M for Michael Gruber♪- Mは、マイケル・グルーバーのM~♪

キャッツDVDのマンカストラップ、アメリカの舞台俳優、Michael君のことや、ブロードウェイニュースをお伝えします。

ヒューストンのMichael君 - 「Hairspray」観劇記 その3

2010-10-21 00:01:30 | Michael 10 Hairspray
ヒューストンのMichael君(マイケル・グルーバー) その3です。(写真は、劇場のカーテンです。)

翌9日、この日は、午後からマチネとイブニングショーの2回、「Hairspray」を見る予定にしていましたが、午前中は空いていたので、散歩がてらアートフェスティバルを見に行くことにしました。
昼には戻ってきて身支度を始めたかったので、ハウスキーピングに電話して、11時半までに部屋の掃除を終わらせてくれるようにお願いして、9時ちょっと前に部屋を出ました。

前日の晩は、夜遅くまで準備をしていたようで、ナズが滞在しているホテルの横の道をまっすぐ行くと劇場なんですが、その通りは、すっかりフェンスで仕切られていました。その様子から察するに、どうも、入場券を持っていないと入れない様子で、この通りが通れないとなると、劇場の行き帰りが大変だな~と思いました。
ちょうど、交通整理をしている女性警官の方がいらしたので、何時から始まるのかたずねてみたところ、10時からだと教えて下さいました。
まだ小一時間あったので、10ブロックほど離れたところにあるマーケットスクエアパークまでお散歩をすることにしました。ホントは、ホテルのそばにも公園があったんですが、そこもアートフェスティバルの会場になっていて、入れなかったんです。

日中ともなると、摂氏30度を超えて暑いんですが、朝は、本当にさわやかで、気持ちよくお散歩が出来ました。周辺には19世紀半ばから20世紀初頭の建物が多いというマーケットスクエアパーク、ドッグランや噴水、スタチュー、美味しそうなメニューの並んだカフェなどがあって、愛犬を連れた地元の方が何人もいらしていました。ドッグランには池というか、犬達のために水をためてある浅い水たまりもあって、犬達が、気持ちよさそうにそこに飛び込んで遊んでいました。

公園で朝のさわやかな雰囲気を満喫した後、ぶらぶらとフェスティバルの方へ戻り始めました。ちょうど劇場が入っているホビー・センターの前あたりが、ホテルとは反対側の端になるようなので、そこまで戻ってみると、フェスティバルへの入り口と、発券所がありました。入場券は、1日券で10ドル、その日のうちなら、何回でも出入りが出来ます。フェスティバルにも興味があったし、劇場へ行くのには、フェスティバルの中を通り抜けるのが手っ取り早いので、さっそく発券所に並び、チケットを購入しました。(ただ、夜8時でフェスティバルが終わってしまうので、イブニングショーの帰りは、回り道をしないとダメなようでした・・・)

フェスティバルの会場は、ホテルと劇場を結んでいるBagby St.を中心に、通り沿いにあるサム・ヒューストンパーク、Bagby St.と交わっている4本ほどの通りのBagby St.と次のSmith St.の間で、そしてそのエリアにある市庁舎も会場になっていました。
会場内には、100や200ではきかないくらいのたくさんの白いテント(小学校の運動会の役員席などに使われるテントを小ぶりにしたような感じ)が並んでいて、1つ1つがそれぞれのアーティストのブースになっています。絵、アクセサリー、彫刻、レリーフ、かばん、家具、帽子、マフラー、ショール、ネクタイ、織物、メガネ、自作の音楽のCD等々、いろいろな作品を展示即売しているんです。ナズなんかではとても手が出ない高額なものから、ほんの10~20ドルくらいの手ごろなアクセサリーまで、種類も豊富で、アート好きな人もショッピング好きな人も、すごく楽しい時間が過ごせる空間になっていました。

ナズが一番気に入ったのは、チャップマンスティックという楽器を演奏している2人組「Heartstrings」のブース。チャップマンスティックというのは、ギターのネック部分だけを大きくしたような形の弦楽器で、弦の数がギターよりもずっと多くて、奥行きのある複雑で豊かな何とも美しい音色を出すことができるんです。
優しい目をしたマークさんがチューニングをしながら演奏していて、「とっても素敵な音色ですね」と声をかけたナズに、「ありがとう!今のはロマンチックな感じだったでしょう?今度は、ケルト風な感じの曲だよ」と別な曲を聞かせてくれました。ちょっと神秘的な感じのするその曲もとても素敵でした♪
そこにパートナーのマックさんが戻ってきて、2人で、アップテンポな曲を演奏してくれました。手前のテーブルには、CDが並んでいて、「今の曲は、このCDに入っているんですよ」とマークさん。その間にも、マックさんがまた別な曲を弾いていました。どの曲も、本当に素敵な音色なんです。すっかり彼らの音楽が気に入ってCDを購入したナズに、「どこから来たんですか?」とたずねるマークさん。「日本の東京から来たの。」というナズに、「じゃあ、僕達のCDが海を越えて日本に行くんだね!すごいな~!」と喜んでくれました。
「日本の人達が、僕らの音楽を気に入ってくれると嬉しいな~!」と言っていたマークさん達は、サイトを持っています。Youtubeで彼らのビデオを見たりもできるので、ご興味のある方は、こちらからどうぞ。背の高い方の方がマークさんです。

