JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

平日にサプライズ

2015-11-20 21:58:41 | その他
最近はお休みの日に仕事をしようとすると代わりにいつ休むのか決める様になっていて、平日のコンサートなんかの時に自由席に並ぶのにとてもいい。
チェロのお稽古が平日の夜になったので翌日をお休みにしました。(ついにバッハのメヌエット3番が合格、2ヶ月かかってしまった)
せっかく休むのだからとオクサンと美術館に行くことにしました。

行ったのは藤田嗣治展、平日だけれど結構うれしい驚きが続きます。まずは前日チェロの練習から帰るとオクサンが美術館の後はランチのお店が決まったと嬉しそう。
一度連れて行ってあげたいと思う店だけれど、いつも予約いっぱいで絶対取れないお店をキャンセル待ちリストしていたら、この日に2名空きが出来たと連絡あったそうです。
オクサンも行くのは2年ぶりぐらい、お店も新しいところに移っているそうです。

藤田嗣治の方は戦時中の絵が多くあり、なんだかな~と思うところもありましたが、なぜこのような絵を描いたのか解ったような気がしてこれは良かった。




美術館の後は移動してお昼のお店に、そのお店がなかなか見つかりません。ちょっとわかりづらい看板で地下5分ぐらい予約時間におくれました。
階段をおりると普通のオフィスみたいな入口です。ただでさえ予約できないのに、これ以上予約が増えてもいけないので店名は秘密にします。



店に入ると受付がこんな感じで、しばし待ちます。



そして案内された席がこちら、オープンキッチンをコの字に石のカウンターが囲って、ゆったりと16人ぐらいが座っています。



さてここからは驚きの連続です。こんなに驚いたフレンチは初めてです。音楽じゃないけれど、料理一つ一つにタイトルをつけて出てきます。



「投影」というタイトルでまず出てきたのがこれ、これで度肝をぬかれます。いったいなんだというとさつまいも、それもただのさつまいもではありません。



まさかフレンチに焼き芋がでるわけがない、驚きのさつまいもです。



さつまいものムースの紅イモのニッキョで包んで焼いたものだそうで、食べている途中で写真に撮らないと解りません。



次が「要素」というたいとるで素材は牛、経生牛の肉のカルパッチョだそうですが、熟せさせて乾燥させて味を凝縮させているそうで、実に下にあるソースと、上にかけた濃厚なコンソメスープとぴったり、手前にあるのはなんとアップルのジェラードでこの甘さも絶妙に絡みます。



こっちも驚きの酒粕を練り込んだパン、お皿のソースをからめて、お皿が洗ったようにしてしまいました。



次が「コントラスト」素材はフォアグラです。フォアグラはムースにしてそれをシフォン・ケーキの上に間にはレモンのムース、上にかかっているのは栗、想像がつくでしょうか。



次がこれ、「ヘテロ」というタイトルでなんだかは見た目ではまるで解らない。



前から見ても後ろから見ても解らない。これが牡蠣。まず白く見えるのがレモンのスフレ、液体窒素で冷たくしてある、緑色はおかひじき、これで包んで素材をあげてあります。
ただ牡蠣を包んでいるのでなく、いっしょに下記のエキスを冷凍したものが入っていて、いろんな触感、温度をいっぺんにいただくそうでそれで「ヘテロ」



熱い下記のスープがついていて、どの段階で飲むかも考えるのだそうです。



次がこの塊肉でタイトルが「分かち合う」だそうで、千葉産の豚肉の固まり、皮をカリカリになるように、お肉は逆にやわらかい。



切り分けて出で来るから「分かち合う」あれが来るなと解ります。



付け合せはオニオンだけれど、中にはスクランブルした卵料理がはいっています。ここでメインが終わり跡がデザート。



「艶めかしさ」は切らないとわからないから食べてる途中の写真、黒糖がテーマで黒糖のゴーフルをつくり中はいちじくのお菓子



もう一つが「お似合い」でモツァレラのケーキ、しろいのはやはりレモンのスフレ



食後は私は日本茶、見た目も美しく、味わいを替えて2煎いただいてこれで終わりですが、木の箱が運ばれてきました。



特別な日だそうでと言ってメッセージ付、アレッと驚きましたが、そういえばちょっと前になりますが、アニバーサリーだったのを思い出ししました。
会計し帰るときにはシェフがちゃんとでてきてくれて、これもこのお店のお約束、お店の外までお送りいただいて、私たちが見えなくなるまで送っていただきました。
いろいろなところにいっているオクサンですが、ここが一番と言い切る星付レストランでした。




ついでにもう少し驚いておくと美術館にあった映画のフライヤー、藤田嗣治を題材にしたそのまま「FUJITA」という映画です。
主演がオダギリジョーが藤田のそっくり、このフライヤーに最初にかいた戦争協力画のことを映画の監督をした小栗康平が書いてありました。

「これをねじれととるか、したたかさととるか。フジタは一筋縄では捉えられる画家ではない」

美術館でじっくりみると答えが解ったような気になります。行ったレストランのヒントを一寸、帰りがけに一寸歩いてて見に行ったけれど、こちらはまだ早かった。






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