M for Michael Gruber♪- Mは、マイケル・グルーバーのM~♪

キャッツDVDのマンカストラップ、アメリカの舞台俳優、Michael君のことや、ブロードウェイニュースをお伝えします。

寂しいスタートだった15のブロードウェイ・ミュージカル

2018-02-14 00:02:07 | Musicals トリビア
Playbill.comでは、事前に1回の試演もなく、ブロードウェイ開幕を迎えた15作のミュージカルを紹介しています。(写真は、記事からのものです。)

ほとんどのショーは、ブロードウェイで開幕する前に、少なくとも1回は、他の都市やオフ・ブロードウェイで試演を行うのが普通です。ところが、ここで紹介された15作は、1回も試演を行わないで、直接、ブロードウェイで開幕されました。その結果、成功を収めたショーもあれば、それほどでもなかったショーもあるようです。

Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。下の方の画面右端の黄色い>マークをクリックすると、15作それぞれにつき、プレイビルの表紙の写真とプロダクション写真で、全部で30枚の写真をごらんいただけます。

ハロルド・プリンス氏が手がけた41作品のプレイビルの写真

2018-02-10 00:01:31 | Musicals トリビア
1月30日は、21個ものトニー賞を獲得した偉大なディレクターでありプロデューサーでもある、ハル(ハロルド)・プリンス氏の誕生日でした。 それを記念して、Playbill.comでは、彼が手がけた作品のプレイビルの写真を紹介しています。(写真は、記事からのもので、プリンス氏です。)

Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。下の方の画面右端の黄色い>マークをクリックすると、氏が手がけた、「The Pajama Game」、「West Side Story」、「Fiorello!」、「Fiddler on the Roof」、「Cabaret」、「Company」、「Follies」、「A Little Night Music」、「Sweeney Todd」、「Evita」、そして、ブロードウェイの歴代ロングラン記録の第1位として、現在も上演中の「The Phantom of the Opera」といった、41作の不朽の名作のプレイビルの表紙写真をごらんいただけます。

またプリンス氏のブロードウェイでのキャリアは、こちらからごらん下さい。

Happy belated Birthday, Mr. Prince!! プリンスさん、遅ればせながら、お誕生日、おめでとうございます~!これからも、ますますのご活躍をお祈り申し上げます!

全米ツアー・カンパニーのクリスマス

2017-12-29 00:02:38 | Musicals トリビア
先日のブロードウェイの楽屋で祝うクリスマスに続いて、今度は、ホリデーの時期に全米各地をツアー中のカンパニーのクリスマス風景です。(写真は、Playbill.comの記事からです。)

全米ツアー中のカンパニーは、各地に喜びを届けて回っていますが、多くの人が家族と過ごすホリデーを、自宅や故郷では過ごせないことになります。 彼らは、ツアーであちこちを旅する間、どんな風にクリスマスを祝うのでしょうか?

Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。 下の方の画面右端の黄色い>マークをクリックすると、「オペラ座の怪人」、「ジャージー・ボーイズ」、「サウンド・オブ・ミュージック」等のキャストの皆さんがシェアしてくれた27枚の写真をごらんいただけます。

ブロードウェイの楽屋で祝うクリスマス

2017-12-25 12:34:13 | Musicals トリビア
Playbill.comでは、ブロードウェイのショーに出演する俳優さん達が、楽屋で過ごすクリスマスの様子を紹介しています。(写真は、記事からのものです。)

一般の人達は、この時期、故郷に帰ったり、友人と旅行に出かけたりと、旅をすることが多いようですが、ショーに出演している俳優さん達は、ニューヨークを訪れて観劇するお客様達を楽しませるために、毎日、劇場に隠ってパフォーマンスをお見せするので大忙しです。でも、幸いなことに、ショービジネス界の仲間達の絆は、自分達を「第二の家族」と呼び合うほど強いので、それぞれに工夫して、楽屋でクリスマスをお祝いしています。

Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。下の方の画面右端の黄色い>マークをクリックすると、ブロードウェイで大人気のいくつかのショーのキャストがシェアしてくれた楽屋でのクリスマスの写真を、全部で25枚、ごらんいただけます。

