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キャッツDVDのマンカストラップ、アメリカの舞台俳優、Michael君のことや、ブロードウェイニュースをお伝えします。

4/24からMichael君振付の「Carousel」開幕

2015-04-21 17:40:03 | Michael 15 Music Man 他
ミネソタ州のブルーミントンで、Michael君(マイケル・グルーバー)振付の「Carousel 回転木馬」の公演が始まります。(写真は、劇場のサイトで使われている作品のバナーです。)

Michael君の次のお仕事は、ミネソタ州ブルーミントンにあるBloomington Theatre and Art Centerで、今年(2015)の4月24日から5月17日まで上演されるミュージカル「Carousel」です。今回も残念ながら出演者としての仕事ではなく、振付を担当しています。
ブルーミントンは、ミネアポリス・セントポール国際空港の近くで、アメリカ最大とも言われるショッピングモールであるモール・オブ・アメリカがある街です。Michael君達が住むミネアポリスからもほど近く、通勤に便利そうですね♪ 劇場のサイトは、こちらからどうぞ。また劇場のFacebookは、こちらからごらんいただけます。

この作品は、1945年にリチャード・ロジャース氏(作曲)とオスカー・ハマースタイン2世氏(脚本と作詞)によってブロードウェイ・ミュージカルとして制作されました。両氏作の最初のミュージカル「Oklahoma! オクラホマ!」の大ヒットを受けての、両氏の第二弾ミュージカルでした。原作は、フェレンク・モルナールの戯曲「リリオム (1909)」で、原作ではブダペストが舞台だったのですが、ミュージカル版では、アメリカのメイン州を舞台にしています。
Broadwayでは、1945年のオリジナルを皮切りに、その後、リバイバル公演が4回行われました。1945年4月から1947年5月までマジェスティック劇場で上演されたオリジナル公演は、まだTony賞が創設される前だった(初回は1947年)ので、Tony賞の対象にはならなかったのですが、1994年5月から1995年1月までビビアン・ボーモント劇場で行われた5回目のリバイバル上演の時には、1994年のTony賞でリバイバル作品賞、助演女優賞、舞台装置賞、振付賞、監督賞の5部門を受賞しました。Broadwayでの詳細は、こちらからどうぞ。
1956年には、20世紀フォックスによって映画化されましたし、日本でも、1969年に宝塚歌劇団で初めて上演され、その後も何度か上演されているので、それらをごらんになった方も多いかと思います。


以下は、あらすじです。

1873年のメイン州、仕事を終えた2人の若い女工が町の回転木馬へやってきました。回転木馬の呼び込みとして働いていたビリーは、その内の1人、ジュリーを見て恋に落ち、木馬に乗っている彼女を抱きしめました。それを見て嫉妬したのは、回転木馬の持ち主の未亡人でした。ジュリーとその友人に二度と来るなと迫る未亡人をあざ笑ったビリーは、未亡人から首を言い渡されてしまうのでした。
やがて結婚した2人でしたが、生活苦にいらだつビリーは、愛するジュリーに思わず暴力をふるってしまうこともしばしばでした。苦しい生活が続くビリーは、悪い友達に、強盗の仲間に誘われます。一度は断ったものの、ジュリーに妊娠したと告げられ、家族の未来のために盗みの仲間に加わりました。しかし、盗みは失敗に終わり、逃げ遅れたビリーは、自らの命を絶ちます。時には暴力をふるわれたものの、深く愛していた夫を失ったジュリーは、深い悲しみに沈むのでした。
一方、天界に上ったビリーの魂は、星の番人に会い、ビリーの生前の行いが、天国に入るのに十分なほど良くなかったが、もしまだ彼のことを覚えている人が生きているなら、1日だけ地上に戻って、良いことをすれば挽回できると言われます。そして、地上では、彼の死後15年経っているが、彼の娘のルイーズが、父が泥棒だったことで辛い思いをしているから、彼女を助けてやってはどうかと勧めるのでした。果たして、ビリーは、彼の娘を助けて、無事天国入りすることができるのでしょうか・・・。