あの人がやっぱり、うらやましいんだよね。頭いいし、美人だし、彼氏はかっこいいし。自分はって思うと、納得できないな? なーんて悩みもってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『永遠の仏陀』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
人には、それぞれ、
自然なる生き方というものがある。
自然体の人生というものがある。
そのなかに生きてこそ、
幸福に、伸びやかに、日々を過ごすことができるのだ。
それぞれの人に、それぞれの中道がある。
その中道を見いだすことこそ、
大切なことであるのだ。
この中道から外れる生き方を起こさせるものに、
他の者への嫉妬心がある。
この嫉妬は、嫉妬する心は、
決しておまえたちを幸福にすることはない。
このことを知らねばならぬ。
嫉妬は、毒牙を持った一匹の蛇である。
この蛇が、心のなかに忍び込むや、
おまえたちは夜も眠れなくなる。
常に、他の人間がうらやましくて、
その心、落ち着く時がない。
心せよ。
かくのごとき毒蛇を、みずからの内に引き入れてはならぬ。
嫉妬は、その芽のうちに摘んでしまわねばならない。
嫉妬の芽を摘むための考え方は、
これは、他の人に対する公平な評価にあると言ってよいだろう。
自分も、他人も、はるかなる昔に、
仏の子として、人間の生命を得た者であるが、
その時より、今日に至るまで、
幾千回、幾万回、
あるいは、それ以上の転生輪廻を重ねてきたのだ。
それだけ多くの回数を、地上生活者として送ってきたのだ。
ある者は、他の人々の幸福のために生き、
ある者は、他の人々を多く害して生きてきた。
その両者が、もし同じ扱いを受けるとするならば、
仏の創った世界は、
なんと不公平に満ち満ちていることであろうか。
やはり、それだけ多くの転生を経てきて、
人間には、
それぞれの魂の器というものが、
でき上がってきているのだ。
そうして、転生の過程を経てかたちづくられたる、
魂の器というものを認めない考えは、
これは、他人の努力を認めない考え方であり、
暴君のような、暗い心に支配されていると言わざるをえない。
(71~75ページ)
「嫉妬は、毒牙を持った一匹の蛇である」。
この毒蛇をみずからの内に引き入れず、その芽を摘むためには、他の人に対する公平な評価をしていくこと──。
私たち人間の魂は、実は数えきれないほどの転生輪廻を重ねてきた存在であるわけです。
それを知ったときに、その長い長いプロセスで、どういう努力をしてきたかによって、今のあの人があり、今の自分があるってことを考えることができます。
この大宇宙のすべてのものごとには「原因結果の法則」が適用されているのだから、その結果はむしろ公平であることが理解できます。
だとすれば、私たちが自分自身の力で未来を切り拓いていくためには、他の人々の幸福のために愛あふれる生き方を、これから始めていけばいいってことだと私は理解しているのです。
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『永遠の仏陀』
大川隆法著 |
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