ブロードウェイ作品の歴代高収益トップ29

2017-12-19 00:04:45 | Musicals トリビア
Playbill.comでは、ブロードウェイの歴代ヒット作品トップ29を紹介しています。(写真は、記事からのものです。)

Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。下の方の画面右端の黄色い>マークをクリックすると、29位から1位までの作品の写真をごらんいただけます。それぞれの写真には、作品のタイトルと収益金額が記載されています。各作品のタイトルと金額は、以下の通りです。

The 1998 revival of Cabaret $119,389,436
Avenue Q $121,918,918
Rock of Ages $128,993,202
42nd Street $133,018,977
The Color Purple $148,718,479
Aida $165,928,398
Monty Python’s Spamalot $168,067,350
Billy Elliot $183,514,378
Beautiful $188,081,347
Matilda The Musical $198,165,852
Spider-Man Turn Off The Dark $212,406,040
Hamilton $242,807,300
Hairspray $252,181,270
Kinky Boots $252,680,807
Aladdin $271,015,661
Rent $274,248,128
Miss Saigon $285,843,972
The Producers $288,361,724
Mary Poppins $294,558,648
Cats $342,207,841
Les Misérables $406,258,901
Beauty and the Beast $429,158,458
The Book of Mormon &506,681,955
Jersey Boys $558,416,084
The 1996 revival of Chicago $593,302,223
Mamma Mia! $624,391,693
The Phantom of the Opera $1,117,096,453
Wicked $1,134,379,492
The Lion King $1,396,638,949

初日で閉幕してしまった22のブロードウェイ・ミュージカル

2017-12-15 00:03:44 | Musicals トリビア
1943年から2008年の間で、開幕した途端、それがそのまま閉幕日になってしまったという、とても残念なブロードウェイのショーを、Playbill.comで紹介しています。(写真は、記事からのものです。)

ブロードウェイの歴史に、浮き沈みは付き物です。苦労してようやく開幕にこぎ着けたオープニング・ナイトは、まさに最高の瞬間ですが、クロージング・ナイトは、そういうわけにはいかないでしょう。では、その両方が、同じ日に起きたとしたら、どうでしょうか?

1943年に「Oklahoma! オクラホマ!」が近代ミュージカルの定義を新たにして以来、22のミュージカルが、喜ぶべき初日の晩が、そのまま最後の夜となりました。
Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。下の方の画面の右端の黄色い>マークをクリックすると、初日で終わってしまった22本のミュージカルからの写真を、全部で38枚ごらんいただけます。 プレイビルの表紙の写真だけのショーもあれば、プロダクション写真を紹介しているものもあります。

22作のタイトルは、以下の通りです。タイトルをクリックすると、各作品のブロードウェイでの詳細をごらんいただけます。多くは、これが、ブロードウェイでの初上演だったのですが、中には、リバイバル作品も混じっていて、一晩で終わってしまった背景には、いったいどんな理由があったのか、とても気になりますね~!よほど入りが悪かったのか、他にも何か理由があったのでしょうか・・・

Glory Days
Take Me Along
Dance a Little Closer
Cleavage
Play Me a Country Song
Little Johnny Jones
The Moony Shapiro Songbook
Broadway Follies
Onward Victoria
The Utter Glory of Morrissey Hall
A Broadway Musical
Home Sweet Homer
Rainbow Jones
Heathen!
Wild and Wonderful
Frank Merriwell
Blood Red Rose
Gantry
La Strada
Billy
Here's Where I Belong
Kelly

映画からミュージカルになり再映画化された7つの作品

2017-12-11 00:05:25 | Musicals トリビア
Playbill.comでは、映画を基に制作されたブロードウェイ・ミュージカルを、さらにミュージカル映画化した7つの作品を紹介しています。(写真は、記事からです。)

