塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

デニウソン、その天文学的な移籍金

2014-08-16 22:12:33 | 日記
 1998年、レアル・ベティスがサンパウロに支払った50億円の移籍金が

 「天文学的数字」

 と批判されました。

 ベティスが獲得を打診したのはワールドカップ98にも出場したデニウソンで、彼は2002年のワールドカップにもエントリーし、世界王者となりました。

 デニウソンは左利きの選手で、その卓越したドリブルの素晴らしさが評判でしたが、アルゼンチン代表のアリエル・アルテがと同様に、

 「ボールを持ち過ぎ」
 「欧州のリズムにあっていない」

 とさんざん酷評されました。

 デニウソンも場合は、50億円の男という肩書がどうしても彼について回り、少し精細を欠いただけで金額に見合っていないと批判されていたのが、今でも印象に残っています。

 彼の遺跡から15年。

 もはや50億円と言う金額は、金満クラブからすれば単なる

 「はした金」

 になっています。

 今では100億円の移籍金が珍しくなくなりつつありますし、マンチェスター・シティがレオ・メッシ獲得のために、200億円をバルセロナに提示したことがあったはずです。

 でも、選手と代理人は口ぐちに

 「移籍金の影響はないよ」

 と答えます。

 でも僕が選手の立場ならば、もうお金の話だけでまいっていまうでしょうし、下手をすれバうつ病になってしまうかもしれません。

 移籍金と言うのは確かにクラブ間でのやり取りですが、選手の立場からすれば適性な移籍金であることを祈ると思いますし、そうでなければ精神に大きな負担がかかってしまいます。
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