コスタメサ観劇記 その6です。(写真は、劇場のロビーに置いてあったキャスト一覧のボードの、Michael君(マイケル・グルーバー)の部分をアップで撮ったものです。)
8/23(土)、この日は、午後2時からと夜の7時半からの2回、ショーを見ることにしていました。お土産を買い足したかったので、午前中のうちにSouth Coast Plazaに買い物に行って、昼過ぎに戻って来ようと思い、ハウスキーピングの番号に電話して、昼までに部屋の掃除を終えてもらえるようにお願いしました。
9時45分頃にホテルを出たナズは、Plazaのメインビルディングで少しショッピングをした後、別館の方に向かい、そこで可愛いパッケージに入った紅茶等を買いました。別館に入っているタコスのカフェテリアで食事をしてみたかったので、11時過ぎに、そのお店で早めのお昼を食べました。シーフードがメインのお店で、魚を選び、それをタコスにするのか、ブリトーにするのか、調理方法を選び、付け合わせを選んでオーダーするんですが、ナズは、白身のお魚のタコスにチリビーンズとライスの付け合わせ、それにセサミドレッシングをかけたガーデンサラダを頼みました。メキシコ料理大好きのナズ、とても美味しくいただきました♪ ただ、ボリュームがものすごかったので、もったいなかったけれど、だいぶ残してしまいました~・・・。
12時半頃、ホテルに戻って、買ってきた物を片づけ、身支度を済ませたナズ、1時20分頃、ホテルを出ました。この日、午後2時からのマチネの席は、オーケストラレベルのK-1。今回の旅行では、一番前の列でした。また1番なので、列の右の端っこ。見づらいといえば見づらいんですが、お隣りがいないので、叫びやすいといえば叫びやすい・・・(笑)
ステージのすぐ前の席とかならともかく、けっこう後ろの方で、しかも前後左右を他のお客さんに囲まれているとなると、やはり何回も大声で叫ぶのはちょっと、だいぶ気が引けます。Michael君(マイケル・グルーバー)の見せ場だけで・・・だったら大丈夫なんですが、キャスト全員の見せ場で叫ぶというのは、ちょっと難しかったです~。
前日のショーくらいから、グレッグのセリフのわざとらしいくらい奇妙なアクセントやヴァルの動きのぎこちなさ等が少しよくなってきて、このマチネの時も、初めて見た19日のショーと比べるとだいぶよかったように思いました。
Michael君のザックは、ますます磨きがかかった感じで

、そのシリアスな演技には圧倒されるような迫力がありました♪
マチネを見終わったナズは、そのままホテルに戻りました。明日の出発に備えて荷造りをしてからシャワーを浴び、買い置きのクッキー等で夕食を済ませ、Michael君がニューポートビーチに興味がありそうだったので、昨日買った地図を彼にあげようと、バックの中に入れました。またラグナビーチの方も、きれいで楽しそうだったので、日本から持ってきたガイドブックのページを切り取って、それもバックに入れ、7時少し前にホテルを出ました。
いよいよ最後のショーです。席は、オーケストラレベルのP-1で、オーケストラレベルで見た中では一番後ろの列でした。マチネ同様、列の右端の叫びやすい席でした(笑)。
この時のショーが、6回見た中で一番よかったと思います。グレッグやヴァルの出来もまあまあでした。これで、グレッグの無表情なところや間の取り方の悪いところがよくなれば、さらによくなると思いました。
フィナーレで、Michael君とピラーさんに声援を送った後、楽屋口に駆けつけました。しばらくするとMichael君が出てきてハグしてくれました。
