M for Michael Gruber♪- Mは、マイケル・グルーバーのM~♪

キャッツDVDのマンカストラップ、アメリカの舞台俳優、Michael君のことや、ブロードウェイニュースをお伝えします。

来年秋にブロードウェイで開演の「ローマの休日」の監督

2016-10-29 00:01:15 | Musical News Broadway ショー 作品
来年(2017)の秋にブロードウェイで開演するミュージカル「Roman Holiday ローマの休日」の監督が決まったそうです。(写真は、2012年にミネソタ州ミネアポリスのガスリー劇場で上演された時のプロダクションフォトで、Michael君〔マイケル・グルーバー〕も出演していました。 一番手前、向かって右から4人目の、薄茶のスーツを着て椅子に座ってこちらに背中を向けているのが、Michael君です♪)

このミュージカルは、グレゴリー・ペックさんとオードリー・ヘップバーンさんが主演した1953年の映画「ローマの休日」をもとに作られた作品で、コール・ポーターさんの名曲をフィーチャーしています。最初に上演されたのは2011年のセントルイスのムニー劇場で、その翌年の2012年6月9日から8月19日まで、ミネアポリスにあるガスリー劇場で上演され、前述の通り、Michael君やトニーさんも出演しました。

ブロードウェイ公演に先駆けて、来年の5月23日から6月18までサンフランシスコのゴールデンゲート劇場で上演(グランドオープンは6月6日)される予定で、その監督に決まったのは、現在もブロードウェイで上演中の「Beautiful - The Carole King Musical」の監督を務めているマーク・ブルーニさんです。「ローマの休日」のプロデューサーのポール・ブレイクさんとマイク・ボズナーさんは、「Beautiful - The Carole King Musical」のプロデューサーでもあり、その縁でブルーニさんが選ばれたそうです。また音楽監督を務めるのは、10月9日に閉幕したブロードウェイミュージカル「パリのアメリカ人」で、ミュージック・スーパーバイザーとコンダクターをしていたトッド・エリソンさんだそうです。キャストは、まだ発表されていません。Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。また劇場のサイトの「ローマの休日」のページは、こちらからごらんいただけます。

「王様と私」全米ツアーのリハーサル写真と映像

2016-10-26 00:00:21 | Musical News ツアー他各地
11月から始まる「The King and I 王様と私」全米ツアーのリハーサル写真と映像を、BroadwayWorld.comが紹介していました。(写真は、アンナ役のローラ・ミシェル・ケリーさんと子供達です。)

最初の公演地は、ロードアイランド週のプロヴィデンスで、王様役のホセ・ラナさんやアンナ役のローラ・ミシェル・ケリーさんをはじめ、キャストの皆さんは、リハーサルに余念がないようです。BroadwayWorld.comの記事は、こちらからどうぞ。画面を下の方にスクロールしていただくと、リハーサルとフォトセッションの写真を38枚をごらんいただけます。また映像の方は、こちらからごらん下さい。

先日、キャストとツアー日程についてお伝えしたこのブログの記事は、こちらからごらんいただけます。

映画「Mary Poppins Returns」のマイケル役とジェーン役

2016-10-24 00:01:14 | Musical News TV映画
ディズニー制作の新しいメリー・ポピンズ映画で、ベン・ウィショーさんとエミリー・モーティマーさんが、マイケルとジェーンのバンクス姉弟を演じるそうです。(写真は、モーティマーさんとウィショーさんです。)

ヴァラエティ誌が伝えたところでは、2018年のクリスマスに公開予定のディズニー映画「Mary Poppins Returns」のバンクス姉弟役に、モーティマーさんとウィショーさんが出演契約をしたとのことです。また、オリジナル映画でバートを演じたディック・ヴァン・ダイクさんもカメオ出演される予定だそうです。

モーティマーさんは、「ハウルの動く城」の英語版では若い時のソフィの声を担当していました。また2010年公開の日米合作映画「レオニー」ではタイトルロールのレオニーを演じており、2009年にはその撮影で来日した経験があります。HBOの「The Newsroom」と「Doll & Em」に出演したことがあり、「The Sense of an Ending」の出演が控えています。一方のウィショーさんは、ブロードウェイリバイバルの「The Crucible」の出演を終えたばかりで、映画「007 スペクター」ではQを演じていました。BroadwayWorld.comの記事は、こちらからどうぞ。

またこのブログでご紹介した関連記事は、こちらからごらんいただけます。

ヘドウィグ全米ツアー、サンディエゴ公演から主役交代

2016-10-21 00:01:03 | Musical News ツアー他各地
11月29日にシビック劇場で始まるサンディエゴ公演から、ヘドウィグとイツハクを、ユアン・モートンさんとハンナ・コーニューさんが演じるそうです。(写真は、モートンさんとコーニューさんです。)

