JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

セシル・テーラーを何枚持っていますか?  THE COMPLETE NAT HENTOFF SESSIONS / CECIL TAYLOR

2015-11-11 21:45:34 | 聞いてますCDいいと思う


セシル・テーラーのアルバムを何枚もっていますか?この質問は若い人には関係ないけれど、ある程度、歳のいったジャズ・ファンにはジャズ・はまり度を表すものかもしれません。かくいう私はあまり持っていません。ブルーノートから出た「Unit Structures」と「Conquistador!」これは当時必聴のアルバムだったからで、あとはその後BYGから発売された今ならちょっと珍しい1966年録音の「CECIL TAYLOR」というアルバムで3枚、CDの時代になってからは買っていません。
1960年代の後半から、聞く方向が変わっていったわけで、例えば私はアルコールは何でもいただきますが、白酒はほとんどいただきませんと言う感じです。



ところが昼休みに久しぶりに中古屋さんに行ったときに知らないアルバムを見つけました。それが「THE COMPLETE NAT HENTOFF SESSIONS」と言うアルバム、Candid レーベルの『The World of Cecil Taylor』『New York City R& B』『Air』『Cell Walk for Celeste』そして、57年のニューポートでの音源をボーナストラックに収録した4枚組のアルバムだそうです。
そんなことはわからないので、ヘェ~、セシル・テーラーの古い録音が4枚組であるのんだ。これって初めて知った。(アンテナ出してないから当たり前だけど)



そのお値段が1,550円で、当時の価値観と知らないアルバムがこの値段、普段なら買わないけれどこれが即買いになりました。
まさに刺激的なアルバムで、ずっと離れていた強烈なお酒をガブッと飲むよう感じです。
まずは1957年のニューポートのボーナストラックから聞くことにしました。こちらはビックバンドに近い感じです。






次に1960年と61年に録音されたアルバム、何と朝の通勤に聞きだしました。アルバム4枚でほぼ5時間、いえでゆっくりなど聞いていられません。と言うことでこれほど刺激的な出勤は久しぶり、会社について「やるか!」みたいな(実はオーバー)、結構冷静に面白く聞きだしました。
アーチー・シェップが吹いている“Air”と言う曲、古いアルバムではTAKE5,9,21,24になっていますが、この4枚組ではTAKE5,9,21,28,29となっています。研究家じゃないからわからないけれど違う演奏なのでしょうか。どちらにしてもTAKE29とは。
もちろん会社まで道のりではCDが一枚、帰り道にもう一枚、思ったよりかすんなりと、時間の落差ものりこえて楽しめました。
同じ曲が多いので1曲ごとに楽しむとも違いますが、曲の違いではテーラーのアプローチはもちろん違うわけでその巾があることに改めて納得した次第でした。
3枚聞いて後一枚は明日の出勤時ということで、明日も刺激的な仕事ができそうです。

現在86才、体調もすぐれず来日も取り消しになったテーラーですが、一つのスタイルを作ったことには間違いがありませんね。
なんかこのめぐりあわせもJAZZ神の手廻しかもしれません。

と言うことでセシル・テーラーのアルバムを7枚持っています。


THE COMPLETE NAT HENTOFF SESSIONS / CECIL TAYLOR

On CD One & CD Two, 1-6:ARCHIE SHEPP tenor sax (on “Air” and “Lazy Afternoon” only) CECIL TAYLOR piano BUELL NEIDLINGER bass DENNIS CHARLES drums SUNNY MURRAY drums (replaces Charles on CD One, 2-3, only) New York, October 12 & 13, 1960.
On CD Two, 7-10 & CD Three, 1-4:Same personnel as above. DENNIS CHARLES (drums) on all tracks. CECIL TAYLOR plays celeste on CD Three, 1-3. ARCHIE SHEPP out on CD Two, 9-10.
New York, January 9, 1961.
On CD Three, 5-8 & CD Four, 1-3:CLARK TERRY, trumpet ROSWELL RUDD, trombone STEVE LACY, soprano sax ARCHIE SHEPP, tenor sax CHARLES DAVIS, baritone sax CECIL TAYLOR, piano BUELL NEIDLINGER, bass BILLY HIGGINS, drums New York, January 10, 1961.
Note: “Cindy’s Main Mood” and “O.P.” [tk2] are trio performances by Taylor, Neidlinger & Higgins. Higgins also plays tympani on “O.P.”
*BONUS TRACKS:
Disc Four, 4-6: Ted Curson (tp on 6 only), Roswell Rudd (tb on 6 only), Jimmy Lyons (as), Archie Shepp (ts), Cecil Taylor (p), Henry Grimes (b), Sunny Murray (d), Gil Evans (cond).
Englewood Cliffs, N.J., October 10, 1961.
Disc Four, 7-9: Steve Lacy (sop), Cecil Taylor (p), Buell Neidlinger (b), Dennis Charles (d). Newport Jazz Festival, Newport, Rhode Island, afternoon, July 6, 1957


Disk 1 von 4
1 Air (Take 5)
2 Number one (Take 1)
3 Number one (Take 3)
4 This nearly was mine
5 Air (Take 9)
6 E. B. (Take 2)

Disk 2 von 4
1 Lazy afternoon
2 Air (Take 21)
3 Air (Take 28)
4 Air (Take 29)
5 Port of call (Take 2)
6 Port of call (Take 3)
7 Davis (Take 1)
8 Davis (Take 3)
9 O. P. (Take 1)
10 I forgot

Disk 3 von 4
1 Cell walk for Celeste (Take 1)
2 Cell walk for Celeste (Take 3)
3 Cell walk for Celeste (Take 8)
4 SECTION C
5 Jumpin' Punkins
6 Things ain't what they used to be (Take 1)
7 Things ain't what they used to be (Take 3)
8 Cindy's Main Mood

Disk 4 von 4
1 Jumpin' punkins (Take 5)
2 Jumpin' punkins (Take 6)
3 O. P. (Take 2)
4 Pots
5 Bulbs
6 Mixed
7 Johnny came lately
8 Nona's Blues
9 TUNE
コメント
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