塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

遠藤保仁アジアの頂点に輝く

2009-12-02 23:06:07 | 日記
 いささか古い話で恐縮ですが、ガンバの遠藤保仁が2009シーズンのアジアMVPに輝いた事に敬意を表したいと思います。遠藤選手、関係者の皆様あらためておめでとうございます。
 
 彼のキャリアが改めて見直されたのは、昨シーズンガンバがクラブワールドカップに出場が決まった頃からでしょうか。2005年のJ1初優勝の時のガンバの顔は、現在神戸の宮本恒靖でしたし、2008年の北京オリンピックはオーバーエイジでの召集が確実視されていましたが、体調不良で参加を見送る形になりました。

 報道のとおり遠藤は自分の節目となるであろう大舞台への出場を、悉く遮られてきています。2000年のシドニーオリンピックと2006年のドイツワールドカップがそうですし、「黄金世代」の呼び名で有名な1999年のワールドユース組に彼は含まれていますが、高原や小野、永井らと同じ輝きを見せたとは言いがたいですし。

 遠藤自身飄々とした話し方ですので、大舞台への参加ができなかった事について、僕たちに話している内容と、心の中で考えていることは幾らか違うのかなと思うときが僕にはあります。
 でも彼のようにサッカー選手としてのキャリアを諦めないなら、いつか花開く時があると証明してくれた点が、とても嬉しいですね。若くして大成する選手を僕たちは褒めがちですが、大器晩成型だっていいんだよと彼は気付かせてくれましたね。

 遠藤はあの1998年の「横浜フリューゲルスの消滅」を経験しているひとりです。彼はその後京都への移籍を果たすのですが、「体調不良で試合を欠場する事は、所属チームが消滅することと比べたらどうってことはない。」
 そんな気持ちでサッカーに取り組んできたのかなと思うのです。

 名実共にアジアの頂点に立った彼に、海外から獲得のオファーがガンバに届くかもしれません。その時ガンバがどんな対応をするのか興味深いですね。
 僕はたとえ海外からオファーがあったとしても、大阪の地で黒と青のジャージを着てプレイしているような気もしますがね。
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いつか世界で尊敬される日本代表へ(3)

2009-12-02 17:16:33 | 日記
 日本の場合代表チームよりもファンの方が、世界で高い支持を得ているように思います。1998年のワールドカップ、声援用に携帯した青いビニール袋にゴミを入れて持ち帰る日本のファンの姿に、地元フランスはもとより多くの国の関係者が驚き、そして賞賛したことはまだ記億に新しいですね。

 日本は体格に恵まれていない為、空中戦や肉弾戦のような「ゴリ押し」のサッカーはできません。ですから日本の長所である中盤でのプレイの構築と勤勉さは、近い将来きっと世界で賞賛を得る日が近いと思います。
 そして前回お伝えしたように、アジアの近隣諸国との友好関係を更に深めていく事も必要でしょう。

 例えばセレソンは香港やUAEと試合をすることがあります。実力差を考えればセレソンの勝利は当然ですし、親善試合の粋を超えることはありません。
 背景にはスポンサーのナイキの意向や、政治の介入もあるのかもしれません。でも彼らはわかっているんですね。彼の国のファンはセレソンがやってくることを、今か今かと待ちわびている事を。
 
 つまりセレソンはサッカーのみならず、招いてくれた国の人々の生活を潤おす潤滑油の役目をはたしているわけです。母国イングランドですらここまでの影響を与えることはできないでしょう。
 ですからセレソンは自他共に認めるサッカー大国と言うわけです。

 近い将来アジア圏では日本がセレソンと同じ影響を与えられるくらいの、憧れと尊敬を伴った代表として認知されて欲しいと思います。日本代表と日本代表のサッカーを見ることで、招いてくれた国の人々が一時でも幸せになることができるなら。これほど尊い出来事は無いように思います。

 「今回のワールドカップ、僕たちの国は出場できないから代わりに日本を応援したよ。」
 アジアをはじめ日本で働いている海外の方からこんなエールを頂いたら、僕は心の底から「ありがとう!!」とお礼を言うでしょうね。
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いつか世界で尊敬される日本代表へ(2)

