またまた遅ればせながらで申し訳ないんですが、実は、Michael君(マイケル・グルーバー)、11/28から1週間、「Hairspray」を離れて、別なお仕事をしてたんです。(写真は、そのお仕事の時の写真です。)
ミシガンにあるWestern Michgan Unibersityで、演劇を勉強する卒業生達のためのショーが行われたんですが、Michael君、そのショーにゲストスターとして出演したんです。「Late Night Broadway」というショーで、12月1日から3日の3日間に4回上演されました。Michael君は、出演するだけでなく、学生達の指導もしたんだそうです。上記の写真は、The University TheatreのFacebookのページで紹介していたもので、下の2枚もそうです。下の2枚の内、上のは、ショーの前日の金曜日のレッスン風景。下の方は、学生達とMichael君で、彼は、中央にいます。
ショーの詳細は、こちらからどうぞ。また、こちらのページのMichael君の写真のすぐ上にある「Listen to Michael on air with WKZO’s Lori Moore!」をクリックしていただくと、Michael君のラジオインタビューをお聞きいただけます。
また、You-tubeで、Michael君が学生達を指導している様子のビデオがアップされていました。こちらからごらんいただけます。3分37秒の映像で、Catsからのナンバーです。最初の方にはMichael君の姿は出てきませんが、カウントを取ったり、学生に指示を与えたりしている声は、彼のものです。2分16秒あたりから、画面右端の方に白いTシャツ姿のMichael君が登場します。
そして、mlive.comでは、Michael君のインタビューを紹介していました。原文は、こちらからどうぞ! 訳は、以下の通りです。
Western Michigan University (WMU)の「Late Night Broadway」のスター Michael Gruber、その才能と知識を学生達に伝授
舞台俳優であると同時に歌手とダンサーでもあるマイケル・グルーバーを、ワシントン州シアトルにある5th Avenue Theatreは、「歌とダンスの両方の才能を持った希少な種族の最後の1人」と称した。その彼をゲスト・スターに迎えた「Western Michigan Univetsity's "Late Night Broadway"が、木曜日から土曜日まで上演される。
キャバレースタイルにセッティングされたWilliams Theatreで行われるこのショーは、WMUの卒業生達が卒業後に受けるオーディションに合格することを目的に毎年行われているもので、グルーバー氏は、いくつかのスタンダードナンバーに加えて、バラード風かつ大半はユーモラスでややマイナーなナンバーを演じる。それらのナンバーのテーマは、愛-「愛に破れ、愛を得る。愛は、人間を惑わせ、苦しめ、伝染する。愛は、人間が探し求めるものである。」
この文章の「愛」という単語を、「仕事」に置き換えることができるだろう。もっとも、「伝染」に関しては、昨今は仕事には当てはまらないが。
グルーバー氏は、ショーの前の1週間、卒業生達の指導をする合間に、「仕事を得る」ことについてのヒントも、彼らに教えてやることだろう。
「23年以上に及ぶキャリアの中で、私が、優れた監督や指導者から授けてもらったものを、彼らに伝授してあげられると思うのです。」と、ミネソタ州ミネアポリス在住のグルーバー氏は語った。
ブロードウェイヘ、そしてブロードウェイを離れて
彼は、ブロードウェイで、「Miss Saigon」、「Kiss Me Kate」、「Cats」、「A Chorus Line」にオリジナル・キャストとして出演しており (ナズ注:「A Chorus Line」については、この記事は間違っており、オリジナル版でもリメイク版でも、リプレイスメントとして途中から参加していました。オリジナル版では、ファイナル・キャストでした。)、 全米各地の地方劇場作品にも数多く出演してきた。現在、彼は、ニューヨークを離れて中西部へと移り住み、彼がやりがいを見いだしている執筆や後進の指導、小さな劇場での活動へとキャリアの方向を転じている。
「芸術活動においてキャリアを重ねて行くのには、様々な要素があるんですよ。」と彼は言う。
「『これだ』という決まった方程式がある訳じゃなく、そこには、運だったり、タイミングだったり、コンタクトの取り方だったり、いろんなことが重なり合っていて、ある方法では難しい時でも、その困難を乗り越えたり、新しいやり方でアプローチしたりと、どれだけクリエイティブでいられるかが大切なんです。」
観客を広く集めることができる映画界と比べて、演劇界は、景気衰退の影響を強く受けていると、彼は言う。
「それだけじゃなくて、料金が高いせいもあるのだと思います。我々が、経済悪化の影響を受けた最初の世代じゃないでしょうか。
ライブシアターは、全てが高額です。作るのにも、観るのにもお金がかかる。その一方で、景気が悪い時ほど、その辛さから逃れるために、人々は娯楽を必要とします。」
彼が卒業生達に贈るアドバイスは、「クリエイティブであれ」である。演劇を学びながら、自分達の作品を仕上げることに取り組んでいる学生達を成功に導くのに必要なのは、作品に対してのクリエイティブさばかりではないと彼は語る。
