で、割引が大きくて、嬉しかったことや、ワンピースとTシャツを買ったこと、ヘルシーなブリトーをランチに食べたことなどを話しました。

もちろん、ショーのことも話しましたよ。リバー・シティの住人を演じている時のMichael君は、少年バンドに参加する男の子の父親という設定になっています。トニーさんは、インタビュー記事にも書いてありましたが、一男一女の父という設定で、娘のほうはアマリリスという少女で子役の女の子が演じているんですが、息子のほうは、何と、アダム君なんだそうです!
また、この作品は、少年バンドのお話なので、キャストに子供が多く、役名や台詞のある子供以外にも十数名の子供が楽屋にいるので、楽屋は、毎日が遠足のような賑やかさなんだとか。子供達を3つのグループに分けて、それを世話する係が用意され、時には、子供達を公園に連れて行ったりもしているのだそうです。
そして、木曜日には、またリハーサルがあるんだとのことでした。

ディナーには、トニーさんがソーセージを焼いてくれました。キャベツのサラダとポテトのサラダ、インゲンをゆでたのをつけ合わせに、みんなで美味しくいただきました♪
ワンちゃん達もほしそうに見てはいましたが、ちゃんとしつけられているんでしょうね。無理に取ろうとしたり、膝に上がろうとしたりとかはせず、じきにあきらめて、庭で遊び始めました。
食事のあと、またひとしきりおしゃべりを楽しんだんですが、時計を見ると、もう6時!ショーの準備があるMichael君達は、そろそろ劇場へ向かわないと行けない時間でした。ご主人様達が出掛けてしまう気配を察してか、ワンちゃん達は落ち着かない様子でした。窓からじっと見送るワンちゃん達に手を振りながら、車で劇場へと向かいました。
Michael君とトニーさんは、そのまま劇場入りしましたが、ショーが始まる7時半までは、まだ1時間ちょっとあったので、ナズは、ホテルに戻って、一休み。午前中買った、薄いグレーのワンピースに着替えて、劇場に行きました。

この日の席は、Aisle 4, Row A, Seat 307。また最前列でした。もちろん午前中のうちに、Facebookで、「今日は、ここから見てるからね~!」と告知済み♪(笑)今回の観劇の中で、一番右よりの席で、花道の隣接した4番通路のすぐ横でした。この辺りは、ステージと客席の間のスペースがとても狭くなっていて、最前列のお客さんがちょっと足をのばしたりすると、ステージの端の3段ある階段の1番下のステップに乗ってしまうくらいなんです。しかも、花道の周辺は、大勢の俳優さんが出たり入ったりするので、たまに、お客さんの足につまずきそうになっていて、ちょっと危ないな~と思いました。

ステージが、広場や体育館のシーンでは、ヒルや町長が演説したりしている時、他の俳優さん達がステージの端に来て立ったり座ったりして聞いているんですけど、最前列だと、俳優さんとの距離が、となりに座っているお客さんと同じくらい近いこともあって、ちょっと得した気分でした♪ また最前列なので、アダム君やウェス君といったおなじみのキャストとも、ときおり目があって微笑み合ったりもできて、やっぱり、ステージの近くで見るって楽しいです♪

トミー役のブランドン君は、ラスト近くに見せ場のシーンがあるんです。日曜日に、その見せ場のシーンで、ナズが「ホォゥ~~ッ!」と叫んで応援したのと、終演後に会った時に「あなたのシーン、本当に素晴らしかったわ♪」と伝えたのが嬉しかったんでしょうか、出てきた時に、ちょっとナズの席のほうを見てくれて、ナズと目が合うと、にっこり笑ってくれました♪日曜日の演技も素晴らしかったんですが、この日は、さらに熱がこもって、素晴らしいパフォーマンスでした。

日曜日のイブニングもそうだったんですが、この日も、最後のキャストの挨拶の時は、スタンディング・オベーションでした。ナズも、拍手喝采!キャストの方達も、とても誇らしげで、嬉しそうでした♪
キャストがステージを去って、クロージングの演奏が終わった時、ナズが「ホォ~ッ!」と叫んだら、ちょうど他の歓声が止んだタイミングだったので、指揮をしていたアンドリューさんにナズの声がよく聞こえたらしく、「おや?」というように振り向いてくれて、目が合いました。ナズが手を振ると、誰だか気づいてくれたようで、「久しぶり!」という感じで、手を振り返してくれました♪

終演後、ロビーで待っていると、下りてきたMichael君とトニーさんに、「ナズ、ディレクターを紹介するよ。」と、The Music Manの監督をされているジョン・ミラー-ステファニーさんを紹介されました。以前、Michael君がガスリー劇場に出演した時の「ローマの休日 Roman Holiday」の時も監督をなさっていた方です。握手しながら「初めまして、お会いできて嬉しいです。」と言うと、「サポートをありがとう!おかげで、ショーがとても盛り上がってますよ。」とジョンさん。Michael君が、「日曜に、もう2回見てくれてて、今日が3回目なんだよ」と言うと、トニーさんも「あと3回、見てくれるんだ!」
「あと、3回!てことは、全部で6回も!いや~、すごい!そんなに見てもらえるなんて、光栄だ!お会いできて、よかったです。これからも、ショーを楽しんで下さいね。」と言って、ジョンさんが、また握手してくれました♪
アダム君やマサイアスさんともおしゃべりしました。マサイアスさんは、以前、日本に来たことがあって、東京ディズニー・リゾートのショーに出演していたと話してくれました。ミネアポリスに限らず、カナダとかニューヨークとかでも、東京ディズニーランドや東京ディズニーシーでショーに出演していたという若い俳優さんが、たくさんいるんですよね。もしかすると、Broadwayの明日の大スターを見ているのかも知れないですから、「東京ディズニー・リゾートに行ったら、ショーをしっかり見てこないと!」ですね~!

Michael君とトニーさんが、ナズをホテルまで送ってくれました。「明日は、ショーが2回あるから、忙しいんだ。」と2人。「私も~!私も、ショーが2回!」とナズ。3人で、大笑い。「また明日、マチネのあと、会おうね。」と約束して、お別れしました~。
今回の旅行は、7泊とけっこう長めだったんですが、もうあと3泊。ショーも、水曜の2回と木曜の1回を残すのみです。いつも、滞在の半ばを過ぎたこの辺りから、寂しさが出て来るんですよね~。残り少なくなった滞在を、思いっきり楽しもうと思いつつ、ベッドに入ったナズでした。

観劇記その7に続きます。よろしくお願いします~。

2015年7月メアリー・ポピンズ/ミュージックマン観劇記 その5

2015-08-08 00:00:07 | Michael 15 Music Man 他
観劇記その5です。と、言っても、この日は、ショーがお休みの月曜だったので、観劇はしなかったんですけど・・・(笑)(写真は、20日の月曜日に行ったスティルウォーターで撮りました。とてもいい天気だったので、空の青が川面に映って、すごくきれいでした♪)

日本では、海の日の7/20。月曜日なので、劇場は、お休みですが、ミネアポリスの街は、普通のウィークデーです。ナズが行く前の週は、かなり暑かったらしいんですが、滞在中は、猛暑ということはなく、からっとして、朝夕は涼しく、けっこう過ごしやすかったです。
ナズが滞在していた間は、東海岸の方が猛暑で大変だったみたいです。冷房の使いすぎから電力消費量が上がって停電の危険も出ていたようでした。

ホテルのナズの部屋の側は、マンションを建築中の建設現場に面していて、朝の7時くらいから勤勉に作業を始めていましたよ。防音になっているのか、特にうるさいということもなく、ショベルカーが土を削り取ってトラックに積んでいる様子が、何となく面白くて、売店で買っておいたサラダを食べながら、窓から見ていました♪
市内では、巨大なフットボール競技場も建設中で、ナズの部屋からは見えませんでしたが、Michael君達と車で移動している時等に建築現場を目にしました。フットボールファンには楽しみなんでしょうけど、街の中心部に大勢の人が集まる施設ができると、駐車場とか道路の渋滞とか、いろいろ大変ですよね。オリンピックを控えている東京も、人ごとじゃないですけど。箱ものって、作ってしまったあとも、維持費がかかって大変ですもんね。その場の盛り上がりで、無意味に派手な建物を作るより、あとあとのことまで視野に入れて、地道で堅実な計画を立ててほしいものです。

すぐにでもMichael君(マイケル・グルーバー)お勧めのアイスクリーム屋さんに行ってみたかったのですが、朝早くからは開いてないと思ったので、テレビでお気に入りのウェザーチャンネルを見たりしながら過ごし、10時半くらいにぶらぶらと出掛けました。
お待ちかねのアイスクリーム屋さんに行ってみましたが、11時開店で、まだ少し時間があったので、となりのゴールドメダル公園をぶらぶらして時間をつぶしました。
この公園は、ミネソタで発見されたダコタ・インディアンの埋葬塚を模して、2007年の5月に作られた、ミネアポリス市立の公園だそうです。全面が芝生に覆われていて、木もたくさんあり、かつては製粉工場がたくさんあったことから、今でも「The Mill District」と呼ばれているガスリー劇場周辺の人々の憩いの場になっているようです。公園中央には、小高い丘が作られていて、らせん状に敷かれた道を上って行ったんですが、なかなかいい眺めでしたよ♪ 
劇場を挟んで、公園の反対側の方には、Mill City Museumという、かつては世界最大と言われていたワッシュバーンA製粉所を改装して作られた博物館があります。2003年にオープンしたそうで、1880年から半世紀に渡って製粉の街として栄えていたミネアポリスの歴史を展示しているそうです。