ブロードウェイのショーには、映画や小説、戯曲を基に制作されるものが少なくありませんが、今回、Playbill.comで紹介している7作品は、最初に映画として制作され、その後、ステージ・ミュージカル化されてブロードウェイで上演された後に、さらにミュージカル映画化されたという作品になります。
Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。下の方の画面右端の黄色い>マークをクリックすると、全部で28枚の写真をごらんいただけます。1つの作品につき、写真が4枚で、1枚目がミュージカルからのワンシーン、2枚目が最初の映画版のポスター、3枚目がミュージカルのプレイビル、そして4枚目がミュージカルとして制作された映画のポスターです。

7つのミュージカルのタイトルは、以下の通りです。カッコ内は、最初の映画のタイトルで、その後ろのカギカッコ内は、映画の邦題になります。最後に作られたミュージカル映画のタイトルは、どの作品も、ブロードウェイのミュージカルと同じタイトルです。

A Little Night Music (A Smiles of a Summer Night〔1955年スウェーデン〕)「夏の夜は三たび微笑む」 ブロードウェイでの詳細はこちらから。

Sweet Charity (Nights of Cabiria〔1957年イタリア〕)「カビリアの夜」ブロードウェイでの詳細はこちらから。

Nine (8 1/2〔1963年イタリア/フランス合作〕)「8 1/2 [はっかにぶんのいち]」 ブロードウェイでの詳細はこちらから。

Hairspray (Hairspray〔1988年アメリカ〕)「ヘアスプレー」ブロードウェイでの詳細はこちらから。

Little Shop of Horrors (The Little Shop of Horrors〔1960年アメリカ〕)「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」ブロードウェイでの詳細はこちらから。

The Producers (The Producers〔1968年アメリカ〕)「プロデューサーズ」 ブロードウェイでの詳細はこちらから。

Applause (All about Eve〔1950年アメリカ〕)「イブの総て」 ブロードウェイでの詳細はこちらから。


ちなみに、「Nine」のオリジナルの映画の邦題の後ろのひらがなは、邦題の読み方です。「8 1/2」という風変わりなタイトルは、監督のフェデリコ・フェリーニ氏にとって、単独で監督した映画が、これで8作目だったことに加えて、彼の処女作「寄席の脚光」でアルベルト・ラットゥアーダ氏が共同監督をしていたので、それを半分として数えて、8プラス1/2で、「8 1/2」というタイトルにしただけで、他の意味はないそうですが、とても意味深で、タイトルに釣られて映画を見る気になっちゃいそうですよね(笑)

ブロードウェイの振付師クイズ

2017-11-29 00:02:26 | Musicals トリビア
Playbill.comで、ブロードウェイを代表するミュージカルの振付師クイズを紹介しています。(写真は、記事からです。)

ダンスは、ブロードウェイのショーにとって、常に欠くことのできない要素でした。「コーラスライン」の「One」から「ウェスト・サイド・ストーリー」の「The Dance at the Gym」まで、多くの代表的な振付が、ミュージカル作品の歴史に刻まれてきました。

Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。下の方の画面右端の黄色い>マークをクリックすると、全部で38枚の写真をごらんいただけます。1枚目が、その作品の写真で、2枚目が、その作品(ダンス)を振り付けた人の写真です。皆さんは、いくつ、おわかりになりますか?

アダム・パスカルさんとアンソニー・ラップさんのキャリア・ハイライト写真

2017-11-04 00:01:29 | Musicals トリビア
先月(10月)の25日は、「Rent レント」でおなじみのブロードウェイ・スター、アダム・パスカルさんの47回目のお誕生日で、翌26日は、同じく「Rent」のスター、アンソニー・ラップさんの46回目のお誕生日でした。 Happy Birthday, Adam and Anthony!! それに因んで、Playbill.comでは、2人のキャリアのハイライト写真を紹介しています。(写真は、パスカルさんの記事からのものです。)

ブロードウェイ・デビューとなった「Rent」から、2016年に上演された「Disaster!」まで、パスカルさんは、今までに7本のブロードウェイ・ミュージカルに出演しました。直近の出演は、開幕は、「Disaster!」の前年なんですが、閉幕が今年(2017)の元日だった「Something Rotten!」になります。彼の最も有名な当たり役、「Rent」のロジャーの演技で、1996年のトニー賞で、主演男優賞にノミネートされました。その他の出演作は、「Chicago」、「Cabaret」、「Aida」、「Memphis」です。