「学校を卒業したばかりの若いパフォーマー達に欠けているのは、自分を売り込むためのクリエイティブさだと思います。どこに連絡を取るのか、どうやって自分をわかってもらうのかというようなことですね。」
また彼は、ブロードウェイで舞台に立つことが演劇活動の目的ではないと信じている。
「人生での経験そのものが、我々の求めているものなんです。なぜなら、我々は、芸術活動を長く続けていきたいと思っているんですから。ニューヨークには、アメリカ全体の演劇活動のうちのわずか0.5%があるだけなんです。それに、そのわずかな活動の全てが、必ずしも最良で条件がいいものというわけではないんですよ。」
仕事を求めての旅
グルーバー氏は、折に触れて、自身を改革することを学んできた。
「私は、ニューヨークで10個のショーに出演しました。でも、それだけではなく、アメリカ中の多くの小さな劇場の作品にも出演してきました。私がこの仕事を続けているのは、この仕事を愛しているからで、オファーがあればどこへでも行きます。」
彼は、ソーガタックのメーソン・ストリート・ウェアハウスで、2005年に上演された「What A Glorious Feeling」に出演した時の素晴らしい体験を忘れられないそうである。
「あれは、まるで夏休みのような体験でした。収入的にはたいしたことはなかったんですが、素晴らしい経験で、とても楽しい時を過ごせました。出演した甲斐は、十分にありましたよ。」
その時の縁が、別の仕事に結びついた。彼がソーガタックのメーソン・ストリートで知り合ったライターのJay Berkow氏は、WMUの演劇部門に於いて、今回の「Late Night Broadway」の監督を務めているのだ。
グルーバー氏は、WMUの学生達との共演を楽しみにしている。
「彼らの情熱が、私を刺激してくれて、アドレナリンを湧き起こしてくれます。彼らのパフォーマンスが、とても楽しみです。」
彼は、自分が学生達のことを「子供達 (kids)」と呼び続けていたことに気づいて、ちょうど47歳になったばかりなのだと付け加えながら謝罪した。
「彼らは、もはやヤング・アダルトですよね。」と自ら訂正した。学生達は、まさに学校からステージへ歩みを進めようと熱意を燃やしており、その情熱が、素晴らしいパフォーマンスを生み出してくれることを、グルーバー氏は望んでいる。
「ショーでは、若くてフレッシュなエネルギーのかたまり達と、1人の古びた燃えかすを観てもらえると思いますよ。」と彼は、笑いながら言った。
上の記事の中で触れているソーガタックの「What A Glorious Feeling」は、ナズも見に行っていたんです。それに関する記事については、Michael君のサイトで写真を紹介していることを伝えた時の記事にまとめてありますので、よろしかったらこちらからどうぞ♪
ミシガンにあるWestern Michgan Unibersityで、演劇を勉強する卒業生達のためのショーが行われたんですが、Michael君、そのショーにゲストスターとして出演したんです。「Late Night Broadway」というショーで、12月1日から3日の3日間に4回上演されました。Michael君は、出演するだけでなく、学生達の指導もしたんだそうです。上記の写真は、The University TheatreのFacebookのページで紹介していたもので、下の2枚もそうです。下の2枚の内、上のは、ショーの前日の金曜日のレッスン風景。下の方は、学生達とMichael君で、彼は、中央にいます。
ショーの詳細は、こちらからどうぞ。また、こちらのページのMichael君の写真のすぐ上にある「Listen to Michael on air with WKZO’s Lori Moore!」をクリックしていただくと、Michael君のラジオインタビューをお聞きいただけます。
また、You-tubeで、Michael君が学生達を指導している様子のビデオがアップされていました。こちらからごらんいただけます。3分37秒の映像で、Catsからのナンバーです。最初の方にはMichael君の姿は出てきませんが、カウントを取ったり、学生に指示を与えたりしている声は、彼のものです。2分16秒あたりから、画面右端の方に白いTシャツ姿のMichael君が登場します。
そして、mlive.comでは、Michael君のインタビューを紹介していました。原文は、こちらからどうぞ! 訳は、以下の通りです。
Western Michigan University (WMU)の「Late Night Broadway」のスター Michael Gruber、その才能と知識を学生達に伝授
舞台俳優であると同時に歌手とダンサーでもあるマイケル・グルーバーを、ワシントン州シアトルにある5th Avenue Theatreは、「歌とダンスの両方の才能を持った希少な種族の最後の1人」と称した。その彼をゲスト・スターに迎えた「Western Michigan Univetsity's "Late Night Broadway"が、木曜日から土曜日まで上演される。
キャバレースタイルにセッティングされたWilliams Theatreで行われるこのショーは、WMUの卒業生達が卒業後に受けるオーディションに合格することを目的に毎年行われているもので、グルーバー氏は、いくつかのスタンダードナンバーに加えて、バラード風かつ大半はユーモラスでややマイナーなナンバーを演じる。それらのナンバーのテーマは、愛-「愛に破れ、愛を得る。愛は、人間を惑わせ、苦しめ、伝染する。愛は、人間が探し求めるものである。」