会場内のフードコートのエリアで屋台のケイジャン料理を食べたりと楽しい時間を過ごして、ふと時計を見るともう11時過ぎだったので、ホテルへと向かいました。暑くて汗をかいてしまったので、シャワーを浴びて身支度をしました。前日の晩は、劇場の冷房が効きすぎで凍えるんじゃないかと思うほどだったので、長袖のカーディガンとショールを持ち、チケットをピックアップするために早めに劇場に向かいました。
ボックスオフィスのWill Callの窓口に行き、夜のショーの分もピックアップしたいと言うと、マチネの分しか来てないとの返事・・・。本当~~に不便な劇場です・・・。劇場の人とかは親切で感じがいいんですけどね。しかたなく、マチネの分のチケットだけ受け取って、2階へと向かいました。

3回見たうち、最初と最後がメザニンで、このマチネだけが1階のオーケストラ席でした。S列なのでステージからはちょっと距離がありますが、中央寄りで見やすい席でした。前日の晩の席からはよく見えなかったのですが、オーケストラ席から天井を見上げると、天井には星空が描かれていました。常々、「何で、この劇場は、Under the Starsって名前なんだろう?」と不思議だったんですが、たぶんこの天井の星空が名前の由来なのかな~と思いました。
前日の夜のショーの時、ドレスアップしているお客さんがとても多かったんですが、この日のマチネでも、ドレスアップしたお客さんがたくさんいました。Broadwayのイブニングショーでも、普段着で見に来るお客さんが多く、他の街でもせいぜいおしゃれっぽいワンピース程度で、若い人達なんてジーンズで見に来る人が多かったのに、ここ、ヒューストンではロングドレスの方はあまりいませんでしたが、ドレスと呼ぶのにふさわしい装いで着飾った女性がいっぱい!もちろんカジュアルな格好で来ている人もけっこういましたが、ティーンエイジャー達も、とても素敵にドレスを着て、おしゃれをしていて、劇場がとても華やいで素敵な雰囲気になっていました♪ やっぱり、せっかく観劇するんですから、おしゃれをして、雰囲気も楽しみたいですよね~!
また、ヒューストンの人達は、皆さん、優しくて気さくな方達ばかりなんですが、特に男性の方達のレディーファーストが徹底していて、すごくダンディでした♪ 階段や通路等でも、すっと脇に寄って道を譲って下さるんです。こういうのって、女性としては、本当に嬉しいですよね♪ ナズは、ヒューストンが、大好きになりました♪

やがて時間になり、マチネが始まりました。のどの調子が悪いと言っていたMichael君、そんなにはっきりわかるわけではないんですが、高音を伸ばす時など、ちょっとかすれたりしていました。それでも、前夜同様、はつらつとしたダンスを見せてくれて、最後には、再びスタンディングオベーションが送られました。

幕が下りると同時に楽屋口に向かったナズ、この時は、Michael君を待っている間に、トレイシー役のKatrina Rose Dideriksenさんが出てきて、ファンの方からサインを求められていました。ちょっとぽっちゃりめのKatrinaさんですが、映画のトレイシーのようにビッグなわけではありません。目鼻立ちのくっきりした明るい笑顔が素敵な女性で、ファンと一緒に楽しげにおしゃべりしている姿は、人気者のトレイシーそのものといった感じでした。彼女は、Broadwayや全米ツアー、ラスベガスでも「Hairspray」に出演していて、今回リンクを演じたAustin Millerさんとは、以前にも互いに同じ役で共演していたんだそうです。

ほどなくMichael君が姿を現し、「どんな感じ?」と聞くと、「おなかがペコペコだよ!」と答えたので(笑)さっそく夕飯を食べに行くことにしました。道々、「どうやって来たの?」「今回滞在が短いから直行便が使えなくて、アトランタ乗換えで来たの」「何時間くらいかかった?」「12~13時間くらいかな~」等と話しながら、劇場から数分のところにあるハードロックカフェに到着しました。日本だと男性の方が先に入ってしまうことが多いので、ついついMichael君の後ろからついて行こうとするナズを、レディファーストで先に入れてくれたMichael君でした♪ 
席に案内されて椅子に座ると、椅子の高いことに驚きました! 身長が171センチあるナズでも、足が床につかないくらいなんです!(身長の割りに足が短いからだ・・・という説もありますが・・・笑) 

「椅子、高いのね~! びっくりしちゃった」 「だろ~!(笑)」

メニューをざっと見て注文を決めたMichael君、真っ先に次のお仕事のことを話してくれました。

「これが終わったら、しばらくミネソタでの仕事が続くんだ。8ヶ月くらいかな。だから、当分はミネソタの住民になるんだよ。
最初は、君が『Gray Gardens』を見に来てくれたセントポールのOrdway Music Theatreで、12月7日から1月2日まで「Joseph and the Amazing Technicolor Dreamcoat」をやるんだ。サンクスギビングの頃からリハーサルになるかな。
次が、チャンハッセンのChanhassen Dinner Theatresで2月4日から「Jesus Christ Superstar」に出るんだ。」

