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M for Michael Gruber♪- Mは、マイケル・グルーバーのM~♪

キャッツDVDのマンカストラップ、アメリカの舞台俳優、Michael君のことや、ブロードウェイニュースをお伝えします。

ブロードウェイの2006-2007シーズンのPlaybill

2017-03-22 04:08:30 | Michael About him
Playbill.comで、10年前の2006-2007シーズン開幕作品のプレイビルの表紙を紹介しています。(写真は、記事からのものです。)

Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。下の方の画面の右端の黄色い>マークをクリックすると、全部で35枚の写真をごらんいただけます。

このシーズン中、最初に封切られたのは、2006年8月11日開幕の「Kiki & Herb: Alive on Broadway」で、最後の封切り作品は、2007年4月13日に開幕した「110 in the Shade」 でした。その他にも、「Les Misérables (リバイバル)」、「Company」、「Mary Poppins」、「Legally Blonde」、「Spring Awakening」、「Grey Gardens」、「Curtains」等、様々な作品がオープンしました。

そして、Michael君(マイケル・グルーバー)ファンにとって重要な作品、「A Chorus Line (リバイバル)」が封切られたのも、この2006-2007シーズンだったんです! 35枚の写真のうち、4番目が「コーラスライン」のプレイビルです。ジェラルド・ショーンフェルド劇場で、2006年10月5日開幕(プレビュー公演は、9/18から18回)で、2008年8月17日に、759回で閉幕しました。
Michael君は、オリジナルカンパニーではなく、2007年7月24日からグレッグ役とザックのアンダースタディとしてカンパニーに加わりました。オリジナル版でブロードウェイ・デビューを飾ったMichael君でしたが、このリバイバル版が、彼の現時点での最後のブロードウェイ作品となり、Michael君は、ブロードウェイの「コーラスライン」のオリジナル版とリバイバル版の両方に出演した、唯一の俳優となりました。

Michael君は、その後、「コーラスライン」の全米ツアーにザック役として主演し、2009年にはブロードウェイ・ジャパン・ツアー・カンパニーを率いて、初来日を果たしました!彼の来日公演につながった作品ということで、日本のファンにとっては、特に忘れられない作品だと思います。


このブログでご紹介したMichael君のコーラスライン関連の記事は、下記からどうぞ。
オリジナル版のファイナルキャスト
こぼれ話 The Longest Line
ステージ版こぼれ話
映画と舞台の違い
オリジナル版ファイナルパフォーマンスのプレイビル
タイムズスクエアでキャストがパフォーマンス
Michael君の記事-オリジナルとリバイバルに出演して
全米ツアー主演2人のインタビュー
ジャパンツアー-日本だけのフィナーレ
来日中キャストのあれこれ
Michael君のザック
ジャパンツアーこぼれ話
細かいところ

BroadwayWorld ミネアポリス・アワード結果発表!

2017-01-10 00:01:32 | Michael About him
Michael君(マイケル・グルーバー)が監督部門にノミネートされていたBroadwayWorldミネアポリス・アワードの結果が発表されました。。(写真は、2013年9月から2014年2月まで、チャンハッセンディナーシアターズで上演された「屋根の上のバイオリン弾き」のプロダクション・フォトです。Michael君は、向かって左端の後ろ、中央のティヴィエに向かって左手を差しのべています。)

昨年(2016)の11月にこのブログでお知らせ致しました通り、BroadwayWorldミネアポリス・アワード2016には、19部門のうち、Michael君自身はミュージカル監督賞に、また彼が監督/作曲/出演した作品および出演者がオリジナル新作賞、プロフェッショナル劇団賞、ミュージカル作品賞、ミュージカル主演男優賞、ミュージカル主演女優賞、ミュージカルアンサンブル・パフォーマンス賞にノミネートされていましたが、残念ながら受賞は叶いませんでした・・・。応援して下さった皆様、本当にありがとうございました!
その時の記事は、こちらからごらんいただけます。またノミネートされていたMichael君の関連作品についての記事は、下記からごらんいただけます。

作曲の仕事は新作ミュージカル
新作ミュージカルのキャスト
監督/振付の「屋根の上のバイオリン弾き」のキャスト
Michael君のインタビュー
「I Love You, Stinky Face」の制作チーム


最多受賞は、チルドレンズ劇場カンパニーの4部門、続いてガスリー劇場の3部門、このブログによくお立ち寄り下さる皆様にはおなじみのチャンハッセン・ディナー・シアターズが2部門でした。このチャンハッセン・ディナー・シアターズの「Beauty and the Beast」には、トニーさんが出演していました。
今年(2017)の10月には、2017年のBroadwayWorldアワードの投票を行う予定だそうです。またMichael君や彼の関連する作品がノミネートされるといいですね!

BroadwayWorld.comの記事は、こちらからどうぞ。以下は、受賞者/受賞作品/受賞劇場です。受賞者名の後ろのカッコ内は、作品名/劇場名/カンパニー名です。

ミュージカル主演男優賞
ブランドン・ブルックスさん(Diary of a Wimpy Kid The Musical 、チルドレンズ劇場カンパニー)

ドラマ主演男優賞
ダック・ワシントンさん(Caucasian Aggressive Pandas and Other Mulatto Tales、 フィアレス・コメディ・プロダクションズ)

ミュージカル主演女優賞
ララ・アカールさん(Lady in the Dark 、ミネソタ大学オペラ劇場)

ドラマ主演女優賞
カリ・エリザベス・ゴッドフリーさん(The House Of Blue Leaves 、シアター・イン・ザ・ラウンド)

振付賞
ケリー・フォスター・ウォーダーさん(Ragtime 、ラテ・ダ劇場)