現在、ツアーカンパニーは、最初の公演地であるサンフランシスコで10月30日まで公演の予定で、その後、11月1日から27日までロサンゼルスのハリウッド・パンテージス劇場で公演の予定です。この2カ所での公演期間は、それぞれ1ヶ月弱で、他の公演地が数日間から長くても20日間ほどなのに比べて、特に長いです。そして、この2公演では、ブロードウェイでもタイトルロールを演じたダレン・クリスさんがヘドウィグを、またブロードウェイのオリジナルキャストとしてイツハクを演じて見事トニー賞に輝いたリーナ・ホールさんがイツハクを演じています。前の記事でもご紹介致しました通り、この2公演中、ホールさんは、週に1回、ヘドウィグも演じており、同一公演中に1人の俳優がこの2役を演じるのは、史上初の試みだとのことです。

サンディエゴでの1週間の公演に続いて、モートンさんとコーニューさんは、来年(2017)の7月まで、全米各地を公演する予定になっています。Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。またツアー日程は、こちらからごらんいただけます。

モートンさんは、ロンドンとニューヨークで、ミュージカル「Taboo タブー」のオリジナルキャストとしてボーイ・ジョージを演じました。2004年のトニー賞では、主演男優賞にノミネートされ、同年のシアター・ワールド賞を受賞しました。
作詞作曲のスティーブン・トラスクさんは、モートンさんについて、「彼のヘドウィグは、最高に美しく、胸が張り裂けるほど感動させてくれると思います。感情表現が、本当にパワフルで。この世のものとは思えないほどですよ。」と語りました。
今回の出演について、モートンさんは、以下のように話しています。
「今までもキャリアに恵まれてきましたが、今回、ヘドウィグを演じる機会を得られて、これほど心躍る経験はありませんでした。このキャストに加われるというのは、俳優にとって、夢のようなチャレンジです。彼女の金色のブーツを履いて、カルチャーのアイコンに変身するのが、待ちきれません。きらめく目とラヴァーン・ベイカーのケーキングで、私の見た目は、ずっとよくなったんです!さらにワクワクするのは、愛しいヘドウィグと共に、アメリカ中を旅する栄誉を与えられたことです。私の旅支度は、準備万端ですが、アメリカも、彼女の旅を受け入れる用意が万端なことを期待しています。」

コーニューさんは、ブロードウェイでの出演経験がなく、今回が、ブロードウェイの全米ツアーデビューとなります。彼女のキャスティングについて、監督のマイケル・メイヤーさんは、「ハンナは、自然児なんですよ。そして、彼女を、国中に解き放つことに、本当に心が躍ります。」と語りました。

モートンさんのブロードウェイでのキャリアは、こちらからごらんいただけます。またコーニューさんの今回のツアーのキャリアは、こちらからどうぞ。

またこのブログでご紹介したヘドウィグ全米ツアー関連の記事は、下記からごらんいただけます。

10月から全米ツアー開始
全米ツアーでホールさんがヘドウィグに挑戦
ホールさんのインタビュー




ランズベリーさんのステージフォトと映像 - 91才を記念して

2016-10-19 00:01:15 | Musical News Broadway イベント他
50年以上に渡ってステージとスクリーンで活躍してこられたアンジェラ・ランズベリーさんが、10月16日に91才の誕生日を迎えられました。それを記念して、Playbill.comでは、彼女の今までのステージフォトや映像を紹介しています。(写真は、「Mame」オリジナルのランズベリーさんです。)

アンジェラ・ランズベリーさんは、1957年の「Hotel Paradiso」でブロードウェイデビューされました。その後、1960年代から1970年代にかけて継続的にブロードウェイに出演され、「Anyone Can Whistle」のコーラ・フーバー・フーパーや「Gypsy」のローズ、「Mame」のメイム、「The King and I」のアンナ、「Sweeney Todd」のミセス・ラベット等を演じられました。1983年に「Mame」のリバイバル公演に主演したあと、しばらくブロードウェイを離れていましたが、2007年の「Deuce」で、ミュージカルではない戯曲でステージにカムバックされました。最近では、2012年のリバイバルの戯曲「Gore Vidal's The Best Man」にミセス・スー・エレン・ガメッジ役で出演されました。
その長い女優人生の間に、トニー賞の主演女優賞(ミュージカル)を4回(「Mame」、「Dear World」、「Gypsy」、「Sweeney Todd」)、助演女優賞(ドラマ)を1回(「Blithe Spirit」)受賞されました。 ランズベリーさんのブロードウェイでのキャリアは、こちらからごらん下さい。

Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。ランズベリーさんに関する記事を3つお読みいただけます。3つ目の記事では、映像もいくつかごらんいただけます。

また9月に行われたディズニー映画「美女と野獣」の25周年のイベントで、ランズベリーさんが歌声を披露された時のことをご紹介したこのブログの記事は、こちらからごらんいただけます。

2017年のトニー賞授賞式は6月11日

2016-10-17 00:06:11 | Musical Tony賞
71回目となる来年(2017)のトニー賞授賞式は、6月11日だそうです。(写真は、トニー賞のトロフィです。)

第71回トニー賞授賞式は、6月11日に行われ、その模様は、例年通り、東海岸時間の夜の8時からCBSテレビが3時間に渡って中継を行うそうです。CBSの放送は、1978年に始まり、以来、毎年続いています。授賞式の会場については、追って発表されるそうです。Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。

