JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

また手を出してしまった TANGO NUEVO / G・MULLIGAN A・PIAZZOLLA

2007-02-28 21:27:27 | 聞いたけどCDどちらでも
なぜかわからないけど、JAZZマンの名前でアルバムタイトルにTANGOとかかれているとつい買ってしまう。中古屋さんで見ているとこのアルバムがありました。ピアソラの曲は好きだし、マリガンだし、バリトンとタンゴおもしろそうと拾いました。
1974年、イタリアに移住したピアソラがミラノで録音したアルバムです。
タイトルは“TANGO NUEVO”となっておりますが、SUMMITというタイトルでもでたみたいです。2人の名が両方書かれていてどちらがリーダーかは不明です。
1曲をのぞき7曲がピアソラの曲で、アレンジもしているようなのでマリガンがピアソラのグループに入って演奏したのでしょう。聴いていてもその感じです。
1曲目“20 YEARS AGO”バリトンの響きが哀愁を誘ういい雰囲気です。2曲目“CLOSE YOUR EYES AND LISTEN”もストリングスのきれいなハーモニーから始まり、深く弾いバリトンのテーマにバンドネオンが絡んでいくこれも哀愁を帯びた曲。3曲目のバリトンのテーマもなかなかとほくそ笑んでいたのですが、この曲の後半からちょっとおかしい。曲が進むにつれて、サイレント映画の伴奏楽団みたいに聞こえているのです。辯士の後ろで流れる音楽みたいです。なんでだ、なんでだと聴いてみるとリズム、それもドラムスが何ともチョット。タンゴでもなく、ましてJAZZではなく、何ともばたくさいロック調なのです。
ドラマーはJAZZマンなので、ピアソラの編曲のせいでしょうか。
1~3曲目ぐらいまでは目立たない。それがドラムスが入るとタンゴのリズムに、プラスロック調アクセントというリズムがジャカジャカで入ります。そうなるとバリトンの音色も重い感じがなくなってしまうのでした。5曲目から後はそんな曲が続くので、最後には萎えてしまいました。

  TANGO NUEVO / GERRY MULLIGAN ASTOR PIAZZOLLA

Gerry Mulligan baritone sax
Astor Piazzolla bandoneone
Angel Pocho Gatti piano Fender Rhodes
Tullio De Piscopo drums
Giuseppe Prestipino electric bass
Alberto Baldan marinba
Gianni Zilippi marinba
Filippo Dacco electric guitar
DE Filippi electric guitar
violin, viola,cello

1 20 YEARS AGO
2 CLOSE YOUR EYES AND LISTEN
3 YEARS OF SOLITUDE
4 DEUS XANGO
5 20 YEARS AFTER
6 AIRE DE BUENOS AIRES
7 REMINISCENCE
8 SUMMIT


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 時のキルト  Time Control ... | トップ | 驚けない私 THOU SWELL / ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

聞いたけどCDどちらでも」カテゴリの最新記事