塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

日本人選手の海外移籍

2009-12-21 20:33:24 | 日記
 日本が始めてワールドカップに出場した1998年以降、Jリーグも欧州移籍市場のターゲットに加わり、多くの日本人選手が欧州の舞台に活躍の場を移しています。中には元レッズ相馬崇人のように、地力でポルトガルのマリティモと契約するような、荒技を見せた選手もいます。

 僕を含めたファンが姿勢をたださないといけないのは、今述べた相馬やノルウエーに新天地を求めた小林大悟のような、「5大国リーグ」以外の欧州リーグに移籍した選手に、注意を払わないことです。もちろん彼らを含めた選手の動向を追っている、熱心なファンの方々も沢山居ると思います。

 僕の場合はそこまで熱心に情報収集をしていません。これは大きな反省材料と言えます。5大国リーグだろうがそれ以外のリーグだろうが、海外でプレイすることは予想できない困難が待ち受けているはずだからです。

 日本は欧州に比べてリーグの実力は劣っていますが、リーグ運営やハード面では、むしろ欧州を上回っていると思います。2002年用にスタジアムが幾つか新設されましたし、芝の生育にも注意が払われているからです。

 むしろ観客の観戦態度を含めたハード面は、本場であるはずの欧州のほうが遅れているように見えます。人種差別コールもそうですし、芝がはげかかったピッチや天候など、選手が馴染まねばならない要素はいくらでもあります。
 
 今海外リーグで常に試合に出場を果たし、結果を残している日本の選手は長谷部誠ただひとりです。日本の選手は海外移籍が果たせるだけの成長を遂げてきました。しかし目に見える形で永続的に欧州で活躍しつづけている選手は存在しません。
 
 J1の選手構成に偏りがあることは皆さんもお気づきですが、日本人の特性つまり体格面でハンデがあることは否めません。ならば1対1の段階で勝負にでる、シュートレンジに入ったならばシュートを打つ。こうしたほんの些細なデティールの積み重ねで課題をひとつずつ解決できれば、自分の判断に確信が持てるようになり、監督と仲間たちから信頼を得られるようになると、僕は思っているのですが。

 後は日本でも欧州でも、クラブの行事やパーティを欠席しないことでしょうね。僕も宴会やカラオケが嫌いなので、行事にできれば参加したくないと思う選手の気持ちは痛いほどわかります。特に欧州では恋人ならび夫人同伴での参加が多いようですから、独身者には尚更きつい。

 ただ行事に参加すれば、ファンやスポンサーに良い印象を与えられます。
 空元気でもいいと思います。「俺はこのクラブで満足している!!」という態度を見せれば、海外での挑戦が少しだけやりやすくなると思います。
 
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ロベルト・マンチーニがマンチェスターに降り立つ。

2009-12-21 20:05:44 | 日記
 マーク・ヒューズを解任しロベルト・マンチーニを新監督に迎えたマンチェスター・シティですが、この時期での監督解任は冬の移籍市場で大金を投入すると言う意味もあるのでしょうか。確かにマンチーニはインテル在籍時から、将来イングランドで指揮を執ることを熱望していましたが、果たして彼は選手と意思疎通ができるくらいの英語力は身についたのでしょうか。

 セビージャから電撃的に移籍したファン・デ・ラモスが、トテナムを解雇された理由は成績不振の他に英語力がさほどではなかったという事情もあるようです。やはり指揮官という存在は、クラブのある現地の言葉で選手に訴えなければ、ただのでくの坊と一緒なんですね。それだけ外国語の習得は難しいということです。

 面白いと思うのは、シティにしてもチェルシーにしても、大富豪のオーナーがクラブを買収すると、クラブの目標をすぐさま「優勝」に設定することですね。チェルシーはアブラモビッチが買収する以前から、カップ・ウイナーズカップやFAカップを獲得していますから、一概にオーナーの成金主義とは言えませんが。

 でも僕がお金を出資する立場なら、シーズンチケットを含むチケットの値下げと、下部組織の整備の見直しなど、クラブの土台が今どういう状況なのか、地ならしをすると思うんです。
 脆弱な足場に家を建てても災害が起きればすぐに潰れてしまいますからね。

 アブラモビッチにしろアル・ムバラクにしても、クラブを手放す予定が無いため、資金を注入を選手補強と監督招聘に集中しているのでしょう。確かに代表クラスが揃えばクラブの陣容は豪華になりますが、その代償としてチケット、クラブグッズの値上げという形に表れたとしたら、それは本末転倒と言わざるを得ません。