開店時間になったので、アイスクリーム屋さんに行ってみると、ちゃんとオープンしていました♪ (下の写真が、お店の正面の写真です。)

このアイスクリーム屋さんは、ミシシッピー川を挟んで、となりの街、ミネソタ州の州都のセントポール生まれのアイスクリーム屋さんで、あちこちに店舗があるんだそうです。シングル、ダブル、サンデー等、サイズや盛りつけ方が選べ、またコーンかカップかも選べます。Izzy’sのウェブサイトは、こちらからどうぞ♪
変わっているのは、2口分くらいの大きさのIzzy’sスクープというのがあって、これが、シングルとかダブルを頼んだ時のおまけになるんですが、小さなコーンも用意されていて、格安の値段で、このIzzy’sスクープ1個のオーダーもできるようになっているんです。店内では、壁に設置された大きな冷凍庫の中に、1人用サイズのものから大きなものまで、紙の容器に入った、いろいろな味のお持ち帰り用のアイスクリームも売られていました。
開店間もない店内は空いていて、ゆっくりアイスクリームを選ぶことができました。他のアイスクリーム屋さんにはないオリジナルの味も多くて、試したい味があれば、味見もさせてくれます。フルーツを使ったシャーベットのメニューも充実してました。どれにしようか迷ったのですが、コーヒーフレーバーにアイリッシュウィスキーとオレオクッキーが入ったアイリッシュモクシーというアイスをシングルのカップでオーダーし、レモンカスタードのIzzy’sスクープを付けてもらいました。
普通のアイスクリームほど固くないんですが、イタリアンジェラートほどクリーミーでもなく、ちょっとふわっとした感じの口触りで、味も、甘すぎず、しつこくなく、なかなか美味しかったです♪ やっぱり地元で人気のお店は、美味しいんですね♪
美味しいアイスクリームを楽しんだあと、公園からガスリー劇場の写真を撮ったりして散歩を楽しみ、12時過ぎにホテルに戻りました。(ちなみに、下の写真は、Endless Bridgeを真下から撮ったものです。)


午後1時になったので、ロビーで待っていると、Michael君達が車で迎えに来てくれて、3人でスティルウォーターへ向かいました。
スティルウォーターは、ミネアポリスの25キロくらい東(やや北より)の、セントクロア川のほとりにある街で、ワシントン郡の郡庁があります。セントクロア川の向う側は、もうウィスコンシン州という、州境の街です。

この日は、とてもよく晴れた夏らしい天気で、暑いことは暑いかったですが、暑すぎるというほどではなく、水辺の街なせいか、さわやかな風が吹いていて、とても気持ちがよかったです♪ 3人ともランチがまだで、かなりおなかが空いていたので、テラス席があって川がよく見えるレストランを見つけて、ランチを食べることにしました。
ナズは、チキンサラダを頼んだんですが、これがボリューム満点で、エンドレス・ブリッジならぬ、エンドレス・サラダという感じ!レタスを丸ごと1個使っちゃったんじゃないかと思うくらいで、食べても、食べても、なくならない!(笑)
ちなみに、日本でフレンチドレッシングというと、白っぽい半透明な感じのドレッシングが多いかと思うんですが、あちらだと、真っ赤なドレッシングが出てくるんですよ!この時は、すでに赤いのが出てくるって知ってて頼んだのですが、初めて頼んだ時は、何が起きたのかと、びっくりしちゃいました。Michael君達にそのことを話したら、今度は、彼らが「ええ~!白いフレンチドレッシング!? フレンチドレッシングは、赤でしょう~!」と驚いてました(笑)

3人でランチを食べながらおしゃべりしていると、突然、トニーさんが、「あれ、バーバラじゃないか!」と叫んだんです。Michael君も、そちらの方に目を凝らし、「ホントだ!バーバラだ!」「ちょっと、呼んでくるよ!」と走り出すトニーさん。
きょとんとしているナズに、Michael君が、今回のThe Music Manには、地元の俳優さんに加えて、主演のヒル役のダニー・ビンストックさん、マリアン役のステーシーさん、トミー役のブランドンさん等、ニューヨークの俳優さんが何人も参加していて、町長夫人役のバーバラ・マリニューさんもその1人で、Broadwayで長いキャリアを持つベテラン女優さんなんだと、教えてくれました。
トニーさんと一緒にやってきたのは、確かに町長夫人で素晴らしい演技を見せてくれた女優さんでした。彼女もランチがまだだったので、一緒に食べることになったんですが、「みんな、私を待たないでね。みんなの時間を無駄にしては申し訳ないから、気にしないで、先に行ってね。」と優しく気遣いをしてくれるバーバラさん♪
でも、バーバラさんは、とても気さくで、優しくて、話し上手で、初めてお会いしたナズでさえ、一緒にお話ししているのが楽しいステキな方だったし、ナズのサラダは、エンドレスのジャンボサラダでしたから(笑)、美しい景色とさわやかな風を楽しみながら、彼女も交えて、楽しいひとときを満喫しました~♪

ランチが終わって、ナズ達とは別な方のお店に行ってみるというバーバラさんとお別れして、ナズ達は、街の大通りの方に行って、骨董品、ガーデニング用品、ブティック、キッチン用品、アクセサリー等、いろいろなお店を、ぶらぶらとのぞいて回りました。
歩き疲れた頃、ふと見ると、ここにもIzzy’sがあるじゃないですか~♪ 早速、お店に入ったナズ達、シングルカップをオーダーしました。ナズのは、チョコレートに、ミッドナイト・スナックというグラハムクラッカーにピーナッツバターとチョコレートチャンクの入った面白い名前のをおまけに乗せてもらいました。クラッカーとチョコレートとピーナッツバターの味で、夜中に小腹が空いた時に食べるおやつ・・・というイメージのネーミングなんでしょうね。チョコレートのアイスによく合って、美味しかったです♪

夕方が近くなり、スティルウォーターを離れたナズ達は、セントポールに向かい、Michael君達のお友達と合流して、その方のお宅の近くのしゃれたカフェレストランで夕食を楽しみました。このレストランでも、サンドイッチのパン無しというオーダーができるようになっていて、あちらでは珍しいことではないようでしたが、日本人的には、面白いな~と思いました~。
ポークのソテーを食べたナズ、みんながデザートを頼むというので、メニューを見てみると、「今日のIzzy’s」という一品が! ここにも、地元のアイスクリーム屋さんの名前がありました!ウェイトレスさんに何味か聞いてみたんですが、忘れてしまったというので、好き嫌いのないナズは、味がわからないまま頼んでみることにしました。
出てきたのは、スイカのシャーベットでした♪ スイカだけじゃなく、レモンとかラズベリーとか、他のフルーツもミックスしてあるようで、それが、レストランらしく、ミントの葉を添えたりしてオシャレに盛りつけてありました。甘すぎず、さわやかでとても美味しかったので、「みんな、自分のデザート食べる前に、ナズの、味見して!美味しいから!」と、Michael君達に、味見の強要!(笑) だって、みんなが頼んだデザートのほうが、甘そうだったんですもん!「スイカだね!ホントだ、美味しい♪」と、強要した甲斐があって、大好評♪ よかった~♪ 

美味しいディナーのあと、お友達とお別れして、Michael君達にホテルまで送ってもらいました。
ナズが動物好きなので、以前にもMichael君達の家におじゃまして、愛犬のミニチュアダックス2匹と遊ばせてもらったのですが、「またうちの子達と遊びたいだろう?」とMichael君に聞かれ、「もちろん!」と答えると、「明日の火曜日、僕は、昼から3時まで劇場でリハーサルがあるから、その後、君をピックアップして、家に連れて行くよ。」とトニーさん。やった~!ワンちゃん達と遊べる~!3時過ぎにホテルのロビーで待ち合わせることにしました。

ステーシーさんのワンちゃんといい、今回、ワンちゃんと遊ぶ機会がいっぱいで、すごく楽しかった♪ Michael君のお宅訪問は、その6に続きます~。

2015年7月メアリー・ポピンズ/ミュージックマン観劇記 その4

2015-08-06 00:00:04 | Michael 15 Music Man 他
観劇記その4、The Music Man後編です。(写真は、となりの公園から撮ったガスリー劇場です。右端がちょっと切れちゃっているんですが、ビルから突き出している部分が、展望台のEndless Bridgeで、この写真で切れちゃっているところのもう少し先まで延びています。)