「マチネの後は、来なかったんだね。2回のショーのどっちの後で君が会いに来るかよくわからなかったんで、マチネの後もここに来てみたんだけど。」
「ゴメンね~! マチネの後は忙しいだろうと思って、来なかったの。待ちぼうけさせちゃったね・・・」
「いや、大丈夫だよ。ところで、今日は、どこかに行ったの?」
「今日は、特に行かなかったけど、昨日は、ニューポートビーチに行ったよ。」
「行ったんだ! どうだった? 楽しかった?」
「湾内のクルーズに参加したの。そしたら、沖に浮いてるブイのところで、野生のアシカを見られたよ!」
「楽しそうだな~。時間があったら、僕も行ってみたいな。」
「ニューポートビーチの地図を買ったから、お土産にあげるね。地図に印を付けておいたんだけど、バルボア半島の方に、バルボア・パビリオンっていうのがあるの。ここに行くといいよ。」
「その辺りにお店とかもある?」
「うん。レストランとかもいっぱいあるよ。あとね、これは、日本のガイドブックのページを切り抜いて持ってきたんだけど、ラグナビーチでも8月の終わりまで、街の人がチームを作って、有名な絵画の登場人物の扮装をして90秒間のパフォーマンスを披露して、本物の絵とどのくらい似てるかを競うってフェスティバルをやってるよ。」
「面白そうだね!」
「フェスティバルの会場の住所や電話番号、ホームぺージのアドレスも載ってるから、よかったら、チェックしてみてね。」
「ナズ、ありがとう!」
話している間に、ピラーさんが出てきたので、3人で写真を撮ろうということになり、ちょうど出てきた共演者の1人に撮ってくれるようにお願いしました。ナズが、その若い男優の方にお礼を言っていると、
「ナズ、彼がBrandonだよ。覚えてる? 僕が話しただろう? 代役でポールを演じたって。 素晴らしい出来だったよね。」
「もちろん! ホントに素晴らしかった~! Michaelから、あなたは、あの時、初めて本番でポールを演じたって聞いたけど。」
と、ナズが話しかけると、Brandonさんは、ちょっと照れくさそうに頷きました。
「信じられない!だって、本当にすっごく素晴らしくって、モノローグの時なんて、私、感動して泣いちゃったんだもん! 会えて嬉しいわ。ハグしてもいい?」
ナズの誉め言葉を、輝くような笑顔で聞いていたBrandonさん、嬉しそうに頷いて、ナズをがっちりハグしてくれました。
「みんなが誉めてくれてホントに嬉しいんだけど、でも、Michael、あなたがこっそりささやいてくれた『terrific (最高だ、素晴らしい)』が一番嬉しかったよ! (Brandonさんは、『your secret terrific』と言っていました。)」
と、BrandonさんがMichael君に言いました。Michael君は、楽しそうな笑顔を浮かべていました。事情のわからないピラーさんとナズが不思議そうにMichael君の顔を見ると、いたずらっぽい表情を浮かべたMichael君が、
「ポールのモノローグのあと、ザックが彼のそばに行って肩を抱きながら慰めてやるだろう? Brandonの演技がすごくよかったから、あの時、こっそり『Terrific!』ってささやいてやったんだよ。」
と、教えてくれました。Michael君、ステキ!

ステージの上でまさに演じている最中に、共演している先輩から「最高だ!」って誉められたら、若い俳優さんにとって、どれほど嬉しく、どれほど励みになるか! Michael君こそ、「Terrific!」です~~♪

ホントに、いつでも思いやりがあって、すごく優しいんですもん~♪ 最後の晩にBrandonさんに会えて、こんなステキなエピソードを聞かせてもらえて、本当にラッキーでした!
