時々無性に本を読みたくなる時期がやってくるんですが、最近またやってきました。
この前は一番の愛読書である「嵐が丘」を一気に読んでしまいました。
裕福な家の主人に拾われたジプシーのヒースクリフが、
その家のキャサリンに恋するもそれはかなわず、結局キャサリンは嫁ぎ先で死んでしまいます。
復讐の鬼と化したヒースクリフは周りの人間を次々と陥れ、酷い目に遭わせるんですが、
最後はほとんど自殺のような形で死んでしまうという何とも激しい物語です。
ヒースクリフは非常に陰険なやり方で周りの人を苦しめるんですが、
不思議なことに読んでいてあまり嫌な感じがしないんですね。
ヒースクリフが酷いことをすればするほど本人の苦しみが深くなっていくのが感じられて、
むしろ同情してしまうくらいです。
自分が同じような状況に追い込まれたら、
もしかすると彼と同じような行動を取ってしまうのではないか…とまで考えさせられてしまいます。
一見すると非現実的なヒースクリフの行動の中に、
人間ならば誰でも持っている「負」の側面を巧みに描き出していると言うんでしょうか。
このあたりは作者の技術を感じますね。
何回読んでも飽きないし、読むたびに新たな発見がある気がします。
こういうのを「名作」と言うんでしょうね~。
生きている間に出来るだけ多くの名作に出会いたいものです。
それでは。
この前は一番の愛読書である「嵐が丘」を一気に読んでしまいました。
裕福な家の主人に拾われたジプシーのヒースクリフが、
その家のキャサリンに恋するもそれはかなわず、結局キャサリンは嫁ぎ先で死んでしまいます。
復讐の鬼と化したヒースクリフは周りの人間を次々と陥れ、酷い目に遭わせるんですが、
最後はほとんど自殺のような形で死んでしまうという何とも激しい物語です。
ヒースクリフは非常に陰険なやり方で周りの人を苦しめるんですが、
不思議なことに読んでいてあまり嫌な感じがしないんですね。
ヒースクリフが酷いことをすればするほど本人の苦しみが深くなっていくのが感じられて、
むしろ同情してしまうくらいです。
自分が同じような状況に追い込まれたら、
もしかすると彼と同じような行動を取ってしまうのではないか…とまで考えさせられてしまいます。
一見すると非現実的なヒースクリフの行動の中に、
人間ならば誰でも持っている「負」の側面を巧みに描き出していると言うんでしょうか。
このあたりは作者の技術を感じますね。
何回読んでも飽きないし、読むたびに新たな発見がある気がします。
こういうのを「名作」と言うんでしょうね~。
生きている間に出来るだけ多くの名作に出会いたいものです。
それでは。