オーバーチュアー同様、観客を迎える美しいエントランスミュージックの演奏と共に始まった第二幕の最初のシーンは、学校の体育館で行われる、アイスクリーム社交会のリハーサルでした。
4人の婦人達と町長夫人が、ちょうちんブルマー姿でバレエもどきのダンスを練習していて、それだけでも思わず笑っちゃったんですが、なかなかうまく踊れません。一番ふくよかな婦人の役をやっているのは、テレース・ウォルスさんという女優さんで、2011年にチャンハッセン・ディナー・シアターズで「Hairspray」を上演した時に、ヒロインのトレイシーを演じていました。婦人達は、学校役員のコーラス(It’s You)に合わせて踊りますが、そのコミカルな仕草に、客席からは大きな笑いが起きていましたよ。

町長夫人達のリハーサルが終わるのを待ちきれずに、若者達が体育館に入ってきてしまいます。そして、ヒルがみんなに教えた新しいステップを練習するのでした。(Shipoopi)ほとんどが若い俳優さん達の中、小柄なトニーさんは、若手に混じって見事なダンスを披露していて、まさにダンスキャプテンの面目躍如といった感じでした! 若者達の中には、Josephを見た時にお友達になったアダム君やウェス君の姿もありました♪
そこにヒルも加わり、マリアンと一緒に踊ります。ヒルを見直したマリアンは、普段の堅物ぶりはすっかり影を潜めて、楽しそうに踊るのでした。トミーとゼニータも仲良くダンスを楽しんでいましたが、2人の交際を快く思わない町長に罵倒され、トミーは、たまりかねて走り去ってしまいました。本当なら町長の機嫌を取って取り入らなければならないはずのヒルは、逆に町長に盾突いてトミーをかばいましたが、そんなことより、証明書を早く出せと言われてしまいました。

だいぶうち解けたヒルとマリアンでしたが、マリアンが「弟がちっとも練習しないので、どうしたのかと尋ねたら、『プロフェッサーからThink Systemという方法だから、練習しなくていいと言われた』と言うのだが、どういうことか」とヒルに質問します。ここでは人目もあるし、あらためて説明したいから、今度家を訪ねてもいいかとヒルに聞かれ、マリアンは、今週の夜だったらいつでもいいと答えるのでした。
ヒルとマリアンの楽しげなダンスを見ていた社交会の婦人達が、今まで嫌っていたマリアンに話しかけ、ぜひとも自分達の会に参加してほしいと親しげに誘われ、今まで友達のいなかったマリアンは、思わず、嬉しくなって微笑むのでした。

翌晩、再び、学校役員達に証明書を出せと迫られたヒルは、またもや彼らを歌に誘い込んでごまかしてしまいます。(Lida Rose)一方その頃、マリアンは、自分のヒルに対する思いを、彼にどう伝えるべきか思い悩んでいました。(Will I Ever Tell You?)2つの歌が、きれいなハーモニーになって、とても聞き応えのあるステキなナンバーでした。
そこに、ヒルと釣りをしていたというウィンスロップが楽しそうに帰ってきました。ヒルに、彼の故郷のインディアナのことを教えてもらったと、あんなに無口だったのがウソのように、母と姉に楽しく話してくれました。(Gary, Indiana)

家の外に1人立つマリアンの横を、ヒルにひどい目に遭わされたセールスマンのチャーリーが通りかかります。ヒルがこの町で列車を降りたので、町長にヒルのことを知らせようとやってきたのですが、マリアンから町長の家は町の反対側だと教えられて、次の列車で町を出なくてはならず、証拠の手紙を出すべきところに出すと言って、列車に戻ろうとします。ヒルを守りたい一心のマリアンは、好きでもないチャーリーに口づけまでして、時間を稼ぎ、とうとうチャーリーは、列車に乗り遅れてしまいました。
このシーン、かなり長い間キスが続いて、しかも、その後ろを、アカペラ4人組が歌いながら、ステージを歩き回るというユーモラスなシーンなんです。そして、列車の発車する音を聞いたとたん、チャーリーを突き放したマリアンが、「ペッ、ぺっ!」といかにも嫌そうに、つばを吐く仕草をするので、観客は、大笑いでした。
カンカンに怒るチャーリーに、ヒルが素性をごまかしていることを言っているんだろうと思ったマリアンは、指揮者が自分を儀礼的にプロフェッサーと呼ぶことは、よくあることだから問題ないとなだめます。しかし、チャーリーから、ヒルは、素性をごまかすだけでなく、商品を売りたいために、あちこちの町で子供達までだましている詐欺師だと聞かされて、ショックを受けるのでした。

そんなこととは知らないヒルが、マリアンの家を訪ねてきました。気を利かせた母は、台所に引っ込み、チャーリーに聞かされた話に動揺しているマリアンは、ホントは詐欺のことについて聞きたいのに、Think Systemについて、とんちんかんな質問ばかりしてしまいます。様子がおかしいと気づいたヒルに問いただされ、「例えば、他のセールスマンが、あなたについてよからぬ話を吹聴するとしたら、それは、どうしてかしら。」と、マリアンが訪ねました。すると、ヒルは、「自分は、優秀なセールスマンで、それを妬んで、あることないこと言いふらされることがある。」と答えました。それを聞いたマリアンは、チャーリーの言っていたことは、ヒルを妬んでの作り話だったんだと思いこみ、すっかり明るい表情に戻るのでした。
立ち話も何だからと、座って話そうとしますが、どうせなら、若者達が恋を語り合うフットブリッジという橋に行こうと、15分後に待ち合わせをするのでした。
「ママ、私、プロフェッサーとフットブリッジで会う約束をしちゃったわ!」と叫ぶマリアン。家から飛び出してきた母は、天を仰いで神に感謝し、観客を笑わせてくれました(笑)

先に橋にやってきたヒル、町の若いカップルが2組いましたが、ヒルが来たのを見て、そそくさと立ち去って行きました。マリアンを待ちながら、落ちていた棒きれを拾い上げ、指揮のまねごとをしてみるヒルでしたが、音楽の素養のない彼にできるのは、まねごとに過ぎず、棒をへし折って、投げ捨てるのでした。
そこに、いつもはきつく結い上げている髪をゆるやかに下ろして、ピンクの若々しいドレスに着替えたマリアンがやってきます。(ちなみに、この作品、衣装替えが本当に多いんですよ。ヒルも、何度か着替えますし、町長夫人もけっこう衣装持ちですし、マリアンも、何だかんだで5~6回くらい衣装を替えているのではないでしょうか。作品によっては、どうしても着替えないと筋が通らないシーン以外は、ほとんど着たまんまという場合も少なくないんですけどね。)

「ああ、君の来るのが遅かったよ!」とヒル。約束通り、15分後に来たのに・・・と、とまどうマリアンに、「いや、そうじゃなくて、もっと早く出会いたかったって意味だよ。」と、ヒル。
生まれて初めて、恋人達の集うフットブリッジにやってきたマリアンでしたが、ヒルと共に橋の上に立って語らううちにムードは盛り上がり、2人は、口づけを交わします。(Till There Was You)ヒルのことを、ハロルドと呼ぶようになったマリアンは、自分が、彼の身分詐称に気づいていたことを明かします。彼が卒業したと言った年には、まだインディアナの大学は創立されていなかったのです。「いつから知っていたの!?」と、びっくりして尋ねるヒルに、「建国記念日のちょっと後には、もう気づいていたわ。でも、そんなことは、もうどうでもいいのよ。」と優しく答えて、家路につくマリアンでした。
マリアンの優しさ、誠実さに触れて、ヒルは、いつの間にか彼女を本当に愛いていた自分の本心に初めて気づくのでした。ステージ裏でマリアンの歌うGoodnight, My Someoneと、ヒルの歌う穏やかなバージョンのSeventy-Six Trombonesが、美しく響き合い、その後、互いが相手の歌を優しく歌う、とてもロマンチックなシーンでした。

マリアンを見送って1人たたずむヒルの元へ、息せき切ってマーセラスが駆けつけてきました。腹を立てたチャーリーが、町の人々にヒルのことをばらしてしまったので、ヒルを捕まえようと、町中の人が探し回っているというのです! 
「制服も届いて、その分の金も回収したから、急いで逃げよう!」というマーセラスに、「あとで、会おう!」と答えるヒルでしたが、マリアンへの愛に気づいてしまった今、いつものようにこっそりと町を逃げ出すことはできません。彼女にもう一度会おうと、ヒルは、マーセラスとは、逆の方向へ走り去るのでした。
このシーンは、花道や客席の間の階段などをフルに使って、町の住人、ヒル、マーセラスが本当に走り回り、今、そこを通ったかと思うと、今度は反対の通路から出てくるという感じで、また追いかけている住人の数人(Michael君〔マイケル・グルーバー〕もその1人でした。)が、本物の炎のついたトーチを手にしていて、とても臨場感がありました。

マリアンの家にようやくたどり着いたヒル、マリアンが早く逃げるようにと勧めます。信頼していたヒルに裏切られたと走り去ろうとするウィンスロップを抱き留めたヒルは、「君にウソはつかないよ」と言い、「本当は、音楽を教えたり、できないの?」と尋ねるウィンスロップに、「そう、できないんだよ」と、正直に答えました。悲しむウィンスロップに、「でも、これは、本当のことだから信じてほしい。君には、音楽の才能がある!だから、僕は、君に、どうしても少年バンドに参加してほしかったんだよ。」と訴えました。彼の言葉を信じるという姉の言葉に、不思議そうな顔をするウィンスロップでしたが、そこに、町の住人達がやってきます。
口々に「早く逃げて!」と叫ぶ、マリアンとウィンスロップ。2人をじっと見つめるヒル・・・。

ここからいよいよ大詰めになるわけです。ヒルは、つかまってしまうのか?彼とマリアンの恋の行方は?ウィンスロップや町の子供達が夢見ていたバンドは、幻と消えてしまうのか?
ラストシーンを語りたい気持ちはいっぱいなのですが、やはり、ネタバレはよくないですので、このあとの物語は、明かさないことに致しますね。
アメリカでは、ミュージカル全盛期の名作映画として、今でも多くの人に親しまれている作品ですが、日本では、現在ソフトが発売されていないようで、映画版を見る機会はほとんどないので、ステージ版をごらんになる機会がございましたら、ぜひご自分の目で、耳で、じっくりと楽しんで下さいね~!

