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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

クロップにみるある種の理想の上司像

2016-12-25 00:45:23 | 日記
 僕が今の仕事に就いたのは2004年になります。

 その時出会った責任者は僕と年齢はたいして変わりませんでしたが、今でも

 「ああ、あの人ともっと一緒にいたかった」
 「あれほど適切な指示と仕事ぶりができた人はいなかった」

 と、上司を観察するうえでの基準点になっています。

 恐らくクロップと出会ってきた選手たちの多くも、同様の考えを抱いているように思います。

 その責任者は

 「俺は部署の責任者だから、俺が責任をとる。だからお前は与えられた任務を遂行し、お前が良いと感じた仕事をしろ」

 というシンプルなもので、この発言をすごくありがたいと思っていました。

 上司に何か進言しようとしても

 「どうせ断られるだけか」
 「時間の無駄だろうな」

 と感じてしまえば、考えがボツになるだけですが、この方には言う価値がある!と思わせる人物は、企業でもサッカーでも少なくなってきている気がします。

 クロップがアンフィールドにやってきた際

 「ヘビーメタル・フットボール」

 という言葉を用いましたが、それはリバプールがビートルズを生んだ地であり、今でも音楽好きが多いことも影響していると思います。

 フィルミーノやコウチーニョに代表されるブラジル代表も、怪我の多さや移籍金が高すぎるという批判もありましたが、クロップは大切に扱っています。

 一方でベンテケやバロテッリなど、自身の戦術との特性が合わない選手は、初期の段階から放出を示唆し、クラブ内が弛緩しないようにも配慮しています。

 今季はチェルシーが好調ですが、リバプールにも優勝の可能性はあると僕は想像します。
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ユルゲン・クロップの魅力は何か

2016-12-25 00:36:49 | 日記
 僕の親戚が学生時代、スーパーで商品陳列のアルバイトをしていました。

 その際彼は母親に

 「僕らが売り場で困ったり対応に苦慮していても、店長はただパソコンの前に座っているだけ」
 「店長や副店長は、どうして陳列や清掃、声掛けを僕らだけに任せているのだろうか?」

 としばしば、こぼすことがあったと聞きます。

 店長たちが数字とにらめっこし、採用を含む重要な案件を担っていることは事実。

 しかし、彼らが空調の効いた部屋で、座っていればそれだけ、従業員とのかい離が進んでいくこともまた確かです。

 ユルゲン・クロップがドルトムントでもリバプールでも、あれだけファンから喝采を受けるのは、彼が選手、ファンと共に歩むという姿勢を感じさせる存在だから、でしょうか。

 グアルディオラやトッヘルは、確かに戦術という理論はクロップよりも秀でていると思います。

 一方で理論家には時に

 策士策に溺れる
 選手との距離が遠すぎる

 と指摘されます。

 クロップは無策ではありませんし、ゲーゲン・プレスに見合わない選手たちを手放し、今季は適性を見抜いた選手たちを得ることで、プレミアで優位にたっています。

 2016シーズンはベンテケの扱いに苦慮していましたが、それでもリーグ・カップとヨーロッパリーグで準優勝なのですから、クロップが選手を奮い立たせる術を持つ指揮官出ることは間違いありません。

 監督の言葉、動作は戦術、フィットネスを簡単に凌駕します。

 コップが誇らしげに

 「彼はシャンクリーの再来」

 と語るのも、どこか頷けます。
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今改めて、キングのすごさを考え直す

2016-12-24 23:02:25 | 日記
 2017年に僕は41歳となります。

 2016年は初めてバリウムを飲み、大変な思いをしたわけですが、最近しばしば

 平坦な場所で躓く
 スリッパを履いていると、スリッパの先端が床にあたる

 という出来事に出くわします。

 つまり、僕が考えている以上に、僕の歩き方は足首全体が浮いていない形であり、歩幅があってもケガをしやすいという形のようです。

 キングのように50歳を超えても現役でいる選手は世界でも稀ですが、通常の動作でもこのありさまの僕から思うと、本当に大したものだと思います。

 キングの髪に白いものが増え、頬に刻まれた皺を見ていると、車やインスタントラーメンよりも

 年輪を刻んだ男がウヰスキーをたしなむ
 ヘネシーに代表される、コニャクをグラスで飲み干す

 というCMの方がお似合いではないか。

 そんな想像をしてみます。

 キリン・ファイアでキングが登場するのは、キリンが日本代表スポンサーであり、懇意の間柄であることもあったのでしょうが、以前ジョージアのCMに出演していたことを思うと、改めて