コミュニティ劇場カンパニー賞
アシュランド・プロダクションズ

衣装デザイン賞
リッチ・ハムソンさん(Beauty and the Beast 、チャンハッセン・ディナー・シアターズ)

ミュージカル監督賞
ジョゼフ・アンドリュースさん(Iolanthe 、ザ・ギルバート・アンド・サリバン・ベリー・ライト・オペラ・カンパニー)

ドラマ監督賞
サラ・ラスマッセンさん(Two Gentlemen of Verona、ジャングル劇場)

ミュージカル・アンサンブル・パフォーマンス賞
Iolanthe (ザ・ギルバート・アンド・サリバン・ベリー・ライト・オペラ・カンパニー)

ドラマ・アンサンブル・パフォーマンス賞
Sense and Sensibility (ガスリー劇場)

照明デザイン賞
デートリッヒ・ポッペンさん(Julius Caesar、クラアシカル・アクターズ・アンサンブル)

ミュージカル作品賞
Jesus Christ Superstar、アシュランド・プロダクションズ

ミュージカル演出賞
マイケル・マーラーさん、アラン・シュマクラーさん(Diary of a Wimpy Kid the Musical、チルドレンズ劇場カンパニー)

オリジナル/新作賞
Diary of a Wimpy Kid The Musical (チルドレンズ劇場カンパニー)

ドラマ作品賞
Sense and Sensibility (ガスリー劇場)

プロフェッショナル劇場カンパニー賞
ガスリー劇場

舞台装置賞
スコット・デイビスさん(Diary of a Wimpy Kid The Musical 、チルドレンズ劇場カンパニー)

音響デザイン賞
ラス・ヘインズさん(Beauty and the Beast 、チャンハッセン・ディナー・シアターズ)

Michael君がBroadwayWorld Awardsにノミネート!

2016-11-17 00:00:17 | Michael About him
BroadwayWorld.comでは、毎年、その1年に発表されたステージ作品の人気投票をしているのですが、BroadwayWorldのミネアポリスの監督部門に、Michael君(マイケル・グルーバー)がノミネートされています! (写真は、Michael君のヘッドショットです。)

BroadwayWorldミネアポリスの投票のページは、こちらからどうぞ。「Enter Your E-Mail Address to Vote」の右側の欄にEメールアドレスを入力して、その右の「Start」をクリックすると、ルールの書かれたページが開き、右下の「Continue」をクリックすると投票が始まります。
投票しなくても、最初のページの下の方にある「Live Stats」の下の各部門のタイトルをクリックすれば、ノミニーの一覧と現在の獲得票が見られます。投票は、12月31日まで受け付けられ、結果は、来年(2017)の1月に発表されるそうです。19部門の一覧は、以下の通りです。太字のブルーになっているのが、Michael君に関係する部門です。

1) Best Musical Direction

2) Best Original/New Work
I love you stinky face Stages Theatre Company 
(Michael君が作曲した子供向けの絵本を基にしたかわいいミュージカル)

3) Best Professional Theater Company
Stages Theatre Company 
(Michael君作曲の「I love you stinky face」の劇場)

4) Best Set Design

5) Best Sound Design

6) Best Ensemble Performance in a Play

7) Best Lighting Design

8) Best Musical
この部門は、Michael君関連のノミネーションが3つもあります!
Ball: A Musical Tribute to My Lost Testicle The Catalysts
(Michael君が共同経営者で常駐作曲者でもある「The Catalysts」の作品で、彼が作曲を担当)
Fiddler on the roof Artistry
(Michael君が監督)
I Love You Stinky Face Stages Theatre Company
(Michael君が作曲)

9) Best Play

10) Best Actor in a Musical
この部門にも、Michael君関連が2つ!
Max Wojtanowicz Ball: A Musical Tribute to My Lost Testicle  The Catalysts
(Michael君が共同経営者で常駐作曲者でもある「The Catalysts」の作品で、彼が作曲を担当)
Ryan Levin Fiddler on the Roof Artistry
(Michael君が監督)

11) Best Actor in a Play

12) Best Actress in a Musical
Maddy La Roche Fiddler on the roof Artistry
(Michael君が監督)

13) Best Actress in a Play

14) Best Choreographer

15) Best Community Theater Company

16) Best Costume Design

17) Best Director of a Musical
Michael君が監督としてノミネートされています!
Michael Gruber Fiddler on the roof Artistry

18) Best Director of a Play

19) Best Ensemble Performance in a Musical
ここでも、Michael君関連が2つ。
All Is Calm: The Christmas Truce of 1914 Theater Latte Da
(Michael君が出演)
Fiddler on the roof Artistry
(Michael君が監督)


もし、「Michael君を応援してあげよう!」と思ってくださる方がいらっしゃるようでしたら、投票方法は、以下の通りですので、ご無理のない範囲でよろしくお願い致します。 ありがとうございます。

① 投票のページの「Enter Your E-Mail Address to Vote:」の右側の欄にEメールアドレス(Yahooメール等で大丈夫です)を入力して、その右の「Start」をクリック。ルールの書かれたページになりますので、右下の「Continue」をクリックすると投票が始まります。

② 投票は、ノミニーの名前/名称の左側にある丸をクリックして行い、画面右下にある「Continue」をクリックすると、次の画面に進みます。
(各部門の最初の画面では、ノミニー一覧のトップにある「No Nominee」が選択されているので、特に投票したいノミニーがない場合は、そのまま「Continue」を押して先に進めます。)

③ 19部門の投票が終わって「Continue」をクリックすると、投票者の詳細を入れる画面になります。ページの上半分は入力が必要な項目ですが、名前は、本名でなくて大丈夫です。
左上から順に、ファーストネーム、ラストネーム、Eメールアドレス(最初に入力したアドレス)、パスワード、ウィークリーカレンダーがほしいか(Yes/Noを選択)、ニュースやオファーがほしいか(Yes/Noを選択)です。