「うわ~、楽しみ~!Jesusでは、何をやるの? Jesus?」

「いや、アンサンブルの1人さ」

話しているうちにウェイターの人が来てくれたので、Michael君はサンドイッチを、ナズは、「美味しいよ」とMichael君がすすめてくれたコブサラダを注文しました。

「そうだ! スペースセンターの写真、見たい?」

「うん!」

前日に撮ったばかりのスペースセンターの写真を、ナズのデジカメでMichael君に見せてあげました。9月に行った江戸東京たてもの園の写真も入ってたので、

「ナズ、これはどこ?」

とMichael君に聞かれました。

「これは、江戸東京たてもの園っていって、東京の郊外のほうにあるオープンエアのミュージアムなの。現在は使われていない古い建物を移築して、全ての建物じゃないけど、中に入ることもできるのよ。特に、お風呂屋さんの建物は、ジブリアニメの『千と千尋の神隠し』で湯屋のモデルになった建物なんだって」

「へえ~! いろんな建物があって、面白いね~!」

他にも、東京で撮った写真が何枚も入っていたので、昨年の夏に来日していたMichael君は、見覚えのある場所を見つけては、嬉しそうにしていました。やがて、スペースセンターの写真が始まり、Michael君は、とても興味深げに写真を見ていましたよ。そうこうしているうちに料理が来たので、食べながら、Michael君の近況、ご家族のこと、ナズの仕事のこと等、いろいろおしゃべりしました。
1時間以上もおしゃべりしながら食事を楽しみ、2人ともすっかりおなかいっぱいになったので、お勘定をお願いし、ついでにウェイターの方にお願いして、Michael君と一緒の写真を撮ってもらいました。
そして、おしゃべりの続きをしながら劇場の方に戻る途中で、「Hairspray」のポスターを見つけたので、そこでMichael君1人だけの写真を撮らせてもらいました。

「じゃあ、ナズ、僕は早めに楽屋に戻って、のどを休めることにするよ。君は、いったんホテルに帰るの?」

「うん、でも、その前に今晩のチケットをピックアップ出来るか、窓口に行ってみる。今までの他の劇場は、どこでも最初の日に全部のチケットをピックアップさせてくれたのに、ここは、毎回、そのショーの分しか渡してくれないの。」

「へぇ~、それは不便だね。じゃあ、またショーの後で楽屋口で会えるのかな?」

「今夜が最後だから、お別れが言いたいし。」

「そうだね。早かったな~!じゃあ、また後で!」


マチネのチケットをピックアップした時には、「夕方6時には、窓口を開けているので」と言っていたんですね。で、Michael君と別れた時、すでに6時を回っていたので行って見たんですが、まだ開いていませんでした。何時に開くかわからないので、またフェスティバルのにぎわいを通り抜けて、いったんホテルへと戻ったナズでした。
到着して3日目、夜の到着でしたから実質的にはまだ2日目なんですが、翌日は帰国。3泊5日の海外旅行なんて、あっと言う間です(苦笑) イブニングショーが終わって戻ってくると夜中近くなってしまうので、しておけるだけの荷造りを済ませてしまいました。ふと時計を見ると、もう6時半を回っていたので、急いでホテルを出ました。
またフェスティバルの雑踏を通り抜け、ようやく劇場に到着。無事、最後のチケットを受け取って、4階にあるメザニンへ行きました。

最後の晩の席は、2階席の最前列!とても叫びやすい席です♪(笑) Michael君ののどの調子もまあまあのようで、Michael君のシーンでは、ナズは、いつも通り思いっきり叫んだのでした!

この晩も、スタンディングオベーションの中、幕が降り、ナズは、楽屋口へと急ぎました。若い俳優さん達の中には地元出身の人が何人もいて、この日も学校のお友達が楽屋口に来て、友人の俳優さんが出てくるのを待っていました。
しばらく待つうちに、Michael君が出てきたので、また駐車場の側に行って、ハグしてもらいました。

「もう帰ってしまうんだね~。今回は、滞在が短かったから、本当にあっと言う間に終わってしまったよね。」

「もっとゆっくり来られるとよかったんだけど、でも、『Hairspray』は楽しかったし、あなたの元気な顔も見られたから嬉しかった♪」

「東京まで長い道のりだけど、気をつけて、元気に帰るんだよ。家に着いたら、メールしてね。」

「うん、メールする!のど、お大事にね。」

「ありがとう、さようなら!」


名残を惜しみつつMichael君とお別れしたナズ、劇場の正面のほうへ戻ってみると、案の定、フェスティバルが閉園して道路は閉鎖されてしまっているようでした。
(はいはい、大回りして帰れってことですね・・・)と思いながら、目の前の通りをまっすぐ行けばものの数分でホテルなのに、ホテルとは反対の側に1ブロック歩き、道を2本下って大回りして、信号待ちなどもあったので、15分以上もかかってホテルへとたどり着きました。夕方のうちに荷造りをほとんど済ませておいて、本当によかった!
来ていたドレス等をスーツケースにしまい、あとは翌朝、最後まで使っていた物をいれればいいだけにしてベッドに入りました。
いつもだとなかなか寝つけないことが多いんですが、この晩は思いの外よく眠れ、翌朝、頼んでおいたタクシーに乗って空港へと向かいました。またアトランタ乗り換えで帰るので、小振りな国内便に乗り込み、ヒューストンをあとにしました。

