昨日のNHK「その時歴史が動いた」は上杉謙信でした(再放送ですが)。
「越後の龍」の異名をもつ戦国最強と言われた武将です。
しかし戦が強い以上にその生き方がカッコイイんですね。
私利私欲では無く「義」を第一に考え、領土拡大にはほとんど興味を示さなかったと言います。
関東管領という役柄もあったわけですが、実際彼の戦は他国のもめ事解決みたいなものが大半でした。
中国の春秋時代の覇者のような感じでしょうか。
領土拡大に異常なまでの執念を見せた武田信玄とは対照的ですね。
そんな二人の川中島での死闘は想像するだけでワクワクしてしまいます。
信長も謙信だけは恐れていたようですね。
信長の野望を打破すべく上洛するわけですが、残念ながら途中で病死してしまいます。
あと一歩のところで病に倒れてしまったのはライバル・信玄と全く同じ最期ですね。
つくづく信長さんは運がいい…
謙信については謎の部分が多く、女性であったという説さえあります。
確かにあの時代に当主が生涯結婚しなかったというのは不自然ですよね。
そのせいで泥沼の後継ぎ争いが起こってしまったわけですし。
他にも様々な逸話が残っていて、謙信が常人からはかなりかけ離れた人物だったことが伺えます。
大河ドラマではGacktさんがどんな謙信を演じてくれるのか、ちょっと楽しみです。
歴史に「たられば」は禁物ですが、謙信がもう少し長生きしていたら…
どうなっていたでしょうか?
天下統一はちょっと厳しかったんじゃないかという気もしますけどね。
謙信の生き方からは学ぶことが多々ありますし、
これからも戦国時代のシンボルとして語り継がれていくことでしょう。
それでは。