④ その下の線で囲まれた性別や生年等は、任意なので特に記入する必要はありません。

⑤ 最後に、線で囲まれた中の右下にある「Finish」をクリックすると、投票が完了になります。

Michael君の新しいHeadshot

2010-04-10 01:55:49 | Michael About him
Michael君(マイケル・グルーバー)が、Headshot(履歴用の写真)を新しくしましたよ~♪(この記事の写真が、新しい写真です。)

2枚あって、上の1枚は、彼のサイトのトップページでも紹介しています。もう1枚は、こちらです♪




どっちも、なかなかステキですよね~♪ 2004年くらいから今まで使っていたのが、下記の写真なんです。





髪型の差とかもありますが、新しい写真のほうが、ダンディな感じがします~♪

また次のお仕事も決まったそうで、6月3日から6日まで、ワシントン州シアトルにあるS. Mark Taper Foundation Auditoriumで行われる「Seattle Pops: Hits from The Music Man」というコンサートで、Seattle Symphony Orchestraと共演する予定だそうです。Michael君は、主役のHarold Hillの役です。彼のサイトにも、ページができました。
会場となるBenaroya Hallは、シアトルのダウンタウンにあり、2,500席という大きなホールです。チケットの購入等の詳細は、こちらからご覧いただけます。

「The Music Man」というミュージカルは、日本でも上演されているのでよくご存知の方も多いかと思いますが、Broadwayでは、1957年12月19日にMajestic Theatreでオリジナル公演が開幕し、その後、1960年10月24日にBroadway Theatreに場所を移して1961年4月15日まで上演が続けられ、トータルで1,375回に渡って上演されました。主演はロバート・プレストンさんで、彼は、1962年にこの作品が映画化された際にも主演を務めました。
Broadwayでは、その後、City Centerで1980年6月5日から22日まで、Neil Simon Thetreで2000年4月27日から2001年12月30日までと、リバイバル公演が2回行われました。

コンサート版なので、Michael君のダンスはご覧いただけないかと思うのですが、彼の美しい歌声をじっくり楽しんでいただけることと思います~。ホールがあるシアトルは、彼にとっては、何度も公演に来たことがあるお気に入りの街なので、きっと楽しい滞在となることでしょう~♪


Michael君 こぼれ話 自分について - About himself

2006-03-10 12:39:34 | Michael About him
久々のこぼれ話です。何度かご紹介している「Talkin' Broadway」のインタビューから、今回は、Michael君(マイケル・グルーバー)が自分のことについて語っているので、その部分をご紹介致しますね。(写真は、当時使っていたヘッドショットです。)


質問:子供のころのエピソードについて。

Michael君:僕が小学校の2年生のころ、大掛かりなクリスマスの野外劇をやったことがあって、僕は羊飼いの1人を演じたんだよ。僕の母は、「息子は、全員のセリフを覚えていて、セリフを忘れてしまった子がいると、舞台の反対側から大声で教えてあげていたのよ。」って、よく知り合いに話していたな。母は、僕が演劇に向いているって知ってたんだね。
僕自身は、その後はずっとスポーツの世界にいたから、いつの間にか、自分の創作的な部分を拒絶するようになっていたんだ。20代後半になって、自分の創作的な面を再認識して、次第にそれを発揮していったんだよ。
僕は、いつも自分が部外者のような気がしていたよ。数人のごく親しい友人しかいないし、どんどん人前に出て、自分をアピールするようなタイプじゃないしね。僕は、自分を、成長過程にあるアーティストだと思っているんだ。ビジネスマンでもなければ、有名になりたがっている男でもない。自分がアーティストとして成長していけることが、僕自身の喜びなんだ。


質問:俳優、ダンサー、シンガーの3つの側面を持っているが、順位をつけるとしたら?

Michael君:まず何と言っても、俳優だろうね。俳優だからこそ、役柄を通じて自分を再発見したり、さまざまなことをできるわけだから。なるべくバラエティに富んだ作品に出演するように心掛けているんだよ。「Singin’ in the Rain」のドン、「Tommy」のいとこのケヴィン、「オクラホマ」の敵役のジャドといった具合にね。
そして、2番目は、シンガーだね。作曲も、するんだよ。最後がダンサーだけど、僕にとっては、子供の頃にやっていた体操や飛び込みの延長って感じなんだ。自分をダンサーだとは思っていないんだよ。正式に習っていたわけじゃないからね。ちょっと勘がいいのと、きっとごまかすのがうまいんだよ(笑)。指導に従って、ステップを覚えて、実行するって能力は、あるんだと思うよ。


質問:もしこの場に親友が同席しているとしたら、あなたのことを何と表現するか?

Michael君:そうだなぁ、「親切だ」って言ってもらえたら、嬉しいな。いつも親切な人間であろうと、一生懸命努力しているからね。
それと、おとなしくて引っ込み思案で、人前に出るのが苦手なほうだね。内省的なタイプなんだ。騒々しいところが苦手なんだけど、仕事柄、そうも言っていられなくてね。ステージに立つっていう仕事をしていると、どうしても喧噪にさらされたり、注目を集めたりせざるを得ないんだよ。
だから、舞台から離れている時は、一人っきりでいることが多いね。誰かに会わなきゃいけないとか、外に出かけなくちゃならないとなると、時には、自分に言い聞かせて覚悟を決めて・・・ってこともあるよ。でも、ステージに立っている僕を見るために、お金を払って来てくれてるんだからね。
一個人の生活に戻ったら、一人っきりになって、充電する必要があるんだ。家に帰って作曲したりして過ごすのが大好きなんだ。それと、僕は、編み物が好きなんだよ。最高の趣味だと思うよ。