以上、ヒューストンのMichael君 「Hairspray」観劇記でした!また長々と書いてしまってすみませんでした。読んで下さって本当にありがとうございました。お楽しみいただけたようでしたら、幸いです。

あまり長い休みが取れなかったので仕方なかったんですが、やっぱりもうちょっとゆっくり行けたらよかったな~と思います。あわただしいのは別にいいんですけど、もう1日2日あれば、あと1~2回は、Michael君のショーが見られたと思うんです。また街の中をもっと散策して、ヒューストンという街に来たんだということを実感したかったです。

次のお仕事のセントポールのOrdway Music Theatreでの「Joseph and the Amazing Technicolor Dreamcoat」は、12月7日から1月2日までなので、この旅行から間がないし、行くのは難しいな~と思ってます。
その次の、チャンハッセンのChanhassen Dinner Theatresの「Jesus Christ Superstar」(2/4~)が、5月の連休の頃でもまだやっているようなら、もしかしたら行けるかも・・・。
でも、この劇場は、ディナーシアターなせいか、インターネットだとペアでしかチケットを売ってくれないんですよね。1人だと、ボックスオフィスにメールを送ってチケット購入をお願いしないといけないんです。以前、2007年のGWに、こちらの劇場でMichael君が主演していた「Easter Parade」を見に行こうと思って、チケットを購入したら、ナズが行こうと思っていた期間だけ、Michael君がNYでのショーに出ることになって、結局行かないままに終わってしまったことがあったので、チケット購入のやり方とか覚えているんです。
「Easter Parade」の時は、2月初めから6月初めまで上演していたので、今回も同じくらいの期間の上演になるのかも知れません。Michael君も、ミネソタには8ヶ月くらいいることになるって言ってましたし。行けるようでしたら、また観劇記など書きたいな~と思っています。


セントポールとチャンハッセンの各劇場のサイトへは、下記からどうぞ~♪

Ordway Music Theatre 「Joseph and the Amazing Technicolor Dreamcoat」

Chanhassen Dinner Theatres 「Jesus Christ Superstar」


ヒューストンのMichael君 - 「Hairspray」観劇記 その2

2010-10-19 01:19:56 | Michael 10 Hairspray
「Hairspray」観劇記、その2です。(写真は、ポスターのところで撮ったMichael君〔マイケル・グルーバー〕の写真のMichael君の部分をアップにしたものです。)

ショーの後半は、コリンズ・ショーでデモをやって捕まった女性達が収監されている女子刑務所から始まります。ドサクサにまぎれて、プロデューサーのベルマやその娘のアンバーまで捕まってしまっていました。風変わりで味のある女性看守(この役は、堅物で教育熱心なペニーの母親を演じている女優さんが演じています。その落差がとても面白かった♪)と一緒に、トレイシー達が「The Big Dollhouse」という面白いナンバーを披露してくれました。
と、そこに男性看守が現れ、ベルマとアンバーの逮捕が間違いで、知事が深く謝罪していると伝え、2人だけを釈放します。得意げに留置場を後にするベルマ親子。
しかし、トレイシーの父のウィルバーが全員の分の保釈金を払ってくれたので、エドナやモーターマウス達も釈放となったのでした。でも、知事からの指示でトレイシーだけは釈放してもらえません。心配するエドナ達に、「永久に逮捕されているわけじゃないから」と言って、1人、留置場に残るトレイシーでした。

逮捕されたために、ミスター・ピンキーからモデル契約を破棄するという電話を受けたエドナ、娘のことが心配でたまりません。そんな妻を、「君とトレイシーは、僕の宝物だよ。」と優しく慰めるウィルバー。互いが、自分にとってどれだけ大切かを伝え合う「Timeless to Me」というナンバーを2人で歌うのですが、何せ両方が男、しかも片方は女装した巨漢、もう片方は小柄でぽっちゃりしたいかにも人のよさそうなおじさん。優しいメロディのロマンチックなナンバーなんですが、あまりロマンチックな雰囲気になりません。それどころか、毎回、手を変え品を買え、2人して、観客を大爆笑させてくれるんです!後ろからエドナを抱きしめているウィルバーの手を、エドナが自分の胸の上に乗せなおしたり、かがんだエドナの巨大なヒップを見て、ウィルバーが武者震いをしたり、終いには自分達も笑い出してしまって、うまく歌えなくなってしまったり(笑)ショーの中で、一番盛り上がるシーンでしたよ♪

ところは変わって、トレイシーの独房。リンクが彼女を救おうとやってきます。ステージの反対側では、ペニーがデモに加わったことを怒った母親が、罰として彼女をベッドに縛り付けてしまいます。そして、そのペニーを助け出そうと、シーウィードが忍び込んできました。2組のカップルが、熱い思いを歌い上げます。(Without Love) リンクは、ヘアスプレーを火炎放射器代わりにして独房のフェンスを焼き切り(その焼き切った形がトレイシーの体型になっているのが楽しい♪)、シーウィードは、ナイフでロープを切り、それぞれに愛する女性を助け出すのでした。

トレイシーの脱獄は、すでに発覚してラジオで報じられていました。心配するモーターマウス達の元に、4人が逃げ込んできます。途方に暮れるトレイシーに、一度こうしようと決めたことを簡単にあきらめてはいけないと、モーターマウスが励まします。(I Know Where I've Been.)

