塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

果たしてワールドカップは世紀の祭典なのだろうか

2013-08-30 16:35:50 | 日記
 世界最高の祭典と呼ばれるワールドカップ。どくさい

 でもワールドカップが人々の支えであり、喜びである点は非常に表面的な部分であることも忘れてはなりません。

 ドイツやブラジルのような伝統国は、予選突破は当たり前の出来事でグループリーグ通貨は単なる道しるべと考えていま
す。

 「4強がようやく揃ったね。
  じゃあワールドカップを始めようか!」

 と唱えるのは、彼らの自尊心がひどく傲慢に見える瞬間ではありますが、この2か国だけで優勝回数は8回を数えるので
すから無理もありません。

 つまり、彼らは優勝するのは当然だが、敗れた際の粛清がどんなにひどいものかも理解しています。

 サッカーは勝負ですから敗者と勝者が当然存在します。

 サッカーでゴールが生まれることは、相手がミスをした証明であり、逆に失点の際は自分たちがミスを犯した形です。

 ミスと敗れたことは褒められるものではありません。

 しかし、敗れた側に対してのファンと自国メディアの徹底的な追及はまるで犯罪者と独裁者の責任追及を行うような物
もあり、あそこまで辛辣になれる理由がわかりません。

 それだけ日本が社会的に恵まれている証拠なのでしょうか。

 日本の報道する側も、不倫や交通事故、離婚など人間的な観点から明らかな

 「不道徳行為」

 を行ってきた例はいくつもありますが、選手に対する厳しい追及を、同業者のよしみなのか周囲は一向に行う気配が無い
のも確かです。

 試合に敗れることは、不道徳な行為を犯したことよりもひどい行為なのでしょうか。

 ブラジルなんで優勝した1994年の時ですら、面白みがないと糾弾されましたしね。

 でもこうした批判も出場機会を得た32か国の特権なのでしょうし、日本も1994年までは完全にワールドカップの
蚊帳の外にいたわけですから。
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気持ちの中で変化した代表キャップ1の存在

2013-08-30 01:46:15 | 日記
 僕は以前から代表監督と言う存在は、出来る限り代表キャップ1という選手を産みだしてはならないと考えてきました。

 例え1キャップでも

 「元代表」

 という肩書が付くと、日本に限らず不当に移籍金が跳ね返る可能性があり、選手の移籍が困難となり手を引くクラブが
増えると考えた為です。

 しかし最近心の中で

 「代表キャップ1も仕方が無いのか。」

 と思うようになりました。

 勿論途中出場や終了間際の出場だけで切り捨てられたなら、それは充分アンフェアだと思いますし、選手だって反発を
ます。

 しかし90分使われてそれでも監督から

 「もう結構」

 と言われたならば、それは受け入れるしかありません。

 それは選手よりも監督のクビの方が頻繁に起こりえる点でもそうですが、練習と試合だけでなく合宿中の振る舞いとメ
ディアへの対応、言い換えれば

 「フィーリング」

 がかみ合わないならば、やはり監督としては切るしかないのでしょう。

 逆にいうならば現在の日本代表のように、試す価値がある選手が多数存在する現在、代表選手の顔ぶれを流動させる事
で異なる組み合わせをパターン化する事も可能です。

 言い換えれば

 「気持ちに通じ合わない選手に時間を割いても仕方が無い」

 という物ですが、代表の親善試合が少なくなる一方の現在では、固執すればするほど墓穴を掘りやすい環境になったと
思えます。

 日本代表の選出で豊田が落選し、大きな驚きがありましたがこれもザッケローニ監督が流動性をもたらした為と考えた
方が得策だと思います。

 実際大迫のアントラーズでの活躍をみれば、招集したくなる監督の気持ちもわかりますね。
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ブランドと契約選手のジレンマ

2013-08-30 01:34:55 | 日記
 ディアドラは現在でもアントニオ・カッサーノと契約を結んでいるのでしょうか?