 キングの存在価値の重み

 が実感できます。
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選手に芽生える嫉妬心を思う

2016-12-24 22:43:49 | 日記
 1990年代前半、シカゴ・ブルズが全米に与えた影響は、他チームにも及ぶようになりました。

 「当時」のシャーロット・ホーネッツには、ラリー・ジョンソン、アロンゾ・モーニング、ケンドール・ギルにマグジー・ボーグスという若武者が揃っており、ブルズを破るのも時間の問題と語られました。

 しかし、ジョンソンが12年間で84億円という高額契約をオーナーから与えられると、彼らは仲たがいするようになります。

 彼と同じ、いやそれ以上の練習と試合での結果を自負するアロンゾ・モーニングは、オーナーのジョージ・シンに

 「ラリーと同額かそれ以上の契約」

 を求めますが実現できず、マイアミ・ヒートに移籍します。

 簡単に言えば、NBAがサラリー・キャップを用いている以上、アロンゾに対しても高額契約を提示すると、経営が成立しないのです。

 ラリー・ジョンソンは

 それまでに2度のオールスター出場
 ドリーム・チーム2への招集
 コンバースの顔としても有名であった

 ということで、長期契約を結ぶ価値があった、と思われたのですが、ようは嫉妬心、猜疑心が他の選手に生まれてしまったのです。

 僕は責任者ではありません。

 しかし、自負として責任者以上に間違いなく汗をかき、細部まで気をつけて業務を行っていると自負しています。

 ですから、内心、俺がこれだけ気を使い、懸命に汗を流しているのに、彼らの方が多くの報酬と地位があるのか、と心の中でに皮肉を言うのはしょうっちゅうです。

 サッカーも、メッシのような特別な選手はともかく、

 「ただの良い選手」

 に高い報酬を与えてしまうと、クラブが混乱します。

 ライオラがバロテッリに関しての契約をどこかで悔いている、という話がありますが、バロテッリからは汗のにおいがしないのは確かです。

 マルセイユでもレアルでも、ファンは選手が汗だくになるのを要求しますが、チャンピオンズ・カップ優勝という最高の名誉を得たからには、それ相応の義務が生じると考えるためでしょうか。
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アディダスの新製品、その名はグリッチ

2016-12-24 16:44:02 | 日記
 リカちゃん人形はいまでも新作が発売されるように、日本ではよく知られた存在です。

 着せ替え人形の代名詞であり、今年のクリスマスに向けてお子さんからねだられた親御さんも多いと思います。

 着せ替えというのは、

 自分という個性を人形に投影できる
 幾度も着せ替えができる楽しみがある

 という面白みがあるわけですが、アディダスもこの着せ替えと過去から現在に提案してきました。

 2000年代中期のF50がまず思い浮かびますね。

 シャーシやスタッドを、その日の天候や自分の好みに合った形でチューンナップできるという発想の下、ジブリル・シセ、中村俊輔など契約選手が広告塔として起用されていました。

 そしyて2016年、まずは英国限定で

 「グリッチ」

 という、購入者、選手が自在にカズタマイズできるスパイクセットが登場しました。

 僕がサッカー選手ならば、これらは好まないでしょうね。

 FC東京の前田選手がコパ・ムンディアルの愛用者であることをご存知の方は多いと思いますが

 1・ドイツ製というアディダスの伝統を感じる大切さ
 2・皮という、人間が古来からたしなんできた素材

 が一番ではないか、と僕は思うのです。

 ニットを用いたスニーカーを試着したこともありますが、世間で囁かれるほどに良いとは感じませんでした。

 何より僕は手先が不器用なので、カスタマイズよりも、自分に馴染んだ皮製品の用が良いという意味合いもあります。

 アディダスの試み自体は、たいしたものだとは思いますが。
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