ラストシーンのあと、キャストの皆さんが、代わる代わる登場して、観客の喝采を受けました。もちろん、ナズも叫びまくりです! いつの間にか、指揮者のアンドリューさんが、バンドの制服の赤い帽子をかぶっていて、彼にも、観客からの大歓声が贈られました。
いつもだと、終演後は、楽屋口でMichael君達に会うのですが、何せ、ホテルのチェックインが終わってません。Michael君達には、「チェクインがあるから、イブニングの後に会おうね」とメールで知らせてあったので、そのままホテルに戻りました。

フロントで預けていた荷物を受け取って、3階の部屋へと向かいましたが、もうそろそろ夕方だというのに、廊下には、まだハウスキーピングのワゴンがあちこちにありました。基本的に、フレンドリーで、過ごしやすいホテルなんですが、部屋の掃除が遅いのが欠点なんです。連日、この調子で、「○○時までに済ませてほしい」とお願いしておいたのに、終わってなかった日もありました。
また、どの部屋もそうなんですが、スタイリッシュさを重視して、部屋を超シンプルにしていて、洋服を収納するスペースがとても少ないんです。ハンガーが6~7本下がった小さなクローゼットと、扉も何もない戸棚が4つ(うち2つは、背丈より高い位置にあるので、ほぼ使えない)あるだけで、引き出しは、全くありませんでした。まあ、若者向けということで、それほど衣類を持ってこないだろうというコンセプトなのかも知れませんが、観劇が目的の女性としては、ワンピースなど何枚か持ってきてたので、もうちょっと収納がほしいな~と思いました。幸い、スーツケースの中で荷物がばらけないように、ファスナー付のケースに詰めてきていたので、そのまま棚に置くことができて重宝しました~♪
でも、この2点以外は、部屋に金庫もあるし、ちょっと小さめだけど冷蔵庫もあるし、シングルの部屋のベッドはキングサイズで寝心地よかったし、WiFiも無料で使えるし、ちゃんと泳ぐには小さいけどプールもあるし、ジムもあるし、中庭ではちょっとしたコンサートのようなイベントをやることもあるし、となかなか便利なホテルなので、将来、ガスリー劇場のショーを見る機会があれば、きっとまたAloftに泊まると思います~。

シャワーを浴びて、荷物を片づけたナズ、ホテルの売店で買ってきたコーラやクッキーで腹ごしらえをしました。そして、身支度を済ませると、6時15分頃、劇場へと向かいました。ホントに劇場が近くて便利です♪
他の日は、イブニングは、7時半からなのですが、日曜日は、7時からで、劇場に着くとまもなく開場時間になりました。イブニングの席は、Aisle 3 Row A Seat 205と、ステージのほぼ正面の最前列 !近すぎて、ショー全体が見づらいことは見づらいですが、間近で見て、声援を送りまくりたいナズ的には、絶好の席でした♪
いつもだと、よく知らないショーの時は、見に来る前にDVD等で予習してから見に来るようにしているので、初めての時でも、だいたいどんな感じかわかるのですが、今回は、DVDが日本では手に入らず、また日本のステージ版も見たことがありませんでした。そのため、マチネの時は、どういう展開になるのか、ストーリーを追うのに忙しく、あまり叫べなかったんですが(笑)、イブニングの時には、すでに一度見ていたので、盛り上がりどころがわかり、声援を送りやすかったです♪
また、マチネよりもイブニングの方が盛り上がるので、ナズの声援につられるように、客席のあちこちからも声援が上がり、とても楽しい雰囲気のショーになりました♪ 大きな声援や拍手喝采を受けた時の俳優さんは、ステージの上で、誇らしげな笑顔で、本当に輝いて見えるんです!ナズの大好きな瞬間です♪ 演技も熱を帯びて、ますます素晴らしくなりますし、やはり、いいパフォーマンスを見た時には、ちゃんと反応を返さないとダメですよね~。

ショーが終わったあと、Michael君達と待ち合わせていた、楽屋口のある1階ロビーへ向かいました。Aloftのある側のドアの横にステージドアと書かれたガラスの扉があるんですが、ロビー中央の壁のところにエレベーターがあって、そっちを使って下りてくる俳優さんも多かったです。
ほとんど待つこともなく、Michael君とトニーさんが現れて、「ナズ~!久しぶりだね~♪」とハグしてくれました。2年ぶりの2人は、とても元気そうでしたよ。ダンスキャプテンで大忙しのトニーさんは、もともと筋肉のかたまりのような全身が、ますます引き締まってシャープになった感じでした。
「君が、歓声を上げて応援してくれることを忘れてて、マチネで声を聞いて、『あ、ナズが来てくれてる!』って、思ったよ!応援、ありがとう!」とトニーさん。
2人と話すうちに、アダム君やウェス君も下りてきました。2人は、ナズよりずっと若くて、まだ20代前半。2年前には、まだ華奢で少年のようだった2人が、今は、背も高くなり、筋肉もついて、立派な青年という感じでした。特に、ウェス君は日系なので、いつかツアーカンパニーに入って、日本で公演したいという夢があると話していました。
他にも、Jesusの時に知り合ったカソーノさんや住人の1人を演じているマサイアスさん、トミー役のブランドンさんなどともお話できました。
今回は、怪我をする人が多くて、すでに3人も骨折してしまって、代役の人に振付を教えるのに、トニーさんは、大忙しだそうで、トミー役のブランドンさんもナズが帰ったあとの週から別な役をやることになっていて、火曜日には、そのリハーサルをするのだと話してくれました。

「今日は、一緒に食事ができなかったから、劇場の1階のレストラン・バーで、ちょっとおしゃべりしないかい?」とMichael君に誘われて、トニーさんと3人で、バーに行きました。ちょっとおなかが空いていたナズ(叫ぶと、おなか、空くんですよ~〔笑〕)、ハンバーガーが美味しいと言われたんですが、ちょっとボリュームがありすぎるかな~と迷っていると、Michael君が「僕は、パン無しにしてもらうけど、君もそうする?」と言ってくれたので、パン無しバーガーを食べることにしました。普通のハンバーガーのパンだけ無しにしてもらうなんて、日本では、あまり聞きませんよね。ちょっとびっくり(笑)レタスやトマト、オニオンと一緒にハンバーグが出てくるわけですが、焼き加減も選べて、なかなか美味しかったですよ♪

東京からのフライトのことや、Mary Poppinsはどうだったか、最初の晩の雷雨のこと、ボックスオフィスにいたのがステーシーさんだったこと等いろいろおしゃべりしました。
そして、「明日、予定がないなら、一緒にスティルウォーターって、きれいな川の畔の町があるんだけど、そこに行こうよ。」と誘ってくれたので、翌日、ショーのない月曜日は、午後1時に待ち合わせて、2人と一緒にスティルウォーターに行くことになりました♪
「もし、午前中、ひまだったら、劇場のとなりの公園の向う側に『Izzy's』って美味しいアイスクリーム屋さんがあるから、行ってごらん!1つ、頼むと、もう1つ、小さいのをおまけに乗せてくれるんだよ。」と、Michael君が勧めてくれました。それは、いいことを聞いた♪ おまけのつくアイスなんて、すてきです~♪

2人とお別れしたあと、部屋に戻ったナズ、楽しくなること間違いなしの翌日に備えて、早めにベッドに入りました! 観劇記その5に続きます~!よろしくお願い致します。

2015年7月メアリー・ポピンズ/ミュージックマン観劇記 その3

2015-08-04 00:00:02 | Michael 15 Music Man 他
観劇記その3、いよいよ「ミュージックマン編 in Minneapolis」です。(写真は、7/21の終演後に劇場のロビーで撮ったMichael君〔マイケル・グルーバー〕です。)