トニー賞とピューリッツァー賞を受賞した「Rent」で、オリジナル・キャストとしてマークを演じたラップさんは、「Rent」の後には、「You're a Good Man, Charlie Brown」でチャーリー・ブラウンを演じ、直近のブロードウェイ出演は、2014年3月30日から2015年3月22日まで上演された「If/Then」でした。映画にもたくさん出演していて、「ベビーシッター・アドベンチャー (1987)」をはじめ、「青春の輝き (1992)」、「ツイスター (1996)」、「ビューティフル・マインド (2001)」等に出演、そして、映画化されたレント (2005)「」では、ブロードウェイのステージで演じたマーク役を再演しました。下記は、Playbill.comの記事からのラップさんの写真です。



パスカルさんのほうのPlaybill.comの記事は、こちらからどうぞ。下の方の画面右端の黄色い>マークをクリックすると、全部で24枚の写真をごらんいただけます。
ラップさんのほうは、こちら からごらんいただけます。下の方の画面右端の黄色い>マークをクリックすると、全部で22枚の写真をごらんいただけます。

パスカルさんのブロードウェイでのキャリアは、こちらからごらん下さい。またラップさんのキャリアは、こちら からどうぞ。




ジェラルド・ショーンフェルド劇場が100周年

2017-10-20 00:01:55 | Musicals トリビア
ブロードウェイのジェラルド・ショーンフェルド劇場が、先日、10月10日に100周年を迎えたそうです。(写真は、Playbill.comの記事からです。)

ここは、Michael君(マイケル・グルーバー)も、「A Chorus Line コーラスライン(リバイバル)」の時に出演した劇場です。(ちなみに、2008年のお正月にMichael君出演中の「コーラスライン」を見に行った時、たまたま上演500回のショーを見て、終演後、お友達になった俳優さん達に劇場内に入れてもらい、何と、私もステージの上に立たせてもらってしまった劇場でもあります!

ジェラルド・ショーンフェルド劇場は、1917年10月10日にプリマス劇場としてオープンしました。ハーバート・J・クラップ氏設計のこの劇場は、ウェスト44thストリートと45thストリートの間の一画全体を使って、ブース、ブロードハースト、シューバートの3つの劇場とつながった形で建てられました。2005年に、シューバート・グループの会長であるジェラルド・ショーンフェルド氏に因んで、現在の名称に変更されました。
100年の間に、現在上演中のトニー賞受賞の「Come From Away」を含め、47作を上演してきました。初期の頃は、シェークスピアもの等を多く上演していましたが、1940年代頃から少しずつレビュースタイルのミュージカルが上演されるようになりました。

Playbill.comでは、今までの上演作のいくつかの写真を紹介しています。記事の方は、こちらからどうぞ。下の方の画面右端の黄色い>マークをクリックすると、全部で91舞の写真をごらんいただけます。
劇場の詳細は、こちらからどうぞ。またMichael君が出演したことのある劇場として、以前このブログで紹介した時の記事は、こちらからごらんいただけます。

10月1日はジュリー・アンドリュースさんの誕生日

2017-10-03 00:02:37 | Musicals トリビア
10月1日は、演劇界でも映画界でも、数々の名作に主演して、その素晴らしい演技でファンを魅了してきたジュリー・アンドリュースさんのお誕生日でした。Happy Birthday, Julie! Playbill.comでは、それを記念して、彼女のステージやスクリーンでの名シーンの写真を紹介しています。(写真は、記事からです。)

Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。下の方の画面右端の黄色い>マークをクリックすると、全部で33枚の、20才の頃のブロードウェイ・デビュー作「The Boyfriend」から始まって、若き日の代表作「My Fair Lady」、テレビ映画「シンデレラ」、グィネビア王妃を演じた「Camelot」、彼女の代表作とも言うべき映画「メリー・ポピンズ」や「サウンド・オブ・ミュージック」等からの貴重な写真をごらんいただけます。