コリンズ・ショーではコンテストが開かれていました。トレイシーが出場出来ないように、ベルマが警官に警備をさせています。そこに変装したウィルバーが「スポンサーの意向だ」と言って巨大なヘアスプレーの缶を運び込んで来ます。しかし、ウィルバーの変装はすぐにばれて捕まってしまいました。缶の中にトレイシーが隠れていると考えたベルマは、誰かが出てきたら撃つようにと警官に命じます。
と、そこで番組の放送時間となり、コンテストが始まりました。トップを争っているのは、トレイシーとアンバーです。アンバーのダンスが披露され、アンバーに得点が入り、あわや優勝・・・と、その時、会場にトレイシー・リンク、そして、おさげ髪をほどき、眼鏡を外して見違えるばかりの美女に変身したペニーが現れました!このシーン、トレイシー達は、本当に劇場の客席から登場するんですよ。ホントに会場に乱入したみたいな感じで面白かったです♪
ステージで華麗なダンスを披露するトレイシーとリンク。果たして、優勝の栄冠を手にするのは、トレイシーなのか、アンバーなのか!?

と盛り上がったところで、まだ作品をご覧になっていない方のために、ネタばらしにならないよう、ラストは伏せておきますね~。ラストも含め、あちこち、映画とは違いますので、映画を見た方も、機会があったら、ステージ版をご覧になっていただけたら、またひと味もふた味も違って、とても楽しいと思います♪

最後のフィナーレでは、キャスト全員が登場し、客席はスタンディング・オベーションで彼らを迎えました。トレイシーの「Let's Dance!」のかけ声で、キャスト全員が華麗な歌とダンスを見せてくれて、拍手喝采のうちに幕が降りました。 ナズの目には、Michael君の姿が、ひときわ鮮やかに焼き付いていました~♪

メザニンが4階なので、最初はエレベーターで降りようかと思ったんですが、ちょうど行ってしまったところで、次がなかなか来ず、ナズは、階段をダッシュで駆け下りましたよ~!(笑) 昼間、チケットを取りに来た時に確認しておいた楽屋口に駆けつけると、まだキャストは誰も出てきていないようでした。

たいてい最初に出てくるのは、バンドの方々なんです。手に楽器のケースを持っていらっしゃるので、そうとわかります。しばらくして、ぱらぱらとキャストらしい方々が出てきたんですが、男性陣はそうでもないんですが、女性陣は、ほとんど大きなカツラをかぶってステージに出ていらっしゃるので、それをはずしちゃうと、誰が誰なのか、よくわからない・・・。お目当ての女優さんを待っている他の方も、「今のは、誰・・・?」ととまどい顔でした。
しばらく待つうちに、Michael君が出てきました。すぐにナズに気づいてくれて、手前で、リンク役の俳優さん達がファンへサインのサービスをしていたため、「こっちにおいで」というように目配せをしてくれたので、横の駐車場の方に行くと、

「ナズ!久しぶりだね~、来てくれて嬉しいよ!」

と、ハグしてくれました。

「ちょっとアレルギーみたいな症状が出てて、のどの調子があんまりよくないんだよ」

という、Michael君。そういえば、あまり目立たなかったんですが、高音で伸ばす時とか、ちょっとかすれ気味ではありました。

「のど、痛い? 大丈夫?」

と心配するナズに、

「いや、痛くはないから、大丈夫だよ。ホントに久しぶりだね。いっぱい話したいことがあるんだ。明日も見てくれるんだろ?マチネの後、ここで待ち合わせて、一緒に夕飯を食べようよ。」

のどの調子が悪いMichael君をあまりしゃべらせては申し訳ないので、積もる話は明日のお楽しみということで、この日は、これでお別れすることにしました。

「あ、そういえば、スペースセンターへは、行ったの?」

とMichael君。

「行ったよ~!すっごく面白かった!トラムツアーに乗って、昔の管制室を見たり、モック・トレーニングルームを見たり、本物のロケットも見たよ!あ、これ、スペースセンターで買ったお土産!フリーズドライのアイスクリーム♪」

「ありがとう!宇宙食だね。僕は、スペースセンター、行ったことないんだよ。それじゃ、また明日ね!」

日本から用意してきたお土産と一緒に、フリーズドライアイスクリームをMichael君にあげたナズでした♪
観劇記その3では、アートフェスティバルの様子とMichael君とのおしゃべり等について書きたいと思います。お楽しみに~♪


ヒューストンのMichael君 - 「Hairspray」観劇記 その1

2010-10-17 20:31:15 | Michael 10 Hairspray
ヒューストンのThe Theatre Under The Starsで上演中だったMichael君(マイケル・グルーバー)の「Hairspray」、現地時間の本日、閉幕を迎えます。関係者の皆さん、お疲れ様でした。
Michael君は、この後、11月にはミネソタの方へ移動、12月7日から来年の1月2日まで、セントポールのOrdway Music Theatreで「Joseph and the Amazing Technicolor Dreamcoat」に出演します。その後は、同じミネソタのチャンハッセンにあるChanhassen Dinner Theatresで2月4日から「Jesus Christ Superstar」に出演する予定です。
それでは、ヒューストンでの「Hairspray」観劇記 その1(プラス スペースセンター見学記)です。お楽しみ下さい♪(写真は、劇場前のポスターのところで撮ったMichael君です。)