また第71回トニー賞の対象となるための期限は、来年の4月27日だそうで、ノミネーションの発表は、5月2日に行われる予定です。

ウェストエンドのファントム30周年の写真

2016-10-15 00:03:16 | Musical News ツアー他各地
10月9日にウェストエンドの「The Phantom of the Opera オペラ座の怪人」が、30周年を迎え、それを記念して10月10日にFacebookで史上初のミュージカルの放送を行ったそうです。(写真は、舞台裏に集まったチーム・ウェバーとも呼ぶべき皆さんで、向かって左から振付師のジリアン・リンさん、生みの親のアンドリュー・ロイド・ウェバーさん、初代ファントムのマイケル・クロフォードさん、プロデューサーのキャメロン・マッキントッシュさんです。)

ウェストエンドのオペラ座の怪人は、1986年10月9日にハーマジェスティーズ劇場で、怪人にマイケル・クロフォードさん、クリスティーヌにサラ・ブライトマンさんを迎えて開演しました。以来、ブロードウェイをはじめ、世界中で何十ものカンパニーが公演を行ってきました。ブロードウェイでは、1988年1月26日(プレビューは1月9日から)にマジェスティック劇場で開演、以来ロングランを続け、ブロードウェイで一番長く上演を続けているショーとなっています。今年(2016)の10月12日の時点で、公演回数は11,949回となりました。

BroadwayWorld.comの記事は、こちらからどうぞ。記事の上の方の太字で書かれている部分のラストの赤文字の「here!」をクリックすると、中継された映像を見られるページが開くのですが、私のPCのバージョンが古いからか、あるいは見られる地域が限定されているのか、私は、見ることができませんでした~
記事を下の方にスクロールしていただくと、当日の舞台裏やカーテンコールの写真をごらんいただけます。またPlaybill.comでは、30年の間の一幕として、スティーブ・バートンさんとブライトマンさんのステージフォトと、在りし日の故ダイアナ元妃が舞台裏を訪れた時の写真を紹介していますので、こちらからごらん下さい。

リーナ・ホールさんのインタビュー – 初めてヘドウィグを演じて

2016-10-13 00:02:02 | Musical News ツアー他各地
「Hedwig and the Angry Inch ヘドウィグ・アンド・ジ・アングリー・インチ」の全米ツアーで、初めてヘドウィグを演じたリーナ・ホールさんに、Playbill.comがインタビューしたそうです。(写真は、ヘドウィグのメイクをしたホールさんです。)

このインタビューの前夜、10月9日、ホールさんは、ヘドウィグとして、このショーを演じきりました。この日、彼女は、このショーの2人の登場人物を両方演じたのです。
Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。この記事を下までスクロールしていただくと、ヘドウィグのメイクをして撮影されたホールさんの写真を、スライドでごらんいただけます。またこちらからは、BroadwayWorld.comで紹介していた、ツアー初日の写真をごらんになれます。


以下は、Playbill.comのインタビューの訳です。拙い訳ですが、お読みいただければ幸いです。


インタビューアー(以下イ):昨夜のショーは、どうでしたか?全部、聞かせて下さい!

リーナ・ホールさん(以下リ):とてもうまくいきました。まるで大砲で打ち出されたみたいな感じです。もちろん緊張していたけど、幕が上がった瞬間からは、一気に駆け抜けた感じ。観客の反応は、とても熱狂的で、みんな、私の選択を気に入ってくれたんだと思いました。ニール(パトリック・ハリス)のオリジナルのショーを忠実に再現しようと頑張っていたら、その頃のことがよみがえってきて、ニールと2人で演じた古いジョークを思い出しました。でも、他のヘドウィグ達と共演した時も、お気に入りの特別なことがいっぱいあったから、それらが混ざり合って、そこに私自身のものも混ざり込んだ感じかな。音楽は、最高でした。歌も、素晴らしかったし、バンドも気に入ってくれてたと思います。すごく壮大に感じられました。特別で、素晴らしかったし、観客は、みんな私を応援してくれていたから、本当に最高でした。


イ:反対の側を演じるというのは、どんな感じでしたか?ずっと長い間、イツハクとしてショーを演じてきたわけですけど、超現実的な感じでしたか?

リ:いったんショーが始まってしまえば、その中に没頭してしまうわけで、私は、ただストーリーを、彼女のストーリーを語ることに集中していただけです。できる限り集中しようとしてました。でも、残念なことに、私は、毎回この役を演じられるわけじゃないから。緊張を緩められる瞬間が全くなくて、ものすごく異常なほど集中してました。1つだけ奇妙なことがあったんですけど、昨夜のカーテンコールの時の写真を見たんです。私の代役をしてくれてたシャノン(コンリー)を自分だと思っちゃったんです。だから、自分が写真の中のクリスタルだと思っちゃって。で、「ちょっと、待って、違うわよ!それは、私じゃないわ!シャノンよ!」って感じになっちゃって。(笑)
私は、彼女のとなりにいました。でも、自分では、ぜんぜん気づかなかったので、すごく変な感じでした。あれは、まさに超現実的な経験でした。もう大笑いしちゃいました。次が待ちきれないです。


イ:どんな風に決まったんですか?「なぁ、ヘドウィグもやってみたいかい?」って言われた時のあなたの反応は?