質問:ファンの人達に、何か一言。

Michael君:いつも劇場に見に来て、応援してくれて本当にありがとう。僕の仕事に関心を持ってくれて、大変感謝しています。でも、僕のことを、大げさに誉めそやしたりしないでほしい。ステージの上の僕と、本当の僕は別なんだから。
皆さんが、僕のステージを見て影響を与えてもらったってお礼を言ってくれるのを聞いて、いつも心打たれる思いがします。僕のステージを見て感動してくれるのは本当に嬉しいんだけど、ステージを降りたら、僕はただの1人の人間なんだってことを忘れないで下さい。


本人は、謙遜して、「自分をダンサーだとは思わない」なんて言ってますけど、彼のダンスは、とっても上手ですよ。子供の頃から習っていたわけではないですが、大学ではちゃんとレッスンを受けていますしね。
そして、「親切」なのは、間違い無しです!Michael君が親切じゃないなら、この世に親切な人なんていないってくらい、親切で優しいです。
また、「ステキなショーだった」とか、「素晴らしいダンスだった」とかいうように、お仕事について誉めてもらうのは、本人も嬉しいようですが、とても控えめな人柄なので、ファンから大げさにスター扱いされたり、高価なプレゼントをもらったりするのは、とても苦手なんだそうです。
NYでは、Michael君だけでなく、男性で編み物をする人が多いんだそうですね~。ナズは不器用なので、編み物ってぜんぜんダメなんですけど、Michael君は、編み物がとっても上手なんです! その出来栄えたるや、アートと呼ぶのがふさわしいくらい、カラフルで模様や柄も凝っていて、ニッティング・アーティストとして十分食べていけるくらいの腕前です。ミュージカル俳優としても一流で、作曲もするし、おまけに編み物もプロ級なんて、ホント、Michael君って、多才ですよね~♪

Michael君 こぼれ話 いくつかのお仕事 - Negative Experiences

2005-06-12 01:28:10 | Michael About him
しばらくBroadwayとWest-endのミュージカルの話題やTony賞の話題が続きましたが、久々のMichael君(マイケル・グルーバー)こぼれ話です。

24才の時に、「A Chorus Line」のマイク・コスタ役という、ダンスと歌のソロがあるパートでBroadwayでの初舞台を踏んだMichael君(当時のBroadwayのロングラン記録を打ち立てたファイナル・カンパニーのメンバーでした♪)。
その後も「West Side Story」のナショナル・ツアーのリフ役、皆さんご存じの「Cats (キャッツ)」のMunkustrap(マンカストラップ)役(「A Chorus Line」の記録を破ったレコード・ブレーキング・カンパニーのメンバーでした♪)、そして「Cats」のビデオ・DVD版のMunkustrap役と着実にキャリアを重ねてきましたが、必ずしも順風満帆というわけではなく、時には、意に沿わない役や本来の約束と違う役を演じなくてはならないこともあったのです。
今回は、以前にもご紹介しました「Talkin' Broadway」のインタビューの中から、Michael君が語る「ネガティブな経験」をご紹介致しますね。(写真は、「Miss Saigon」のプロダクション・フォトです。Michael君は、舞台中央よりやや左、横向きで眼鏡をかけて、腰に上着を巻いています。舞台右端には、この「Miss Saigon」の演技で、1991年のTony賞の主演男優賞を受賞した ジョナサン・プライス〔Jonathan Pryce〕さんがいます。写真が小さくて見えにくいですよね・・・すみません! Kathyさんのサイトの「Miss Saigon」のページに、これともう1枚のプロダクション・フォトのもっと大きいのと、Michael君だけをアップにしたのがありますので、そちらをご覧になって下さいね~。)


Miss Saigon

Michael君は、Broadwayの「Miss Saigon」のオリジナル・カンパニーのメンバーでした。1991年4月11日から2001年1月28日まで、Broadway Theatre(ブロードウェイ劇場)で、4092回の公演が行われました。Michael君は、1991年から約3年程の間、時おり別の作品に出演するためにステージを離れてはまた戻り・・・という形で出演していました。「Marine(海兵隊員)」、「Dragon acrobat」、「アンサンブル」での出演でした。
この作品は、1991年のTony賞を、主演男優賞・主演女優賞・助演男優賞の3部門で獲得し、Michael君を含む大部分のキャストは、Tony賞の授賞式でショーからのナンバーを披露しました。

Michael君のインタビューより:
「僕は、アクロバットやアンサンブルの役をもらったのは、主要キャストの一人、Chrisの代役を兼任するからだと思っていたんだよ。でも、違ったんだ。ただのダンサーだとしか思われてなかったんだね。かなり辛い経験だったな。俳優を辞めてしまおうかと思ったくらいだったよ。すごく心を傷つけられた思いがしたんだ。別に、制作サイドが僕をChrisの代役にしなかったことが間違っているって言っているわけじゃないんだよ。ただ、僕の期待通りにはいかなかったってわけさ。」

(その後、Michael君は1992年の8月に、「Miss Saigon」の舞台を離れて、カンザス州ウィチタで上演された「Singin' in the Rain」に、後に彼の持ち役の1つとなるDon役として初めて主演しました。数々の見応えのあるダンスナンバーに加えて、Michael君の素晴らしい歌声を存分に発揮できる歌のパートもたくさんある、まさにやりがいのある役でした。Michael君の演技は絶賛を受け、この作品での経験が、「Miss Saigon」での期待はずれの配役で失いかけた彼の自信を回復してくれたのだそうです。)


My Favorite Year

BroadwayのVivian Beaumont Theatreで、1992年10月31日にプレビューが始まり、本公演は1992年12月10日~1993年1月10日で、36回の公演でした。Michael君は、オリジナル・カンパニーの一員で、オリジナル・キャストによるCDも発売されています。Michael君の役は、「アンサンブル」でした。

Michael君のインタビューより:
「この作品も、あまり楽しい経験ではなかったね。僕がやりたいと思っていたこととは、ぜんぜん違っていたんだよ。制作スタッフとの間で、いろいろうまくいかないことが多かったんだ。」


Swing!