彼女のブロードウェイでのキャリアは、こちらからごらんいただけます。

イラストで見るミュージカル劇の殺人方法

2017-09-29 00:03:35 | Musicals トリビア
昨年(2016)の4月のPlaybill.comの記事なんですが、殺人が登場する10のミュージカルにおける殺人方法を、イラストで紹介しています。(写真は、記事からのものです。)

この記事がアップされた時は、見逃していて、最近になって見つけて読んでみたら、なかなか面白かったので、ご紹介しますね~。 Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。内容は、以下の通りです。


噂によれば、ジェラルド・ショーンフェルド劇場で上演された「American Psycho」のベンジャミン・ウォーカーが、最も多く人を殺したようですが、グレート・ホワイト・ウェイを血まみれにした最初の殺人鬼というわけではありません。女性権力者から刃物を持つ男まで、ニューヨークのステージでは、様々な凶行を見ることができます。以下は、いくつかの殺人ミュージカルに見られる殺人方法です。


「Marie Christine」1999年ブロードウェイ
脚本・作詞作曲のマイケル・ジョン・ラチーサ氏は、さげすむべき女性、マリー・クリスティーンを、世紀末のニューオーリンズのヴードゥーの世界を舞台に描きました。恐怖を麻痺させる呪文やライバルを焼き殺す呪われた贈り物を武器に、マリー・クリスティーンは、行く先々で人を殺します。全ての被害者を直接殺したわけではありませんが、魔法をかけて、他の人間に殺させたりして、間違いなくミュージカルの中の全ての殺人にかかわっています。彼女が殺した数は、ブロードウェイに登場する他の悪名高い殺戮者よりも少ないかも知れませんが、最も邪悪だと言えるでしょう。理由は、彼女の子供達が知っています。

イラスト:「Marie Christine」の殺害方法
リゼット:恐怖を麻痺させる呪文  パリス:刺し殺した。
父親:娘に殺された。  ヘレナ:焼き殺された。
子供達:母親に殺された。


「Carrie」1988年ブロードウェイ
ホラーの第一人者、スティーブン・キング氏の描いたこの大量殺人は、ボックスオフィスでは大量というわけにはいきませんでした。キャリーの悪名は、被害者の数ではなく、ブロードウェイ・ミュージカル史上、最も上演期間の短い作品だったことによるものです。念動力を持つ少女が、プロム会場のドアを開かないようにして会場に火を放ち、出席者全員を殺害します。その原因は、彼らが、少女の新品のドレスにブタの血を少しかけたから・・・です。1988年のオリジナル公演は、16回のプレビュー公演のあと、5回上演されて終わりました。そして、2012年にオフ・ブロードウェイで息を吹き返したキャリーは、彼女の母親に刺し殺されてすぐに終わってしまいました。(プレビュー:34回、本公演:46回)

イラスト:「Carrie」の殺害方法
マーガレット:心臓を止める。  キャリー:刺される。
学校の全員(スーを除く):キャリーに殺される。


「Little Shop of Horrors」1982年オフ・ブロードウェイ
アラン・メンケン氏とハワード・アシュマン氏作のこのドゥーワップ・コメディに登場するのは、人食い宇宙植物を育てているオタクな花屋のシーモアです。確かに、最初の死は、ブロードウェイのお気に入りのサディスティックな歯医者が、笑気ガスを吸い過ぎて死ぬという事故でしたが、シーモアは、彼を止めることができませんでした。これも殺人なのでしょうか?シーモアは、彼の血に飢えた植物に、歯医者を食べさせてしまうのですから、たぶん・・・?シーモアが、彼の上司のマシュニクを殺したトリックは、間違いなく立派な殺人と言えるでしょう。たとえ、彼がいくらかの自責の念を見せていたとしても、人食いオードリーⅡの魔手から、彼とオードリーを救い出すのに充分とは言えません。最後の犠牲者達を平らげ、オードリーⅡは、家ほどの大きさになり、ラストでは、観客までもむさぼり食おうとしていることをほのめかします。