リ:スティーブン・トラスク(ソングライター)と私で、ブロードウェイのスター達がヘドウィグを演じる合間に、ほんの短期間、私がヘドウィグを演じてスティーブンがイツハクを演じたらって話していたんです。このアイディアについて、しばらく話し合っていたんですけど、結局実現しませんでした。彼らは、本当に、私にツアーに出演してもらいたがっていました。私にイツハクを演じてもらいたいと、真剣に思っていたんですが、私が、あの役をあまりやりたがっていないのも知っていたんです。だって、あんなに素晴らしいさよならをしたんですもの。あの特別な、特別な晩を補ってあまりあることなんて、あるはずないですから。彼らは、私を承知させる唯一の方法が何か、わかっていたんですよ。大きなニンジン、あるいは金塊を用意すればいいんだって。
ショーのもう一つの面を経験できるというのは、素晴らしいことでした。しかも、私は女性だけど、男連中がやってきたのと同じことができるんだと証明してみせられるんですから。みんな、私がショーのナンバーを歌えることは知っていたけど、彼らは、私が演じられるかどうかわかってなかったと思います。そして、私は、見事にやり遂げたと思ってます。きっといつか、彼らは、私に、主演公演(ヘドウィグとして)をやらせることを考えてみてくれるでしょう。


イ:ヘドウィグのどんなところが好きですか?

リ:彼女は、すれっからしのアバズレなんですが、そこが大好き!パンクロック風の荒削りな感じも楽しいし、でも、頭の回転は速くて、それと、私の表情が本当に面白いそうで、それで、個性を作り出せてるみたい。彼女のユーモアのセンスがとても好きです。このショーは、そんな風に書かれているんです。全てが、どこか面白い。ドイツ語訛りで話すのは、とても面白いわ。ドイツ語訛りってホントに面白いから。いろいろ違った個性を演じるのは、面白いです。トミーを演じるのも楽しいです!トミーが大好きなの。難しいけど、でも、彼女として旅をするのは素晴らしいし、本当に打ちのめされて、弱々しくなってしまうの。まさしく、私に打ってつけだわ。


イ:どこが大変でしたか?

リ:正直な話、舞台裏で突っ立って、出番を待っている時が一番大変でした。ショーの流れには、全く継ぎ目がなくて、それで、筋が通っているんです。一つのセクションから次に移って、そのまま感情のジェットコースターが始まる。それは、このきめ細やかな美しい物語を語るのに、とても自然な形なんです。投げ出されてしまうんじゃないかと感じて、とても不安でした。怖かった。アバズレの女王になるのが怖かったんです。


イ:客席には、誰がいましたか?

リ:私の姉(妹?)がいました。彼女は、ニューヨークから飛んできてくれたの。あと、両親と友人達。ニューヨークから来た人達、ニューヨークから来たヘドウィグファン、世界中から来たヘドウィグファン、子供の頃からの友達もいました。素晴らしい人達だったわ。


イ:終演後、お祝いの大パーティをしましたか?

リ:ディナーに行きました!食べました!とても疲れてた。クタクタでした。両方の役を演じてみて、ショーのあと疲れ切っていた男性陣を、今まで以上に尊敬しました。でも、彼らがやっていた早変わりについては、ちょっと気づいたんですよね。ヘドウィグは、2回早変わりをするんです。1回目は、「Wig in a Box」の時で、もう1回は、最後のトミー・グノーシスになるところ。「ふざけないでよ、何てことないじゃない!私が、イツハクからクリスタルに早変わりするのを、彼ら、やってみればいいんだわ。そりゃ、大変なんだから!」って感じでした。彼らは、知らないのよ。ホントにわかってないの。(笑)


イ:ヘドウィグになってみて、特別なところは、どんなところでしたか?多くの素晴らしい俳優達がこの役を演じるのを見てきたあなた自身が、今や、この役になったわけです。あなたのヘドウィグの中に、どんな風にそれらを融合させていますか?

リ:過去に行われた、ジョン(キャメロン・ミッチェル)以前の、いくつかのことは忘れないようにしています。なぜなら、アンドリュー(ラネルズ)とマイケル(C・ホール)は、ニールのショーから全てを学んでいました。ニールが、ショーをまとめ上げたんです。全てが、彼のジョークの全てとアドリブの大半が、とても具体的に仕上げられました。観客と一緒に即興で演じるアドリブだけはちょっと違いましたけど、ショーの多くの部分を、彼は、しっかりと整えたんです。コメディは、難しいんです。いいタイミングが、とても重要なんです。私は、彼ら3人のヘドウィグから多くを学びました。

ジョンが来て、ショーは、大きく変わりました。彼は、自分の独自の要素やアドリブの全てを加えたので。彼には、それができたんです。だって、彼は、まさにヘドウィグなんですから。自分が書いたショーを、筋が通るよう、思う通りに演じた。で、彼のあとに加わった人達は、彼から学んで、彼の要素を取り入れたんです。私は、ニールの影響は、かなり少なくなってしまったと感じました。わずかになってしまったストーリー展開に戻るのもいいものです。ショーの中に書かれている全ての要素について、私は、人々が、実に多くの違った形で、違った角度から違った言葉で、全く別のことのように語るのを聞いてきました。そして、彼らの言葉の中から、自分が好ましく感じる形を引っ張り出し、つなぎ合わせ、私自身のものにしたんです。基本的に、私は、ショーを、5つの違った形で読み聞かされました。そして、とてもしっかりと内容を理解できたんです。だって、私は、本当にたくさんの形で聞いてきていましたから。つまり、たくさんの違った解釈を手に入れたってことです。このショーの論文を書いているようなものです!