BroadwayのSt. James Theatreで、1999年11月2日にプレビュー開始で、1999年12月9日から2001年1月14日までの461公演が行われ、Michael君はオリジナル・カンパニーの1人として、2000年7月まで出演していました。オリジナル・キャストによるCDも発売され、Michael君の歌っている曲も2曲収録されていますが、もう1つ、彼がソロで歌った曲は、版権の関係でもあったのでしょうか、このCDには収録されていません。残念ですね~~~!
この「Swing!」は、受賞は逃したものの、2000年のTony賞の作品賞・助演女優賞・振付賞・監督賞・オーケストレーション賞にノミネートされ、Tony賞の授賞式には、Michael君を含むキャストが出演し、ショーからのナンバーを披露しました。
また、Michael君自身も、受賞は逃したもののFANY Awardの最高個人賞(Best Individual Performance)にノミネートされました。

Michael君のインタビューより:
「今、僕は、自分の人生を無理にコントロールするのをやめて、自然の流れに任せようと試みているんだ。そうすると、自分では思ってもみなかった経験ができるからね。
例えば、『Swing!』での僕の役は、出演の話が持ち込まれた時に約束されていたのよりもずっと小さくて、はっきり言って、初めは少しがっかりしたんだよ。でも、いろいろ考えてみて、この作品にアンサンブルの一員として出演することの素晴らしさに気づいたんだ。
友人が、『輪の中心でいるよりも、輪の一部になることの方がずっと素晴らしいんだよ。せっかくいい経験ができるチャンスなのに、自分の自尊心を大切にするあまりに棒に振ったら、もったいないよ。』って、アドバイスをしてくれてね。
舞台に上がれば、それなりに楽しいことがたくさんあるんだから、不本意なことがあっても、いちいち怒ったり、イライラしたりしない、心の広い人間でありたいと思うんだ。
多くのパフォーマーが、同じような悩みを抱えていると思うよ。みんな、観客から認めてもらいたいって思っているからね。この仕事をしている人なら誰だって、自分に注目してもらいたいって思っているはずさ。
ただ、自我が強すぎると、全てを台無しにしてしまうからね。プロ意識を忘れてしまうんだね。でも、自我がなかったら、何をしたいのか、何をすべきなのか分からなくなってしまうだろう。しっかり自我を持っているというのは、仕事をする上で、大切なことなんだよ。そこから喜びも生まれてくるわけだしね。そのことを忘れないように気をつけていれば、きっと素晴らしい経験ができると思うんだよ。」


「Miss Saigon」の時には、ミュージカル俳優という仕事を辞めようかとまで悩んだMichael君ですが、辞めないでくれて、本当によかった!!! もし、辞めてしまっていたら、彼が「Cats」のMunkustrapを演じることもなく、ナズは、Michael君の存在さえ知ることが出来なかったんですもん!
いろいろな辛い経験を乗り越えて、今のMichael君という素晴らしい存在(人間的にも、俳優としても)があるわけですけれど、彼って、本当に優しくて、がんばり屋で、謙虚で誠実な人だから、これからは、辛い思いや悲しい思いを味わうことなく、彼が本当にやりたいと思うお仕事が出来たらいいなぁと、心から思います。どうぞ、Michael君が、いつも幸せで、元気で、いいお仕事に恵まれますように~~!

Michael君 こぼれ話 人生の選択 - Diving or Acting

2005-04-05 21:30:07 | Michael About him
1989年に「A Chorus Line」でBroadwayデビューを飾ったMichael君(マイケル・グルーバー)は、前の記事にも書きました通り、その前年(1988)の12月に、アラスカで「Joseph and the Amazing Technicolor Dreamcoat」に主演しました。その時、地元紙に、当時24才だったMichael君のインタビューが掲載されました。その中で、飛び込みの世界から演技の世界へと進路変更したいきさつや、Broadwayで仕事を手に入れることの難しさなどについて、Michael君が語っていますので、今回は、それをご紹介致しましょう。(写真は、ヨゼフ役を演じているMichael君です。)

飛び込みの選手として輝かしいキャリアを築いてきたMichael君は、スポーツ選手としての奨学金をもらってミシガン大学(The University of Michigan)に進学しました。オリンピック出場を目指して練習に励んでいたMichael君でしたが、もともと演技や音楽も大好きだったので、演劇部に入部してお芝居も続けていましたし、また音楽の学校にも通っていました。そして、次第に「自分が本当に進みたいのは、俳優としての道だ」と思うようになったのだそうです。
1983年、家族に自分の決心を伝えたMichael君は、ミシガン大学を辞め、演技の勉強をするべく、シンシナティ音楽大学(The College Conservatory of Music in Cincinnati)に転校しました。そこで2年間に渡って、演技・歌・ダンスの勉強に励みました。

Michael君:「僕は、アスリートで、ダンサーじゃなかったからね。ダンサーに必要なことを、いろいろと身につけなくちゃならなかったんだよ。ダンスにはパワーも必要だけど、同時に優雅じゃないとね。アスリートだった僕は、その優雅さを学ぶ必要があったんだ。」

音楽大学での2年間は、Michael君にとって、実り多いものでした。それまで正式にはダンスのレッスンを受けたことのなかった彼でしたが、優雅さを身につけた上に、アスリートであった彼のダンスには、アクロバティックな華麗さがあります。
また、もともと歌が得意だったMichael君、レッスンの成果が実を結び、魅力的な暖かみのあるテノール(アラスカで「Joseph」に主演していた当時は、今よりも少し声が低かったようで、バリトンだったそうです。)で素晴らしい歌を披露してくれます。