イラスト:「Little Shop of Horrors」の殺害方法
オリン・シュライヴェロ歯科医師:亜酸化窒素  
マシュニク:植物に食われる。  オードリー:植物に食われる。
シーモア:植物に食われる。  観客全員:植物に食われる。


「Sweeney Todd」1979年ブロードウェイ
ソンドハイム氏は、ビクトリア朝時代の三文小説を基に、彼の「フリート街の悪魔の理髪師」を創作しました。15年間追放された後、スウィーニー・トッドは、彼を追放に追いやったいかがわしい判事に復讐するために、ロンドンに戻ってかつての仕事につきました。「友人達」のちょっとした助けを得て、スウィーニーは、客の喉を切り裂きます。共犯者のラヴェット夫人は、被害者の肉を使ってミートパイを焼き、それが評判を呼びます。悪人は、罰を逃れられません。最後には、全員が立て続けに報いを受け、カミソリの餌食となります。

イラスト:「Sweeney Todd」の殺害方法
鳥:首をねじられる。  アドルフォ・ピレリ:喉を切り裂かれる。
ビードル・バムフォード:喉を切り裂かれる。  ジョナス・フォグ:撃たれる。
乞食女:喉を切り裂かれる。  ターピン判事:喉を切り裂かれる。
ラヴェット夫人:オーブンに押し込まれる。 スウィーニー・トッド:喉を切り裂かれる。
スウィーニー・トッドの理髪店の客:喉を切り裂かれ、パイにされる。


「Eating Raoul」1992年オフ・ブロードウェイ
ポール・バーテル氏が、1982年に自分が作ったカルト・ムービーを、映画公開から10年を経て、不運な名ばかりの役にエイドリアン・ズメッド氏を迎えて、オフ・ブロードウェイ・ミュージカルとして上演しました。レストランを開こうと野心を燃やすブランド夫妻が、資金を集めるために、風来坊をフライパンで殴り殺して金を盗むというストーリーで、物語は、女が、夫と愛人のどっちを最後の一撃(「One Last Bop」)で殺すか決めるというところで終わります。(また犠牲者をドッグフードの缶詰めにするというのは、スウィーニーへのヒントなのでしょうか?)

イラスト:「Eating Raoul」の殺害方法
ハワード:フライパンで殴られる。  ボビー:フライパンで殴られる。
バスケットボール選手:フライパンで殴られる。  
太った食いしん坊:フライパンで殴られる。
ニワトリ男:フライパンで殴られる。  ジンジャー:フライパンで殴られる。
ラウル:フライパンで殴られ、シチューにされる。
その他大勢:フライパンで殴られ、ドッグフードにされる。


「Jekyll & Hyde」1997年ブロードウェイ
ジキルは、魅力的な医師で、ハイドは、糸のような髪の狂人です。もちろん彼らは、ロバート・ルイス・スティーヴンソン氏作の名作に登場する人物の善良な人格と邪悪な人格で、フランク・ワイルドホーン氏によって叙情的な命を吹き込まれました。父親の精神病を治そうと励むうちに、ジキル博士の心から邪悪な部分が分離し、邪悪な分身であるハイド氏が誕生します。仕込み杖(杖のように見えるが、中に剣が隠されている)を武器に、ジキルの研究費集めの邪魔をする存在に復讐していきます。プラスその他数名にも。最後には、ジキルは、自ら命を絶つことを決め、彼自身の結婚式の日に、自分と共にハイドを葬ります。タイトル・ロールを演じた有名俳優には、デヴィッド・ハッセルホフさん、ジャック・ワグナーさん、セバスチャン・バッハさん、コンスタンティン・マローリスさん等がいます。