この文章の「愛」という単語を、「仕事」に置き換えることができるだろう。もっとも、「伝染」に関しては、昨今は仕事には当てはまらないが。
グルーバー氏は、ショーの前の1週間、卒業生達の指導をする合間に、「仕事を得る」ことについてのヒントも、彼らに教えてやることだろう。
「23年以上に及ぶキャリアの中で、私が、優れた監督や指導者から授けてもらったものを、彼らに伝授してあげられると思うのです。」と、ミネソタ州ミネアポリス在住のグルーバー氏は語った。
ブロードウェイヘ、そしてブロードウェイを離れて
彼は、ブロードウェイで、「Miss Saigon」、「Kiss Me Kate」、「Cats」、「A Chorus Line」にオリジナル・キャストとして出演しており (ナズ注:「A Chorus Line」については、この記事は間違っており、オリジナル版でもリメイク版でも、リプレイスメントとして途中から参加していました。オリジナル版では、ファイナル・キャストでした。)、 全米各地の地方劇場作品にも数多く出演してきた。現在、彼は、ニューヨークを離れて中西部へと移り住み、彼がやりがいを見いだしている執筆や後進の指導、小さな劇場での活動へとキャリアの方向を転じている。
「芸術活動においてキャリアを重ねて行くのには、様々な要素があるんですよ。」と彼は言う。
「『これだ』という決まった方程式がある訳じゃなく、そこには、運だったり、タイミングだったり、コンタクトの取り方だったり、いろんなことが重なり合っていて、ある方法では難しい時でも、その困難を乗り越えたり、新しいやり方でアプローチしたりと、どれだけクリエイティブでいられるかが大切なんです。」
観客を広く集めることができる映画界と比べて、演劇界は、景気衰退の影響を強く受けていると、彼は言う。
「それだけじゃなくて、料金が高いせいもあるのだと思います。我々が、経済悪化の影響を受けた最初の世代じゃないでしょうか。
ライブシアターは、全てが高額です。作るのにも、観るのにもお金がかかる。その一方で、景気が悪い時ほど、その辛さから逃れるために、人々は娯楽を必要とします。」
彼が卒業生達に贈るアドバイスは、「クリエイティブであれ」である。演劇を学びながら、自分達の作品を仕上げることに取り組んでいる学生達を成功に導くのに必要なのは、作品に対してのクリエイティブさばかりではないと彼は語る。
「学校を卒業したばかりの若いパフォーマー達に欠けているのは、自分を売り込むためのクリエイティブさだと思います。どこに連絡を取るのか、どうやって自分をわかってもらうのかというようなことですね。」
また彼は、ブロードウェイで舞台に立つことが演劇活動の目的ではないと信じている。
「人生での経験そのものが、我々の求めているものなんです。なぜなら、我々は、芸術活動を長く続けていきたいと思っているんですから。ニューヨークには、アメリカ全体の演劇活動のうちのわずか0.5%があるだけなんです。それに、そのわずかな活動の全てが、必ずしも最良で条件がいいものというわけではないんですよ。」
仕事を求めての旅
グルーバー氏は、折に触れて、自身を改革することを学んできた。
「私は、ニューヨークで10個のショーに出演しました。でも、それだけではなく、アメリカ中の多くの小さな劇場の作品にも出演してきました。私がこの仕事を続けているのは、この仕事を愛しているからで、オファーがあればどこへでも行きます。」
彼は、ソーガタックのメーソン・ストリート・ウェアハウスで、2005年に上演された「What A Glorious Feeling」に出演した時の素晴らしい体験を忘れられないそうである。
「あれは、まるで夏休みのような体験でした。収入的にはたいしたことはなかったんですが、素晴らしい経験で、とても楽しい時を過ごせました。出演した甲斐は、十分にありましたよ。」
その時の縁が、別の仕事に結びついた。彼がソーガタックのメーソン・ストリートで知り合ったライターのJay Berkow氏は、WMUの演劇部門に於いて、今回の「Late Night Broadway」の監督を務めているのだ。
グルーバー氏は、WMUの学生達との共演を楽しみにしている。
「彼らの情熱が、私を刺激してくれて、アドレナリンを湧き起こしてくれます。彼らのパフォーマンスが、とても楽しみです。」
彼は、自分が学生達のことを「子供達 (kids)」と呼び続けていたことに気づいて、ちょうど47歳になったばかりなのだと付け加えながら謝罪した。
「彼らは、もはやヤング・アダルトですよね。」と自ら訂正した。学生達は、まさに学校からステージへ歩みを進めようと熱意を燃やしており、その情熱が、素晴らしいパフォーマンスを生み出してくれることを、グルーバー氏は望んでいる。
「ショーでは、若くてフレッシュなエネルギーのかたまり達と、1人の古びた燃えかすを観てもらえると思いますよ。」と彼は、笑いながら言った。
上の記事の中で触れているソーガタックの「What A Glorious Feeling」は、ナズも見に行っていたんです。それに関する記事については、Michael君のサイトで写真を紹介していることを伝えた時の記事にまとめてありますので、よろしかったらこちらからどうぞ♪