JAZZ最中

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日本においで / Bozilo Live

2010-03-30 21:17:46 | 聞いてますCDいいと思う


Bojan Zのアルバム「ゼノフォーニア」がとても面白いと思っていましたし、LABEL BLUEからのアルバムでJulien Lourauも結構良いと思っていました。
そこにドラムスKarim Ziadを入れたトリオはどうやら一緒に活動しているみたいで、このアルバムも2008年の二つのコンサートをまとめたアルバムのようです。
Julien Lourauについてはこちらに記事にしました。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20080405

ピアノとドラムスそれにJulienのサックスというトリオ演奏ですが、どの奏者も癖が充分、しっかりとねっとりと演奏してくれます。
2008年録音で今年リリースされたアルバムです。

1曲目、おとなしくというか押さえが効いた、うねるテーマをジュリアンが吹き始めると、そこにあわせるボヤンのピアノはシャープなライン、そしてリズムは正確に2人をあわせるように刻みます。まずは顔合わせのような1曲目です。
2曲目、はtradをボヤンのアレンジ、ボヤンの重たいピアノから、ジュリアンのバルカン地方のメロディでしょうか、ソプラノが民族意識を呼び起こすようにフレーズして、そのあとボヤンのピアノはなかなか、この人ももっと出てきて良いピアニストです。
3曲目ではテナーのソロから、これが柔らかい音で、この人上手いですね、これもバルカン旋律、そういえばボヤンのアルバムもバルカン地域の音楽がとても強く映されていました。
このアルバムBoziloというこのグループのライブ盤のようで、日本にはとても来ないでしょうが、面白いセッティングのグループです。
フランスで今年リリースしたものですが、このようなアルバムでることフランスって独自性があります。
4曲目はドラムスのKarim Ziadの曲、素晴らしい民族的リズム、それに見事にソプラノ・サックスがメロディを載せていく、このトリオベースがいないのですが、きちんとしたベース音はボヤンのフェンダーの使い方なのでしょう、トリオとは思えない重厚なサウンドです。
ドラムスのKarim Ziadのプレーがとても魅力的に展開します。
5曲めからが別会場のライブ、生ピアノに加わるベース音は誰が出しているのでしょうか?
アコーステックなウエザーを思わせるサウンドを作っているところありで、そこらへんで私はとても揺れだすのです。
6曲目がたぶんバルカンのトラッドで、リズムが強力、ソプラノが最後に自由に吹くフレーズは押さえはいらない、ぴったりとはまった演奏、拍手を入れない訳には行きません。
7曲目はジュリアンの少しニュー・ジャズ・フレーズで始まる曲、ところがソプラノは切りさく様に民族的なフレーズ、ボヤンのピアノが凄いソロをとってまとめます
このアルバムは、ボヤンの人気をもってしても日本の市場には、なかなかならばないでしょうね。

Bozilo Live

Bojan Z    piano
Karim Ziad drams
Julien Lourau sax

1 Ulaz BoZiLo
2 Ederlezi BoZiLo
3 Un demi porc et deux caisses de bière
4 Ifrika
5 Algeric
6 Jakjuka
7





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2 コメント

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Unknown (めがねねがね)
2010-03-30 22:24:20
めがねめね帰りました
Bojan Z 知らなかったので Xenophonia 注文しました。
フランスのJazz結構おもしろいですね♪

あ、Chat Noir 届きましたよ~~♪♪♪
返信する
出会うでしょう (monaka)
2010-03-31 21:05:13
めがねめがねさん、こんにちはmonakaです。
Xenophoniaはちょっと癖ありますが、とてもよく作っているアルバムです。
国内市場でうごめいている私はChat Noirの新らしいアルバムにまだ出会いませんが、もう少し待てば出会えるでしょう。
海外調達そろそろ考えなければいけないのでしょうかね。
返信する

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