イラスト:「Jekyll & Hyde」の殺害方法
ベイシングストークの司祭:殴られ、刺され、焼かれる。
グロソップ卿:仕込み杖で首を刺される。
レディ・ビーコンスフィールド:首を絞められ、折られる。
サベージ卿:首を折られる。  サー・アーチボルド・プループス:腹を刺される。
ルーシー:首を切り裂かれる。(ナイフで)  
サイモン・ストライド:杖で首を折られる。
ヘンリー・ジキル博士/エドワード・ハイド:剣の上に倒れる。


「Into the Woods」1987年ブロードウェイ
ソンドハイム氏(作詞作曲)とラパイン氏(脚本)は、「Into the Woods」に、本来の童話が持つ暴力性を取り入れるのを避けようとはしませんでした。作品に登場するパン屋とその妻は、隣人の魔女によってかけられた不妊の呪いを解こうとしていました。呪いを解くためには、森深く入って、薬の材料を集めなければなりません。その途中で、それぞれに各自の冒険をしているシンデレラや赤ずきん、ジャックに出会います。この物語で、誰か1人だけを悪人として挙げるのは難しいですが、いくつかの殺人が登場します。王子の家来がジャックの母親を殴り殺し、巨人女が王女を踏み殺し、パン屋が狼の腹を切り裂きます。実際のところ、責められるべき悪役はいないと言っていいでしょう。結局、「完全に黒いものも、完全に白いものもない」のですから。注目すべきは、魔女は、誰も殺さないというところでしょう。

イラスト:「Into the Woods」の殺害方法
狼:腹を裂かれる。  巨人:豆の木から落ちる。
ナレーター:巨人女に投げ落とされる。  ジャックの母親:棒で殴られる。
ラプンツェル:踏み殺される。  パン屋の妻:木の下敷きになる。
お婆さん:いなくなる。  巨人女:棒で殴られる。


「A Gentleman’s Guide to Love and Murder」2013年ブロードウェイ
タイトルにある通りです。母親の死後、哀れなモンティ・ナバロは、彼女が裕福なダイスクイス家の一員で、彼自身も、爵位継承の9番目であることを知ります。モンティ・ナバロが、第9代ハイハースト伯爵モンテギュー・ダイスクイス・ナバロ卿の地位を得るために一族を次々と殺していく中、観客は、2つのラブストーリーと8つの殺人を目撃することになります。モンティは、ブロードウェイ・ミュージカルの殺害方法としては・・・創造的な・・・いくつかの方法、ハチを使った大虐殺とバーベルを武器にします。また彼は、2人の恋人のおかげで、全ての罪を不問に付される数少ない殺人者の1人でもあります。

イラスト:「A Gentleman’s Guide to Love and Murder」の殺害方法
ロード・エゼキエル・ダイスクイス牧師:鐘楼から落ちる。
アスキス・ダイスクイス・ジュニアとフロロドーラ・ガール:氷の穴に落ちる。
ヘンリー・ダイスクイス:ハチ  レディ・ヒアシンス・ダイスクイス:溺れる。
ロード・バーソロミュー・ダイスクイス少佐:バーベルで首を切られる。
レディ・サロメ・ダイスクイス・パンフリー:頭を撃たれる。
ロード・亜ダルバート:毒殺  ヂョーンシー:毒殺


「Chicago」1975年ブロードウェイ
ジョン・カンダー氏とフレッド・エブ氏のミュージカルは、ロキシー・ハートが、華々しく彼女の愛人を撃つところから始まり(理由は、男が彼女のことを捨てようとしたから)、彼女は、クック郡刑務所に送られます。そこで彼女が出会ったのは、独房に収監されている、夫と妹を殺したヴェルマ・ケリーと5人の陽気な女殺人者達でした。どちらがより注目を集めるかを争う2人でしたが、2人よりも注目を集める殺人者が現れ、結局、ロキシーとヴェルマは手を組み、自分達のスキャンダルを、「殺人を切り抜けよう、浮かれ騒ぎながら」とばかりに、ヴォードヴィルのショーに仕立てるのでした。