そんな彼がアラスカでの主役を獲得するきっかけとなったのは、昔ながらの幸運と人脈でした。主役のヨゼフを演じる予定だった俳優さんが出演出来なくなり、誰か別の俳優さんを探さなくてはならなくなりました。
「Joseph」の監督のリチャード・キャスパー(Richard Casper)氏は、NYで「Dreamgirls」に出演していたMichael君を見たことがあり、またキャスパー氏が監督したビデオ版の「Joseph」にMichael君が出演していた縁もあって、Michael君をヨゼフ役にしてはどうかと推薦してくれたのだそうです。
ところが、その後、当のキャスパー氏が体調を崩してしまい、今度は、Michael君が、かつて「My One and Only」に出演していた時に一緒に働いたPatti D’Beck氏を監督として紹介したのだそうです。
ニューヨークの演劇界で生きていくのには、人脈がとても重要だと、Michael君は話しています。同じくらいの素晴らしい才能を持った2人の俳優がオーディションを受けて、その内の1人が、そのお芝居の監督と一緒に働いたことがあって、その俳優が真面目で、時間に正確で、人当たりがいいと監督が知っていたら、当然、その俳優の方が仕事を手に入れられるわけですから。
シビアなニューヨークで働いてきたMichael君にとって、アンカレッジでの仕事は、よい気分転換になったようです。

Michael君:「ここには、『敵意』とか『身構え』とかは、全くないんだよ。ニューヨークでは、ストレスの連続さ。次の仕事は、そのまま次のテストみたいなものなんだ。そりゃあ、ものすごく大変で、深刻なんだよ。顔を合わせた最初の週は、ただひたすらお互いの品定めをしているって感じさ。
ここでは、誰もが親切で、寛大で、打ち解けた感じだね。とても協力的だしね。ここでの問題点は、予算だね。音楽監督は、残業続きで、慢性的な人手不足なんだ。衣装係も、人手が足りないし、そのせいで、いろいろ問題が多いんだよ。」

Michael君がラストシーンで自分が着る衣装を実際に見られたのは、初日の晩の2幕目が終わった後だったそうです!


Michael君は、ヨゼフを演じるにあたって、率直かつ厳粛な態度で臨みました。

Michael君:「ヨゼフは預言者なんだから、ちゃんとそういうふうに演じなくちゃいけないと思うんだよ。面白い替え歌がちりばめられたショーだけど、そのショーの中心となるのは、彼の信仰だからね。」

Michael君は、このショーのヨゼフに、自分の姿を見る思いがしたそうです。カトリックとして育った彼は、その信仰が、ショービジネスという不安定な世界で生きる自分の道をしっかり支えてくれていると感じているからです。

Michael君:「ショービジネスっていうのは、本当に不安定な世界なんだよ。その拒絶の強さと来たら、信じられないほどさ。オーディションを受けて、受けて、受けまくって、挙げ句の果てに全てダメ・・・って世界なんだ。」

Michael君自身が、自分はラッキーだと認めているように、それほどシビアなニューヨークのショービジネスに身を投じて1年半(1988年当時)、その間に、地方公演の「My One and Only」、「Carnival」、「The Rocky Horror Show」、「A Chorus Line」などに出演してきました。
「Joseph」の前の仕事は「West Side Story」で、5ヶ月間のヨーロッパ公演でしたが、Michael君は、主役のトニーを演じました。そして、アラスカで「Joseph」に出演した翌年、1989年1月には、Broadwayの「A Chorus Line」のマイク役のオーディションを受け、見事、マイク役を手に入れたのです。


Michael君のご両親も、彼の新しいキャリアになじんでくれたそうです。

Michael君:「初めは、特に父がかなり反対していたんだよ。でも、今では、とても応援してくれているよ。父は、僕が俳優として生活していけるとは思っていなかったんだ。僕のことを見離したって感じで、『これ以上は、一銭も出してはやれんからな。』と言われたよ。でも、どうにかうまくいって、僕の人生最高の選択になったってわけさ。」

以前、ご紹介した「Talkin’ Broadway」のインタビューの中では、飛び込みをやめて俳優の道を選んだことを、Michael君は、次のように語っていました。

「飛び込み選手と俳優じゃ、俳優の方が、まだ少しはマシって感じなんじゃないかな。僕自身、Broadwayデビューだった「A Chorus Line」に出演するまでは、ちゃんと食べていけるとは思っていなかったよ。これに出演して、ようやく家族も全面的に僕のキャリアを応援してくれるようになったし、僕自身、俳優としてやっていけるなって実感したよ。」


才能さえあれば、必ず成功できる・・・とは限らないのが、ショービジネス界の怖いところです。才能に加えて、チャンスに恵まれないと、なかなか、いい役を演じることは難しいようです。
Michael君は、自分を「ラッキーだった」と言っていますが、単に運がいいというだけではなかったと思います。根気強く努力を重ね、誠意を持って1つ1つの仕事を大切にし、常に全力を傾けてきたMichael君だからこそ、それまでに出会った多くの人達の信頼を得て、チャンスを呼び寄せることが出来たのでしょう。これからも、Michael君がいいお仕事、素晴らしい共演者・スタッフに恵まれて、ますます活躍してくれるといいですね~♪

Michael君 こぼれ話 母校編 その2 -母校で振付をする!