翌朝、7時過ぎに起床したナズは、身支度を整え、スペースセンターへ向かいました。スペースセンター・ヒューストンといっても、ヒューストンの町中にあるわけではなく、バスで1時間10分ほどかかります。平日は、バスがあるのですが、週末はないので、タクシーなどで行くことになります。またツアーも行われているようです。詳しくは、スペースセンターのサイトでご覧いただけます。

開園時間の10時少し前に到着して、チケットを買って待っていると、開園と同時に荷物チェックが始まり、平日だったせいかあまり込んでいなかったので、すぐに入場出来ました。さっそくここの目玉であるトラムツアーに向かうと、そこの乗り場でも荷物チェックがあり、NASAの施設が見学出来るツアーだけにちょっと物々しい雰囲気でした。

いったんトラムに乗り込んでしまえば、案内をしてくれる人達は、普通の遊園地と同じの気さくな感じで、さっそく向かったのは、昔、アポロを打ち上げていた頃に使われていた古い管制室でした。ビルの1階から管制室のあるフロアまで、87段の階段を上らなくては行けません。(もちろん体力に自信がないという人は、エレベーターを使えます。) ナズは、がんばって、87段を上りました(笑)
管制室そのものに入れる訳ではなく、管制室の一番後ろに設けられた見学室からガラス越しに見るのですが、ここは、エリザベス女王等の世界の要人が見学したのと同じ部屋で、たまたまナズは最前列に座ったのですが、最前列はVIP席なのだそうで、ガイドの方が「あなた方が、このツアーのセレブというわけです」と言って、ナズ達を笑わせてくれました。
現在使用中の新しい管制室は、同じビルの反対側の棟の2階にあるそうで、見学室には新管制室の現在の様子を見られるTVモニターが2つあります。当然、そこで働いていらっしゃる方々も映っているんですが、当人達はそんな意識は全くないようで、ガイドの方が真剣に感動的な話をしている後ろで、鼻をかむ人もいれば、カップケーキを食べ始める人もいて、その人間らしい姿にちょっとほのぼのしちゃいました(笑)

管制室を見学した後は、また87段の階段を下りてトラムへ乗り込み、宇宙飛行士が実物大の模型を使って訓練をするモック・トレーニングルームへと向かいました。体育館よりももっと広いスペースに、大きいものはスペースシャトル、小さいものでは着陸してから使う乗り物までが並んでいました。
ガイドの人が「ここにあるスペースシャトルの模型は、本物そっくりに作られていますが、1ヶ所違いがあります。どこだかわかりますか?」と質問しました。すると、後ろの方にいた人が手をあげて、「翼がない」と答えました。「その通りです。」とガイドさん。訓練には翼は必要ないし、場所を取ってじゃまなので、翼はつけてないんだそうです。

トレーニングルームのあとで向かったのは、サターン5の格納庫です。その巨大な機体を保存してあるんです。格納庫の外には、もっと小さなロケットが2台、露天で立った状態で置いてありました。そして格納庫に入ると、そこには、超巨大なロケットが横たわっていました!入ってすぐのところが、一番下の噴射口で、まさに見上げんばかりの大きさ! 格納庫の反対側にロケットの先端があるんですが、そこからでは遠すぎて見えませんでした。

サターン5を見学した後、トラムは、出発地点の乗り場に戻ってツアーは終了となりました。時計を見ると、すでに12時を回っていたので、フードコートで昼食を取ることにしました。お店は、6軒くらいあるんですが、12時を過ぎているというのに、2軒くらいしか店員さんがスタンバっておらず、ホントは、美味しそうなサラダが何種類もあるお店にしたかったのですが、お隣のサンドイッチのお店で、アジアンロールというチキンと野菜をトルティーヤで巻いたロールサンドを食べました。ソースだと言ってお店の人がくれたのは、何と普通のお醤油でした。なかなか美味しかったですよ。

食事の後は、これも、ここの見所の一つであるSpaceship Galleryに入りました。NASAの歴史を綴った短い映画を見た後、奥へ進むと、模型や宇宙服、ロケットのシート等が展示されていました。そして、月の石も! 黒くて三角形のその石は、隙間から指をいれて触ることが出来ます。つるつるで黒曜石みたいな感じでした。
また体重計があって、ここに乗ると地球での体重、こっちに乗ると木星での体重・・・というように、各惑星の重力の違いを知ることが出来るようになっていました。
最後に、売店に立ち寄り、フリーズドライのアイスクリーム等のお土産を買って、スペースセンターを後にしました。

ホテルに帰る途中、劇場でチケットをピックアップしようとしたのですが、開いているのは当日券の窓口だけで、「Will Call」というネットで購入したチケットをピックアップする方法の窓口は、開演の1~2時間前にならないと開かないと言われてしまいました。今までに行った劇場は、NYでも、地方の小さな町でも、ボックスオフィスが開いていればいつでもピックアップ出来たので、変わっているな~・・・と思いながら、ホテルに戻りました。劇場からホテルへと続く通りでは、9~10日の土日に催されるアートフェスティバルの準備が進められていて、たくさんのテントが立ち並び、周囲を金網で囲んでいました。

