塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

監督は一度経験すると止められない?

2021-01-06 22:53:18 | 日記
 イングランド代表として欧州選手権1996で得点王に輝いたアラン・シアラー。

 2000年代前期まで、マイケル・オーウエンと2トップを組み代表の最前線を駆け抜けた彼は、現役を故郷のクラブ、ニューキャッスル・ユナイテッドで終えます。

 (ちなみに両選手揃ってアンブロを履く姿が、更に印象的だったものです)

 そのシアラー、現役中のインタビューにおいては

 「僕は絶対に監督にはならないよ」

 と語っていましたが、結局はニューキャッスルで指揮を執る形になり、結果は降格となってしまいます。

 しかしクラブがシアラーを指揮官に指名した理由は、誰が就任しても降格が現実問題迫っており、ファンの信頼が高いシアラーが就任すれば、

 1・自分たちに向けられる懐疑の目が和らぐ
 2・シアラーというクラブにおける重要人物の就任で、息を吹き返す可能性がある

 という、ある種のカンフル剤だったんです。

 面白いことに、シアラーは自分に指揮官としての適性はないと思っていたからこそ、指揮官の就任は断ると感じていたわけです。

 しかし、以後は指揮官再就任に意欲を見せるようになり、どんなに痛い目を見ても一度指揮官になると、もう一度という良くが出てくるようです。

 アラン・シアラーとニューキャッスルの話をしたのは、チェルシーとフランク・ランパードの別れが、迫ってきているような報道があるためです。

 間違ってはいけないのは、選手の契約違約金は選手の人生や資質を現しているわけではないという点です。

 それでも200億円近い資金を費やし、強化に余念がないのにも関わらず、成績が振るわないとなればそこに

 「センチメンタルな感情」
 「現役時代に得た名声」

 は排除する、という考えなのでしょう。

 パリ・サンジェルマンはマウリシオ・ポティチェーノが就任し、チェルシーにはパリからトーマス・トッヘルが移籍する、と言う話も出ているようですが、実際はどうなるでしょうか。
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今年の春季キャンプはどうなるでしょうか

2021-01-06 19:51:01 | 日記
 日本もJリーグは2020年全日程を終了し、選手はつかの間の休暇に入ります。

 どのクラブも監督人事と選手獲得、移籍は大きな軸になりますが、なるほど、今年は春のキャンプ地問題があるのですね。

 これだけ人の動き、会話が制限される中、Jクラブ、プロ野球もそうですが、大人数での会食と移動は、僕たちが個人、家族、友人と共に移動することとは意味合いが違いますからね。

 ただ、沖縄、宮崎、鹿児島の宿泊施設はきっと、選手たちが例年通りに来てくれることを期待しているに違いありません。

 それはまとまった現金収入が得られるだけでなく

 1・施設の稼働率が必然的に上がる
 2・従業員に仕事が生まれる
 3・ホテルそして街全体に活気が生まれる

 という、「日常の光景」が戻ってくるためです。

 例えば長野パルセイロは例年、和歌山県や佐賀県でキャンプをしお世話になっていますが、その施設の方々もきっと衛生面を万全にして出迎えてくれると思います。

 長野県の場合ですと、昨年の夏は菅平高原がラグビー、サッカーに陸上など本来は夏季合宿で賑わうはずが、大学のほとんどが予約をキャンセルしてしまい、随分寂しい形になったと聞きます。

 箱根駅伝で青山学院がゼッケンに「妙高高原」と文字を入れたのも、彼らなりの支援ということで話題になりましたよね。

 キャンプが始まる来月の状況は、恐らく現状維持か更に悪くなっている可能性が高いと思います。

 それでも僕たちは、プロ野球もJリーグもキャンプを終え、無事にシーズンインになることを願ってやみません。

 昨年はこの2大リーグがタッグを組みましたが、今年もその姿は変わらないように思えます。

 村井チェアマンも難しいかじ取りが待っています。
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英国におけるロックダウンの影響は、プレミアにも波及するのか

2021-01-06 19:43:09 | 日記
 日本も新型コロナウイルスの影響が色濃くなっています。

 しかし、それ以上に深刻なのがイングランドで、スコットランドと共にロックダウンをボリス・ジョンソン首相は決断しました。

 イングランドでは通常のウイルスだけでなく、変異種が猛威を振るっていると聞きますし、このウイルスにはおそらく米国のファイザーを軸とする摂取が始まったばかりのワクチンも、効き目が薄いのではないか。

 そんな気がします。

 ではプレミアリーグとSPLはシーズン真っ最中の現状をどうしていくのでしょうか。

 ユナイテッドやリバプールなど、チャンピオンズ・リーグを戦うクラブは当然「対戦相手」が渡英して初めてホームゲームが開催できますが、現状は凄く厳しいように思えます。

 前回のチャンピオンズ・リーグは

 中立地のリスボンによるセントラル開催
 AFCチャンピオンズ・リーグもカタールでの集中開催

 というように、新型コロナウイルスの影響がまだ少ない国と都市で開催の運びとなりました。

 バイエルンは11連勝で賞金満額を得るという快挙でしたが、そもそもリーグ戦を無観客で戦っていますから、賞金だけでは不足分は補えないと聞きました。

 ユナイテッドはシボレー、アディダス
 リバプールはナイキ、スタンダード・チャータード

 というようにスポンサーシップに恵まれていますが、彼らのような大口契約の無いクラブや、リーズ・ユナイテッドのように久々にプレミアで戦うクラブには、厳しい経済状況が続きます。

 無観客でも集中開催でも、何とかシーズンを続けてほしいと思います。

 サッカーが行われていることは、家で閉じこもるしかないファンにとって、心のよりどころになりますし、その空間だけは平和であることの証になると思うためです。
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