2005-03-08 00:09:02 | Michael About him
以前、Michael君(マイケル・グルーバー)が、出身高校のスポーツの殿堂入りを果たしたというお話をご紹介しましたが、 今回はスポーツではなく、同じその高校の演劇活動に協力したというお話をご紹介いたしましょう~♪ (写真は、Michael君のスタジオ・キャストレコーディングCD「Singin' in the Rain」のブックレットから。 素晴らしいダンスナンバー「The Broadway Ballet」を演じるMichael君です♪)

それは、1993年のことでした。オハイオ州シンシナティにあるMichael君の母校 Indian Hill High Schoolの講堂で、3月3日から6日までの日程で「Singin'in the Rain」が公演されました。 これは学校が主催するもので、50名以上の学生が参加するプロジェクトでした。
この公演で、映画でジーン・ケリーが演じた主役のドン・ロックウッドを演じたのは、ジム・ウィリッツ(Jim Willits)君という学生でした。 そして、そのジム君の振付を担当してくれたのは、彼の先輩で、Broadwayの「A Chorus Line」や「Miss Saigon」に出演し、前年の1992年には、カンザス州ウィチタで「Singin' in the Rain」に同じドン役で主演したMichael君だったのです♪ ジム君に協力してくれたMichael君は、いくつかオリジナルの振付もしてくれたのだそうですよ!

気さくで優しいMichael君、きっと母校で後輩達に囲まれて、楽しい時を過ごしたのでしょうね♪ちなみに、チケット代は、1枚5ドルだったそうです。 Michael君がどんな振付をしたのか、見てみたかったな~~!

Michael君 こぼれ話 彼にとっての成功編 - Definition of success

2005-02-15 12:24:27 | Michael About him
人間誰しも、成功したいという願望を持っています。一口に成功といっても、その定義は人それぞれです。お金持ちになること、有名になること、大きな家に住むこと・・・。さて、Michael君(マイケル・グルーバー)にとっての「成功の定義」とは、いったい何なのでしょうか。
(写真は、1990年代初めから2003年まで、Playbillのプロフィール用に使われていた彼の写真です。とってもステキでしょ♪)

「Talkin’ Broadway」というウェブサイトが、ブロードウェイのミュージカル「Swing!」(1999年12/9[プレビューは11/2スタート]~2000年7月まで出演)に出演中のMichael君を楽屋に訪ねて行ったインタビューの中で、Michael君は、彼にとっての成功の定義を以下のように語っています。
(「Talkin’ Broadway」のサイトは、こちらからご覧になれます。こちらの「Spotlight On」というコーナーで、彼のインタビューを読むことが出来ます。)

「有名になるってことが、俳優にとって一番大切なことだとは思えないな。名声は、成功の定義とは言えないよ。そんなものが成功だと考えていたら、すぐに情熱を失ってしまうだろうね。
今まで気づいていなかった自分の一面を再発見するという素晴らしい経験や、自分にはとうてい出来ないと思っていたことが出来た瞬間・・・そういうことこそが、僕にとっての成功の定義だと思う。アーティストにとって忘れてはいけない大事なことは、僕らは、人に喜びを与えるためにこの仕事をやっているってことなんだ。嫌なことがあっても、僕らのステージを見てなぐさめられる・・・観客に、一時の間、全てを忘れて楽しめる時間を与えてあげられるんだよ。
自分を見つめ直すことができる素晴らしい仕事をしているとしたら、これ以上の幸せはないと思うよ。僕にとっての成功は、自分自身をもっと知ること、そしてさらに思いやりのある人間になることだね。」

Michael君と出会った人は、彼のことを「思いやりのあるとても優しい人だ」と誰もが言います。彼に会いに行ったファンが決まって彼から聞かれることは、「どこから来たの?」という質問です。「○○から」とファンが自分の国や街を答えると、たいていの場合「ああ、そこは、××があるので有名なところだよね。」とか「△△が美味しいんだって聞いたよ。」という答が、彼から返ってきます。優しい彼は、ファンを喜ばせてあげようと、自分が知っているその場所に関する知識を総動員して、いろいろ話してくれるんです。昨年の夏にナズがカナダで会った時にも、彼は、日本のことをとてもよく知っていて、自分が知っているという日本の歌や言葉を聞かせてくれましたが、またその日本語の発音が、とてもきれいで上手なんです! まだ日本に行ったことがないというMichael君、「いつか日本に行って、歌舞伎を見てみたいな~!」と話していましたよ。よく知れば知るほど、ますます好きになる・・・本当にそういうステキな人なんです、Michael君って♪

Michael君 こぼれ話 母校編 -Hall of Fame class of IHHS!

2005-02-09 12:24:03 | Michael About him
昨年(2004)の9月、オハイオ州シンシナティにあるMichael君(マイケル・グルーバー)の母校 Indian Hill High Schoolで、フットボールの試合のハーフタイム中に、「スポーツの殿堂」の創設式典が行われました。発表された殿堂入りの卒業生とコーチは10名、そして、複数年に渡って活躍した女子テニスチームも選定されました。そして、その10名の中には、我らがMichael君の名前もあったのです! 「Michael Gruber (diving, 1982)」と・・・。 Congratulations, Michael!! :-D (写真は、IHHSのウェブサイトに掲載されているスクール・ロゴと校舎です。)

インディアン・ヒル高校のサイトに掲載されている「スポーツの殿堂」の候補に選定される資格とは、下記の4点だそうです。

1. 候補者は、当校の卒業生でなければならない。当校を卒業後10年以上経過している者を対象とする。当校でコーチを務めていた者も対象とする。

2. 候補者は、その活動を通じて当校に栄誉をもたらし、人格・行動の面でも後輩の手本となるべき資質を兼ね備えていなければならない。

3. 候補者は、スポーツにおける卓越した記録を保持しており、当校でスポーツ活動を行っていた期間、成績優秀で人格・指導力に優れていた者でなければならない。

4. 殿堂への加入は、選定委員会の全会一致の支持を得た者のみとする。

以上の4つの条件を満たして、Michael君は、母校のスポーツの殿堂入りを果たしたわけですね~~!素晴らしい! 郷土の誇りですね。 本当に、おめでとう、Michael君♪