2009-12-02 13:45:22 | 日記
 大相撲の世界では「横綱の胸を借りる」という言葉があるように、若手力士が横綱に稽古をつけてもらうことがあります。b
 日本もアジアでは横綱クラスなのですから、アジアに遠征し彼らの力を伸ばす手助けをしてやれないものかと思うのです。今アジアと一口に言いましたが、僕の言うアジアというのは、「東南アジア」とパキスタンやアフガニスタンなど、「紛争で国が疲弊している国と地域」を指しています。

 東南アジア各国のプロリーグ、シンガポールリーグやインドネシアリーグは、僕たちが考えているほど低いレベルではないそうです。でも代表チームがワールドカップ予選を勝ち抜くのは至難のワザと言えます。だったら日本が出向いて胸を貸してやったらいいと思うのです。

 日本はアジアサッカーの発展に大きく関与する義務があると思います。Jリーグの開幕から現在に至るまで、日本は欧州と南米から多くの協力を得てきました。今度は僕たちが手を差し伸べる番だと思います。

 東南アジア諸国を相手にしても、日本のレベルアップにつながるかと言えば、一概には言えません。しかし同じアジアに生きる人間が手を差し伸べる事に大きな意義があるのは当然ですし、日本も東南アジアをはじめアジア各国の気候、風土を体験する事は大きな利益になると思います。

 日本や韓国はともかく、欧州と南米の強国が親善試合を含めて、アジアの国々を指名する可能性は極めて低いと思います。もし日本代表の派遣が難しいならば、トトの助成金でサッカー用具の提供や、選手とコーチの相互交流など、試合にこだわらず交流の機会を持ったらどうでしょうか。

 日本が手を差し伸べた事で、アジア全体のレベルが上がり各国リーグも盛んになったとしたら、地道な作業と言えども大きな喜びがそこにはあると思います。 
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いつか世界で尊敬される日本代表へ

2009-12-02 00:59:56 | 日記
 国籍、性別、年齢問わず世界のプロスポーツの中で以下の3つの代表チームは、世界中の人間から尊敬を受ける特別な存在だと考えています。

 1・セレソン・ブラジレイラ(サッカーブラジル代表)
 2・オールブラックス   (ラグビーニュージーランド代表)
 3・チームUSA     (バスケットボールアメリカ代表)

 恐らく僕の考えに異議を唱える方は少ないと思います。上記の3チームは実力、知名度共に世界中に認知されている上、各競技のアイコンと呼べる存在です。例えばブラジルを欠いたワールドカップは考えられませんし、世界中のバスケットファンは、チームUSAの選手達の活躍をテレビで見ているはずです。

 講談社現代新書から刊行されている「感動!ブラジルサッカー」という本があります。
 筆者の藤原清美さんは、外国人記者として唯一セレソンへの同行を許された方なのですが、第2章の「貧困とサッカー」の項目で、彼らと共に世界最貧国のひとつ、ハイチへ出向いた時の様子を記しています。

 ハイチでセレソンが受けた歓待は選手達の想像を大きく越えるもので、ハイチの人々の笑顔と熱狂的な声援の前に、選手達も藤原さんも泣いてしまったそうです。ワールドカップの優勝5回を数え、今も昔もサッカーの名手を生み続けるブラジルは、いつの時代もサッカーファンにとって憧れの国なのですね。

 ワールドカップ常連国のファンも、セレソンのレプリカジャージを着る事は大目に見られていると聞いた事があります。日本はファッションもしくは常連国への憧れとして、レプリカを着るファンが大勢いますが、常連国のファンがセレソンのジャージを着る事は、セレソンへの「畏敬の念」が込められていると思います。

 いつか日本代表も世界から尊敬の対象として見て貰えるようになって欲しいものです。そのためにはワールドカップの出場し続け、他国に日本のファンを増やさねばなりません
 ファンが増えればワールドカップで日本代表が受ける声援の量が格段に増えますし、普段と同じ感覚でワールドカップを戦える可能性が高まります。
 そのためには選手も僕たちも、手を休めている暇は無いということです。
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