私は、ショーを、ヘドウィグにはわからない形で理解しています。イツハクの観点からです。そして、それは、このショーに、全く新しい色をもたらすでしょう。私は、困惑のようなものは、全く感じていません。彼らは、アクセントも含めて全ての面で、互いに影響を及ぼさないんです。それぞれの役を演じている時、私は、ちゃんと自分が何をしているのかわかっています。


イ:ちょうど観客との即興について話してくれましたが、あなたは、何をするんですか?男性陣みたいに、観客にキスをしますか?

リ:そうね、かなり違うことがあるんです。男性陣は、セットに登ったりとかするんだけど、私にとっては、あんまり好ましいことじゃないんです。週に1回しかやらないから、まだセットに完全になじんでいないので、「安全だって感じたい」って思うんです。子供の頃から得意だったダンスで、彼らを、私のヘドウィグに引き込もうと思ってます。車を洗って、観客席に入っていって、男性陣は、客席の誰かにキスをしたけど、それとは、かなり違うことをやるつもり。最高に面白い、私だけのことです。今は、教えてあげませんよ。見ていれば、わかりますから。それに、私は女性だし、ちょっと違うんですよね。私は、あんな風には出ていけない。もし私が出ていって、客席の男性にキスしたら、違う感じになっちゃうと思うんです。私が女性だってだけで、そうなってしまうんだけど、それでも、みんな、私を応援してくれるし、私が実際には女の子っぽい男の子ではないんだということをわかってくれいることは、私にとって、とても重要なんです。


イ:過去数年の、あなたのお気に入りのヘドウィグの思い出は、何ですか?何を思い出しますか?

リ:正直に言うと、私のお気に入りは、イツハクを演じた最後のショー、私のニューヨークでの最後のショーなんです。熱狂するファンからの大きな愛、私が口を開くたびに総立ちになって、そして最後に、通路沿いのファン全員にバラが配られて、通路を(クリスタルとして)歩く私が、そのバラを全部受け取ったんです。まるで、映画のワンシーンみたいでした。ジョン・ウォーターズもバラを持っていて、私に手渡してくれました!(笑)

大統領選投票日には、18のショーがキャンセルに。

2016-10-11 00:03:12 | Musical News Broadway ショー その他
大統領選挙の投票日である11月8日の火曜日、ブロードウェイのいくつかのショーが上演をキャンセルする予定だそうです。(写真は、その中の1つ「Beautiful: The Carole King Musical」のキャストの皆さんです。)

下記の18のショーは、キャストやスタッフ、また観客の方々が安心して投票に行けるように、投票日の11月8日のショーをキャンセルすることにしたそうです。Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。

Beautiful: The Carole King Musical、Cats
Chicago、The Color Purple、The Encounter
The Front Page、The Humans、Kinky Boots
Les Liaisons Dangereuses、
Natasha, Pierre and the Great Comet of 1812、
Oh Hello on Broadway、On Your Feet!、
Paramour、The Phantom of the Opera、
School of Rock、Something Rotten!、
Waitress、Wicked


大半のショーは、火曜日の代わりに前日の月曜日にショーを行うそうです。詳しくは、ショー・リストのページから確認して欲しいとのことで、こちらからごらんいただけます。この時期にニューヨークで観劇を予定されている方は、上演スケジュールのご確認をお忘れなく~!

グリザベラ役のルイスさんの写真がPeople誌に

2016-10-09 00:00:05 | Musical News Broadway ショー キャスト
ブロードウェイの「Cats キャッツ」リバイバル版でグリザベラを演じているレオナ・ルイスさんがPeople誌の取材を受け、彼女の写真がPeople誌のサイトで公開されています。(写真は、その内の1枚で、BroadwayWorld.comで公開されているもので、グリザベラの姿で愛犬リリーちゃんを抱くルイスさんです。BroadwayWorld.comの記事は、こちらからどうぞ。)

今夏から始まったアンドリュー・ロイド・ウェバーさん作の不朽の大ヒットミュージカル「キャッツ」のリバイバル版で、オリジナルキャストとしてグリザベラを演じてきたのは、イギリスの人気ポップスターのレオナ・ルイスさんです。ルイスさんは、現地時間の10月9日を最後に、ブロードウェイのステージを去ります。お疲れさまでした~!
最後のパフォーマンスを前に、ルイスさんは、People誌の取材を受け、愛犬リリーちゃん、ヘアメイク中の姿、取材中や楽屋、ステージでの姿など、8枚の写真が、People誌のサイトで公開されていますので、こちらからどうぞ。また、「キャッツ」リバイバルのプレビュー公演封切り直後、People誌が彼女のグリザベラ姿を初めて報じた記事は、こちらからごらんいただけます。