7/19日曜日の朝10時、B&Bにお願いしておいたタクシーに乗って、ミネアポリスのダウンタウンへと向かいました。 Michael君(マイケル・グルーバー)が出演中のガスリー劇場のすぐそばにあるAloft Minneapolisに予約を入れていました。若者向けのスタイリッシュなホテルとのことで、ナズは若者ではぜんぜんないんですが、何せ、劇場に一番近いので、ここにしたんです。交通の流れがよかったので、10時半にはホテルに着いてしまいました。早速、中に入ってみると、ガラスの多い造りで、外からの光がよく入るロビーには、プールバーもあり、小ぶりながらカフェテリア風の売店では、ミネラルウォーター、ソフトドリンク、サラダ、スナック、コーヒー、そして朝食などの食事時間には、温かいバーガーやサンドイッチをホットプレイトに並べてくれて、それを買うこともできるというサービスぶり。
フロントは、壁際ではなく、売店の前に円筒形のブースになっていて、売店のレジも兼任していました。事情を話すと、快く荷物を預かってくれました♪ガスリー劇場への行き方を尋ねると、裏口から出ると近いと教えてくれ、左へ行って、道路に出たら右に行くと、すぐ目の前だから絶対に見逃さないと、教えてくれました。
フロントの人が言った通りで、道路に出た時点で、もうガスリー劇場の黒っぽいモダンな建物が見えていて、この劇場へ行くためにあるようなホテルだな~と思いました。

ボックスオフィスに行ってみると、11時からだったので、しばらく建物の写真を撮ったりして、11時少し前にボックスオフィスの前に戻りました。すでに2人の人が並んでいたので、その後ろに並んで待っていると、突然、何か生温かい濡れたものが、ナズのふくらはぎのあたりにさわったので、振り向いてみると、白い可愛い小犬を連れたきれいな女性の方が立っていて、その小犬がナズの足を舐めていたのでした。
「ごめんなさい」とその女性。「いいえ~、犬、大好きだから大丈夫です♪ 可愛いですね~!」とナズ。とても人懐っこいワンちゃんで、ナズが撫でてあげようとかがむと、そのナズの顔を舐めようとして、しっぽを振りながら飛びついて来ました。
「か~わいい~♪ と~っても、か~わいい~♪(Sooooooo Cuuuute!)」を連発しながら、顔を舐めさせ放題で、ワンちゃんを撫でているナズを、女性が、クスクス笑いながら、優しく見ていましたよ。
実は、なんと、この女性、あとでトニーさんに教えてもらったんですが、「The Music Man」の主演女優、マリアン・パルー役のステーシー・ボノさんだったんです!
この日の午後、楽屋で、トニーさんが、彼女に「今日、日本から友達が見に来てくれるんだよ」と話したところ、不思議そうに首を傾げたステーシーさんが、「そのお友達、女性の人?もしかして、今朝、ボックスオフィスにチケットを取りに来ていたかしら?」と質問したそうなんです。トニーさんが、「たぶん、行ったと思うけど、なぜ?」と聞くと、「今朝、ボックスオフィスで、日本人らしい女性が並んでて、私の犬を、可愛いって言いながら、撫でてくれたのよ。それが、その人じゃないかしら。」とステーシーさん。「その人、『と~っても、か~わいい~♪(Sooooooo Cuuuute!)』って言ってた?(可愛いものを見た時のナズの口癖なんです〔笑〕)」とトニーさん。「ええ、そうね。確か、そう言ってたわ。」とトレーシーさん。「じゃあ、間違いない!それ、ナズだ!(笑)」・・・というやりとりがあったんだそうで(笑)
後日、楽屋口であらためてステーシーさんとお会いした時に、「あの時は、どうも~!」って笑い合ったんですが、あんなところで、まだ一度もショーを見る前にキャスト、それも主演女優さんとお会いできちゃってたなんて、ホント、びっくりでした! 何度も見に行ってると、思わぬ出来事に遭遇しちゃうものですね。いい思い出になりました。

さて、朝の時点では、まさかその女性が主演女優さんとは思いませんから、自分の番になったナズは、今回見る、6回分のチケット全部を引き取らせてもらい、劇場のある4階へと上がっていきました。
こちらの劇場の建物は、1階にボックスオフィス、お土産やちょっとしたお菓子等を売っている売店、食事もできるバー・レストラン、楽屋口などがあり、2~3階は、関係者以外立ち入れません。なので、お客さんは、エスカレーターかお客さんも使えるエレベーター(2~3階には停まらない)で、4階へ上がっていきます。
4階で降りると、フロアの両側に劇場が1つずつあり、その片方で「The Music Man」を上演していました。4階には、開場を待っている時やインターミッションの時のために、お客さんが座れるようにソファがいくつも置いてあり、バー・ブースが2つほどあって、開場から終演までの間は、ここで飲み物やスナックを提供しています。
このフロアからスロープになった廊下を上がっていくと、5階になり、その正面には、ガイドブックにも載っている有名な展望台「Endless Bridge」があります。ミシシッピー川のほとりに建っている劇場の建物から、川の方に向かって、橋のような形の展望台が突き出しています。普通よりだいぶ長く延びたテラス・・・という感じでしょうか。ここからの眺めは、格別で、ショーのインターミッションの時に、ここへ来て、景色を楽しんでいるお客さんも多いんですよ。5階にも、レストランがあり、また展望台の入り口には、ドリンクやスナックを売っている小さな売店があります。売店・レストラン・展望台は、ショーをやっていない時間帯でも営業していますが、ショーがお休みの月曜日は、1階のレストランは営業していますが、それ以外はやっていないので、ご注意下さい。

まだ開場時間まで2時間近くあったので、フロアは、ガラガラで誰もいませんでした。持ってきていたタブレットで、6枚のチケットの写真や、劇場入り口の写真を撮り、Facebookにアップして、「今、劇場!チケット、ピックアップできたよ~!」と書くと、その直後からバラバラと、もうじきステージで会える俳優のお友達も含めて大勢が「いいね」をクリックしてくれて、リアルタイム・コミュニケーション、楽しかったです♪

あまりおなかも空いていなかったので、売店で買ったスナックでお昼を済ませ、Endless Bridgeからの眺めを楽しんだりして時間をつぶしたナズ、開場時間になったので、劇場へと向かいました。

「The Music Man」を上演しているWurtele Thrust Stageは、ちょっと変わった造りをしています。下記の写真は、その座席表なんですが、まず、ステージそのものが普通の四角い形ではなく、おにぎりのような、変形六角形をしています。そして、普通は、ステージが客席よりだいぶ高くなっているんですが、このステージは、かなり低く、客席との境の部分は、全て3段の階段のような造りになっています。



また座席表の通路の4のステージ寄りの少し広くなったところは、歌舞伎の舞台の花道のように、ステージが廊下のように延びていて、そのまま上部の客席の下を抜け、舞台裏へ続いています。座席表の通路2のところも、花道ではないのですが、いったん客席のフロアに降りると、その先が観客は入ってはいけない下りの階段になっていて、キャストは、そこを通って、舞台裏に行けます。
ステージ下には、歌舞伎舞台と同じように奈落があるようで、ステージには大きな開口があり、かなり大きなセットが、せり上がったりせり下がったりできます。

この劇場も、チャンハッセン・ディナー・シアターズ(CDT)のメインステージと同じく、幕がなく、常にステージや背景等が客席から見えるようになっています。CDTでは、客席がディナーを楽しむ場所でもあるためか、上演中以外は客席内でも写真撮影をしてかまわないのですが、こちらでは、客席内では一切の撮影が禁止されていました。

面白いのは、通常、指揮者は、オーケストラと一緒に客席からは見えない位置にいて、キャストは、モニターを使って指揮者の指示を見ながら演じるのですが、ここは、ステージの客席寄りの中央に、四角く穴が開いてて、指揮者は、開演時間になると、いったんステージに出て来て、その穴に入り、上半身を出したまま、ずっと指揮をしていることになるんです。指揮者の周りは、セットの一部の金属フェンスとベンチで囲まれていたので、ちょっとオリに入れられてしまっているみたいに見えました(笑)
そして、座席は、ブロック毎ではなく、どの通路から入ればいいか・・・という形で表示されていて、例えば、この日のマチネのナズの席は、「Aisle 1、Row B、Seat 101 (通路1のB列の101番)」でしたよ。ただ、通路は、各ブロックの両側にあるので、表示された通路から入っても、実際には、反対側の通路からのほうが近かった・・・なんて場合もあるようですが。

この通路1のB列の101番は、舞台に向かって、左側の端っこ、通路のすぐ横の前から2列目の席でした。叫びやすくはあるんですが(笑)、ショーを、真横から見ることになるので、初めて見るには、あまりいい席とは言えないですね。
今回、けっこう早めにチケットを購入したんですが、もうだいぶ売れてしまっていて、前寄りかだいぶ後ろの席しか残っていなくて、前寄りで、なるべく端っこの席を選びました。選ぶ余地がほとんどなかったけど、それでも、6回見るうちの3回は、最前列の中央付近となかなかいい席が取れ、他の3回は、舞台に向かって左端が2回、反対の右寄りが1回、いずれも、前から2~3列目と、そんなに悪くない席でした。
見る位置が変わると、それまでの位置では見過ごしていた動きとかが見えたりして、あちこちから見るのも、なかなか楽しいです。