ホテルに戻ってシャワーを浴びて、しばらくのんびりくつろいだナズ、チケットをピックアップしなくてはいけないので、早めに身支度をして夕方の6時過ぎ頃にホテルを出ました。劇場に着くと、Will Callの窓口は開いていたのですが、8日の分のチケットしか来ていないと言うんです。仕方なく、9日の分は、また翌日ピックアップすることにして、上階の劇場へと向かいました。今までの劇場は、その日の分だけでなく、全てのチケットをまとめてピックアップさせてくれたんですよね。その方が、便利なのに~。

この日のナズの席は、2階席(メザニン)だったので、ビルのフロア的には4階になります。エレベーターでさらに上の階に行きました。開演の30分前に開場になり、前から2列の中央の左寄りの席に着席しました。客席は、そんなに狭い感じはしなかったんですが、ステージは、こじんまりとした感じでした。ステージ前のオーケストラボックスの外側(客席側)にも幅2メートルくらいのステージがあり、オーケストラボックスの上を橋のように横切る通路が2本ありました。

開演時間になり、最初のナンバー「Good Morning Boltimore」が始まりました。主人公のビッグな女の子トレイシーのナンバーです。ステージの中央に、トレイシーのベッドが縦に立てられた状態で置かれており、トレイシーはそのベッドに立った状態で入っています。ナンバーの途中でトレイシーがベッドから出ると、ベッドは裏返され、そのままターンブラッド家の玄関の扉になりました。

トレイシーが学校へ出かけていくと、場面は変わってTV局。若者に人気のコーニー・コリンズ・ショーのリハーサルシーンです。Michael君の登場です! いかにもこの時代のTVスターらしく派手な衣装に身を包んだMichael君が、若い俳優さん達と一緒に「The Nicest Kids in Town」という明るいナンバーを披露してくれました。はつらつとして、とっても素敵でしたよ♪

学校の終わったトレイシーと友人のペニーが、コーニー・コリンズ・ショーを見ようと、クリーニング屋を営むトレイシーの家に帰ってきます。Broadwayのプロダクションなら、立派なセットを使うんでしょうけれど、地方の一劇場ですので、セットはあまり豪華ではありませんが、それでもカラフルで工夫を凝らしたセットでした。コーニー・コリンズ・ショーのセットが置かれたステージの片隅に、3人のキャストが乗るとそれでいっぱいになってしまうような小さなターンブラッド家の居間のセットが置かれ、ショーのシーンと、それを居間のTVでトレイシー達が見ているターンブラッド家のシーンの両方が同時に見られるようになっていました。
ステージいっぱいに、Michael君のコーニーと番組の出演者である若い俳優さん達が、歌とダンスを繰り広げてくれて、とても楽しいシーンでした。番組の中で、新しい出演者のオーディションのアナウンスが行われ、トレイシーは、受けさせてくれるように母親のエドナ(映画ではトラボルタが演じていたこの役、もちろん男優さんが女装して演じています。)に頼みますが、許してくれません。いつまでも子ども扱いの母親に、トレイシー・ペニー・アンバー(コリンズ・ショーのレギュラーで、プロデューサーであるベルマの娘)の3人が、「もう子供じゃない(Mama, I'm a Big Girl Now)」と訴えます。ビッグな妻のエドナと娘のトレイシーをこよなく愛する優しいパパ、ウィルバーが許してくれたので、トレイシーは夢をかなえるべく、オーディションへと向かうのでした。

オーディション会場で、憧れのリンクを間近に見てめろめろのトレイシー(I Can Hear the Bell)でしたが、偏見に凝り固まって番組を我が物のように牛耳るベルマとその娘のアンバーに意地悪をされてしまいます。結局、トレイシーと黒人の少女リトル・イネズは、オーディションを落とされてしまいました。それに加えて補修授業に出ることになったトレイシー、そこでコリンズ・ショーのニグロ・デーに出演しているシーウィードと知り合います。彼の母親のモーターマウスは、ラジオのD.J.なのです。

何とかコリンズ・ショーにもぐりこんだトレイシー、そのダンスと明るいキャラクターがコーニーの目に留まり、見事新レギュラーの座を射止めてしまいました。「ニグロ・デーが大好き!毎日がニグロ・デーならいいのに!」という彼女の言葉に、ベルマやスポンサーは真っ青!人種差別が激しかったこの時代(1962年)、彼女の自由な発想は、保守的な大人にとっては考えられないものだったのです。しかし、リベラルで進歩的なコーニーは、トレイシーの考えに大賛成。首にしてやると脅すベルマに、「コーニー・コリンズ・ショーから、コーニー・コリンズを首になんかできないだろ。他のチャンネルからの引き合いだって来てるんだぜ」と涼しい顔です。

トレイシーがTV出演したので、ターンブラッド家にはあちこちから電話がかかってきて、母のエドナは対応にてんてこ舞い!LLサイズのブティックのオーナーのミスター・ピンキーからも、トレイシーをモデルに使いたいと電話が来ました。太った姿で外に出たくないと渋るエドナを、トレイシーが引っ張り出し、そろってビッグな母娘は、ミスター・ピンキーの店で目にも鮮やかなドレスを作ってもらったのでした。