ルイスさんに代わってグリザベラを演じるのは、「School of Rock – the Musical スクール・オブ・ロック・ザ・ミュージカル」でパティを演じていたマミー・パリスさんです。パリスさんのブロードウェイでのキャリアは、こちらからごらん下さい。

下記の写真は、現在過去未来のグリザベラ女優の3人です。向かって左から、ルイスさん、ベティ・バックリーさん(1982年9月から1984年3月まで)、パリスさんです。(この写真を公開しているPlaybill.comの記事は、こちらからどうぞ。バックリーさんと、オリジナル版キャッツでマンカストラップを演じていたブライアン・バットさんがニール・サイモン劇場を訪れた時の記事で、お2人とカンパニーの写真もごらんいただけます。)



ルイスさんが、降板の正式発表前に自分のツィッターで降板についてツィートしたことをお伝えしたこのブログの記事は、こちらからどうぞ。それ以外のキャッツリバイバル関連記事も、この記事からごらんいただけます。

ヘドウィグのツアーでリーナ・ホールさんがタイトルロールに挑戦!

2016-10-07 00:03:12 | Musical News ツアー他各地
10月2日にサンフランシスコでスタートした「Hedwig and the Angry Inch ヘドウィグ・アンド・ジ・アングリーインチ」のツアーで、2014年にブロードウェイでイツハクを演じてトニー賞を獲得したリーナ・ホールさんが、イツハク役を演じているのですが、何と、ヘドウィグ役にもチャレンジするんだそうです!(写真は、Playbill.comの記事で使われているものです。)

通常は、ヘドウィグ役は、ブロードウェイでもヘドウィグを演じたダレン・クリスさんが演じており、ホールさんは、サンフランシスコのSHNゴールデンゲート劇場(上演中、10月30日まで)とロサンジェルスのハリウッド・パンテージス劇場(11月1日~27日)で、イツハクを演じますが、週に1回、ヘドウィグ役を演じるそうで、同じ公演中に1人のアクターがヘドウィグとイツハクの両方を演じるのは、初めてのことだそうです。(その時は、シャノン・コンリーさんが、イツハクを演じるとのことです。)
チケット購入などの詳細は、ツアーのサイトから確認していただけますので、こちらからごらん下さい。また、ホールさんのブロードウェイでのキャリアは、こちらからどうぞ。

彼女がヘドウィグを演じる予定は、以下の通りです。
サンフランシスコ:10/9 19:00~、10/12 20:00~、10/19 20:00~、10/26 20:00~
ロサンジェルス:11/6 18:30~、11/13 18:30~、11/20 18:30~、11/25 20:00~

ツアーに先だって、このミュージカルの生みの親であるジョン・キャメロン・ミッチェルさんは、「オ-、マイ、ゴッシュ!リーナ・ホールは、私が知る限り、同じ公演内でイツハクとヘドウィグを見事に演じられる唯一のパフォーマーです。自分の別の側面を発見するとは、まさにこのことですね。ヘドウィグの歴史に、新しいページが書き加えられました。」と語りました。

ホールさん自身は、次のように話されたそうです。
「Hedwig and the Angry Inchに戻ることができて、しかもロサンジェルスと、私の故郷であるサンフランシスコで、1つだけじゃなく、2つもの象徴的な役を演じられることに、ワクワクしています。もともと挑戦に尻込みするようなタイプじゃなかったし、ヘドウィグを演じることは、長年の夢でした。イツハクとヘドウィグの両方を同じ日に演じられるなんて、今までで最大の挑戦で、とても興奮しています。サンフランシスコの人々や友人のダレン・クリスとこのステージを共感できることはもちろんですが、私の、グラムロックのヒロインであるヘドウィグとしての旅立ちのチャンスがもらえたんですもの。私の故郷とロサンジェルスで、彼女の物語の語り部になれるなんて、最高の帰郷ですし、この旅を、私の友人、家族、そしてヘドウィグファンの皆さん(Hedheads)と分かち合えるのを楽しみにしています。」

また作詞作曲のスティーブン・トラスクさんは、「リーナが大好きなんです。ここ2年ほどの間、彼女と旅をしながら、一緒に演じていたんですが、本当に気が合うし、他に類を見ない、まるで空から舞い降りてきたかのような素晴らしいパフォーマーなんですよ。彼女のイツハクを見ることができた人は、誰もが、自分がものすごく幸運だったと思うはずです。」と話しました。

ツアーの監督は、ブロードウェイ版を監督してトニー賞を獲得したマイケル・メイヤーさんです。また、ヘドウィグのバンド「The Angry Inch (別名:『Tits of Clay』) のメンバーは、ギターとキーボードに音楽監督のジャスティン・クレイグさん、ベースにマット・ダンカンさん、ギターにティム・ミスロックさん、ドラムにピーター・ヤノウィッツさんという、ブロードウェイ版と同じ皆さんです。