Michael君 こぼれ話 影響を受けた人編 -Gene Kelly-

2005-02-08 12:24:20 | Michael About him
今までつとめて幅広い作品に出演するようこころがけてきたMichael君(マイケル・グルーバー)、素晴らしい演技の先生や貴重なアドバイスをくれるよい友人との出会いに恵まれて、俳優としても人間としても大きく成長することができたのだそうです。(写真は、昨年(2004)12月のヒューストンでの公演から。「Good Mornin'」というナンバーを演じているMichael君と共演者です。)

そして、もう一人、彼の演技に影響を与えた人物がいます。皆さんご存じのジーン・ケリーです。彼は、もともとスポーツが大好きで、少年時代の将来の夢は野球選手になることで、子供の頃はダンスよりもスポーツが好きだったそうです。確かに彼のダンスは、いかにもスポーツマンらしい、見る者を圧倒するようなスピード感あふれるダイナミックなダンスです。
そして、Michael君も、子供の頃には体操、その後は飛び込みの選手で、14才の時には飛び込みの世界大会で第2位になったというれっきとしたアスリートの出身。NCAA(全米大学競技協会)の全米代表チームにも選ばれたことがあるという実力の持ち主です。彼のダンスも、均整の取れたしなやかな長身を駆使したダイナミックなダンスで、ジーン・ケリーのはつらつとしたダンスを思い起こさせます。
彼のエネルギッシュなパフォーマンスを見たファンからも、ジーン・ケリーとの共通点を指摘されることがあるそうですし、彼自身も、自分と彼の演技への取り組み方や舞台へ傾ける情熱に共通性を感じているんだそうです。

 「だからって、何も僕が、ジーン・ケリーに匹敵するほどの素晴らしい芸術的レベルに達してるって言ってるわけじゃないよ。」

とは、謙虚で控えめな彼の弁です♪(笑)

Michael君って、どんな人・・・?-About Him-

2005-01-14 00:06:25 | Michael About him
こちらの写真も、ナズがStratfordで彼(マイケル・グルーバー)に会った時の写真です。
Stratford最後の晩、ナズにとっては最後の公演(結局、滞在中の全公演4回を観ました。)のあと、お別れの記念に一緒に撮らせてもらった写真です。 見苦しいので、横に映っていたナズは自主規制でカットしました~(笑)しかし、Michael君の右肩の上、ずうずうしくも、しっかり、がっちり肩を組んでいるのは、ナズの右手です・・・(笑)

Michael君の本名はMichael Thomas Gruberといい、1964年11月1日に、アメリカはオハイオ州シンシナティで、4人兄弟の末っ子に生まれました。お兄さんが1人と、お姉さんが2人います。

子供の頃から歌が得意で、教会では聖歌隊に入り、ミサや結婚式の時にその歌声を披露していたそうです。また演技も好きで、教会のクリスマスの劇に羊飼いの一人として出演した時には、他の子供のセリフまですべて覚えており、セリフを忘れた子がいると、舞台の反対側から大声で教えてあげていたとか(笑)

彼は、運動神経も抜群で、子供の頃には体操を習っており、その後、飛び込みの選手になりました。14歳の時には、ドイツのシュトゥットガルトで開かれた世界大会に出場し、銀メダルを獲得したのだそうです。高校時代も飛び込みを続け、大学には、飛び込み選手として奨学金をもらって進学しました。
飛び込みとともに、演劇クラブに所属して演技も続けていた彼ですが、大学2年の時に、「自分が進みたいのは、飛び込み選手としての道ではなく、俳優だ!」と気付き、演技と歌とダンスを勉強するために、大学を転校しました。 ダンスは、それまで、一度も正式なレッスンを受けたことがなかったそうです。
在学中にもいろいろな作品に出演した彼ですが、何と、プロとして、初めてお金をもらって出演したのは、「ロッキー・ホラー・ショー」のロッキー役だったんだそうですよ!

やがて、「コーラスライン」でブロードウェイデビューを果たした彼の大きな転機となったのは、何と言っても、"Cats"のマンカストラップ役でしょう。 ブロードウェイの舞台でマンカストラップを演じていた彼は、ロンドンで「この素晴らしいミュージカルを映像に残そう!」と計画されたCatsのビデオに、 ほとんどが英国からの出演者の中、わずかに3人だけブロードウェイから招待されたうちの一人として、マンカストラップを演じたのです。 振付師の方から、「一緒に働いた中で、最高のマンカストラップ!」という誉め言葉をもらった彼の演技は本当に素晴らしく、世界中に多くのファンを獲得することとなりました。

「常に、親切な人間でありたいと心がけている」という彼は、その言葉通り、誠実で優しい人なんです♪ そんな彼と直接会えて、おしゃべりできたナズって、とっても幸せ~♪

Michael Gruber (マイケル・グルーバー) 大好き~♪

2005-01-13 23:36:51 | Michael About him
この人、誰だか、ご存知ですか? アメリカのミュージカル俳優で、ブロードウェイではミュージカル"Cats"のマンカストラップ役や、"コーラスライン"のマイク・コスタ役(これが、彼のブロードウェイデビュー作で、なんと初っ端から歌とダンスのソロがある役でした!)を演じたこともある、Michael Gruberさんです♪
CatsのDVDでもマンカストラップを演じていて、ステキな笑顔と素晴らしい歌声にすっかりほれ込んでしまいました~!
昨年、カナダのStratfordという街で行われていた演劇フェスティバルに彼が出演していると知り、はるばる見に行ったナズは、終演後、楽屋口で会うことが出来、サインをもらい、写真も撮らせていただきました~♪ それが、この写真です♪
優しい笑顔そのままに、とっても優しくて、ステキな人なんですよ♪ますますファンになっちゃいました♪