前回に引き続いて、今日は、不況期の経営者の戦い方についての教え、第二弾です。
幸福の科学の大川隆法先生は、『日本の繁栄は、絶対に揺るがない』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
不況の時代ではありますが、どうか、不況のせいで自分の会社が潰れようとしているとは思わないでください。
今、日本に必要なのは、「強い企業家精神」です。アイデアも必要ですが、単なる発明だけでは駄目で、そのアイデアをグループで研究し、組織化し、押し広げていこうとする努力が必要です。企業家精神を発揮して、事業を大きなものにしていこうと、強く願うことです。そうであってこそ、危機を突破できるのです。
また、「教育投資」も大事です。今こそ、投資すべき人材を選別して教育するとともに、経営者自身も自らに教育投資をすることが大切です。
さらにマクロの面から言うならば、政府はケインズ経済学の間違いに気づくべきだと思います。
ケインズ経済学では、「恐慌のときには、ピラミッドを造ったり、ただ穴を掘って埋めたりするだけであっても、雇用を生めば景気は良くなる」ということを説いています。先の大恐慌の際にとられたニュー・ディール政策などでは、ある程度、役に立ったかもしれませんが、これはやはり“緊急避難の経済学”です。
モルヒネなどの麻薬を打ち続けているようなものであり、常時行ったら、当然、国力が弱っていきます。日本も、戦後ずっと、こうした経済学に基づいた政策を続けてきたのであれば、そろそろ考え方を改めるべき時です。
「大きな公共投資をすれば好況になる」という考えは間違いです。そうではなく、「旺盛な企業家精神を持って、売り上げを伸ばし、利益を伸ばして、会社を発展させる」ということに力を注ぐ人たちを、数多くつくるべく鼓舞しなければなりません。そういう社会に変えていかなければならないのです。
どうか、「勇気」と「チャレンジ精神」と「希望」を持って、努力していただきたいと思います。
(116~120ページ)
日本の国力は、まだまだ強く底堅い。不況のせいで自分の会社が潰れようとしているとは思わないこと。
企業家精神を発揮して、事業を大きなものにしていこうと強く願うことで、危機を突破できる。
「勇気」と「チャレンジ精神」と「希望」を持って、努力してほしい──。
大川隆法先生は、経営者に対して、少々厳しいですが、しかし、とても前向きで力強いメッセージを発してくださっています。
本書は、2009年に刊行された書籍です。
でも、11年たってはいても、まさに今、コロナ不況に直面している経営者のみなさまの心に響く、普遍的なお教えではないでしょうか。
一人でも多くのみなさまが、このお言葉に力を得て、この苦境を見事に乗り切って行かれることを、心より私は祈念しているのです。
|
『日本の繁栄は、絶対に揺るがない』
大川隆法著 |
(↓ 更新の励みに、ブログランキングに参加しています。このアイコンを毎日1クリックすることで、応援していただけたらうれしいです!)