 マリオ・バロテッリやサミュエル・エトー、そしてズラタン・イブラヒモビッチのように、世間一般からは一筋縄ではいかな
いと思われている選手は沢山います。

 事実クレイグ・ベラミやジョーイ・バートンのように、口さがない選手もいます。

 カッサーノも以前と比較すれば確実に分別のある行動をとっていますが、それでも時折不可解な行動と発言を見せて、ファビ
オ・カペロ言うところの

 「カッサナーテ」

 の面影を偲ばせます。

 ディアドラがかつてのように契約選手が増えない中で、カッサーノのような自国イタリアを代表する選手を顧客に迎え入れる
事は大きな喜びと言えます。

 その一方で彼が奔放な扱いを見せたなら、まるでブーメランのようにディアドラの評判も落ちる、そんなリスクを抱えている
とも感じますね。

 冒頭で記した3選手はナイキ、プーマと個人契約を結んでいます。

 どちらも数多くの契約選手を抱える大手ですから、仮に契約選手のひとりが粗相を犯しても、他の選手におけるプロモーション
で十分挽回できると思います。

 しかし契約選手が限られている際は、そう簡単に汚名返上は出来ません。

 例えばロットのように契約選手が大きな故障でピッチから遠ざかっていることも、契約上は不利になります。

 それはジュゼッペ・ロッシのことで、このイタリア代表FWがビジャレアル時代と同等の活躍が再度見られたならば、ロットも
我慢してきた甲斐があるというわけですが。

 日本で言うとカッパと小笠原がそうでしょうか。

 彼も34歳。

 カッパとしてはこの2009年J1MVPに代わる、新しい契約選手とプロモーションに打って出たいところではないでしょう
か。
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弱点と言われ続けるつらさを想像する

2013-08-29 23:25:54 | 日記
 ジャレとファン・デルビール。

 前者がフランス代表、後者はオランダ代表として選出されていますが、それでも彼らは昨年常にメディアとファンから懐疑
の目で見られてきました。

 僕は今夏のPSGの補強について知っているのは、ローマからマルキーニョスを獲得したという点のみで、このライトバッ
クの顔ぶれに変更があったのかは正直わかりません。

 それでも1年通じて

 「彼ら二人では物足りない」
 「PSG最大の弱み」

 と批判され続けた両者の心中がどうかと思うのです。

 自分の存在が弱点と指摘され、補強箇所と叫ばれ続けるなら自尊心はおおいに傷つくでしょうし、自信を保てることも難し
いと思います。

 そうした批判から立ち直るのも

 「プロとしての生き方」

 に違いありませんが、同時に信頼というのはどの世界でも簡単には得られないという証明でもありますね。

 特にファン・デルビールは育成で名高いアヤックス出身ですし、2010年ワールドカップにも出場しています。

 それだけフランスとオランダ、アヤックスとPSGではサッカーに関する要求が異なるのでしょうし、馴染む時間も悠長
に与えらないというわけです。

 オランダ語とフランス語の違いもあるでしょうが、やはり馴染む時間は個人差があります。

 逆に移籍金の高さや即戦力という観点からみれば、早く馴染むのは当たり前、活躍して当然という形で見られているわけで
すが、果たして両者は今季どんな歩みを見せるのでしょうか。
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パルセイロの天皇杯展望を考える

2013-08-29 23:12:24 | 日記
 長野県代表として天皇杯に参戦する長野パルセイロ。

 運よく1回戦を勝ち抜くことが出来たならば、2回戦で名古屋グランパスエイトと対戦できます。

 昨年パルセイロはコンサドーレ札幌に勝利し、大きな驚きを提供しましたがパルセイロよりもグランパスの方に負荷がかか
のは間違いありません。

 二つ下のカテゴリー、しかも地方クラブとの対戦なのだから主力は温存したい。

 ケネディに闘り王のように故障が多い選手は、リーグ戦を戦う上で不可欠な存在である以上格下との対戦で起用はすべきで
はない。

 ピクシーならずとも関係者ならばそう思うはずです。

 しかしカップ戦というのは

 「強者は勝って当たり前。
  弱者が勝てば万々歳で、敗れた強者にはあらゆる罵声が飛び交う」

 以上、主力の温存が難しい側面があります。

 特にリーグ戦で上位進出が難しい彼らにとって、天皇杯優勝はある付加価値を提供します。

 そう、

 「チャンピオンズ・リーグへの出場権」

 がそうですね。

 事実今年の元日に優勝を成し遂げた柏レイソルが、日本で唯一ベスト8に残っていることを考慮しますと、天皇杯優勝での
参戦は無視できない事実です。

 またピクシー政権も来季で6年目を迎え、2010年のリーグ優勝に続く大きな喜びをファンならずとも味わいたいと思う
はずです。

 パルセイロは極端な話

 「引いて守ってカウンター」

 でグランパスエイトを焦らすことができますが、それは明らかな格下という存在価値がある為ですが、美濃部監督はそうは
思わないでしょう。

 ピクシーがリーグ戦を考慮してどのような先発を決めるのか、パルセイロファンは勝ちあがった際に注目するはずです。
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