
チャールス・ロイドの新しいアルバムはクインテットとせずにmarvelsというバンド名にして、これは参加したビルフリへの敬意だろう。共演で意気投合したと言われるように、ビルフリとの双頭バンドのようなと言うよりかいつものビルフリ・バンドのようなアルバムです。
出だしがボブ・デュランのフォーク・ロックのような感じのサウンドで、始まるサウンドはビルフリが複録の2ギターでカントリーの穏便な雰囲気を作っている。2曲目が古いロイドの曲で、5曲目のロイドの曲も50年も前に聞いた曲。
3曲目も懐かしいメロディだし、4曲目“シェナンドー”など、まさにチャールス・ロイドだから許されるようなサウンドつくり、お休みの午後に聞きだしたら、なんとも気持ちよく安らげる。
7曲目のウイリー・ネルソンも9曲目のノラ・ジョーンズもサウンドの中に見事にはめこまれていてい、ロイドが久しぶりに楽しいってアルバムを作ってくれました。
これはまる人ははまるアルバムです。
I LONG TO SEE YOU / charles lloyd & marvels
Charles Lloyd (ts,fl)
Bill Frisell (g)
Greg Leisz (pedal steel)
Reuben Rogers (b)
Eric Harland (ds)
01. Masters Of War (Bob Dylan)
02. Of Course, Of Course
03. La Llorona (Traditional)
04. Shenandoah (Traditional)
05. Sombrero Sam
06. All My Trials (Traditional)
07. Last Night I Had the Strangest Dream feat. Willie Nelson (Ed McCurdy)
08. Abide With Me (Traditional)
09. You Are So Beautiful feat. Norah Jones (Billy Preston & Bruce Fisher)
10. Barche Lamsel
ここのところ,Charles Lloydのいい聞き手ではなかった私ですが,このアルバムには心底まいりました。この編成がよかったってこともありますが,ゆったりしたトーンと,ビートを感じさせる曲のバランスもよいだけでなく,Charles Lloydの考えていることが明確に表れているような気がしました。プロデュースの勝利とも言えますが,老いてますます盛んとはLloydのことですね。
本当に素晴らしいアルバムだと思います。ということで,こちらからもTBさせて頂きます。
AppleMusicでも楽しめるのですが、これは予約で買っていました。
ロイドはいつもメンバーにその時代の匂いを感じさせるのですが、今回も見事にハマっているとおもいました。
こういう音楽で共感できて幸せです。
この年になってくると、何ともくすぐられるアルバムですね。
それにしてもpedal steelが参加していたのですね。
完全の勘違い、でもいいか。
この歳になると、こんなサウンドが和みますね。
ペダル・スチールが入っているのを聞き違いしましたが、面倒なので本文直しません。確かにこの人が効いている。