上演開始の予定時刻を数分過ぎて、開演になりました。最初に舞台に登場したのは、音楽監督で、指揮者を務めるアンドリュー・クックさんで、CDTのほうでも音楽監督をされることが多く、ナズは、「Jesus Christ Superstar」を見に行った時、クックさんとお会いする機会があり、お友達になることができました。
クックさんの指揮で、オーバーチュアーの演奏が始まりました。今風のミュージカルでは、上演前のオーバーチュアーがないスタイルがほとんどなので、ミュージカル全盛期の古き良き時代の作品らしい、美しいオーバーチュアーにちょっと感激してしまいました。
オーバーチュアーの間に、ステージのかなり広い部分が開いて、奈落から列車のセットがせり上がって来ました。外枠などはなく、奥に窓がある壁の部分があって、その手前に、網棚と向かい合ったボックス型の座席が3席、すでに俳優さん達は、セットの中に座っていました。以前の記事でご紹介した写真のシーンで、全員、旅のセールスマン達なのですが、やはり、白い帽子と水色のスーツが、Michael君でした。
「発車します~!」と車掌が呼びかける中、2人のセールスマンが列車に乗り込んできました。その内の1人、白と赤のストライプのジャケットを着ているのが、トニーさんでした。今回、トニーさんは、ダンスキャプテンを務めていて、何かと忙しかったようです。トニーさんのインタビューをご紹介した記事があるんですが、それは、こちらからごらんいただけます。
真横に近い位置から見ているナズからは、やや見づらくはあったんですが、列車が発車すると、セールスマン役の俳優さん達は、からだを揺らして、列車の動きを表現します。タイミングを合わせて、からだを揺らしたり、跳ね上がったりするので、まるで本当に列車が動いているように見えました。
またこのシーンには音楽は流れず、俳優さん達が、列車の動きに会わせてリズミカルに台詞を言うという、今で言う、ラップになっているんです。1950年代に作られたミュージカルに、もうラップが取り入れられていたなんて、当時としては革新的な作品だったでしょうね。

「商品を売って金を稼ぐんだ!ボタンやフック、綿製品、いろんなものを!でも、縄張りは、わきまえておかなきゃいけない!(Rock Island)」と話すセールスマン達。列車の左端では、3人のセールスマン達がカードゲームをしていました。
やがて、Michael君演じるセールマンが、「ヒルという男を知ってるか?」と仲間達に尋ねました。聞いたことがないといぶかしがる仲間に、「ヒルは、プロフェッサー・ハロルド・ヒルと名乗っているセールスマンで、あちこちの町で、トロンボーン、ドラム。ピッコロ等の楽器や、バンドのユニフォームを売っている、いわばミュージックマンだ」と教えました。すると、会ったことはないが、ヒルを知っているというチャーリーというセールスマンが、「ヒルは、縄張りをわきまえない、他のセールスマン仲間をトラブルに巻き込むヤツだ!」と憤ります。楽器や制服を売りつけるために、ヒルは、各地でプロフェッサーの自分が指導するからと、少年バンドを作るように町の人々に持ちかけるのですが、実際には音符一つ読めない詐欺師で、商品が届いて代金を回収すると、指導などしないで逃げ出すという商売をしていて、ヒルの被害にあった町を訪問したセールスマンは、ヒルの同類だと思われて、町の人々から袋だたきの目に遭うのだと、息巻くチャーリー。クスクス笑うセールス仲間達に、「こんな目に遭えば、笑っていられないだろうよ!」とチャーリーが帽子を脱いで見せると、大きなはげ跡が3つも残っているのでした。
そうこうする内に、列車は、アイオワの田舎町、リバー・シティに到着しました。こんな田舎町じゃ、さすがのプロフェッサー・ヒルも、何もできないだろうと話し合うセールスマン達を後目に、ずっと観客席に背を向けてカードゲームをしていたセールスマンが立ち上がり、「諸君!アイオワがどんなところか、一つ試してみることにするよ」と言って、降りて行きます。チャーリーが素性を知らないと言うと、「隠すつもりはないさ」と自分の鞄をみんなに見せます。すると、そこには大きく「プロフェッサー・ハロルド・ヒル」の文字がありました!彼こそが、話題の主、ミュージックマンだったのです。飛びかかろうとするチャーリーを後目に列車を降りたヒル。列車のセットは、奈落へと下りていきました。

通りかかる町の人に話しかけるヒルでしたが、「ここは、アイオウェイ(Iowaのラストの『a(エイ)』と『way』を引っかけて、アイオワ式)、よそ者には冬のように冷たい土地だ(Iowa Stubborn)」と、全く相手にされませんでした。
そこに通りかかったのは、かつての詐欺師仲間で、今はこの町の住人のマーセラスでした。ここは平和過ぎて、ヒルの得意とする音楽詐欺には向かないという彼に、「だったら、問題をでっち上げればいい」とヒル。ちょうど、この町に初めてのビリヤード台が運び込まれて来たと知り、プールバーができれば、少年達が不良になると町の人に吹きこみ始めます。(Ya Got Trouble)真に受けて、不安がる町の住民達の中には、先ほどまでセールスマンを演じていたMichael君とトニーさんの姿もありましたよ。住民役の時は、Michael君は、口ひげを付けていました。
マーセラスから、音楽詐欺のカギになる音楽教師が、図書館で司書も兼任している女性のマリアン・パルーだと聞いたヒルは、マーセラスに協力を頼み、自分は、音楽教師を探しに行くのでした。

仕事を終えて家路を急ぐマリアンを見つけたヒルは、何とかうち解けようとしますが、他の町の住人同様、全く相手にされません。このマリアンを演じているのが、その朝、ボックスオフィスでナズが出会ったステーシーさんでした。ご本人は、栗色の巻き毛のロングヘアをそのまま垂らして、カラフルなTシャツにミニスカートと、若々しく、フレンドリーな感じの方なんですが、このマリアンは、堅物で頑固、友達も少ないちょっとオールドミスという設定で、髪もきっちりと結い上げていて、全く別人のように見えました。
町中をヒルに追いかけ回されて、やっと家に帰り着いたマリアン。家では、アマリリスという少女が、先生のマリアンの帰宅を町ながら、ピアノのレッスン中でした。このアマリリスちゃん、トニーさん演じる町の住人の娘という設定になっていて、子役なので、2人の女の子が交代で演じているんですが、1人はアジア系の女の子で、優しくて子供好きなトニーさん、「僕に、アジア系の娘ができたんだよ♪」と嬉しそうに話してくれました♪
「ヒルにつけ回された!」と母親に訴えるマリアンでしたが、オールドミスの娘が心配な母親は、「いっそおしゃべりしてくればよかったのに!」という始末(笑)
アマリリスのレッスン中に、マリアンの年の離れた弟、ウィンスロップが帰宅しました。内気で、家族とも一言二言の会話しかしないウィンスロップでしたが、アマリリスは、彼のことが好きで、パーティに誘いますが、ウィンスロップは乗り気ではありません。「S」の音が「Th」の音になってしまうウィンスロップは、アマリリスの名前を呼びたくないのですが、母にたしなめられて仕方なく呼びかけますが、思わず笑ってしまったアマリリスの態度に傷ついて、走り去ってしまうのでした。
毎晩、ウィンスロップに思いが通じるよう呼びかけるのに、少しも通じないと泣き始めるアマリリスに、「きっとどこかに、あなたを待っている人がいるのよ。誰だかまだわからないなら、『誰かさん』って呼びかけるといいわ。」(Goodnight, My Someone)と慰めるマリアンでした。

7月4日の独立記念日のセレモニーに、町の人々が集まっていました。派手好きでノリのいい町長夫人は、奇抜な衣装に身を包んでのパフォーマンスに大乗り気です。
夫の町長は、やたら言い間違いが多い人で、その上、彼が演説を始めようとすると、必ず邪魔が入って、先へ進めません。もともと仲の悪い学校の役員達は、けんかを始めるし、町長の長女とつき合っていて、町長に嫌われているトミーは、ネズミ花火を放って町長夫人を驚かせ、取り押さえられてしまう始末で、セレモニーは、大混乱です。
そんな中、ヒルが、「町にビリヤード台が運び込まれたと聞いたぞ!」と声を上げました。彼の声につられるように、町民が、「子供達が不良になる!その件が片づくまで、セレモニーは、おあずけだ!」と声を上げます。
これこそ、ヒルが待っていた瞬間でした。上着を裏返して、バンドリーダーのユニフォームに早変わり、演説台の上に乗って、少年バンドを作る素晴らしさを力説しました。(Seventy-Six Trombones)すっかり乗り気になった町民達に押され、町長も、ヒルの話を聞くことにしました。しかし、身元証明書を提示するように言うのは忘れませんでした。