イラスト:「Chicago」の殺害方法
チャーリーとヴェロニカ:ヴェルマは、「何があったか思い出せない。」
アルヴィン・リプシッツ:芸術的な相違  バーニー:撃たれる。
エゼキエル・ヤング:ヒ素  ウィルバー:刺される。
ハニャックの夫:首を切られる。  フレッド・ケイスリー:撃たれる。
ハリーと2人の女:撃たれる。


「Heathers」2014年オフ・ブロードウェイ
これも、カルト映画を基にした殺人ミュージカルで、2014年にオフ・ブロードウェイで上演されました。学校を牛耳るヘザーズ・グループにこき使われるヴェロニカを、バレット・ウィルバート・ウィードさんが演じました。ヴェロニカが、暗くて危険な転校生のJ.D.と出会い、彼らの生活をめちゃめちゃにするかっこいい連中を皆殺しにしてやろうと企みます。ミュージカルも、映画と同じ筋書きで進み、十代の自殺を装った、配水管洗浄剤カクテル、銃撃による二重殺人、大きな爆弾といった皆さんお気に入りの殺人シーンも同様です。映画ファンは、キャストレコーディングになじみがないでしょうが、「I love my dead gay son!」というナンバーが、実際に作られたんです。

イラスト:「Heathers」の殺害方法
ヘザー・チャンドラー:配水管洗浄剤  カート:撃たれる。
ラム:撃たれる。  J.D.:爆破される。

21のブロードウェイ・ショーの原作当てクイズ

2017-09-26 00:04:46 | Musicals トリビア
Playbill.comでは、21作のブロードウェイのショーの原作を当てるというクイズを紹介しています。(写真は、記事からのものです。)

本を基に制作されたショーは、とても多いそうで、人気小説から、短編、劇画、詩集等、様々なジャンルの本を基に制作されます。Playbill.comが紹介している21のショーの原作を、皆さんは、ご存じでしょうか?

Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。下の方の画面右端の黄色い>マークをクリックすると、全部で42枚の写真をごらんいただけます。1つのショーにつき、2枚の写真があって、最初の写真は、ショーからのワンシーンで写真の下にショーのタイトルが書かれています。次の写真は、そのショーのワンシーンと原作の本の表紙の写真で、写真の下に原作のタイトルと作者の名前が紹介されています。

ショーのタイトルと同じものもあれば、微妙に違うもの、全く違うものもあって、なかなか難しいです。またクイズが、当然のことながら英語での出題(解答)なので、邦題とはまたぜんぜん違ったりする場合もあって、より難しいですね~!

アニメキャラの声を演じたブロードウェイ俳優クイズ

2017-09-23 00:03:21 | Musicals トリビア
Playbill.comでは、アニメ映画でキャラクターの声を吹き替えた俳優さんを当てるクイズを紹介しています。(写真は、記事からで、映画「ポカホンタス」の主人公ポカホンタスです。)

多くのブロードウェイ俳優の皆さんが、アニメ映画に声の出演をしています。歌声だけの場合もありますし、そのキャラクターの声の全てを吹き替えている場合もあります。

Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。下の方の画面右端の黄色い>マークをクリックすると、全部で60枚の写真をごらんいただけます。最初にキャラクターの写真が現れ、次の写真が、声を演じた俳優さんです。皆さんは、いくつくらいおわかりになりますか?ちなみに、先月亡くなられたブロードウェイの伝説的女優のバーバラ・クックさんが吹き替えた役もありますよ~!

ミュージカル映画のGIFクイズ

2017-09-17 00:05:28 | Musicals トリビア
Playbill.comでは、21のミュージカル映画のGIFクイズを紹介しています。(写真は、ミュージカル映画の代表作と言っても過言ではない「Singin' in the Rain 雨に唄えば」のポスターです。)

ミュージカル映画には、舞台から映画になったものもあれば、逆に映画から舞台になったものもあります。その中には、「アニーよ、銃を取れ」や「王様と私」のようにミュージカル映画の黄金期に作られた作品に加え、「シカゴ」のように近年作られたものもあります。

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映画なので、先日ご紹介したブロードウェイ・ミュージカルのクイズよりはわかりやすいのではないでしょうか。あなたは、いくつおわかりになりますか?