Playbill.comの関連記事は、こちらこちらからごらんいただけます。最初の方では、ホールさんが楽屋でメイクして衣装を付けてイツハクになっていく映像をごらんいただけます。またあとのほうでは、Rolling Stoneがツイッターで紹介したホールさんのヘドウィグのメイクと、ホールさんがご自身のインスタグラムで紹介したヘドウィグに扮した写真をごらんいただけます。
またBroadwayWorld.comの記事では、Rolling Stoneが紹介したメイクの写真をフルサイズでごらんになれますので、こちらからどうぞ。

このブログで、今回の全米ツアーについてお伝えした記事は、こちらからごらんいただけます。

ライザ・ミネリさんがFeinstein's at the Nikkoにゲスト出演

2016-10-05 12:00:11 | Musical News ツアー他各地


演劇界、映画界、TV界で長年活躍してこられた大女優のライザ・ミネリさんが、9月30日にサンプランシスコのクラブで行われたショーにゲスト出演し、彼女の母、故ジュディ・ガーランドさんをトリビュートする歌を披露しました。(写真は、ミネリさんと、クラブのオーナーでシンガーでピアニストでもあるマイケル・ファインスタインさんです。)

ファインスタインさんは、グラミー賞やエミー賞にノミネートされ、ホワイトハウスやバッキンガム宮殿、ハリウッドボール、カーネギーホール、シドニーオペラハウスといった名だたる会場でコンサートを行ってきました。
ミネリさんは、ファインスタインさんの友人だそうで、ゲストとしてステージに登場したミネリさんは、彼と一緒に、彼女の母であり、若くして亡くなったミュージカル界の大女優、故ジュディ・ガーランドさんのために、往年の名曲「I Love a Piano」を歌いました。BroadwayWorld.comの記事は、こちらからどうぞ。映像もごらんいただけます。

また、ファインスタインさんのFacebookでは、彼とミネリさんのツーショットも紹介されています彼のFacebookは、こちらからごらんいただけます。

故ジュディ・ガーランドさんに関して、このブログで以前ご紹介した記事は、下記からごらん下さい。

往年の名女優が郵便切手に
ハッピーバースデイ、ジュディ・ガーランド

ブロードウェイの「ホリデー・イン」のステージフォト

2016-10-04 00:00:17 | Musical News Broadway ショー 作品
10月6日にグランドオープンを迎えるブロードウェイ・ミュージカル「Holiday Inn, The New Irving Berlin Musical ホリデー・イン」のステージフォトを、BroadwayWorld.comが紹介しています。(写真は、その内の1枚で、主要キャストのコービン・ブルーさん、ローラ・リー・ゲイヤーさん、ブライス・ピンカムさんとカンパニーです。)

BroadwayWorld.comの記事は、こちらからどうぞ。画面を下にスクロールすると、全部で11枚の写真をごらんいただけます。

この「ホリデー・イン」は、スタジオ54で、9月1日からプレビュー公演が始まっており、10月6日にグランドオープンを迎え、今のところ、来年(2017)の1月1日までの期間限定公演です。このショーのブロードウェイでの詳細は、こちらからごらん下さい。

1942年の映画「スイング・ホテル (Holiday Inn)」をもとに作られたこのステージ版、もとの映画は、ミュージカル界の大御所、ビング・クロスビーさんとフレッド・アステアさんが主演という豪華なキャストで、音楽も大御所のアーヴィング・バーリンさんが音楽を担当されました。バーリンさんが書き下ろした12曲の中には、大ヒットとなって、後にその曲名をタイトルに映画まで作られた「White Christmas ホワイト・クリスマス」もありました。
「ホリデーだけ営業するホテル」という映画のもとになったアイディアを思いついたのもバーリンさんだそうで、パラマウント・ピクチャーズと契約して映画を制作したのだそうです。


ストーリーは、以下の通りです。

クリスマスイブに、ジム・ハーディ(ビング・クロスビー)、テッド・ハノーバー(フレッド・アステア)、ライラ・ディクソン(ヴァージニア・デール)の3人は、マンハッタンのショーに出演していました。ショービズ界に嫌気の差したジムは、コネティカットの田舎で農場をやろうと決意して、テッドに「引退して、ライラと結婚しようと思う」とうち明けました。ところが、ライラのほうは、ショービジネスを引退するつもりはなく、結局、テッドと恋に落ちて、テッドのダンスパートナーになったのでした。傷心のジムは、ライラをあきらめて、1人農場へと向かいました。

けれど、シロウトのジムに農場の経営は難しく、再び巡ってきたクリスマスイブにニューヨークへと戻った彼は、療養所で過ごすことにしました。今後の農場経営に思いを巡らしたジムは、農場を「ホリデー・イン」という娯楽施設にして、ホリデーだけ営業することを思いつきました。そんな彼のアイディアをバカにしていたエージェントのダニーは、ふと出会った花屋の店員のリンダに、ショービズ界で働きたいと頼まれ、テッドのクラブへ招待し、ジムに引きあわせたのでした。
まだアイディアだけのジムは、大きなクラブを持っていて、有名な俳優を出演させるとウソをつき、リンダはリンダで、自分が有名人でテッドと懇意だとウソをつきます。
翌日、クリスマスの朝、ホリデー・インに到着したリンダは、改めてジムと顔を合わせ、互いに見栄を張っていたことに気がつきました。それでも、どうにかホリデー・インを続けていくことにした2人は、大晦日に向けて会場の準備を始め、次第に惹かれ合って行くのでした。