詐欺師ではあるものの、極悪人というわけではないヒルは、家庭環境がよくないせいで色眼鏡で見られているトミーを放っておけず、いたずらのせいで保安官に連れて行かれそうなところを助けてやります。しかし、彼の更正の助けになるだろうと、通りかかった少女、ゼニータのエスコートをさせるのですが、生憎なことに、彼女こそ、トミーがつき合っている町長の長女だったのでした。
町長の命を受けて、学校役員達が、身分証明書を受け取ろうと迫りますが、詐欺師のヒルは、気にも留めません。彼にかかれば、長年、仲の悪かった役員達も、たちまちコーラスに夢中になって、仲良くなってしまう有様。(Ice Cream – Sincere)
アカペラで見事なハーモニーを披露してくれる4人の役員達ですが、Michael君とトニーさんは、彼らの代役も担当していて、Michael君は、テナーの役、そして小柄なトニーさんは、何と大柄でちょっと太った一番低音の人の担当で、あとでおしゃべりした時にその話を聞いて、「体格がぜんぜん違うじゃない!?」とナズが言ったら、トニーさんは、「そうなんだよ」とクスクス笑っていました。あと、Michael君は、セールスマンのチャーリーの役の代役にもなっているようです。

堅物の音楽教師、マリアンだけは、相変わらず、疑いのまなざしで見ていると、旧友のマーセラスに訴えるヒルでしたが、それほど品行方正ってわけでもなさそうだと聞かされて、好都合だとほくそ笑みます。(The Sadder But Wiser Girl)
ホテルへ戻ろうとするヒルを、町の夫人達が尋ねてきました。夫が疑っているから・・・とヒルを警戒する町長夫人を、うまくおだてて社交会のダンスの指導役に祭り上げて信用させてしまうヒルでしたが、マリアンのことを聞いてみると、「難しい本を読んでお高くとまって、町の社交活動に参加しない!」(Picka-a-Little, Talk-a-Little)と、よく思われていないことがわかりました。
身元証明書を受け取りに来たものの、またしてもヒルにごまかされた学校役員達は、婦人達の歌に、見事なコーラスを重ねます。(Good Night, Ladies)

何とかマリアンに取り入ろうと、彼女が働く図書館へやってきたヒル、「借りたいものを借りて、とっとと帰って!」というマリアンに、「僕が借りたいのは、図書館員の君だよ。」と誘惑の魔の手を伸ばすのでした。(Marian the Librarian)とまどいながらも、あながち悪い気はしないマリアンでしたが、頬にキスをされ、ヒルをひっぱたこうとして、図書館に来ていたトミーをひっぱたいてしまうのでした。
図書館ではうまくいかなかったヒルは、何とマリアンの家にまで押し掛けてきます。母親のパルー夫人の心はつかんだものの、マリアンは、彼の素性を疑ったままでした。彼がインディアナで音楽の勉強をして学位を取ったということばを信じません。ヒルが立ち去ったあと、弟のウィンスロップに、図書館に行って、インディアナの大学の記録の本を借りてくるように頼むのでした。
優しい言葉をかけてくれるヒルに見向きもしない娘に「いったいお前は、何を待っているの?」と問いかける母に、「英雄じゃなくていい、優しくて、正直で、控えめで、私と、このアイオワで暮らしてくれる、そんな人を待っているの」(My White Knight)と答えるマリアンでした。

インディアナの大学の記録を調べたマリアンは、とうとうヒルの履歴がインチキであることを見つけ、町長に記録を読んでくれるように頼みますが、なかなか読んでもらえません。そこに、楽器を積んだワゴンが到着し、初めて手にする楽器に、子供達は大喜びです。あの無口だった弟までが、楽器を手にして、嬉しそうにしゃべりまくる姿に、マリアンも、母親も、嬉しさのあまりことばが出ないほどでした。
正直者というわけではないけれど、子供達をかばったり、喜ばせたりする優しいところもあるんだとヒルを見直したマリアンは、本を読んでみようと言う町長に、証拠の書かれているページをそっと破り取ってから渡すのでした。
「君にも、ぜひ、アイスクリーム社交会の集まりに参加してもらいたんだ」というヒルの言葉に、とまどいつつも、微笑みながらうなずくマリアン。それを見て、我が意を得たとばかりに、にやりと笑うヒルでした。

と、ここで、第一幕が終了です。20分間の休憩のあと、後半が始まるわけですが、またまた長くなってしまいましたので、第二幕は、その4でご紹介しますね~! 一生懸命書きますので、読んでいただけたら、嬉しいです♪

2015年7月メアリー・ポピンズ/ミュージックマン観劇記 その2

2015-08-01 00:00:05 | Michael 15 Music Man 他
その1に引き続き、「メアリー・ポピンズ編 in Chanhassen」、2幕目をご紹介しますね~。(写真は、チャンハッセン・ディナー・シアターズです。)

あわただしい休憩が終わり、2幕目が始まりました。最初にステージに登場するのは、やはりバートです。強い風が吹くさくら通り。17番地では、また何事かが起きているようでした。
メアリー・ポピンズがいなくなってしまったので、ウィニフレッドは、夫、ジョージの子供の頃の乳母のミス・アンドリューを呼ぶことにしたのですが、これが、めちゃくちゃ怖くて厳しい乳母で、彼女が来ることを知ったジョージは、「The Holy Terror! (手に負えない厄介者)」と叫んで、逃げ出してしまいました。
バンクス家にやってきたミス・アンドリューは、見るからに恐ろしげな女性で、ウィニフレッドが大切にしている花壇を「芝生にしてしまえ」とか、ミセス・ブリルが磨き上げた床を「埃まみれで、掃除が行き届いてない」とか、言いたい放題です。挨拶に来た子供達のことも気に入らず、いきなり、死ぬほどまずい飲み薬を飲ませる始末!(Brimstone and Treacle Part 1)その恐ろしさにたまりかねた子供達は、あわてて家を飛び出すのでした。

公園に逃げ込んだ子供達は、凧を手にしたバートと出会います。子供達の話を聞いたバートは、気晴らしに、一緒に凧揚げをしようと、2人を誘うのでした。注意をしに来た公園番も、子供の頃、凧がほしかったのにできなかったと言って、子供達の仲間に加えてもらい、一緒に凧揚げを始めます。(Let's Go Fly a Kite)けれども、糸が切れてしまい、凧が飛ばされてしまいました。その飛ばされた凧を片手に、暗転になったステージに、人影が現れます。オウムの柄のこうもり傘を持ったメアリー・ポピンズでした!
家に帰るのを渋る子供達を連れて、メアリー・ポピンズがバンクス家に帰ってくると、棚の上に置かれたミス・アンドリューの持ってきた鳥かごから、鳥のさえずる声が聞こえました。何と、野鳥のヒバリです!ミス・アンドリューに捕まえられて、ずっとカゴの鳥として飼われて来たのです。「ヒバリを、カゴに閉じこめるなんて!」怒り心頭のメアリー・ポピンズは、「カゴの鳥のヒバリを見るのは、これが最初で最後よ!」と子供達に言いながら、ヒバリを逃がしてしまいました。

そこに戻ってきたミス・アンドリュー、ヒバリがいないことに気づいて、カンカンです。あのまずい飲み薬を、メアリー・ポピンズと取り合う内に、とうとう自分が飲む羽目になり、ロバートソン・アイとミセス・ブリルが運んできた大きな鳥かごに閉じこめら、バンクス家から追い出されてしまいました。子供達は、「最高の乳母だ」と、メアリー・ポピンズを褒め称えます。(Practically Perfect 〔Reprise〕)
子供達が無事帰ってきたことを喜ぶウィニフレッド。と、そこに、警官に連れられて、ジョージも帰宅します。ミス・アンドリューが出ていったと聞かされて、安堵するジョージでした。メアリー・ポピンズも戻ってきて、今度は、当分いてもらえるのかと尋ねるジョージとウィニフレッドでしたが、メアリー・ポピンズの答えは、「鎖が切れるまでいましょう。」というミステリアスなものでした。

今日のバートは、煙突掃除人です。すすだらけのバートに、びっくりする子供達でしたが、「煙突掃除人と握手をすると、いいことがあるんだよ。投げキスしても、OKさ!」と言われて、バートと握手をしました。(Chim Chim Cher-ee)そこに他の仲間も加わって、メアリー・ポピンズも交えて、「さあ、踊ろう、調子よく!理由なんかいらない、膝をあげて、煙突の周りを小鳥のように、屋根を飛び越えて!(Step in Time)」と、ダイナミックなダンスが繰り広げられました。ここでも、一番活躍したのは、バート役のマークさん!子供達も加わって、素晴らしいタップダンスを見せてくれました♪ 
掃除人達は、バンクス家の中まで躍り込み、とまどうジョージやウィニフレッドまで巻き込んで踊ります。大騒ぎのあと、去っていく掃除人に混じって、子供達まで出ていこうとしたので、あわててジョージが止め、子供部屋へ戻らせました。