Brandonさんとお別れしたあと、Michael君とピラーさんと3人で劇場を後にしました。少し歩いたところで、アパートの方に向かう2人ともう一度ハグをして、
「1月にフィラデルフィアで会おうね~! (まだこの時点では、Michael君は来年の5月までツアーに出演を続けることになっていたので)」
と言って、お別れしました~。
ホテルに戻ったナズは、着替えを済ませ、最後の荷造りをがんばりましたよ~!今回、浴衣や下駄等も加わって、いつになく荷物がパンパラパン!衣類の圧縮袋が大活躍です!(笑)
翌日の飛行機は、11時40分ロサンジェルス発だったんですが、ロサンジェルスに宿泊しているならいいんですけど、コスタメサからだと1時間半くらいかかるし、行きの飛行機がかなり混んでいて、4時間近く前に空港に行ったのに通路に面した座席が取れなかったので、4時間前の7時半頃には空港に行こうと思っていたんです。なので、ホテルを出るのは、朝6時の予定になっていました。どうにか荷造りが済んだのが、もう午前1時過ぎ!あわててベッドに入りました。
あまりよく寝つけなかったのですが、翌朝、5時前に起きたナズは、最後に使った物等をスーツケースや機内持ち込みの荷物に入れました。タクシーが6時に来ることになっているので、チェックアウトの時間が必要ですから、5時45分頃、そろそろ部屋を出ようかとしていた時、突然、電話が鳴りました。びっくりしながら出てみると、「グッモーニン~!」と、Shawさんの明るい声! もう迎えに来てくれたんです! 「は、早いよ!」と思いながら、「ごめんなさい!今、行きます~!」と答えたナズ、荷物を持ち、忘れ物がないのを確かめてから、あわててロビーに向かいました。
「おはようございます。遅くなってごめんなさい!」と謝るナズに、「オーケー、オーケー」と優しく言いながら、Shawさんがスーツケースを運んでいってくれました。チェックアウトを済ませ、急いで後を追ったナズ、Shawさんにドアを開けてもらって、タクシーに乗り込みました。どんより曇った空は、まだかなり暗かったです。
道々、Shawさんは、高速道路の両側にある建物の説明をしてくれました。早朝なので、道も空いており、空港に着いたのは、7時少し前でした。ほとんどのチェックインカウンターが閉まっており、どのカウンターがどの航空会社なのかも表示されていませんでした。近くにいた案内の係の方が、大韓航空のカウンターの場所と8時にならないとオープンしないことを教えてくれました。
2階にカフェ等があったので、上がってみると、閉まっているお店も多かったんですが、メキシコ料理のカフェが開いていました。メキシコ料理大好きなナズ、チキンブリトーとサラダのセットを頼んで、朝食を食べることにしました。思いの外、美味しくて、満足~♪なナズでした!
7時半頃からチェックインカウンターオープンの準備が始まり、8時少し前に列ができ始めたので、ナズもその列に加わりました。無事、通路に面した席もゲットでき、売店でチョコレート等を買ったナズ、手荷物検査を受けて、ゲートの方に向かいました。今回、手荷物検査は、すごく簡単で、機内持ち込みの液体もあまり詳しく調べられることもなく、あっけないくらいスムーズに入れてしまいました。年末年始やホリデーシーズンのように混雑する時期の方が、チェックが厳しいのかな~と思いました。
11時過ぎに搭乗が始まり、飛行機に乗り込みました。大韓航空は、窓際の席が両側2席で、通路に挟まれた部分が5席なんですが、ナズの席は、右側の窓側の2席の通路寄りでした。乗客の人達が次々と乗り込んで来たのですが、ナズの隣りの席は、ずっと空席のままでした。トランジットとかで前の飛行機が遅れているのかな~と思っていたのですが、とうとう誰も来ないまま、飛行機が動き出しました! ラッキ~~~♪ 2席、使える~♪

この便は、けっこう空いていたようで、ナズの座席の近くの真ん中の席も、10席くらい空いていて、他から移ってきたお客さんが何人かいました。
2席使えたこともあって、帰りのフライトは、なかなか快適でした~♪ カラッと乾いてさわやかだったコスタメサから戻ってみると、日本は、土砂降り・・・。しっとり湿った空気が、やけに重く感じられました。
なんでもない普通の平日の夕方だったので、大きなスーツケースを押しながら、通勤のビジネスマンの間に交じって家路に着きました~。
以上、コスタメサ観劇記でした。今までにMichael君のお芝居を見たのは、西海岸の都市ではシアトルだけだったんですが、久々の南カリフォルニアの青い空の下、Michael君のミュージカルを堪能し、Michael君といろいろおしゃべりもでき、本当に充実した旅でした。
久々の長いツアーが続くMichael君ですが、ACLのザックは、彼自身、とてもやりたがっていた役ですし、あちこちの街に行って、行ったことのある街では旧友と再会し、初めての街では仕事の合間に観光したりと、楽しく過ごせているようなので、一安心です~。ナズがこのACL全米ツアーのMichael君を見るのは、今回のコスタメサが最後になりそうですが、これからもMichael君情報や観劇記をお伝えしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします~♪