 僕はマンチーニの招聘はシティに利益をもたらすと思います。
 マンチーニは4ー3ー1ー2の布陣でインテルを勝利に導きましたが、彼の十八番は4-4-2のサイドアタックにあります。3ラインの4-4-2はイングランドの多くのクラブが実践していますし、シティの選手にも馴染みの深い布陣でしょうから、混乱をきたすことは無いでしょう。

 ただシティの場合選手獲得に金がかかりすぎている分、ファンはその価値に見合った成績を渇望しています。もし残り半年満足のいく結果が出なければ、マンチーニのイングランドでの挑戦は短命に終わるでしょう。
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クラブワールドカップ、バルセロナの優勝で閉幕する

2009-12-21 11:50:29 | 日記
 クラブワールドカップのタイトルと勝ち取ったバルセロナ。これでシーズン6冠になるそうです。6冠とは途方も無い数字で、グアルディオラ監督は就任2年目にしてバルセロナの歴史を変えただけでなく、自身に課せられたハードルを、皮肉にも自分の残した業積で高くしてしまいましたね。

 2005年から現行方式となったクラブワールドカップですが、トヨタカップの時と同様「欧州対南米」の図式に今回も変化はありませんでした。特に今大会のバルセロナのような、「スーパーチーム」が出場してしまえば優勝予想は無いも同然ですし、FIFAも手放しでは喜べないでしょう。

 浦項スティラーズが3位に食い込んだ事は喜ぶべきことですが、レッズとガンバ同様アジア勢は3位げ限度という見方もできます。
 情報網の発達した2000年代ですが、遠隔地である日本や韓国でプレイしていては、代表召集が遠のいてしまうという背景が、大物外国人選手が来ない理由とのこと。アジアのクラブが欧州と南米から覇権を奪うには、特定の選手に依存する事の無い、脚力や敏捷性といったアジアの長所を活かしたサッカーを、より磨き上げる方法しか残されていないように感じます。

 例えばFCポルトのフッキがセレソンの召集されて驚いたファンも多いと思います。でも彼が日本に留まっていたならばセレソンへの召集は無かったでしょうね。
 日本でプレイ経験のあるドウンガですら、Jリーグのブラジル人選手を視察している気配はありません。日本や韓国はお互い切磋琢磨しあいながら、派遣奪取の土台を築きあげるべきでしょう。
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プロサッカー選手の日常

2009-12-21 01:46:38 | 日記
 皆さんは今の仕事に満足していますか?
 皆さんの今の仕事は、幼い頃から夢見ていた憧れの職業ですか?

 僕は違います。
 僕が今勤めているスーパーを仕事先に選んだのは、僕を雇ってくれる企業が他に無かったためです。「お客の為により良い売り場を作ること。」が、スーパーだけでなくお客商売の共通理念ですが、僕には建前の意味合いが強いですね。
 
 「明日食う白い米を買う為に働いている。」
 僕の心情を正直に告白するとこのような文句になります。僕は今の職に就くまで幾つか仕事を替えていますが、替えてきた事は全て自分のせいだと思っています。
 学生の時無駄に時間をすごして将来のことを考えなかったことのツケが、今まわってきていると捉えています。景気や政治の問題に置き換える事は簡単ですが、僕は自分で今の状況を改善したいと考えています。

 「プロサッカーに限らず、プロのアスリートは自分にできることしかしないから高給取りなんだ。」そんな談話をどこかで読んだことがあります。確かにそうですよね。プロとして自分の日常を全てサッカーに捧げている。そして自分の幼い頃から思い描いていた現実を手に入れたという点で、僕たちは彼らを尊敬の眼差しで見ているわけです。

 もちろん休暇が極端に少ない、メディアやファンとの軋轢、そして根拠のない移籍の噂話など、彼らからしたらうっとおしい出来事は日常茶飯事でしょうし、僕達一般人のような生活を手に入れたいと思うのかもしれません。

 ただ先ほど述べたように、自分の幼い頃憧れた職業で生計がたてられることは、本当に貴重な財産だと思います。もちろん他の職業で夢をかなえた方にも同じ事が言えますし、サッカー選手に限った事ではありませんが。
 でも他の職業とは遠くかけ離れた尋常ではないプレッシャーを抱えながら、日々の練習と試合に取り組むプロサッカー選手は、本当にかけがえのない生活をおくっていると、日々僕は思っています。
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