銀行から呼び出しを受け、いよいよ停職を免れられないと覚悟を決めたジョージ、大切な家宝の壺を手放そうと、棚から下ろそうとしますが、びっくりしたミセス・ブリルの叫び声に驚いて、落として割ってしまいます。おそるおそる破片を拾おうとするジョージでしたが、破片の中から、子供の頃、自分が大切に集めていたジンジャーブレッドの星が出てきたのに気づきました。「大切にしていたのに、いつの間にか、どこにしまっておいたのか忘れて、それっきりになっていた。ここにあったのか!」ジョージが見つけたのは、ジンジャーブレッドの星だけではなく、忘れていたもっと大切な何かだったようです。
おやすみの挨拶に来た子供達が、「もらった6ペンスの価値を見つけたよ」とジョージに話しかけます。いつもは、素っ気なく挨拶だけ言って子供達を部屋へ帰らせるジョージも、今夜は、優しく子供達と会話をします。「何を買ったんだい?」「ううん、何も買ってないの。今、お父さんは、とても大変みたいだから、このお金は、お父さんにあげることにしたんだよ。」6ペンスずつで、合わせても1シリング(この当時は、まだイギリスは12進法だったので)にしかなりませんが、ジョージにとっては、どんな大金より嬉しいお金でした。
意を決して、銀行へ向かったジョージを見送り、誰かが夫を支えてくれればいいのにとつぶやくウィニフレッドに、子供達が、「お母さんは、支えてあげないの?」と聞かれ、「私は、女だし、お父さんは、とりわけ誇り高い男性だから」と答えます。「でも、家族が困っている時、支えるのが家族でしょ」子供達の無邪気なことばに勇気をもらったウィニフレッドは、夫を助けるために銀行へ向かうのでした。(Anything Can Happen)

さて、ここからが大詰め!ジョージは、職を失ってしまうのか、またウィニフレッドは、間に合うのか!
「Mary Poppins」は、原作、映画版、ステージ版とあって、細部の設定がだいぶ違います。原作は、バンクスさんは、特に仕事のトラブルを抱えているような設定ではなく、あまり出番もありません。映画版とステージ版は、バンクスさんがワーカホリックなのは一緒ですが、仕事のトラブルの起き方が違います。
まだステージ版を見たことのない方にネタバレになってしまうといけませんので、いつも通り、ラストのストーリーは、明かさないことにしますね。
フィナーレに、キャストが登場し、合間合間の見せ場でも歓声を送っていたナズでしたが、ここぞとばかりに大歓声と大拍手を送りました。お友達の俳優さん達が、手を振ったり、ほほえみかけたりしてくれて、とても嬉しかったです♪

終演後のロビーで待っていると、ダンスが素晴らしく上手なジュリアンさんが、駆け寄って来て、ハグしてくれました♪そして、「ナズ!来てくれて、ホントに嬉しいわ!今日は、キャストの1人が誕生日で、みんな、そのお祝いのために、となりのバーにいるのよ」と、劇場内にあるバーに連れて行ってくれました。
メアリー・ポピンズ役のアンさんやウィニフレッド役のジャネットさん、鳥のおばさん役のミシェルさん等、もうナズとはお友達の女優さん達が、そばに来てくれて、久々の再会を喜び合いました!
「Mary Poppins」は、2時間45分もあるため、その時点ですでに夜の11時を回っていました。よかったら、パーティに参加しないかと誘われたのですが、まだちゃんと荷ほどきもしていなかったので、残念ながらB&Bに戻ることにしました。

自分の部屋に戻って、さほど立たないうちに、窓の外に閃光が走りました。 雷でした。激しい雨を伴ったサンダーストームで、劇場から宿まで、徒歩3~4分ほどですが、それでも、こんな激しい雷雨の中を歩くのは大変だったでしょう。早めに戻ってよかった・・・と、ホッとした瞬間、突然、部屋の電気が消えて、真っ暗になってしまいました!停電です!旅先のホテルで、嵐に見舞われ停電に・・・。まるでホラー映画のようなシチュエーションですが、映画のヒロインのように恐怖に震えることはなく、「ヤダ、まだ化粧落としてない!今、消えちゃダメ!あと30分待って!」とドタバタコミカルなナズでした(笑)
幸い、1分ほどで電気がつき、その後も、数十秒の停電が2回ほどあっただけで済んだので助かりましたが、後日、聞いたところ、Michael君の家では、何と14時間も停電していたそうです!

翌18日は、昨夜の嵐がウソのような美しい朝。それでも、建物の周りには、大きな水たまりができ、ところどころ小さな木が倒れかかっていて、木の葉や折れた枝がたくさん落ちていました。
ブッフェの朝食を楽しんだあと(ワッフル焼き器で自分で焼くワッフルも、もちろん食べましたよ♪)、朝の散歩がてら、早朝から開いているお気に入りのスーパーに買い物に出掛けました。今回、タブレット端末を持参してきていたので、写真を撮ってはFacebookにアップし、しばらくすると、お友達の俳優さん達が「いいね」してくれたり、コメントを書いてくれたりして、劇場にいない時でもリアルタイム交流ができたので、より楽しかったです。
散歩を楽しんだあと、自室に戻ったナズ、いつもなら1カ所から動かないので、荷作りもしばらくしなくていいんですが、今回は、19日にはミネアポリスの方に移動でしたから、スーパーで買ってきたお土産などをスーツケースに詰めたりして過ごし、10時半過ぎに劇場へと向かいました。

劇場では、またジェイさんが迎えてくれ、「昨夜、すごい嵐だったでしょ!びっくりしちゃった!」と話しかけると、ジェイさんのお宅でも、夜半から朝まで停電していたとのことでした。
このマチネでの席は、最前列、舞台に向かって左側の入り口に近い110番テーブルで、「素晴らしいショーを2人の孫息子達に見せたくて連れてきた」という、お婆さんと男の子2人と一緒でした。ナズは、チケット料金に含まれているメニューの中から、チキンサラダをオーダーし、デザートにチョコレートサンデーを注文しました。(休憩時間に、美味しいけど、ボリューム満点なサンデーが来ましたよ♪)
男の子達は、コーラを頼んでいて、炭酸類は、希望すれば、その出し物のロゴの入ったプラスティック製のふたとストロー付のスーベニールカップに入れてくれて、お代わりもそれに入れてくれるし、もちろん、持って帰ることもできます。男の子達は、そのスーベニールカップに入れてもらっていました。

110番テーブルのステージ中央寄りの席で、最後にキャストが退場する時に使う通路のすぐ横に座っていたので、ジョージ役のトーマスさんをはじめ、こちら側から退場するキャスト達が、みんな握手したり、手を振ったり、ハグしたりしながら通ってくれて、楽しかったです♪
上演時間が長いので、マチネが終わった時にはもう夕方の4時近くで、イブニングも見るナズにとっては、とてもせわしなく、ロビーで、2年前にお世話になったサンディさんとご主人のジムさんとおしゃべりをしたあと、B&Bに戻って、片づけを済ませ、5時半過ぎに、また劇場へと戻りました。忙しい~!

3回目、ナズにとっては最後の「Mary Poppins」、席は、最前列なんですが、マチネとは反対側、劇場の奥側の130番テーブルでした。最初の晩の124番より、もう1つ奥になります。
6人掛けのテーブルの顔ぶれは、テキサスからコンベンションに参加するために来て、チャンハッセンまで足をのばして見に来たという年輩のご夫婦と、地元のカップルで、CDTにはよく見に来るというご夫婦と、ナズの5人でした。
この晩は、リブステーキを頼んでみたナズでしたが、何ともボリューム満点のステーキが出てきて、とても美味しかったんですが、おなかいっぱいになってしまいました。地元のご夫婦の奥様がとても気さくな方で、テキサスから来られたご夫婦やナズに話しかけて下さって、おかげで気詰まりな思いをすることもなく、楽しく過ごすことができました♪

最後のショーということで、前回前々回にも増して大歓声を贈ったナズ、ロビーでは、アンさんとジャネットさんに会うことができ、素晴らしいショーを見せてもらったお礼と、お別れを言いました。いつもだと、このあと帰国になるわけで、ホントに悲しい感じなんですが、今回は、翌日からミネアポリスに移動するお別れなので、寂しいは寂しいけど、あまり悲しい感じではなかったです。

B&Bに戻ったナズ、翌19日は日曜日で、「The Music Man」は2回公演の日でした。落ち着いて考えれば、マチネは見ずに、チャンハッセンに午後までいて、ミネアポリスのホテルのチェックインタイムに合わせて移動して、イブニングショーだけを見る方がスケジュール的にかなり楽だったんですが、滞在中の全ての公演を見るといういつもの習慣で、マチネのチケットも買ってしまっていたんです。
そのため、ミネアポリスのホテルに10~11時頃について、いったん荷物を預かってもらい、その後、劇場に行ってチケットを受け取り、マチネを見てから、ホテルに戻ってあらためてチェックインをする・・・という、ちょっとあわただしいスケジュールになってしまいました。
でも、せっかく来たんですから、なるべくたくさんショーを見たいですもんね~!忙しくなる翌日に備えて、早めにベッドに入りました。

以上、2回に渡って、メアリー・ポピンズ編をお届けしました。いよいよ次は、ミネアポリスに移動しての「The Music Man」編です。よろしくお願い致します~!