明るいトレイシーに惹かれ始めたリンクを連れて、トレイシー達は、モーターマウスのレコードショップに集まります。オーディションに落ちた黒人少女がシーウィードの妹だったこともわかり、また教育ママに厳しく育てられているおさげにメガネ姿のペニーは、次第にシーウィードに好意を抱くようになっていました。
黒人も白人も関係なく仲良く踊りたいトレイシー、みんなと相談して、コリンズ・ショーでデモを行うことを計画します。抗議のボードを手に、みんなでデモをやろうと盛り上がる仲間の中で、レコードデビューを控えているリンクは、悲しむトレイシーに心を残しながらも、「協力できない」と言ってレコード店を出て行ってしまうのでした。
リンクの言葉に落ち込むトレイシーでしたが、気持ちを切り替えて、コリンズ・ショーでみんなと一緒に抗議のデモを行いますが、警察が呼ばれ、混乱の中、逮捕されてしまったのでした。

と、ここまでが前半のストーリーで、幕間の休憩が入った後、後半へと続くわけです。すごく長くなってしまったんで、後半と閉演後に会ったMichael君の様子は、その2に続きます。よろしかったら、続きの方も読んでいただけると嬉しいです~。





ヒューストンから帰国しました~!

2010-10-13 23:54:57 | Michael 10 Hairspray
無事にヒューストンから戻ってきました~!(写真は、Theatre Under The Starsが入っているHobby Centerです。)

10/7の午後、日本を発ったナズは、現地時間の10/7の午後3時過ぎにアトランタに到着、到着や荷物の受け取りに遅れがあったものの、無事に国内線に乗り換えて,同日の午後9時過ぎにヒューストンに着きました。そして、劇場からわずか3ブロックのホテルにチェックインして、まずはMichael君に到着の一報を入れました~。
もうすでに寝支度をする時間になっていたので、急いで荷物をほどき、翌日は朝からスペースセンターに行くことにしていたため、早めに床につきました。

ショーのことやMichael君がどんなようすだったかなどは、また後程記事をアップさせていただきますが、滞在中、向こうは、お天気がよく、朝晩は涼しいものの、日中は30度を超える暑さでした~!でも、ちゃんと3回、ショーを見て、Michael君(マイケル。グルーバー)とも会うことができて、とても楽しい旅行でしたよ。まずは、帰国のご挨拶まで♪ それでは、また~!

ヒューストンに行ってきます~!

2010-10-07 09:43:08 | Michael 10 Hairspray
Michael君(マイケル・グルーバー)の「Hairspray」を見に、ヒューストンに行ってきます。(写真は、昨年の夏に東京で撮ったMichael君です。)

ナズは、現地時間の10/5に、テキサス州ヒューストンのTheatre Under the Starsでオープンした「Hairspray」を見に、今日、出発します♪ 8日に1回、9日に2回の合計3回、見る予定です。初めて行く街なので、短い滞在なんですが、少しは観光もできるといいな~!

10/11に帰国します。また観劇記を書こうと思ってますので、よろしかったらご覧になって下さい~。それでは、行ってきます♪

Hairsprayのリハーサルビデオ!

2010-10-03 00:39:09 | Michael 10 Hairspray
Michael君(マイケル・グルーバー)が出演する「Hairspray」のリハーサルビデオがYouTubeで紹介されていました♪(写真は、Michael君のヘッドショットです。)

Michael君は、10月5日から17日まで、テキサス州ヒューストンのTheatre Under the Starsで上演される「Hairspray」に、コーニー・コリンズ役で出演しますが、現在、リハーサルの真っ最中です。その模様が、YouTubeで紹介されていますので、ご紹介致しますね。ビデオは、こちらからご覧いただけます。冒頭では、楽屋にずらっと並ぶたくさんのウィッグや衣装、大道具や作業中のステージが映し出され、それに続いて、劇中のコーニー・コリンズショーのシーンのリハーサルが始まり、Michael君の姿もご覧になれますよ~♪

リハーサル期間の初めの頃は、せりふや歌詞、振付などをマスターするところから始まります。そのあと、このビデオで見られるようにリハーサルを重ね、お芝居や歌、ダンスに磨きをかけ、衣装を身に着けてのドレスリハーサルを経て、最終的に実際にステージの上で本番通りに行うテクニカルリハーサルを行います。
Michael君の話では、先週の金曜日からテクニカルリハーサルに入ったんだそうです。テクニカルリハーサルともなると、俳優さん達は1日に十数時間も拘束され、音響・証明・大道具の入れ替え等、ショーの全てを何度もチェックするんですが、彼は、「リハーサルの中では、この頃が一番面白いよ。」と言っていました。

Michael君によれば、「リハーサルは順調で、キャストも素晴らしいから、きっと君も、ショーを気に入ると思うよ。」とのことでした。現地時間の10/5がオープニングのこのショー、詳細やチケットの購入は、劇場のサイトからどうぞ。こちらでも、リハーサルのビデオをご覧いただけます。

ナズは、10/7から10/11まで、このショーを見に、ヒューストンに行ってきます~! 滞在中に、3回、見る予定です♪ 最後に会ったのが、昨年夏のACLの日本ツアーの時でしたから、もう1年以上になります。久々にMichael君に会えるのがとっても楽しみです♪