一方、テッドもライラに捨てられて、大晦日のホリデー・インにやってきます。酔っぱらったテッドがリンダと素晴らしいダンスを披露しているのをみたダニーは、彼女がテッドの新パートナーに相応しいと考えますが、酩酊していたテッドは、リンダが誰なのかを覚えていない始末。ショーの目玉のリンダを連れ去られては大変と、ジムはリンダを2人から隠すのでした。

リンダをあきらめきれないテッドとダニーは、ホリデーが来て、ホリデー・インが開業する度にリンダを探しにやって来ます。彼らの目からリンダを隠しつつ、ショーの主演女優としてリンダを大切にするジムの態度を自分にプロポーズしているのだと勘違いするリンダ。ジムとリンダの恋の行方は、どうなるのでしょうか・・・またリンダは、誰のパートナーになるのでしょう・・・?

Michael君作曲のミュージカルがミネソタでツアー中

2016-10-01 00:01:20 | Michael 彼の作品(ミュージカル・ソング)
Michael君(マイケル・グルーバー)が地元の仲間達と結成した「The Catalysts」というグループ制作の新作ミュージカルが、9月26日からツアー中だそうです。(写真は、出演者のマックス・ウォイタノウィッツさんです。)

この「BALL: A MUSICAL TRIBUTE TO MY LOST TESTICLE」は、地元出身のウォイタノウィッツさんが書いた1人芝居のミュージカルです。タイトルを和訳すると、「ボール:僕の失った睾丸に捧げるミュージカル」という感じでしょうか。
ツアーの日程は、9/26、27:パイオニア・プレイス(ミネソタ州セントクラウド)、10/1:セントオラフ・カレッジのケルシー劇場(ミネソタ州ノースフィールド)、10/7、8:アンダーグラウンド劇場(ミネソタ州ダルース)です。詳細は、The Catalystsのサイトの「BALL: A MUSICAL TRIBUTE TO MY LOST TESTICLE」のページで紹介していますので、こちらからごらん下さい。またアンダーグラウンド劇場の公演については、BroadwayWorld.com Minneapolisで紹介していますので、こちらからどうぞ。

Michael君が共同経営者で常駐作曲者でもある「The Catalysts」は、彼と、ウォイタノウィッツさん、ジェイソン・ハンセンさん、ホィットニー・ローデスさん、ニッキ・スウォボダさんが作ったグループで、ウォイタノウィッツさんの自伝的ミュージカルをはじめ、3つの斬新でコミカルなミュージカルを作って来ました。

4作目となる今回の作品、これもウォイタノウィッツさんの経験をもとに作られたミュージカルで、実は、ウォイタノウィッツさんは、今年(2016)の1月にステージ3の睾丸(精巣)ガンだと医師に告げられたのだそうです。それを聞いた友人の1人に「ガンなんかやっつけちゃって、それを歌にするといい」と言われたのをきっかけに、このミュージカルを作ったそうです。化学療法やコミュニティ、そして勇気についてのオリジナルソングに笑いを取り混ぜて綴られるこの作品「Ball ボール」は、人生に変化球(ボール)を投げつけられて絶望に直面した姿を笑い(歌い)飛ばすミュージカルなんだそうです。
ウォイタノウィッツさんにとっては、初めての1人芝居で、監督は、スウォボタさん、作曲は、Michael君、ハンセンさん、チャンハッセン・ディナー・シアターズの音楽監督としてもおなじみのアンドリュー・クックさんの3名で、ジェリー・ルビーノさんが、ピアノ演奏を務めます。

この作品は、8月に地元で開催された2016 Minnesota Fringe Festivalで初上演され、スター・トリビューン誌から「魅力的で、機知に富み、心を打つ作品で、素晴らしく楽しい」と絶賛されました。他の批評家からも好評を博し、チケットは売り切れとなって、フェスティバルに参加した168作品のうち、チケット売上第2位となりました。
またこの作品は、The Catalystsにとって、フェスティバル参加5回目の作品で、5年連続でチケット売上ベスト10に入賞して来ました。(2012年:「Fruit Fly: The Musical」、2013年:「Shelly Bachberg Presents: How Helen Keller And Anne Frank Freed The Slaves」、2014年:「A Very Merry Unauthorized Children's Scientology Pageant〔これは、彼らのオリジナル作品ではないそうです。〕」、2015年:「Shelly Bachberg Presents: Orange Is The New POTUS」)

The Catalystsのサイトは、こちらからごらんいただけます。またアンダーグラウンド劇場のサイトは、こちらからどうぞ。チケットも購入できます。(ケルシー劇場は、入場無料だそうです。)
そして、記念すべき彼らの第1作目でウォイタノウィッツさんの自伝的ミュージカル「Fruit Fly: The Musical」の完全版が上演された時のことをお伝えしたこのブログの記事は、こちらからお読みいただけます。